【一人暮らしの方向け】手軽に出来る防犯対策
- 2019.10.19
- 護身術
いつも心に一切れのライ麦パンを。どうもサイコ田中です。
近年は都市部も郊外も関係なく、自宅に侵入されるなどの事件が多発しています。
今回は身を守る第一歩として、特に一人暮らしをしている方向けに簡単な防犯対策を紹介します。
お金も時間もかからない、手軽で効果的なテクニックを厳選しました。
現在一人暮らしをしている若い女性の方や、護身に興味のある方は是非参考にしてください。
まずは危機管理能力を高めることから
皆さんは、ネットや新聞でニュースの記事を読んだり、テレビの報道をチェックしますか?
「天気予報だけ……」という方は、5分でも10分でも構いませんので、
気象情報の前後に流れる短いニュースにも目を通すようにしてみてください。
日本は世界的に見ても極めて治安の良い国とされていますが、事件の報道が途絶えることはありません。
毎日どこかで誰かが危険な目に遭い、大切なものをなくしたり、傷ついたりしています。
こうした情報を詳細に把握しておくことは、今後同様の事件やトラブルが自分自身の身に起きた際に、
どのような対応が望めるのか、どんな対策が必要なのかを考えるヒントになります。
どうか事件の報道を他人事だと思わず、「もしも自分が被害者だったら」という視点で見る癖をつけてください。
そうした考え方は、いつ訪れるとも知れない「その日」に、きっとあなたやあなたの大切な人を守る助けになるはずです。
誰でも手軽に始められる3つの防犯対策
ここではお金も時間もかけずに、今日から誰でも始められる防犯対策を3つ紹介します。
防犯カメラや強化ガラスといった本格的な設備的対策は不要です。
今手元にあるもの、すぐ用意できるものを使って、リスクを減らす工夫をしていきましょう。
一部のテクニックは、ホテルに宿泊する際などにも応用可能です。参考にしてください。
ドアに自分しかわからない目印を挟む
古典的な方法ですが、手軽で効果的なテクニックです。やり方は至って簡単。
家を出るとき、小さな付箋か何かを、ドアの見えにくい場所に挟んでおくだけです。
ドアを開けると外れてどこかに飛んでいくか、配置が変化する小さな紙切れのようなものがオススメです。
重要なポイントは、そうした細工をしていることを悪意ある第三者に把握されないことです。
最も簡単な対処法は、家を出る前に、内側からドアの下のほうに付箋を貼り付けて、
後は普通に鍵をかけてその場を離れるというやり方です。(必ず付箋を挟み込むようにしてください)
こうすれば少なくとも外からはドアに何かしているようには見えませんし、動作も不自然ではなくなります。
帰宅した際は付箋の位置や形に気を配り、不自然なところがないか確かめてから外しましょう。
付箋を貼るときは、簡単に外れるよう粘着力の低下した古いものを使うのがポイントです。
(わざとドアのよく目立つ場所に貼り付けることで、犯罪抑止力とする手もあります)
ドアの前に割れ物を置いてから就寝する
室内から見て、内側に開くタイプのドアで特に効果的なテクニックです。
もう使っていないグラスやコップなど、割れると音がする陶器の類をドアの前に置くだけです。
ピッキング以外の手段で外部から部屋にアクセスする場合、ドアの下部から何らかのツールを通すのが一般的なため、
このような対策は強い抑止力となります。
また万が一部屋に侵入された際も、侵入者がよほど注意深くない限りドアを割れ物にぶつけます。
このとき大きな音がするので警報の代わりにもなり、犯人にプレッシャーを与えることにも繋がります。
ドアになるべく近づけて、高さのあるガラス瓶などを立てるのがオススメです。
陶器のカップやグラスなどは、何段か積み重ねることで同様の効果が得られます。
またよくあるL字型のドアノブの場合、紐をくくりつけた割れ物をぶら下げておくというテクニックもあります。
いずれにしても、侵入者に簡単にドアを開けさせないことが重要です。
男性用の下着や衣類をベランダに干す
一人暮らしの女性を対象にした有名なテクニックですが、間違いなく効果があります。
悪意ある第三者が情報を集めるための最もオーソドックスな手段は、
単純に外から観察するという方法です。
まずは手始めにベランダや窓の周囲など、外から見てよくわかる場所から入るわけですが、
このとき明らかに男性のものとわかる衣類や下着が目に入った場合、
それは攻撃者にとって大きなストレス、プレッシャーになります。
女性が一人で暮らしているところを狙うより、
男性が「いるかもしれない」空間に踏み込むほうが圧倒的に難易度が高いからです。
このほかにも、単純に衣類を沢山干すことで二人以上で暮らしている可能性を匂わせたり、
わざわざ外から見える場所にテレビを置き、つけっぱなしにして(音は消すか小さめで)外出するという手もあります。
自分以外の誰かがそこにいること・あるいはその可能性があることを示すことは、強い抑止力になります。
(一番手っ取り早いのはパートナーを見つけて一緒に暮らすことですが)
生活リズムを簡単につかませない工夫を
ストーカーなどが相手の場合、
特に重要なのは生活リズムや習慣を知られない工夫です。
例えば平日の朝は何時に家を出て、何時ごろに帰宅する――といった情報は、簡単に掴まれたくありません。
早起きできた朝はいつもより早く家を出て喫茶店でコーヒーを飲むとか、
帰りに少し買い物をしたり、適度に残業したりして帰宅時間をずらすといった取り組みは効果的です。
一番大切なことは、
何曜日はどこで何をして、何時から何時までなら家が空いているといった情報を、
悪意ある第三者が簡単につかめないようにすることです。
規則正しい生活を送ることも大切には違いありませんが、少なくとも護身または危機管理の観点においては、
規則性がなくバラバラで、つかみどころのない生活リズムを送ることが有効です。
もしも職場が自宅の近くなら、たまにはお昼を自宅で食べたりしてもいいでしょう。
平日の朝や夕方に、「気が向いたときだけ」スポーツクラブに足を運んでもいいのです。
日々の生活習慣に変化をつけ、小さな情報をどんどん上書きしていくことで、
危険な相手にプレッシャーを与えながら、刺激のある毎日を過ごせるようになるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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