身体を大きくする食事

いつも心に一曲のデスメタルを。どうもサイコ田中です。

今でこそ初対面の人にさえ「何かスポーツやってますか」と尋ねられるほど身体が出来上がった私ですが、

実は元々食が細く、病気を疑われるほどガリガリに痩せていました。

今日はそんな私が1年未満という短期間で体重を10キロ以上増やした食事法を紹介したいと思います。

念のため断っておきますが、あくまで体脂肪率を低く保ったまま(ほとんど筋肉の比重だけで)体重を増やすという意味です。

ただ太りたいだけの人は、せっせと油ものやお菓子を食べ、コーラを飲みましょう。手っ取り早く太れますよ。


プロテインやサプリは気休め

痩せていた頃の私の一番致命的な勘違いは、

とにかくプロテインとサプリメントを摂っていれば身体が出来るという思い込みでした。

残念ながらプロテインもサプリメントもあくまで栄養補助食品であり、主食の役割を担うものではありません。

身体を作るために必要な栄養は結局のところ、普段の食事から拾ってくるしかないのです。

そしてもっと極端な言い回しをすれば、とにかく量を食べるしかないということです。

本気で体重を増やしたければ、一日5回から6回、大体3時間ごとに何らかのたんぱく質と炭水化物を口にする必要があります。

ですがこれは私のように食が細い人や、時間が無い社会人にとっては現実的とは言えません。

そうした問題を解決するために存在するのが、プロテインです。

プロテインは手軽に用意できて、お腹にも溜まりません。一日に3回も間食として摂取していれば、十分なたんぱく質を補給できるでしょう。

しかし身体を大きくするのに必要な栄養は、たんぱく質だけではありません。様々なビタミン、ミネラルも一緒に摂らなければ筋肉は成長しません。

プロテインはあくまでトレーニング後や起床直後など、

まとまった食事を取るのが難しい状態でたんぱく質を補給するためのいわば「保険」に過ぎません。

サプリメントも足りない栄養を補うためのもので、それさえ飲んでいれば大丈夫というものではないので注意が必要です。

粉や錠剤で作られた身体は結局のところ、「それなり」にしかならないのです。

 


身体を大きくする食べ物

それでは実際に私が体重を増やすために積極的に食べていた食品を、オススメの食べ方と一緒に紹介したいと思います。

ここで紹介したメニューを参考に、ご自身が食べやすいと思うアレンジメニューを探ってみましょう。自分だけの得意料理が見つかるかもしれませんよ。

 

パスタ

パスタは、様々な種類と調理法のバリエーションが魅力の炭水化物です。

典型的なスパゲティからマカロニまで、色々な形状やサイズがあり、

ソースを変えるだけで全く別の料理になるのが特徴です。

量を食べるのが苦しくても、スープパスタのようにあっさりとした調理法にも対応していますし、サラダに混ぜるというオプションもあります。

GI値が極めて低いため、ご飯やパンを食べるよりも余分な脂肪がつきにくく、締まった身体が手に入ります。

 

私がよく食べるのは、卵かけご飯ならぬ、「卵かけパスタ」です。

作り方はいたって簡単。

好きな形と量のパスタを茹でたら、深めの器に盛り、生卵を2つから3つ落とすだけです。

あとは醤油やポン酢、ソースなど、お好きな調味料で絡めてかき込めば、

一気にたんぱく質と炭水化物を大量摂取できるという合理性の塊のような食べ方です。

こってりしたソースに絡んだパスタを頬張るのは苦痛という方も、

この方法なら卵が潤滑剤のような役割を果たすので、つるつると平らげることが出来るはずです。

私のオススメは、少し細めのスパゲティに卵2つ、きざみ海苔をまぶして、醤油をかけていただくというレシピです。

「今日はたんぱく質が足りてないな」と思ったら、

ここにツナ缶と茹でたブロッコリーをプラスすれば、和風しょうゆ味のツナサラダに変身します。

 

とにかくパスタの魅力は色々な食べ方を試せることですから、料理が苦手という人も茹でたパスタに色々な調味料や缶詰をトッピングして、

自分だけのアレンジレシピを見つけてみてください。食事がただの作業ではなく、楽しい時間になりますよ。

 

鶏胸肉

いわずと知れた鶏の胸肉です。

とにかくコストパフォーマンスに優れ、脂肪分が少ないことが魅力のたんぱく質です。

調理法は様々ですが、せっかく脂肪分が少ないのですから余計な油は使いたくありません。

茹でるのが最も理想的だと思われます。

私の場合、とにかく時間が無い多忙な生活を送っていた時期は、パスタと胸肉を同じ鍋で茹でていました。

パスタが適度に鶏肉のダシを吸うので風味がよくなり、時短にもなるという節約調理です。(色々とガサツなだけのような気もしますが)

 

ただ茹でて食べるだけでは味気ないので、軽くレモンを絞ったり、粉末のカレー粉をまぶすと味の印象が大きく変わります。

また寒い季節は適当に切った野菜と一緒に煮込んで固形コンソメで味を調えれば、栄養満点のポトフが出来上がります。

思い切ってカレーやシチューに丸ごと入れてしまうのも面白いですね。

 

フルーツジュース(スムージー)

女子力の高いサイコ野郎はスムージーを飲む……のではなく、

私はあくまで筋肉のためにフルーツジュースや野菜ジュースを飲んでいます。

筋トレ後にある程度の糖分を摂取すると、筋肉の回復を促す効果が期待できます。

どら焼きなどのスイーツが好ましいのですが、筋トレ直後に食べるのはちょっと苦しいですよね。

そんなときは、手っ取り早くジュースやスムージーを飲んでしまいましょう。

野菜や果物は食物繊維やビタミンが豊富に含まれており、

特にリンゴやオレンジは代謝を改善し余分な脂質の吸収を抑える成分が含まれるためダイエットにも効果的です。

もちろん糖質には違いないので摂取量には注意が必要ですが、

糖尿病や心筋梗塞のリスクは野菜と果物を十分にとっていればある程度抑えられるという研究結果も確認されているため、あまり深刻に考える必要はなさそうです。

 

ちなみに私のオススメは、ミキサーを使って作る「オリジナルスムージー」です。

作り方はいたって簡単、自分が好きな野菜や果物を適度にカットしてミキサーに投入。以上です。本当に簡単ですね。

バナナを多めにするとややまったりとした印象になり、リンゴやオレンジをベースに作ると甘くてサラサラしたジュースが出来ます。

お好みで豆乳やヨーグルト、プロテインを混ぜてもいいですし、蜂蜜や甘酒で味を調えると、全く別のスイーツに仕上がります。

暑い季節は氷を少し混ぜると、のど越しのいいシェイクにもなります。


食事はきちんと三食バランスよく

ここまで、身体を大きくするのにオススメの食品を3つ紹介してきましたが、

結局のところ食事は毎日三回から四回、バランスよく食べるのが一番です。

好き嫌いせずに色々なものを食べることで、身体の成長に必要な栄養は満遍なく吸収されていきますし、何より飽きません。

決まったものをストイックに食べ続けるのもいいですが、

たまにはジャンクなものや甘いものも食べたりして、気分転換することも大切です。

たんぱく質も、肉以外に魚介や豆腐、ナッツ類など様々なものから摂取できます。

一つのものを漫然と取り入れるのではなく、様々な組み合わせや調理法で、賢く美味しく、そして楽しく栄養を摂れるよう心がけましょう。

そして好きな食べ物やレシピが見つかったら、それらを軸にPFCバランスやGI値、アミノ酸スコアを考慮したより高度な調整にも取り組んでみましょう。

身体の変化が実感できると、食事を管理するのがもっと楽しくなりますよ。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

格闘技は現代の子供たちを救えるか

いつも心に1kgのダンベルを。どうもサイコ田中です。

ここ10年ほどで日本の犯罪件数は緩やかに減少しつつありますが、

子供が犠牲になる痛ましい事件は後を絶ちません。

また学校でのいじめが原因の自殺や傷害事件も、

報道されていないものを含めるとかなりの数に上ると思われます。

この記事では少子化と情報化が急速に進む現代において、

子供たちが自分や自分の友達を守るために何を学ぶべきなのか、私なりの考えを述べたいと思います。


複雑化する子供たちのコミュニティ

情報化の加速に伴い、我々社会人のみならず子供たちの生活もより複雑な構造を持ち始めています。

私の子供時代は当然携帯電話などはありませんでしたし、持たされることもありませんでした。

家と学校、習い事と友達づきあい程度の狭いコミュニティにしか属さず、その生活は至って単純で平凡なものでした。

しかし現代の子供たちは携帯電話の所有が当たり前になり、メール機能を使ったコミュニケーション以外にも、

SNSやゲーム、動画投稿サイトなど、あらゆるコミュニケーションツールの活用と馴致が当たり前のように要求されています。

勉強と部活だけでも疲弊しているはずなのに、習い事や塾、アルバイトなどもこなしながら、

いつやってくるのかわからない友人や知人、顔も知らない相手からのメッセージに一喜一憂するというのは、

充実しているようですが、少々ストレスが多すぎるようにも感じられます。

様々な方面での強いストレスにさらされながら生きる現代の子供たちには、

どこにでも息抜きの機会や救いの場があるようで、実は与えられていないのです。

その証拠に、特に理由も無く自ら命を絶ったり、

突如凶行に走る優等生や「普通の子」という不可解な報道は増加の一途をたどっています。

かといって、彼らから携帯電話やパソコンを取り上げるわけには行きません。

彼らはそれらの情報端末を通して繋がることで非常に微妙な人間関係を維持し、立ち居地を保っているので、

今更メールもLINEも用いないコミュニケーションなど考えられないでしょう。

たとえそうしたツールに首を絞められつつあることに気づいていたとしても、

彼らは自分の学生生活を守るために「降りる」という選択が出来ません。

良くも悪くも子供たちは、

今まで以上に自分で自分のことを守る責任と義務を果たすことを求められつつあるように感じられます。

ではこの時代に子供たちにとって必要な自分を守るための手段とは何なのでしょうか。


格闘技によって子供たちは救われるか

「強い子になってほしい」と願って子供に格闘技を習わせるという方は多いと思いますが、

管理人個人の意見としては、その考えはあまり好ましくないと思っています。

格闘技を習えば確かにいざという時役に立つでしょうし、本人も自信に満ちた楽しい学生生活を送れるかもしれませんが、

都合のいいことばかりではないのも事実です。

子供が格闘技を習う上でどのような問題があるのかを見ていきましょう。

 

歪んだ思想や認識を育む危険性がある

子供を受け入れている(少年部がある)道場やジムのほとんどは、礼儀作法や理念の教育に力を注いでいます。

それは言うまでも無く、子供が間違った力の使い方をしないよう、

つまり暴力を正当化しないための指導です。

ですがそれらはいつも正しく機能するかというと、そうはいかないのが現実です。

例えば管理人自身、小学生の頃にフルコンタクト空手を習っていて、道場では口酸っぱく「道場の外で空手の技を使うな」と言われていましたが、

喧嘩のときは普通に空手の技を使っていました。確かに良くないことですが、これにはちゃんと理由があります。

子供は吸収が早いので本気で強くなりたいと願って練習に打ち込むと、短期間のうちにどんどん高度な技術を身に付けていきます。

しかしその過程で、必ず付きまとうのが反復練習です。

ルールを決めて、「相手がこう動いたら、こう返す」という動きをひたすら繰り返します。空手では約束組み手などという練習方法です。

言うまでも無く、これが染み付いてしまえばそれは道場の外、学校で殴り合いの喧嘩に巻き込まれたときにも自然に再現されることになります。

道場で師範から「使うな」と言われた技術が殴り合いの中で「勝手に出てしまう」という矛盾に戸惑った少年時代の私は、

徐々にその指導のあり方に疑問を持つようになりました。

喧嘩に勝つための技術ではないとしながら、

殴り合いで優位に立つための技術を教えているのですから、そもそも前提が崩れているのです。

多くの子供はそのことに疑いを持ちませんから、最悪の場合、喧嘩で相手を打ち負かすという体験を繰り返すと、

「暴力で物事を解決できる」という歪んだ認識を育む恐れがあります。

これが私の考える、子供が格闘技を学ぶ上での最も致命的なリスクです。

 

未完成の身体には大きすぎる負担になる

言うまでも無く小さな子供は、身体が出来上がっていません。

幼い頃から鍛錬を積めば怪我にも負けない強い身体が手に入るように思えますが、それは現実的とはいえません。

故障のリスクは年齢と共に上昇しますが、成長過程で骨格などが不安定な子供は、

ある意味大人以上の高いリスクを背負っているとも考えられます

そのような状況で激しい打ち合いや関節の取り合い、投げ技に対する受身などに取り組めば、

大きな怪我をして日常生活に支障が出るのは時間の問題です。

よほど子供の指導に特化したベテラン指導者や教育プログラムに保護された環境でもない限り、

格闘技のみならずどのようなスポーツでも危険性は変わりません。

技術は後からいくらでも学べるのですから、

十代前半まではストレッチやランニングなど、基礎体力の強化に力を入れるのが好ましいと思われます。

 

そもそも子供は大人に勝てない

これもわかりきった事実ですが、子供では大人に敵いません。

「大人と子供」という言い回しがあるように、はっきり言って天と地の差です。

子供がどれだけ必死になって格闘技の技や護身術を学んでも、

体の大きな大人に襲われたら手も足も出ません。

全く無意味と言う気はありませんが、気休めにもならないというのが現実でしょう。

何かあったときに身を守れるように学ばせるのならば、走って逃げるための体力をつけるために陸上を教えたり、

サバイバルの知識が身につくようボーイスカウトに入団させるほうがよほど効果的だと考えられます。

小さな子供が束になっても武装した大人や凶悪犯罪者には為す術がありません。

そういう残酷な事実をきちんと伝えることのほうが、小さな子供たちにとってはよほど重要なことのように思えてなりません。


現代の子供たちに求められるスキルとは

ここまで述べてきたとおり、

小さな子供に格闘技を教えるのは、それ自体とても効果的とは考えられません。

もちろん本人が望むなら、空手でもボクシングでも、好きな格闘技を学べば良いとは思いますが、

現代の子供たちが自分の身を守るために必要な力は、もっと別な方面から身につくように思います。

例えばSNSやその他コミュニケーションツールを介したトラブルを回避するために、

情報リテラシやセキュリティを学ぶことはとても重要です。

これらの知識は後々他の情報処理分野でも大いに役立ちますから、学んでおいて損は無いでしょう。

また人間関係やそこに付きまとうストレスが原因のトラブルを回避するなら、

小さいうちから倫理や道徳、社会常識といったものをきちんと身に付けさせるほうが重要でしょう。

そういった意味では野球やサッカーなどのチーム単位で行われるスポーツや、

地域のボランティア活動などが好ましいと考えられます。

このような活動に参加することで本人のコミュニケーション能力は向上し、いざというとき味方になってくれる友達も見つかるでしょうし、

特にボランティアを通して誰かに感謝される喜びを知ることは、

アイデンティティ形成において大きな意味を持つことは言うまでもありません。

子供のうちから中身のよくわからない暴力に触れさせるくらいなら、

楽しく学んで自信をつけられるような習い事に時間やお金を使うほうが、将来的にはプラスになるといえるでしょう。

子供が格闘技を習うことを否定はしませんが、あくまでも管理人個人としては、それを強く推奨するものではありません。

とにかく子供は色々な体験を通して、沢山のポジティブな感情に触れることが大切だと思います。

もしもその一環として格闘技が必要だと思うのならば、道場やジムに通わせてもいいでしょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日から始める護身術15【つかみ合いの駆け引き】

いつも心に一脚のパイプ椅子を。どうもサイコ田中です。

いきなりですが、路上におけるファイトは主に2種類に別けられます。

一つは、どちらかが先に手を出して殴り合いに発展するパターン。

もう一つは、罵り合いや掴み合いといった近距離から展開されるパターンです。

今回は、この「つかみ合い」という局面に焦点を当てて、相手をなるべく傷つけずに戦いを終わらせる方法などを紹介したいと思います。


つかみ合いと殴り合いは全く違う

あえて言うまでもありませんが、掴み合いと殴り合いは根本的に違います。

相手と服の一部などをつかみ合っている状態は、いつでも殴りあいに発展する可能性があるように見えますが、事実は全く逆で、

「殴り合いを避けたい」という意思が働いているからこそ、近距離でのつかみ合いに移行しているわけです。

特に女性同士の喧嘩だと、髪が長いので髪を掴んだりしますが、これも直接的な暴力を回避した結果に他なりません。

殴る気があるのなら、つかみ合いになった瞬間かそれより前に、もう手を出しているでしょう。

そうならないことを望みながら、互いに引く気が無いという拮抗状態こそが「つかみ合い」という状態の正体です。

この状態なら、まだ相手はこちらの話を聞いてくれる可能性が残されているので、

積極的に語りかけて穏便に解決するのがベストです。

話が通じないと判断された時点で殴り合いへと移行する恐れはありますが、そうなってもリスクを最小限にする方法はあります。


相手をコントロールするということ

つかみ合いという状態における最大のテーマは、

いかに相手の動きや感情をコントロールするかです。

互いに両手または片手で相手をつかめる距離というのは、柔道やレスリングなど寝技系格闘技の間合いであり、パンチなど打撃の距離ではありません。

こうした状況で最も警戒すべきことは、相手に有利な奥襟や胸倉、手首などを簡単に掴ませないことです。

つかみ合いから発展する最悪のケースは、そのまま近距離での殴りあいになるか、

その場に投げられたり押し倒されたりして上を取られる事です。

これらを回避するために、どんなことが出来るのかを見ていきましょう。

 

まずは相手の目を見て説得・交渉

馬鹿馬鹿しい話ですが、相手が酔っ払いだろうが何だろうが、

まずは熱意と誠意を持って説得です。これはどんな場面でも同じです。

「落ち着いて話をしましょう」とか「何があったのか聞かせてください」で十分です。

つかみ合いの場面ではほとんどの場合相手がキレて我を忘れていることが多いのですが、

それでも手を出してこないということは、まだ様子を見てくれているということでもあるのです。

本当に理性が働かない状態ならば、いきなり殴られても不思議ではありません。

服の一部を掴んで怒鳴られているくらいなら、あまりビクビクする必要も無いでしょう。

相手がこちらの呼びかけに答えてくれそうなら、

「どこの駅で降りる予定だったのか」とか「家はこの近くなのか」といった情報を引き出しましょう。

これらの情報は警察が来てから役に立ちますし、何より興奮している相手を落ち着かせる効果があるのです。

(生年月日や名前などを聞くのも同じ効果があります)

言うまでも無く、先に手を出すなんて論外です。

ですがやむをえない場合、先手必勝が危険を回避する鍵になることもあるので、強い身の危険を感じた際は、躊躇無く攻撃しましょう。

 

弱点を簡単につかませないために

相手があなたの交渉に応じず、興奮が静まる気配も無いなら、いよいよ次の段階へ移ります。

奥襟(首の後ろ側の襟)や胸倉、手首などは掴まれると不利になります。

これらを簡単に取らせないよう相手の手を掴み返すなどして抵抗しましょう。

最初にこれらの弱点を握られた場合は、

軽く相手を突き飛ばしてでも距離を取りましょう。そのままでは危険です。

一番簡単な方法は、相手の手首をそのまま握り返すことです。

例えば右手で胸倉を掴まれているなら、左手を上から重ねるようにして相手の右手首を取ります。(外せそうなら外しましょう)

同様に左手で右手首を掴まれているような場合、こちらも同じように相手の右の手首を左手で掴みます。

絶対にやってはいけないことは、相手の手や手首を、両手で押さえることです。

相手が刃物を持っている場合は別として、

基本的に両手で一つの場所をコントロールすることは避けるべきです。顔面ががら空きになりますし、攻撃された際のガードも遅れます。

相手の手首を両手で掴まなくてはいけなくなったら、そのまま素早く相手に抱きつくか、身体を押し付けるようにしましょう。

まともに殴られるリスクが軽減します。

 

いざ殴り合いへ。最初の一撃は?

相手が交渉にも応じない、手首などをつかまれて今にも殴られそう、という状況になってしまったら、

もう「やる」しかありません。

上の方法で奥襟や手首を安易につかませていなければ、そのまま投げられるようなことはまずありえません。

ですが相手のほうが体重が重かったり、身体が大きかったりした場合は押し倒されるリスクがあります。

馬乗りの状態からの脱出は至難の業ですから、なるべく回避したいところです。

相手が攻撃する気配や、あなたをその場に引き倒そうとする動きを見せたら、即反応する必要があります。

つかみ合いの距離は、ほとんど互いの息がかかるほどの超至近距離です。

このような距離で最も有効な攻撃手段は、頭突きです。

相手の手首や腕をなるべく押さえてコントロールしつつ、相手の胸に顔をうずめるような感覚で、思い切り額をぶつけましょう。

額と額がぶつかるとこちらもダメージを受けるので、

前髪の生え際の少し下、骨の膨らんだ箇所を、相手の口元から目元の辺りに叩き込みます。

このとき、首を後ろに引いて反動をつけてはいけません。

相手に攻撃の意図を悟られますし、カウンターをもらうリスクがあります。

相手に出来る限り顔を近づけたら、いきなり無言で身体ごとぶつかりましょう。そうすれば自動的に頭突きが入ります。

頭突きで相手の動きが鈍くなったら、さっさと手を振りほどいて逃げるか、金的蹴りを入れて止めを刺しましょう。

(攻撃は最後の手段です。可能な限り相手と向き合い、穏便な解決を目指しましょう)


つかみ合いのカギは握力

言うまでも無くつかみ合いや組み合いの形でカギを握るのは、

単純な腕力です。

相手を掴む力が弱ければあっさり振りほどかれてしまいますし、腕の力が弱ければ逆に振り回される恐れもあります。

普段筋トレをしている人は、手首や握力を鍛えるメニューに力を入れておけば、

いざという時相手とのやり取りを優位に進めることができるでしょう。

またトレーニングの習慣が無いという方は、普通の腕立伏せから始めて、

徐々に指先、握り拳で10回2セットくらいの負荷を目指しましょう。

男性の場合腕が太いと女性にモテますし、日常生活でも役に立つ場面は多いと思いますので、腕や手首は積極的に鍛えることをオススメします。

また、つかみ合いの喧嘩では体幹の強さも重要ですから、

普段からコアを鍛えるプランクなどに取り組んでいると更に心強いかと思います。

頭突きという攻撃手段を紹介しましたが、あくまで暴力は最後の手段です。

出来る限り相手と話し合い、互いに傷つかないための努力を心がけましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日から始める護身術14【パニックにならないために】

いつも心に一枚の座布団を。どうもサイコ田中です。

どんな人にも苦手なものはありますよね。

管理人は結構小さな虫とかが苦手なので、部屋に黒いアレが出たら始末するまでは眠れません。

いきなり顔に向かって虫が飛んでくると、ちょっとしたパニック状態になるというのは珍しくないと思います。

人間は誰しも、想定外の事態や緊急時には冷静さを保つのが難しく、正常な判断が出来ないものです。

ですがいざという時こそ求められるのは冷静な判断と行動とも言えます。

今回はトラブルに巻き込まれたり、危険な状況に陥った際もパニックに陥らず、冷静でいられる方法をいくつかご紹介します。

ここで紹介する方法は虫が出たときも使えるので、苦手な人は応用してみてくださいね。


なぜ人はパニックになるのか

そもそもどうして人はパニック状態に陥るのでしょうか。

理由はいくつかあると思いますが、はっきりしていることは恐らく「目の前の状況を飲み込めないから」でしょう。

これまで経験してきてなんとなく先が読めるような事態に対して、人は感情を左右されません。

逆に今まで経験が無く、対処法のわからない問題に直面すると人は瞬間的に思考停止状態になり、本能(感情)を優先するようになります。

これは人間が生き残るために必要不可欠な反応なので、全く正常であり、恥ずべきことではありませんが、

身を守る上ではあまり好ましい反応とは言えません。

防災訓練をどれだけ積んでも被災者が減らないのは、パニック状態を乗り越えられないからだと考えられます。

どれだけシミュレーションや練習を重ねても、本番で冷静さを欠き、

今までやってきたことや既に理解していること忘れてしまうと、人は正常に判断し行動することが出来ません。

本当の非常事態にこそ求められるのは、周囲の誰よりも沈着冷静でいられることです。

集団の中では誰か一人がパニックを起こすと、それは瞬く間に伝染していきます。

小さなパニックが連鎖的に大きなパニックを生み、思わぬトラブルや危険に繋がることも考えられます。

逆に言えば、一人ひとりが冷静さを保つことが出来れば、乗り越えるのが困難な危機的状況からも抜け出せる可能性があるということです。

また誰か一人でも正常な判断が出来る人間がいれば、その人物が集団を導き、あるべき理想的な形に運んでいくことも出来るでしょう。

パニック状態を回避し冷静さを保つために、私たちにはどんなことが出来るのでしょうか。


パニックを避けるための簡単な方法

では実際にパニック状態から脱するための方法を見ていきましょう。

ここで紹介する方法は様々な場面で応用できるので、もしも日常生活の些細なことで我を忘れてしまいそうになったときも、一度試してみてください。

いつもより冷静な自分に出会えるかもしれません。

「別に死ぬわけじゃない」というセルフトーク

虫が出たとか、床に飲み物をぶちまけてしまったとかいう些細なことなら、この方法が有効です。

目の前の状況が直接自分の命に関わるわけではないという事実とその認識は、パニックを軽減する上で非常に重要です。

これは交通事故に遭ったときや地震が起きたときにも使える考え方です。

もし車に跳ねられても自分で意識を保てているならすぐ死ぬわけではないので「大丈夫」と言い聞かせましょう。

地震の強い揺れを感じたときも、揺れが収まった時点で無傷なら「死んでないからOK」と考えつつ、周囲を確認し避難の準備を始めましょう。

とにかく日常のちょっとした緊急事態の大半は、この方法でやり過ごせます。

思考停止して叫び声を上げそうになったら、目の前の問題が原因で自分や他人が本当に死ぬほどのダメージを受けるかを一度冷静に考えましょう。

ほとんどの場面では「大丈夫」という答えが出てくるはずです。

 

ルールを決めてしまう

これはあまり応用が効くとは言えませんが、場面を限定すれば効果抜群の方法です。

方法はいたって簡単。

単純に自分の中で「もしもこうなったら、こうする」という決まりごとを設定するだけです。

例えば通勤電車が遅れてパニックになるという人は、もしも何らかの原因で遅延が発生したことがわかったら、

黙って喫茶店に入ってコーヒーを飲むという具合に、ルールを決めてしまえばいいのです。

このルールは単純であればあるほど効果的です。複雑にしてしまうと余計な思考や迷いが紛れ込み、判断と行動が遅れます。

ルールを決めるならシンプルかつ大胆に。これがベストです。

ちなみにこの方法の欠点は、決めたルールの通りに行動できなかった場合、更にパニックが大きくなるリスクがあることです。

例えば上の例の場合、入ると決めていた喫茶店が閉まっていたらそこでおしまいです。こういうときのために、

プランB、プランCを設定しておくのが理想ですが、それもまた迷いや認知の遅れの原因となるので好ましくありません。

可能な限り簡単なルールを設定したら、それらが破られる可能性についても考慮するといいでしょう。

 

あきらめて開き直る

これを実践しているという方は意外と多いかもしれません。

パニックになりそうなときほど開き直り、達観したような態度を取ることで自然と落ち着けるというものです。

大事なプレゼンの直前、必要な資料をことごとく紛失したことに気づいたらパニックになりそうですが、

いっそ開き直って「このまま手ぶらでやってやるぜ」と思えたなら、案外落ち着いていいプレゼンができるかもしれません。

外で携帯や財布をどこかに無くしたとわかっても、可愛い女の子が拾って届けてくれると妄想しながら家に着いたら、普通に食事が出来そうですよね。

適度に目の前の現実を悲観的に受け止め(あきらめてしまって)、

思考から制限を外すことは、冷静さを保つ上で非常に重要です。

追い詰められたとき、人は自分を守るため無意識に選択肢を狭めてしまう傾向があります。

これでは危機的状況を乗り越えるアイデアは浮かびませんし、不安が募る一方でいいことはありません。

逃げ場の無いような状況であなたを救うのは、自分はもう死んだと思うぐらいの開き直りと、「どうにでもなれ」という勢いなのかもしれません。


冷静になれば答えは見える

明らかにヤバイ状態になると、ついつい思考より単純な感情が優先されがちですが、

それは冷静さを保とうという本能の表れともいえるのです。

内面の強い感情と思考の拮抗こそがパニックの正体なのですから、

どちらかが大きく減衰するか増大することを避けさえすれば、乗り越えられるということです。

更に言えばパニック状態に陥るとき、

大抵の場合その人はそのとき必要な行動や適切な対処という答えを既に知っています

一瞬思考が止まってしまって、見えなくなっているだけです。

やることはわかっているのですから、「いつもの自分」になるべく早く戻ればいいだけなのですが、これが一番難しいところです。

今回紹介した3つの方法は、なるべく短い時間で「いつもの自分」を取り戻すためのヒントです。

ここに示した以外の方法で自分らしさを取り戻せる人は、それが恐らくベストな方法だと考えて良いでしょう。

こうした考え方は本来、スポーツなど強い競争原理の世界で自然に身につくものなのですが、なかなかそうした経験が無い人には難しいというのが現実だと思われます。

もしもパニックや強い不安を乗り越えるのが困難な方は、

何かスポーツを始めてみるか、臨床心理士などのカウンセリングを受けると、思わぬ角度から答えが見えてくるかもしれません。

いつも「答えはあなたが知っている」ということを忘れずに、自分の人生をより良いものにするための努力を続けていきましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「合気道はインチキ」について思うこと

いつも心に一年生の思い出(?)を。どうもサイコ田中です。

護身術を学んでいると人に話すと、「合気道みたいなやつ?」と言われていつも答えに困ります。

なぜ人は護身と聞いて合気道を連想するのでしょうか。

私の経験上、合気道は残念ながら護身という用途にはほとんど使えません。

それでも合気道=護身術というイメージが定着している理由は一体何なのでしょうか。

そもそも海外で合気道は手品とかそういうものと同じパフォーマンス扱いを受けています。

日本人はそんな怪しい武術をどうして今も追究し続けるのでしょうか。

今日は、私自身の経験と知識を基に、「合気道とは何か」について語りたいと思います。

この記事がこれから合気道を始めようと思っている方や、現在合気道を学んでいて疑問を感じておられる方のヒントになれば幸いです。


そもそも「合気道」って何?

合気道が何なのかよくわかっていない方も多いと思いますので、ざっくり説明すると、

・体捌きと呼吸法を軸にした技術体系

・試合や組み手はしない

・「護身」が目的(ゴール)ではない

 

私自身がそうだったのですが、よく合気道を格闘技の一つだと勘違いしている方がいらっしゃいますが、

合気道に「格闘」の要素は無い(そもそもそれ自体を否定している)ので格闘技ではありません。

あくまでも互いに切磋琢磨し、健全な心身を育むことを目的とした武道です。

合気道は相手と争うことを目的にしていません。ですから当然、身を守ることには役立ちません。

大事なことなのでもう一度。合気道は護身術として使えません。気をつけましょう。

相手を倒したり、勝ち負けを決めることを目的にしていないので試合や組み手を行いませんし、フィジカルトレーニングなどもほぼ皆無です。

合気道で重視されるのは身体の使い方と呼吸の作用であり、「力をどう使うか」というのがテーマです。


なぜインチキ扱いされるのか

これも私自身が誤解していたことなのですが、

合気道の技術はインチキでもなんでもないのです。

多くの人が勘違いしていることですが、合気道の演舞はあくまでもパフォーマンスです。

「こんな技がありますよ」「こういうときはこんな動きをしますよ」というサンプルに過ぎません。

当然ルールが決まっていますし、動き方も協会や各流派が定めた「型」にしたがっているだけです。

そういった意味では、「ダンスをしている」のとあまり違わないかもしれません。(失礼な表現かもしれませんが、これがわかりやすく適切だと思います)

そうした前提を知らないで合気道の演舞を見てしまうと、人があっちこっちに投げ飛ばされたり転がったりして、

なんだか現実離れしているように見えてしまうのですが、

彼らはあくまで一定のルールに従った動きを淡々と繰り返しているだけなので、それ自体特別なことでもありません。

それを何の知識も無い人が見て、「あんな小さい人が、大きい人を投げ飛ばしてる。すごいなあ」と思うのは勝手ですが、

あくまでも演舞で、パフォーマンスだということを理解しておく必要があります。

体重50キロ代の年老いた男性が、体重100キロ近い外国人をいとも簡単にねじ伏せられるわけがありません。

彼らは定められたルールと形式に従い、「型」を再現しているだけです。インチキなどしていません。

ただ黙々と、学び覚えた技を教科書どおりに披露しているだけなのです。

やはりそういった意味においてもダンスやアクロバットに近いものがあるかもしれません。


スポーツ科学としての合気道

合気道で教わる技術体系はその根底に、

身体をどう操るか、力をどのように使うかというテーマがあります。

これは現代のスポーツ科学に基づいたトレーニングなどにも繋がる、重要な考え方だと思います。

例えば合気道の「小手返し」は、相手の手首を返して地面に転ばせるという最も基本的な技ですが、

個人的にあの技自体に意味は無いと思っています。

ただ、手首や肘にどんな方向から、どんな力が加わると相手(自分)の体がどう動くかとか、

どんな角度やタイミングなら加える力を最小に出来るかといったところに、合気道の本質が見え隠れしているのではないかという解釈です。

「小手返し」に限った話ではありませんが、実戦場では、相手はゆっくり突きを出したり腕を掴んだりはしてきません。

それは練習や演舞に限った話であり、おおよそ現実的ではなく、実戦的とは言えません。

自分が投げられそうになっているのに、いつまでも相手の服を掴んだままということがありえるでしょうか?

普通の運動神経を持ち合わせているならば、危険を感じた時点で手を放すという対応が自然です。

一回転して綺麗に受身を取るのは、そういう「流れ」があることを前提にしているからです。

技をかけるほうも、かけられたほうも、ただ漫然とそれを繰り返すのではなく、

どうして身体がそういう風に動くのか、使う力をより小さくするにはどうすればいいのか、常に頭を使って理想的な形を追い求めていくと、

多くの人が知る「人が大げさに投げられる」という一連の動作に近づくのだと思います。

ですからあくまで私個人としましては、合気道は武道というよりも、

身体の構造や動きを知るための学問という認識で見ています。

あまりに奥が深い学問ですから、生半可な知識と経験しかない凡人の私たちにはその本質が見えにくく、インチキ臭く感じてしまうのかもしれませんね。


合気道の未知なる可能性

近年管理人は合気道を護身に応用するべく、色々な道場に足を運んでいます。

空手や柔道の経験しかない私にとって、合気道の練習は正直かなり退屈です。

当たり前の話ですが、

合気道の経験しかない人にいきなり無言でローキックを蹴ると、反応できずにきょとんとしてしまいます。

それもそのはず、彼らは身体と力の使い方を学んでいるのであって、

殴り合いを練習しているわけではないからです。

その一方で「こういう風に、上から私の腕を掴んでください」と指示されてその通りにすると、

本当に動けなかったり、投げ飛ばされたりします。

合気道の技には、いくつもクリアしなければならない条件と前提があり、あまり応用が効きません。

ですが逆に言えば、それらを本当に使いこなせるときが来たら、

どんな武道、どんな格闘技も到達できない未知の世界が見える可能性だってあるということです。

かの有名な故・塩田剛三氏のパフォーマンスが本物だったのかは、私にはわかりません。

しかし合気道を徹底的に追究していく過程で、人間離れした動きや技が本当に再現でき、

究極の武術になるかもしれないという予感のようなものを拭えないのは、私が妄想好きのサイコ野郎だからでしょうか。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

なぜ格闘家は脚が細いのか

いつも心に一杯のしじみ汁を。どうもサイコ田中です。

管理人はよくジムに行くと周りから「脚トレやってないの?」と言われます。

以前はきちんと理由を説明していましたが、

最近ではそれも面倒になったので「嫌いだから」と答えるようになりました。

格闘家の方の身体を見ると、一部の例外を除いては、上半身に対して下半身がやや細く見えることが多いと思います。

何故このようなことが起こるのでしょうか?

今回は格闘技と筋トレ、特に下半身のトレーニングについてお話したいと思います。


なぜ格闘家の下半身は細く見えるのか

ここでは格闘家の下半身が細い、あるいは細く見える理由について、

競技の特性など4つの観点からお伝えしたいと思います。

格闘家の身体に憧れている方や、下半身痩せに興味をお持ちの方は参考になさってください。

 

上半身があまりに発達しすぎているため

単に上半身が大きすぎるので、

コントラストが強まって下半身が貧弱に見えてしまうことが多いようです。

そのように「見えている」だけですから、実際は下半身もかなり鍛え上げられているわけですが、

それよりも上半身の比重が大きいため、相対的に小さく見えてしまうだけとも考えられます。

(UFCファイターのジェレミー・スティーブンス選手などがわかりやすい例です)

特に総合格闘技の場合、相手を殴る以外に掴んで持ち上げたり、組み合った姿勢からの駆け引きなど、

単純な上半身の力に頼る局面が多いため、このようなことが起こります。

(人間一人を平気で投げたり持ち上げたりできるのに、下半身が弱いということはあり得ません)

 

 

鍛えてもあまり意味が無いから

パンパンに血管が浮くまで追い込んでも、格闘技にはそこまで役立たないかもしれません。

キックは下半身の力を使って蹴るのではなく、

腸腰筋などどちらかと言えば腹筋に近い筋肉を使って蹴るからです。

(よってほとんどのムエタイ・キックボクシング選手は腰回りが異様に太くなっています)

タイ人のムエタイ選手や指導者の中には「大丈夫なの?」と思うくらい脚の細い人が多いですが、

彼らの蹴りは驚くほど強力です。

それもそのはず、本場タイのファイターは脚の力を使って蹴らないからです。

ミドルキックの連打などは、上手に脱力が出来ないとすぐに脚が疲れて息が上がります。

特に脚を「鞭のようにしならせる」イメージを持つことで知られるムエタイの蹴りなどは、

蹴り足をいかに素早く引くことができるかが重要なポイントであり、

丸太のような鍛え上げられた脚では、逆にパフォーマンスが落ちてしまう可能性さえあるのです。

 

減量の過程で自然に落ちる

自分の適正体重(階級)に合わせて身体を絞っていく過程で、

下半身は上半身よりも小さくなる傾向があるように見受けられます。(逆の人もいるかもしれませんが)

格闘家の多くはどちらかというと上半身の筋力を重視するので、

減量期間に入ると下半身だけを狙って鍛えるようなことはほぼなくなります。

特にボクシングの場合はとにかく縄跳びとロードワーク(走りこみ)、シャドーなどで汗を出していきますから、

下半身は必然的に細くしなやかな印象になります。

(陸上長距離選手のようなシルエットを想像していただくとわかりやすいかもしれません)

 

ストレッチの頻度と柔軟性の影響

静的ストレッチ(一般的な柔軟体操)が筋肥大に影響することが明らかにされている通り、

ストレッチの頻度と関節の柔軟性が筋肉のつき方に影響を与えている可能性は高いと言えます。

特にキックボクサーなどの場合、ハイキックを始めとした蹴り技を効果的に運用するため、

股関節および下半身全体の柔軟性は欠かすことができません。

さらにグラップリング系種目においては怪我を防ぐだけでなく技のかかり具合にも影響するため、

全身のストレッチに置かれる比重が極めて高く、

驚くほど華奢な印象を与える体型の選手が多いことも事実です。

またボクサーなどは更に減量と体型維持がここに含まれるため、

一般の人々に比べかなり着痩せする傾向にあることで知られます。


細いほうが有利な場面も

柔術などでは脚を使ってかける絞め技も多く、

これらの技は脚が太いとやりにくいうえに、効果を最大限に発揮できません。

上半身についても同様です)

柔術ベースの総合格闘家は細身の選手が多く見られますが、その体型にはちゃんと理由があるということです。

またシンプルに下半身を鍛えすぎると好きな服が着られなくなるというデメリットもあります。

スタイルやファッションを気にする方にとって、過剰な脚トレは天敵ともいえる存在であり、

見た目の印象やシルエットを崩したくない方にとっては、

積極的に取り組む意味があまり無いというのも事実でしょう。

特に日本人男性の場合下半身がパンパンに発達しているよりも、

やや細いぐらいのほうが異性からの印象は好ましいものになるでしょう。

下半身の筋肉に限らず、とにかく強く・デカくすればいいというわけではありません。

(ましてボディビルダーでもない一般人にとっては歩く・走るが無理なくこなせればそれで十分です)

何の意味もない「脚トレマウント」を取ってくる残念な人々のことなど気にせず、

各々の目的に合った安全かつ合理的なワークアウトを続けていきましょう。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

(2020年7月16日 大幅に加筆修正)

今日から始める護身術13【誰でも使える簡単なトリック】

いつも心に一輪のタンポポを。どうもサイコ田中です。

いきなりですが、人には様々な行動特性(習性)があります。

心理学的なものだと、相手の行動を真似するだけで好感度が高まるミラーリング効果や、

高い要求のあとに低い要求を提示し相手に受け入れやすくするドア・イン・ザ・フェイスなど、挙げだすときりがありません。

こうした人間の本能を上手く利用すれば、危険な状況もスマートに切り抜けることができます。

今日は誰でもすぐに使えて、体の大きな相手も簡単に倒せる護身のための「トリック」を紹介したいと思います。

あまりに簡単なので「本当なの?」と思ってしまう方が大半だと思いますが、本当に使えるので、悪用厳禁です。


護身における「トリック」とは

当たり前の話ですが、体の大きな相手や武装した攻撃者に対して、まともに勝負を挑むのは賢くありません。

可能な限り頭を使って、出来れば暴力を使わずスマートに解決したいですよね。そんなときこそ「トリック」の出番です。

護身術におけるトリックは、大まかに2種類に別けられます。

一つは巧みなトークやコミュニケーションスキルを最大限に活用した、心理学的トリック

もう一つは手品やギャンブルに応用される、相手の目線や挙動を操作する、身体的トリック

どちらも非常に効果的ですが、場面によって使い分けていく必要があります。

この使い分けが上手く出来ないと逆効果になる場合があるので気をつけましょう。

それでは2つのトリックの使い方と、効果的に使うためのヒントをお伝えしたいと思います。


心理学的トリック

護身における心理学的トリックとは、ずばり相手の興味の対象を自分以外に向けることです。

簡単に言えば、自分を相手にとって「どうでもいい」と思わせる、思わざるを得ない状況にするということです。

このトリックは、相手とトラブルになったとき、

リアルファイトに発展するまでの時間稼ぎや、交渉そのものに活用できます。

それでは具体的にどんな方法があるのか見ていきましょう。

 

ヤバイ人を演じる

相手とトラブルになったときは、なるべく目立つことをして、

周囲の視線を集めるようにしましょう。

大声を上げるとか、大げさに泣くまねをするとか、いきなりシャツを脱いで上半身裸になるなど

とにかく目立つ行動をして、周囲の関心を集めます。

そうするとトラブルになった相手の内面からは、

「周りに見られている」「人が集まっている」という情報により、余裕が無くなっていきます。

更に相手のほうに後ろめたいことがあるなら、

「警察を呼ばれるかもしれない」「これ以上人に見られると面倒だ」という心理が働き、その場から立ち去ろうとします。

あなたが羞恥心を捨てて完全に「アレな人」になりきることができれば、相手の注意力を逸らすほかに、

攻撃する意欲を萎えさせるという効果もあるので、思い切って「ヤバイ人」を演じましょう。

ただしあまりやりすぎると本当に警察を呼ばれたり、全然関係のない人を巻き込むことにもなるので、相手と周囲の反応を見ながら、引き際を見定めましょう。

私のオススメは、いきなり上半身裸になり、めちゃくちゃなダンスをすることです。

繁華街なら通行人の多くが何かのイベントだと思って足を止めるので、相手はすぐに居心地が悪くなって立ち去ります。

相手が大勢いて、どうやっても勝ち目がないような場面で効果的だと思われます。

(下半身を露出するという最終手段もありますが、本当に通報されかねないのでやめましょう)

 

近くにあるモノを壊す(暴れる)

後始末が大変ですが、やむをえない場合はこれも効果的な手段です。

例えばショッピングモールなどでトラブルになった場合(あまり無いとは思いますが)、

店内の売り物を壊したり、陳列を乱すなどの行動はとても有効です。

大きなガラス窓があれば叩き割ればすごい音がしますし、周囲の人も異変に気づきます。

あなた自身が相手に危害を加えられるよりも先に、第三者の関心を引いて「目撃者」にしてしまえば、

警察が来たあともかなり有利に運びますし、誰かが助けに入ってくれるかもしれません。

相手も目の前の状況変化に対して一瞬パニックを起こすので、その隙に逃げてしまうというのもありでしょう。

ただし器物を壊して弁償することになった場合、それらは全て自分が負担することになるので気をつけましょう。

(それでも怪我をしたり命を落とすよりはよほど良いでしょう)

 

二者択一を迫る

人間には「YES」「NO」で答えられる質問には「NO」と答えるが、

二者択一になると「YES」と答えざるを得なくなるという心理的特徴があります。

これを使い、トラブルをなるべく穏便かつ迅速に解決する方法があります。

例えば相手が一人で、何らかのいちゃもんをつけてきたような場面では、

ただ単に「警察に行きましょう」とだけ伝えると「NO」という答えが返ってきますから、

「私の会社の上司か、警察の方を呼びますがどちらにしましょうか」という風に尋ねると、相手は無難に「会社の上司」を選ぶか、面倒を避けるために立ち去ろうとします。

このとき相手がもし「会社の上司」を選択したとしても、黙って警察に連絡すればいいだけなのでどの道危険は回避できます。

一番大事なことは、相手をうまく説き伏せて電話をかけるところまで持っていくことと、相手が勝手に立ち去るよう仕向けることです。

相手が二人以上の場合、誰か一人でも冷静だとこの手のトリックは一切通じないので注意が必要です。

また相手が外国人とか、酒に酔っていて話が通じないような場面でもあまり効果的とはいえません。

相手が外国人で、何か英語でまくし立ててくるような場面では、

「I’ll call the police(警察呼ぶぞ)」というフレーズが最も効果的です。

日本で暮らす外国人の多くは警察にパクられるのをかなり厄介なことと認識しているので、

これはどんな場面でも使えるキラーフレーズです。

ただし相手が在日米軍人の場合は非常に面倒なことになる恐れがあるため気をつけましょう。


身体的トリック

護身術における身体的トリックは、

相手の視線を誘導したり、身体の反応を応用して戦いを有利に運ぶことを目的に用いられます。

こちらは実際に相手と戦う羽目になってしまった、つまり最悪の場合を想定した技術です。

かなり危険な攻撃手段も含まれるので、絶対に悪用しないでください。

 

ものを投げる

人は何かものを投げられると、

投げられたものを確認したり、手で受け止めようとする習性があります。

このことを利用して先制攻撃をしかけ、戦いを素早く終わらせることが出来ます。

投げるものは何でも構いませんが、それが一目で危険とわかるようなものであればあるほど、効果は大きくなります。

例えば火のついたジッポーライターやタバコなどは、相手に強い注意力を働かせることができます。

また液体が入った容器や割れ物などは、無意識にそれを守ろうとして手で受け止める習性が働くため、大きな隙を作り出せます。

(某格闘漫画にもそんなシーンが出てきますね)

タオルや上着など、広がりのあるものは単なる目隠しとしても使えますし、

派手な色の帽子やカバンなどは、投げると相手の目線を誘導できるので、わざと下に投げましょう。

ものを投げて相手に隙が出来たら、自分が一番得意な攻撃を当てることを忘れずに。

 

下半身を狙って蹴る

下半身、特に股間や膝の周辺を強く蹴られると、

相手の意識は蹴られた場所に移動します。

格闘技経験の無い素人の多くは一瞬下腹部を両手で押さえるようなリアクションを取るので、

この瞬間がら空きになった顔面に肘や頭突き、パンチを食らわせてKOするというのが一連の流れです。

また蹴りを入れなくても、強めに足を踏むだけでも効果はあります。

相手の注意力と意識を一瞬でも足元に集中させることが出来れば、上半身への攻撃はほとんどがクリーンヒットします。

相手が格闘技経験者でも、足を踏まれるという状況はほぼ想定外なので、顔面ガードがおろそかになりやすく効果的です。

キックを上手く当てる自信が無ければ、

相手の膝に靴のつま先をぶつけるようにして、軽く当てるだけでも効果はあります。

相手が脚のほうを気にする素振りを見せたら、躊躇無く顔面を殴って逃げましょう。

 

わざと追い詰められる

身体の大きい相手や自分より身長が高い相手を敵に回してしまったときは、

わざと逃げ場の無いような場所に逃げるという方法があります。

例えば部屋の隅などに逃げると万事休すのような気もしますが、

背の高い相手はこのような場合無意識に壁に手を突いて逃げ場を無くすように動きます。

(ちょっと前に流行った「壁ドン」というやつを想像してください)

壁じゃなくてもドアなどの出入り口や小さな通路の途中では、通せんぼをするように手を突きます。

身体が更に大きく見えますし威圧的で恐怖を感じますが、冷静に考えると、

壁に手を突いているほうの顔面はがら空きです。

こういう場面で相手は圧倒的優位に立っていると思い込んでいる場合が多く、

油断しきっているので、いきなり顔面を殴られてもガードが間に合いません。

ですから相手が腕を広げて通せんぼしてきたら、怖がっている振りをして手を挙げて、

そのまま顔面にパンチを叩き込みましょう。手のひらで目の辺りを叩くのも効果的です。

注意しなければいけないのは、必ず相手が腕を伸ばしているほうの顔面を狙うということです。

相手が右手を壁に突いてこちらを睨んでいるなら、こちらから見て左側の顔面を叩くということです。

手を突いていないほうの顔を殴ろうとして防がれると厄介なことになるので気をつけましょう。

あくまでも先制攻撃は不意打ちで、なおかつ防がれにくい角度やタイミングで当てるのが基本です。覚えておきましょう。

 

肩を叩く

人は後ろから肩を叩かれると、叩かれたほうを振り返る習性があります。

このことを利用して、こちらに背中を向けている危険な人物を一撃で倒すことができます。

また正面からでも、見知らぬ相手に肩を触られるとほとんどの人間は腕を使ってその手を振り払おうとするので、

その瞬間がら空きの顔面にパンチを入れることができます。

相手とトラブルになり、今にもリアルファイトに発展しそうというギリギリの場面で、

「まあまあ一回落ち着きましょう」などと声をかけながら、さりげなく肩の後ろのほうを叩くのポイントです。

ヒートアップしている相手は身体全体で振り払う素振りを見せるので、

その際ノーガードになった顔面や股間に何らかの打撃を食らわせたら、さっさと逃げましょう。


トリックはあくまでも小細工

さて、ここまで護身に役立つ様々なトリックを紹介してきましたが、勘のいい人はもう気づいているかもしれません。

これらのトリックはいずれも、自分が使われる可能性もあるということです。

そうなったとき、パニックになって追い込まれないために覚えておくべきことがあります。

それは、あくまでもトリックはトリックでしかないということです。

その場しのぎの小細工で抜け出せる危険なら、本当はトリックなど必要ありません。

もしもそんな小細工を使う必要があるとしたらそれは、圧倒的に追い込まれている場面に他なりません。

相手が小技を仕掛けて揺さぶりをかけてきたら、相手には余裕が無いという証拠です。

動じずに状況を冷静に見極めれば、そんな相手に勝つ方法はいくらでも見つかります。

あなたがもしもトリックを使ってトラブルを切り抜けようとしたときも、勘のいい相手には見透かされて逆に利用される恐れがあることも覚えておいてください。

トリックはあくまでも目くらましで子供騙しに過ぎません。通用しない相手がいることをお忘れなく。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日から始める護身術12【ツールの代わりになるモノ】

いつも心に一体のロボコップを。どうもサイコ田中です。

前回は、護身用ツールがあまり実用的ではないという話をしましたが、

それでもいざというときは使えるものを何でも使って戦う必要があることも事実です。

今日はそんな非常事態にツールと同等かそれ以上の働きをする可能性を秘めた身近な道具を紹介したいと思います。

物騒なものを持ち歩かなくても、誰でも持っているモノが武器として役に立つことを覚えておきましょう。


いざというとき武器になるモノ

どんなものでも、使い方を考えて工夫すれば強力な武器になります。

これらの道具は違法なものでもなければ使うために特別な訓練も必要ありませんから、

「ヤバイ」と思ったときは、どんどん積極的に活用して、ピンチを切り抜けましょう。

それでは具体的な道具とその使い方を説明します。

ボールペン

タクティカルペンというツールがありますが、あんな物騒なものを持ち歩かなくても、

普通の一般的なボールペンやシャーペンで十分です。

使い方はいたって簡単。

ノック式ボールペンでペン先を出すときのように親指でペンの「お尻」を押さえて、ペン先を相手の身体に突き立てるだけです。

目や喉など、柔らかくデリケートな部位を狙ってはいけません。

お腹や背中、太ももなど、急所ではなくても刺さると痛い場所をグサグサと何度も突けば十分です。

目などを傷つけてしまった場合、最悪の場合過剰防衛となりあなた自身が犯罪者になってしまう恐れがあります。

ペンに限った話ではありませんが、先端の尖ったものを護身の目的で使う際は、

相手の急所をなるべく外すよう心がけましょう。

(軍隊格闘技では全く逆、すなわち相手を確実に仕留めるために、一発で急所を突くよう指導されます)

 

ベルト

非常にオーソドックスなやり方ですが、皮製のベルトは鞭として使うことが出来ます。

使い方は皆さんがイメージされている通り、長さをある程度調整して、

留め金がついていないほうを相手の身体に叩きつけます。

手首のスナップを効かせて、相手の身体に当たる直前か当たる瞬間に素早く手前に引くのがポイントです。

また留め金のついているほうを振り回せば、分銅やチェーンつきハンマーのような役割を果たします。

こうした使い方は、相手がナイフなど武器を持っている場合に有効です。

 

革靴またはヒール

一般的な革靴やヒールの類は、先端や踵部分が非常に硬く重いため、

十分に武器として使うことが出来ます。

相手がサンダルやクロックスのようにルーズなものを履いているときは、

思いっきり足を踏んでやればそれだけで大ダメージになりますし、

素手で戦う自身が無い場面なら脱いで手に持てば、そのまま武器になります。

よくスリッパで害虫を叩き殺す人がいますが、まさにあの要領で、

相手の頭を上から全力で叩くのが理想的な使い方です。

特に革靴は裏がギザギザと複雑な模様を描いた滑り止めになっていることがほとんどですから、殴られたらただではすみません。

 

カバン

ハンドバッグ、リュック、ウエストポーチ、なんでも構いません。

ある程度の重さがあれば、これらは全て鈍器になりえます。

学生用カバンやビジネスバッグのように硬さとエッジがあることが理想ですが、無ければ無いで問題はありません。

要は全力で相手の頭や腹、脚に向かってぶつけさえすればいいので、使い方も何もありません。

直感的に振り回すだけで十分です。ただし中に奪われると困るものが入っている場合は十分気をつけましょう。

 

ペットボトル

中身が少しだけ入ったペットボトルは、それ自体が凶器になります。

特に好ましいのは構造上非常に丈夫な炭酸飲料のボトルで、

キャップ側を強く握り、ボトルの底部分を思い切り相手の頭にぶつければ大ダメージになります。

飲みかけのペットボトルを持っているようなとき、咄嗟にそれを振り回すだけですから、簡単で確実です。

一般的な500mlのボトルが理想ですが、それより小さくても構いません。(大きすぎるものはNG)

 

砂や小石

屋外にいるとき、これほど強力な武器はありません。

相手に倒されたときに砂を握りこめれば目にぶつけることで目潰しになり、

小石を掴んだ状態でのパンチは通常より殺傷力が上がります。

パンチをする場合、こちらの手の骨や拳ももちろん無事ではすみませんが、

相手を一撃で沈めるために手段を選べない状況下では効果的といえるでしょう。

大きな石は相手を死なせてしまうリスクがあるので無闇に振りかざすのはやめましょう。


どんなものも使い方次第

ここで紹介したものはほんの一部であり、まだまだ日常生活の様々な場面で安全に活用できる道具があります。

それらの多くは、普通の人が、普通に持ち歩いているようなものばかりです。

身を守るために過剰な武装は必要なく、それ自体が自分を追い詰める要因にもなりえます。

要はどんな道具も、使い方と考え方が大切ということです。

そしてどんな道具にも取扱説明書はありますが、それらをどう使うかは使い手次第ということです。

小さな子供は道具の使い方を間違えて怪我をしますが、同じように、護身用ツールもそうでない普通の道具も、

使い方を誤れば効果を発揮するどころか身を滅ぼす要因になりかねません。

自分が手にするものは、たとえそれがどんなにちっぽけなものでも、それ相応の責任とリスクを伴うということを覚えておきましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日から始める護身術11【護身用ツールは使えない?】

いつも心に一人前のレバニラ炒めを。どうもサイコ田中です。

今日は「今日から始める護身術」のシリーズ第11回として、護身用ツールについて語りたいと思います。

よく、護身用としてタクティカルペンや特殊警棒を持ち歩いているストイック(サイコ)な方がいらっしゃいますが、

あの手のツールの大半は役に立ちません。

それは一体何故でしょうか。いくつかのポイントに別けて説明していきます。

ツールに興味がある方や、すでに所持している方は是非参考にしてみてください。


あなたがツールを使えない理由

まず最初に、あなたがツールを持っていてもそれらを使いこなせない理由を説明します。

現在ツールを持っている人は、これを機に物騒なものを持ち歩くのはやめましょう。

そもそも素人向けに作られていない

市販されている大半のツールは「誰でも簡単」とか「女性も安心」などというキャッチコピーと共に売られていますが、

全く意味の無い言葉だと思ったほうが賢明です。

特殊警棒やスタンガンなどのツールは主に警察官やセキュリティが、ナイフやマルチツールなどは軍人などが使うことを前提に設計、開発されており、

訓練を受けていない一般人が使うことは想定されていません。

よってそれらをただ漫然と携行しているだけでは何の意味もなく、

ただ職務質問を受けた際や攻撃者に奪われた場合のリスクを高めているだけに過ぎません。

護身用のツールも拳銃やライフルなどと同じ立派な武装なのですから、

それらの正しい使い方を知らずに使うのは自殺行為であり、無責任極まりない振る舞いといえるでしょう。

 

危機管理能力が無ければ「ただの飾り」になる

もしもツールを携行していても、攻撃される前にそれらを素早く取り出して使うためには、

ある程度の危機管理能力が必要です。

例えば後ろからナイフで攻撃されたとき、特殊警棒を持っていれば振り返って受け止めることができるかもしれませんが、

背後から忍び寄る攻撃者に気づいている必要があります。

催涙スプレーの類も心強いアイテムですが、

攻撃者に最初の一撃をもらったり、複数の敵に囲まれている場面ではあまり役に立ちません。

ツールをただのお守りとして持っているというなら話は別ですが、正しく効果的に使うには、

「リスクとその対処」を把握していることが前提となります。

 

安易に使うと傷害罪などに問われる可能性がある

ツールは非常に便利なものです。

正しく使うことができれば最小限の動きで攻撃者を制圧し、その場から逃げることが出来ます。

ですがその一方で、使い方を間違えたり、状況判断を誤ると、

相手に想像以上のダメージを与えてしまいかねません。

たとえそれが身を守るためであったとしても、

相手を傷つけて致命的な怪我を負わせてしまった場合、それは護身ではなく暴力になります。

あなた自身が犯罪者にならないためにも、安易にツールを持ち歩いたり、それらを使うことは極力避けるべきでしょう。

 


ツールが使い物にならないその他の理由

他にもツールが役に立たない理由がいくつかありますので、私自身の経験なども踏まえて簡単に説明しておきます。

隠すのが難しすぎる

大半のツールはカモフラージュされているため一見すると何らかの日用品のように見えなくも無いのですが、

よく見るとおかしな点ばかりなのですぐわかってしまいます。

例えばヘアブラシと一体化したナイフなんかがありますが、これを使うためには常にそれをポケットかズボンの後ろに差し込んでおく必要があり、

傍目にはヘアブラシを持ち歩いている男性という、非常に奇妙な姿になり怪しまれます。

またタクティカルペンも胸ポケットに挿していて全く不自然なものではありませんが、

抜いた瞬間にペン以外の機能があることは見た目ではっきりとわかってしまうので隠蔽効果は薄いと言えるでしょう。

こういうものはいくつ持ち歩いていてもリスクを増すばかりで役に立つとは思えません。

ちなみに私は学生時代毎日銃刀法ギリギリセーフのナイフを持ち歩いていましたが、

身体のどこに隠しても警察官に職務質問されてしまうので、最終的に携行するのをやめました。

(持っていないときは職質はされたことがありません。警察官の方は本当によく見ているので、あまり舐めてかからないようにしましょう)

 

いざというとき全然効かない

日本でも治安の良くない地域を歩くと、小さな突起のついたリングや手の中に隠せるメリケンサックを握っている若者をよく見かけますが、

ああいうものは見かけほど痛くありません。

結局はそれらを使う本人の腕力や格闘技経験に依存するので、

攻撃をかわすこともできればブロックすることだって可能なのであまり役に立たないと言えそうです。

護身用とは名ばかりでその場しのぎにもならないようなものをびくびくしながら持ち歩くなんて馬鹿らしいことです。

一度だけ深夜の繁華街で、恐らく水商売をやっていると思われる中年女性にいわゆる「暗器」のようなものでまともに横腹を突かれたことがありますが、

相手が酔っていたことなどもあって、全くの無傷という結果で終わりました。

どんなツールも使い手を選ぶということ、そして効かない相手には効かないということを覚えておきましょう。


最後の切り札は道具ではない

このように、ツールはいざというとき役に立たないうえにリスクを高めるだけなので、

極力持つことも使うことも避けるべきと言えるでしょう。

もちろん力の弱い女性や高齢の方が護身用として何らかのツールを持つことに反対はしませんが、

それらは正しい知識や訓練経験に基づいた「使い方」を理解していなければ意味を持たないどころか、

ただの凶器に成り下がる可能性さえ秘めているのです。

そんな物騒なものを持ち歩かなくても、いざというとき身を守る術は他にも沢山あります。

かく言う私自身も、かつてはナイフなどの物騒なものを持ち歩いていた時期がありました。

しかしそれらは実戦の場で全く役に立たないこと、自分がそれらを使いこなす技術と知識を持ち合わせていないことに気づいて手放しました。

(職質を受けるのが面倒だったというのが一番のような気もするのですが)

今では道具に頼って本質を見失わないために、かれこれ10年以上護身用とされるツールの類とは無縁の日々を送っています。

それでも恐怖や不安を感じることはありません。

実はツール類は、持っているほうが不安に駆られやすいのです。

何か後ろめたいことをしている気持ちがあるから、挙動不審になり、職務質問を受けるのです。

最後に自分の身を守ってくれるものは、道具ではありません。

道具はあくまで、戦いを有利に運ぶための一時しのぎの手段に過ぎないということを覚えておいてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

総合格闘技が護身に役立つ3つの理由

いつも心に一滴のタバスコを。どうもサイコ田中です。

格闘技を始める理由は様々だと思いますが、やはり身を守るためと答える方はいらっしゃると思います。

もしも護身のために格闘技を始めるなら、

管理人は自信を持って総合格闘技をオススメします。

今日はなぜ総合格闘技が護身に役立つのか、その理由を大まかに3つの項目に別けてお話したいと思います。

これから本気で身を守るために格闘技を学ぼうとしている方は、是非参考にしてみてくださいね。


全体的にハードルが下がっている

総合格闘技は、言ってみれば何でもありの格闘技です。

相手を殴ってよし、蹴ってよし、投げてよし、極めてよし。

ルール上、金的や目潰しなどの明らかな反則以外のほぼ全ての攻撃手段が認められている場合が多く、

これは限りなく路上のルールがないファイトに近いシチュエーションです。

普段からこのような極限状態に近い状態をイメージした練習に取り組んでいれば、

自然と自信がついてきますし、もちろん身体も大きくなります。

総合の練習は確かに危険でハードなものですが、最近は日本でも指導者の数が増え、ビギナーや女性向けのコースや、

一回千円程度で気軽にレッスンが受けられるお試しプランのようなセミナーも開講されているので、

少しでも興味があるならまずは練習を見学するところから始めてもいいでしょう。

選手を目指すなら話は別ですが、

ストレス解消や趣味程度にやるだけならば無茶なスパーリングやフィジカルトレーニングはメニューに組まれません。

最近はスパーリングも主体性を重視するジムが増えており、やりたくなければ事前に断っておけば、

ヘッドギアなど余計な装具の購入費用も浮いてきます。

(私個人としては本気で強くなりたいと思っているならスパーリングはどんどんやるべきだとは思いますが、近年はスパーリング以外の時間を重視する指導方針に変化しており、一概には言えない部分があることは確かです)

 

あらゆる局面に柔軟な対応が出来る

リアルファイトは、複雑で変化の激しい局面となることがほとんどです。

例えば両者とも立ち上がった状態で殴り合いから始まったとしても、

力の強いほうが弱いほうを押し倒して上になり、一方的に殴りつけるという状況はよく見られます。

このように状況の変化が起こった場合、

ルールで保護された格闘技の経験しかない場合は対処が遅れるか、全く何も出来ない可能性が高くなります。

例えば空手やキックボクシングでは当然ですが倒れた相手に攻撃を加えることは禁止されていますので、

相手または自分が倒れた場合は審判が試合を止めます。

実際の喧嘩にレフェリーはいませんから、試合(殴り合い)はそのまま続行されます。

「審判が止めてくれる」という状況に慣れきっていると、対応が遅れるか、最悪何も出来ません。

また打撃だけ、あるいは寝技だけを知っている、というのもあまり好ましくありません。

打撃しか知らなければ、相手または自分が倒れた、倒されたときにどういった攻撃手段があるのかわかりませんし、同様に防御も出来ません。

また寝技しか知らなければ立ち合いの局面でいきなり頭や下半身に強烈な打撃をもらい、

何も出来ずに終わるということも考えられます。

リアルファイトにおいては、選択肢、すなわち切れるカードが多ければ多いほど有利です。

逆に、「これしか知らない」「これしか出来ない」というのは圧倒的に不利です。

そのように考えると、色々な技術を総合的に、また複合的に学ぶことが出来る総合格闘技は、リアルファイトにうってつけと言えるでしょう。

 

純粋な身体能力が向上する

総合格闘技の練習は、とにかく地味で苦しい基礎の積み重ねです。

一見すると何の意味があるのかさえわからない動きも多々ありますが、これらを続けることで確実に身体の動きが変わってきます。

例えば基礎の動作に「がぶり」(Sprawl)という動きがありますが、

この動作の繰り返しはまさにバーピー(Burpees)のそれにあたります。

これはかなり強度の高い有酸素運動であり、同時に全身の連動性を高めることが出来ます。

とにかく地味できつい動きの連続ですが、半年もたたないうちに(恐らく三ヶ月もあれば)大半の人は腹筋が割れ始め、お尻が締まってきます。

その頃には心肺機能も格段に向上し、ちょっと走ったぐらいでは息切れもしなくなっているでしょう。

総合格闘技の練習はその名の通り総合的な動きの連続体であり、かなり高度な全身運動により成り立っています。

ですから日々の練習を黙々とこなすうちに、他の格闘技ではなかなか身につかない複雑な動きが出来るようになり、

全身の様々な筋肉がバランスよく発達します。

怪我に気をつけながら練習を続ければ、誰でも身体が強く、大きくなりますから、

自然と自信がつくという精神面での効果も期待できます。


総合格闘技を教えてもらえるジムが身近にない場合は、空手や柔道の道場をハシゴするという方法もあるのですが、

やはり時間や金銭面でとても非効率的です。

更に言えば、空手だけ、柔道だけという練習の仕方では、それらを組み合わせる方法がわかりません。

相手を倒してからどうするのか、自分が倒されたらどうしたらいいのかという部分は、どうしても総合でしか学べないところがあります。

趣味程度にやるのか本気でやるのかによっても違ってくるとは思いますが、可能ならばやはり総合格闘技のジムに通い、

様々な動作をセットで使うための考え方や、身体の動かし方を学ぶのがベストだと思われます。

単純に強くなりたいという人も、いざという時に自分の身を守りたいという方も、特にこだわりがないなら総合格闘技を始めてみてはいかがでしょうか。

今は見学も自由に出来て、一回1000円前後で好きなときにレッスンが受けられるジムも増えています。

興味のある方はまず、近くに通えるジムがあるかどうか、検索することから始めてみませんか?

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。