あなたの生存本能を高める3つの習慣

あなたの生存本能を高める3つの習慣

いつも心に1件の事故物件を。どうもサイコ田中です。

当ブログでは誰でも出来る簡単な護身術やそれに関連する豆知識をお伝えしてきましたが、

残念ながらどれだけ知識を身に付けてもそれらは本当の極限状態においてはほとんど役に立ちません。

(役に立つ技術やアイデアをお伝えしてきたつもりですが、これが現実です)

なぜそんなことが起こるのでしょうか。


極限状態ではとにかく「時間が無い」

命に関わるような本当の極限状態では、とにかくスピードが重要です。

まず、考えている時間はありません。ですから知識やアイデアは無意味です。

そして反応から行動までの時間は限られています。やはり思考が入り込む余地はありません。

相手が攻撃の気配を見せた瞬間に適切な対応が出来るのは、よほど訓練されたその分野のプロだけです。

(軍人や本職のセキュリティといった人種がこれに当たります)

大半の訓練されていない一般人は、殴られる瞬間に頭をブロックしたり、カウンターを入れることは出来ません。

ただ殴られて被害者になるか、パニック状態の中で逃げ惑うしか選択肢が無いのです。

身を守るためうえでカギになるのはいつも、

反応の速さと迷いの無い行動です。

これらを一朝一夕に鍛え上げるのは困難ですが、

生まれ持った生存本能を高める(強くする)ことで、危機管理能力を向上させることはできます。

そしてそれは、あれこれ知識を身に付けたりテクニックを覚えたりするよりも、

よほど簡単で現実的、そして効果があると言えます。

具体的にどんな方法があるのかを見ていきましょう。


あなたの生存本能を強化する3つの習慣

ここでは老若男女を問わず誰もが生まれつき身に付けている生存本能に強く働きかけ、

生き残る力を磨くための習慣を3つ紹介します。

難しいことは一つもありません。出来そうなこと、興味の持てることから始めていきましょう。

 

周囲をよく観察する

人間や車の動きを注意深く観察する習慣は、危機管理能力を高めるうえで重要です。

人が何かを考えて行動を起こすときは、それぞれに理由があり、必ず規則性があります。

例えばコンビニの近くに車がアイドリング状態で停車している場合は、ちょっと煙草やスナックを買うか、

預金を下ろしているだけだと大体見当がつきます。

しかし人気の少ない、また近くに駅やコンビニが無いような場所の路肩にアイドリング状態で車が停まっていた場合、

それは目的の不明瞭な行為なので、不自然ということになります。

ただ人を待っているだけ、時間をつぶしているだけなら全く問題はありませんが、

悪意のある人物が車内で「獲物」を物色している可能性は十分考えられます。

このような動機や意図が不明瞭で不自然な動きをしている人物や車を見つけるために周囲を観察する習慣は、

生存能力を高めることに繋がります。

 

人を簡単に信じない

身を守る上で非常に重要な考え方の一つです。

シンプルな路上トラブル以外にも、詐欺などの被害を未然に防ぐ上でも大切な習慣です。

基本的に人は、目的も無く近づいては来ません。

声をかけられたとき、呼び止められたときはまず冷静に相手を観察し、

相手の言葉遣いや頻出するキーワードなどから自分に近づいた目的を探っていきましょう。

初対面でいきなりお金の話をする人や、女性やギャンブル絡み、嗜好品の話をする人間は、

あなたにとって好ましくない、危険な相手です。

そのような相手とのやり取りはなるべく早く切り上げ、さっさとその場を離れましょう。

しつこく付きまとわれるようならなるべく早く警察に連絡し、身を守るために心の準備をしましょう。

(他人を切り離すような生き方をしろという話ではなく、「お人好し」のような振る舞いはやめましょうということです)

 

いつも自分が持っている「武器」を意識する

身を守るためにあなたが持っている武器は何でしょうか。

鍛え上げた身体、格闘技の経験、ポケットの中のボールペン……何でも構わないのですが、

自分にとって武器になるものを意識することは、とても重要な習慣と言えます。

「身の周りで武器になるものを探す」という習慣にも繋がる部分ですが、

いつも闘うために心の準備をしていることは、単純な反応のスピードを高めます。

日本は極めて治安のいい国ですから平和ボケしてぼんやりしている人が多いと考えられますが、

凶悪犯罪は全国至るところで頻繁に発生しており、決して他人事ではありません。

いざという時自分が何を出来るのか、身を守るためにどのような手段があるかを意識して確かめておくことは、

間違いなく生存率を高めることに直結します。

普段から様々なシチュエーションを想定し、何かが起きたときに自分は何をすべきなのか、何が出来るのかを考え、

心理的に備えておくに越したことはありません。

(護身のみならず地震などの天災についても当てはまる考え方です)


まずは違和感や恐怖・不安を受け入れることから

不安な気持ちや緊張感、違和感などは、

あなたの本能があなたに送っているシグナルです。

それらは「ここから離れろ」とか「こいつは危険だ」という直接的なメッセージに他なりません。

もしも道を歩いていて嫌な感じがしたり、

目の前の相手に恐怖や不安のようなものを感じた場合は、それらを決して無視せずに受け入れましょう。

受け入れた上で、自分は何を出来るのか、何をすべきなのかを考えて行動することが大切です。

「ヤバイ」と思っても棒立ちのままだとまともに殴られて終わってしまいます。

「どうしよう……」などと考えながら立ちすくんでいるとどんどん不利な立場に追い込まれます。

もしも自分の中に少しでもネガティブな感情を見つけた出したときは、

とにかくその場から離れるか、誰かに助けを呼ぶ準備をしましょう。

(「実力行使」のために心の準備をすることも重要です)

当ブログでは何度もお伝えしていることですが、

いつでもあなたに必要なことは、あなたが知っています。

自分の直感と本能を信じて、生き残るために最善を尽くしましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。