【簡単】本当に誰でも出来るキックとその使い方【護身術】

【簡単】本当に誰でも出来るキックとその使い方【護身術】

いつも心に1輪の曼珠沙華を。どうもサイコ田中です。

基本的に路上のファイトで蹴りは使うべきではないとされています。

ですが、正しく安全な運用方法を知っていれば、

キックは強力な武器になります。

今回は格闘技の経験が無い素人の方や女性でも出来る、安全かつ効果的なキックを紹介します。

 

護身の目的でキックを使うべきではない理由については、以下の記事で解説しています。併せてご覧ください。

↓ ↓ ↓

路上で蹴りを使ってはいけない3つの理由


蹴りで相手をノックアウトすることはほぼ不可能

とても大切なことですから最初に断っておきますが、

路上のファイトにおいて相手を蹴りで倒すといった状況は、

ほぼ起こりえません。映画や漫画の世界だけの話です。

あなたが空手の有段者で、木製バットや氷柱を粉砕できる蹴りを持っているなら話は別ですが、

そのような人物は極めて稀有な存在です。(路上でそんな危ない人物とは、ほぼ接触しないということです)

頭部を狙うハイキックは外してバランスを崩すか脚をつかまれるリスクのほうが大きく、

お腹への蹴り(ミドルキック)はほとんどの場合全然痛くない当たり方をします。

脚を狙うローキックについても同様で、あまり効果がありません。

ローキックやボディーへの攻撃は基本的にルールのある格闘技において、

ラウンドを重ねるごとにダメージが蓄積する、

いわば間接的な攻撃手段に過ぎません。

路上のファイトにおける最大の目標はいつも、

目の前の攻撃者を、その場で・今すぐ(Right here, right now)倒すことです。

従って、ゆっくりじわじわ効いてくるローキックやボディブローなどは、護身の目的には適しません。

更に言えば蹴り技の多くは、蹴ったほうが怪我をするもののほうが多く、現実的とは言えません。

もしも蹴りで相手を倒したければ、空手やムエタイ、キックボクシングなどのジムに通い、

一撃必殺の威力がある「本物の蹴り」を習得する必要があります。

そしてそれは言うまでもなく、一般人の大多数にとって非現実的なイメージに他なりません。


誰でも出来て本当に使える3種のキック

上で蹴りは使い物にならないと述べたばかりですが、キックにはちゃんとした使い道があります。

ここでは路上のファイトに適した安全かつ効果的なキックを3つ紹介します。

この手の記事では毎度のようにお伝えしていることですが、

ここで紹介するテクニックは身を守る目的のみに用い、絶対に悪用しないでください。

いかなる事情があろうとも、暴力は犯罪です。

 

シンプルに足を踏む(ヒール・ストンプ)

「そもそも蹴りなの?」というツッコミをいただきそうなのですが、管理人はこれを立派なキックと考えています。

やり方は至ってシンプル、相手に胸倉や肩口を掴まれるなど接近した状態で、

自分から見て一番近い相手の足(前に出ているほうの足)を、

靴の踵で思いっきり踏みつけるだけです。

相手がクロックスやサンダルなどルーズなものを履いている場合の効果は絶大ですし、

靴底が厚く強度のある安全靴やブーツの踵は、本当に軽く踏むだけでも烈しい痛みが走ります。

基本的に足を踏まれた相手は踏まれたほうの足を一歩または半歩後ろに下げる傾向にあるため、

バランスが崩れたところへ頭突きや膝蹴りを食らわせるなどのコンビネーションが有効です。

 

相手の膝を足先で触る(足を乗せる)

厳密には斜め蹴り(Oblique Kick)とか関節蹴りと呼ばれる技ですが、そんな物騒なものではありません。

少し行儀が悪いですが、手が塞がっていて、脚を使ってものを取ったり、動かしたりする状況を想像してください。

そーっとつま先を伸ばして、足の先か足裏で探るように対象物を触りに行くと思うのですが、

まさにそのイメージで、相手の膝を軽く触るだけです。思い切り蹴る必要はありません。

(そういった意味ではもはや蹴りでさえないのかもしれませんが)

大切なことは、相手に「膝の周りに触れられた」という事実を意識させることです。

これは前に出る突進力を殺ぐのと同時に、下半身への警戒心を抱かせることに繋がります。

そこからあなたがやりたいことは、もう一度同じように足で相手の膝を触る振りをして、

いきなり顔面にパンチを入れることです。

あくまでもフィニッシュは頭部へのパンチや金的蹴りなどのシンプルな急所攻撃であることを意識しましょう。

蹴りはただのトリック、布石に過ぎません。

 

サッカーキック(インフロントキック)

路上のファイトで想定される、ほぼ全てのシチュエーションで応用可能な蹴りです。

サッカーの基本的なキックであるインフロントキックをイメージしてください。

少し離れた場所に置かれたボール(ターゲット)を、つま先(足の甲)で強く押し出すようにして蹴ります。

斜め前に小さくステップし、足先をやや斜めに、シャープな円弧軌道を描くようにして動かすのがポイントです。

この蹴りの素晴らしいところは、蹴ったらそのまま勢いを使って前方に走り出せるという点です。

いきなり相手のスネや膝の辺りに蹴りを入れたら、身体が流れるままに走りましょう。

当ブログでは何度もお伝えしていることですが、基本的に「逃げるが勝ち」です。


ミットなどは一切不要!一人で練習できます

今回紹介した3種類のキックは全て、一人でも動作を確認できます。

ヒールストンプ(踏みつけ)は、コロコロ転がるテニスボールなどを軽く踏み潰すだけで十分ですし、

相手の膝を触る練習は、そこらへんの電柱やカーブミラーの支柱、車止めなどを軽く蹴るだけで感覚がつかめます。

サッカーキックは言うまでもなく、実際にサッカーボールを蹴ればどんどん上達します。

大切なことは、明確に相手の脚がそこにあることをイメージして行うことです。

自分の脚の長さならどこまで届くのか、どんな風に動かせばしっかり力が入るか確かめながら、

大体のイメージが持てればそれで十分です。

蹴り一発で倒すのではなく、脚を踏む、膝を軽く触るといった小さくシンプルな動作から、

どのようにしてノックアウトに繋げるかを意識することが肝要です。

3種類のキックがそれぞれどんなものかイメージできたら、そこからパンチ、頭突きへとつなげる練習もしてみましょう。

サッカーキックは、蹴ったらそのままダッシュするのがオススメの練習法です。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。