ジムに行かなくても強くなれる方法

ジムに行かなくても強くなれる方法

いつも心に一本のゴーヤを。最近胃もたれ気味のサイコ田中です。

格闘技や護身術に興味があるけど、入会金や月謝を払ってジムに行くのはちょっと……という方は、実は多いのではないでしょうか。

単純にジムや道場が近隣に無いため通うのが難しいという方もいらっしゃるかもしれません。

今日はそんな方のために、格闘技を独学で習得するヒントをお伝えしたいと思います。

複雑な事情によりジムに通えない方も、体力に自身が無い方でも、まずは自宅で出来る練習をはじめてみませんか?


ジムで教わるのが一番の近道

最初に結論から申し上げると、

格闘技を完全に独学で覚えるというのは、なかなか難しい部分があるというのが現実です。

指導者から直接アドバイスを受けることが出来れば、間違いなく上達は早まりますし、確実に体力も向上します。

いい指導者にめぐり合えれば、悪い癖をその場ですぐに修正してもらえるうえに、

上手くなるコツも一人ひとりに合わせて教えてもらえます。

更に対人の練習(約束組み手やスパーリング)の時間は必ずと言っていいほど設けられていますから、

覚えた技術を実戦に近いシチュエーションで試しながら、相手との駆け引きなども無理なく身につきます。

指導者から適切な指導が受けられる、対人練習が出来るというのがジムに通うことの最大のメリットであり、

これらは独学では決してカバーできない部分でもあります。

これから格闘技を始めようと思っている方は、なるべくならジムに入会し、最低半年間は指導者の下で練習に取り組むことをオススメします。

それが強くなるための最短ルートで、間違いの無い選択です。


一人で格闘技を学ぶ方法

ではジムで練習する以外に格闘技を学ぶ方法は無いのかというと、決してそんなことはありません。

細かいフォームの修正や技術の直接指導、対人練習などはどうやっても難しいところですが、

それ以外のところは一人でも十分にこなせます。

正直な話、管理人自身シャイで人見知りが激しいので、ジムに通うのは億劫ですし、

何より潔癖症なので、単純に体臭や口臭がキツイ人や汗っかきの人との練習は苦手です。

そんな私が実際に自宅で取り組んでいる練習方法をいくつか紹介しますので、是非参考にしてみてください。

格闘技はジムに通わなければ学べないと思っている方は、もっと気楽に考えて、出来ることからやってみましょう。

 

Youtubeの動画を参考に練習

本当にいい時代になったもので、いまどきはジムや道場の指導者がチャンネルを立ち上げて、

通信講座のような動画を無料で公開しています。

これらの動画では本来直接指導されないとわかりにくい部分も細かく丁寧に、わかりやすく説明されているため、

わざわざジムや道場に足を運ぶ必要が無く画期的といえます。

ボクシング、空手など大体の格闘技は名のある日本人指導者が何らかの形で動画をアップしているので、

自分が気になるものを見て、ちょっと動きを真似るだけでも十分練習になります。

Youtubeの動画を参考に練習する場合のポイントは、あまり色々な動画を同時に見ないことです。

例えばパンチについて説明されている動画だけでも無数に存在しますが、

一度ある動画を見たら、それだけを繰り返し見て、覚えていくのが理想的です。

よくわからないうちに沢山ある動画を片っ端から見てしまうと、頭が混乱して、ポイントをうまく捉えられません。

一つの動画を見たら、その指導内容を何度も自分で試してください。それでもまだコツがわからなければ、他の動画を見るようにするといいでしょう。

 

日々の筋トレに格闘技の動きを取り入れる

これはすでに筋トレがある程度習慣になっている人向けですが、一番簡単な方法です。

例えば腕立伏せは、それだけだと胸筋や三頭筋くらいにしか効きませんが、

指先や握りこぶしを床について行えば、パンチを打つ際に重要な筋肉に刺激が入るようになります。

また有名なメニューとして、リバースランジやスクワットに蹴りの動作を組み合わせるというものがあります。

やり方は至ってシンプルで、例えばリバースランジの場合、

後ろに引いた足を戻してニュートラルの姿勢に戻るのと同時に、蹴りを繰り出すだけです。

いつもの筋トレに新しい刺激を加えつつ、蹴りのパワーに繋がるバランス感覚や連動性を高めることができ、一石二鳥です。

こうした筋トレと格闘技のトレーニングを組み合わせたエクササイズもYoutubeで紹介されているので、

気になるものを見つけたら試してみましょう。

 

ゴムチューブで「一人グラップリング」

柔道経験者の方は、道場にゴムチューブがぶら下がっているのを見たことがあるかもしれません。

シンプルなツールですが、一人で効果的な練習が行えます。

ある程度伸縮性のあるものを引く動作により、相手とつかみ合いになったときに主導権を握るための総合的な腕力を鍛えられます。

公園の遊具に太めのチューブをくくりつけて、縦横斜めと、いろいろな方向に引っ張るだけで効果はありますし、

チューブを2本使えば左右の腕で違う方向に力を加える練習ができ、

これは相手をつかんで投げたり、相手の動きをコントロールする練習になります。

もちろん、チューブの真ん中を足で踏み、両端をぐいぐい引くだけでも十分な効果が得られます。

シャドーボクシングにも共通することですが、

相手の姿や動きをイメージできれば、一人でも質の高いトレーニングは可能です。


ジム通いだけが強くなる道ではない

今は本当に便利な時代になったので、自宅で画面越しに指導が受けられる動画やアプリがどんどん増えています。

これらをうまく活用すれば、ミットやサンドバッグを叩くとか、

スパーリングをする以外の練習は全て自分一人でも行えます。

確かに格闘技の技術は結局のところ、陸の上で泳ぐ練習が出来ないように、相手と闘うことでしか身に付けられない部分はありますが、

シャドーや型、筋トレなど、大部分は一人で黙々と積み重ねるものです。

基本の型を繰り返すだけではいざという時役に立たないかもしれませんが、

闇雲にサンドバッグを叩き、惰性で馴れ合いのスパーリングをやるよりは遥かに質の高い練習といえるでしょう。

ジムに通って汗を流すことだけが、強くなる方法ではないのです。

そもそも私たちの目指すゴールはどこでしょうか?プロの格闘家になるのが目標なら、毎日ジムで激しい練習に取り組まなくてはいけないと思いますが、

そういった目標が無いのならわざわざジムに通う意味はあまり無いとも言えるでしょう。

自分に合った練習を自分のペースでやれることが独学の最大の強みです。

引っ込み思案な人や体育会系のノリが苦手な人、近くにジムがないという人は、無理してジムに通う必要はありません。

まずはあなたが興味を持った格闘技についてYoutubeで検索して、基本のワンツーパンチから始めてみませんか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。