総合格闘技が護身に役立つ3つの理由
- 2019.08.02
- 護身術
いつも心に一滴のタバスコを。どうもサイコ田中です。
格闘技を始める理由は様々だと思いますが、やはり身を守るためと答える方はいらっしゃると思います。
もしも護身のために格闘技を始めるなら、
管理人は自信を持って総合格闘技をオススメします。
今日はなぜ総合格闘技が護身に役立つのか、その理由を大まかに3つの項目に別けてお話したいと思います。
これから本気で身を守るために格闘技を学ぼうとしている方は、是非参考にしてみてくださいね。
全体的にハードルが下がっている
総合格闘技は、言ってみれば何でもありの格闘技です。
相手を殴ってよし、蹴ってよし、投げてよし、極めてよし。
ルール上、金的や目潰しなどの明らかな反則以外のほぼ全ての攻撃手段が認められている場合が多く、
これは限りなく路上のルールがないファイトに近いシチュエーションです。
普段からこのような極限状態に近い状態をイメージした練習に取り組んでいれば、
自然と自信がついてきますし、もちろん身体も大きくなります。
総合の練習は確かに危険でハードなものですが、最近は日本でも指導者の数が増え、ビギナーや女性向けのコースや、
一回千円程度で気軽にレッスンが受けられるお試しプランのようなセミナーも開講されているので、
少しでも興味があるならまずは練習を見学するところから始めてもいいでしょう。
選手を目指すなら話は別ですが、
ストレス解消や趣味程度にやるだけならば無茶なスパーリングやフィジカルトレーニングはメニューに組まれません。
最近はスパーリングも主体性を重視するジムが増えており、やりたくなければ事前に断っておけば、
ヘッドギアなど余計な装具の購入費用も浮いてきます。
(私個人としては本気で強くなりたいと思っているならスパーリングはどんどんやるべきだとは思いますが、近年はスパーリング以外の時間を重視する指導方針に変化しており、一概には言えない部分があることは確かです)
あらゆる局面に柔軟な対応が出来る
リアルファイトは、複雑で変化の激しい局面となることがほとんどです。
例えば両者とも立ち上がった状態で殴り合いから始まったとしても、
力の強いほうが弱いほうを押し倒して上になり、一方的に殴りつけるという状況はよく見られます。
このように状況の変化が起こった場合、
ルールで保護された格闘技の経験しかない場合は対処が遅れるか、全く何も出来ない可能性が高くなります。
例えば空手やキックボクシングでは当然ですが倒れた相手に攻撃を加えることは禁止されていますので、
相手または自分が倒れた場合は審判が試合を止めます。
実際の喧嘩にレフェリーはいませんから、試合(殴り合い)はそのまま続行されます。
「審判が止めてくれる」という状況に慣れきっていると、対応が遅れるか、最悪何も出来ません。
また打撃だけ、あるいは寝技だけを知っている、というのもあまり好ましくありません。
打撃しか知らなければ、相手または自分が倒れた、倒されたときにどういった攻撃手段があるのかわかりませんし、同様に防御も出来ません。
また寝技しか知らなければ立ち合いの局面でいきなり頭や下半身に強烈な打撃をもらい、
何も出来ずに終わるということも考えられます。
リアルファイトにおいては、選択肢、すなわち切れるカードが多ければ多いほど有利です。
逆に、「これしか知らない」「これしか出来ない」というのは圧倒的に不利です。
そのように考えると、色々な技術を総合的に、また複合的に学ぶことが出来る総合格闘技は、リアルファイトにうってつけと言えるでしょう。
純粋な身体能力が向上する
総合格闘技の練習は、とにかく地味で苦しい基礎の積み重ねです。
一見すると何の意味があるのかさえわからない動きも多々ありますが、これらを続けることで確実に身体の動きが変わってきます。
例えば基礎の動作に「がぶり」(Sprawl)という動きがありますが、
この動作の繰り返しはまさにバーピー(Burpees)のそれにあたります。
これはかなり強度の高い有酸素運動であり、同時に全身の連動性を高めることが出来ます。
とにかく地味できつい動きの連続ですが、半年もたたないうちに(恐らく三ヶ月もあれば)大半の人は腹筋が割れ始め、お尻が締まってきます。
その頃には心肺機能も格段に向上し、ちょっと走ったぐらいでは息切れもしなくなっているでしょう。
総合格闘技の練習はその名の通り総合的な動きの連続体であり、かなり高度な全身運動により成り立っています。
ですから日々の練習を黙々とこなすうちに、他の格闘技ではなかなか身につかない複雑な動きが出来るようになり、
全身の様々な筋肉がバランスよく発達します。
怪我に気をつけながら練習を続ければ、誰でも身体が強く、大きくなりますから、
自然と自信がつくという精神面での効果も期待できます。
総合格闘技を教えてもらえるジムが身近にない場合は、空手や柔道の道場をハシゴするという方法もあるのですが、
やはり時間や金銭面でとても非効率的です。
更に言えば、空手だけ、柔道だけという練習の仕方では、それらを組み合わせる方法がわかりません。
相手を倒してからどうするのか、自分が倒されたらどうしたらいいのかという部分は、どうしても総合でしか学べないところがあります。
趣味程度にやるのか本気でやるのかによっても違ってくるとは思いますが、可能ならばやはり総合格闘技のジムに通い、
様々な動作をセットで使うための考え方や、身体の動かし方を学ぶのがベストだと思われます。
単純に強くなりたいという人も、いざという時に自分の身を守りたいという方も、特にこだわりがないなら総合格闘技を始めてみてはいかがでしょうか。
今は見学も自由に出来て、一回1000円前後で好きなときにレッスンが受けられるジムも増えています。
興味のある方はまず、近くに通えるジムがあるかどうか、検索することから始めてみませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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