今日から始める護身術12【ツールの代わりになるモノ】
- 2019.08.04
- 護身術
いつも心に一体のロボコップを。どうもサイコ田中です。
前回は、護身用ツールがあまり実用的ではないという話をしましたが、
それでもいざというときは使えるものを何でも使って戦う必要があることも事実です。
今日はそんな非常事態にツールと同等かそれ以上の働きをする可能性を秘めた身近な道具を紹介したいと思います。
物騒なものを持ち歩かなくても、誰でも持っているモノが武器として役に立つことを覚えておきましょう。
いざというとき武器になるモノ
どんなものでも、使い方を考えて工夫すれば強力な武器になります。
これらの道具は違法なものでもなければ使うために特別な訓練も必要ありませんから、
「ヤバイ」と思ったときは、どんどん積極的に活用して、ピンチを切り抜けましょう。
それでは具体的な道具とその使い方を説明します。
ボールペン
タクティカルペンというツールがありますが、あんな物騒なものを持ち歩かなくても、
普通の一般的なボールペンやシャーペンで十分です。
使い方はいたって簡単。
ノック式ボールペンでペン先を出すときのように親指でペンの「お尻」を押さえて、ペン先を相手の身体に突き立てるだけです。
目や喉など、柔らかくデリケートな部位を狙ってはいけません。
お腹や背中、太ももなど、急所ではなくても刺さると痛い場所をグサグサと何度も突けば十分です。
目などを傷つけてしまった場合、最悪の場合過剰防衛となりあなた自身が犯罪者になってしまう恐れがあります。
ペンに限った話ではありませんが、先端の尖ったものを護身の目的で使う際は、
相手の急所をなるべく外すよう心がけましょう。
(軍隊格闘技では全く逆、すなわち相手を確実に仕留めるために、一発で急所を突くよう指導されます)
ベルト
非常にオーソドックスなやり方ですが、皮製のベルトは鞭として使うことが出来ます。
使い方は皆さんがイメージされている通り、長さをある程度調整して、
留め金がついていないほうを相手の身体に叩きつけます。
手首のスナップを効かせて、相手の身体に当たる直前か当たる瞬間に素早く手前に引くのがポイントです。
また留め金のついているほうを振り回せば、分銅やチェーンつきハンマーのような役割を果たします。
こうした使い方は、相手がナイフなど武器を持っている場合に有効です。
革靴またはヒール
一般的な革靴やヒールの類は、先端や踵部分が非常に硬く重いため、
十分に武器として使うことが出来ます。
相手がサンダルやクロックスのようにルーズなものを履いているときは、
思いっきり足を踏んでやればそれだけで大ダメージになりますし、
素手で戦う自身が無い場面なら脱いで手に持てば、そのまま武器になります。
よくスリッパで害虫を叩き殺す人がいますが、まさにあの要領で、
相手の頭を上から全力で叩くのが理想的な使い方です。
特に革靴は裏がギザギザと複雑な模様を描いた滑り止めになっていることがほとんどですから、殴られたらただではすみません。
カバン
ハンドバッグ、リュック、ウエストポーチ、なんでも構いません。
ある程度の重さがあれば、これらは全て鈍器になりえます。
学生用カバンやビジネスバッグのように硬さとエッジがあることが理想ですが、無ければ無いで問題はありません。
要は全力で相手の頭や腹、脚に向かってぶつけさえすればいいので、使い方も何もありません。
直感的に振り回すだけで十分です。ただし中に奪われると困るものが入っている場合は十分気をつけましょう。
ペットボトル
中身が少しだけ入ったペットボトルは、それ自体が凶器になります。
特に好ましいのは構造上非常に丈夫な炭酸飲料のボトルで、
キャップ側を強く握り、ボトルの底部分を思い切り相手の頭にぶつければ大ダメージになります。
飲みかけのペットボトルを持っているようなとき、咄嗟にそれを振り回すだけですから、簡単で確実です。
一般的な500mlのボトルが理想ですが、それより小さくても構いません。(大きすぎるものはNG)
砂や小石
屋外にいるとき、これほど強力な武器はありません。
相手に倒されたときに砂を握りこめれば目にぶつけることで目潰しになり、
小石を掴んだ状態でのパンチは通常より殺傷力が上がります。
パンチをする場合、こちらの手の骨や拳ももちろん無事ではすみませんが、
相手を一撃で沈めるために手段を選べない状況下では効果的といえるでしょう。
大きな石は相手を死なせてしまうリスクがあるので無闇に振りかざすのはやめましょう。
どんなものも使い方次第
ここで紹介したものはほんの一部であり、まだまだ日常生活の様々な場面で安全に活用できる道具があります。
それらの多くは、普通の人が、普通に持ち歩いているようなものばかりです。
身を守るために過剰な武装は必要なく、それ自体が自分を追い詰める要因にもなりえます。
要はどんな道具も、使い方と考え方が大切ということです。
そしてどんな道具にも取扱説明書はありますが、それらをどう使うかは使い手次第ということです。
小さな子供は道具の使い方を間違えて怪我をしますが、同じように、護身用ツールもそうでない普通の道具も、
使い方を誤れば効果を発揮するどころか身を滅ぼす要因になりかねません。
自分が手にするものは、たとえそれがどんなにちっぽけなものでも、それ相応の責任とリスクを伴うということを覚えておきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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