【防犯】状況認識のヒントと応用【護身】
- 2020.01.12
- 護身術
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いつも心に1果のグレープフルーツを。どうもサイコ田中です。
車上荒らし、ひったくり、暴行、痴漢……犯罪被害を未然に防ぐためには、
まず自分自身が置かれている状況を正しく認識することが重要です。
今回はそうした状況認識を身に着けるためのヒントを、
いくつかの応用テクニックも併せてご紹介します。
「自分は大丈夫」という思い込みは危険
治安のいい日本ですが、想像を絶するような凶悪犯罪は後を絶ちません。
昨今では未成年や高齢者による傷害や暴行、殺人事件なども珍しくはなく、
社会的地位や住んでいる地域などに関係なく犯罪被害のリスクは想定されます。
「自分は大丈夫」「私には関係ない」「ここは田舎だから……」といった根拠のない思い込みは捨て、
いつでも自分や自分の身近な人が被害者になる可能性があることを忘れてはいけません。
周りから自意識過剰だとか、被害妄想が強すぎると思われるかもしれませんが、
身を守るうえで、警戒しすぎ、心配しすぎということはありません。
危機管理能力を高めるためにも、すぐそこにある犯罪被害をいつでも自分のことのように考え、
「明日は我が身」の精神を心がけましょう。
状況認識に大切な3つのポイントとその応用
身を守るための第一歩は、自分が置かれている状況を素早く正確に把握することです。
ここではそんな状況認識のポイントをシチュエーションごとに3つお伝えします。
実用性の高い応用法も併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
情報収集の癖をつける
状況認識において、情報を集める習慣はとても重要です。
例えば飲食店の入店時には、
・駐車場にどんな車がどのように停められていたか
・窓際の席にカップルは何組いたか
・警備員はどこに何人立っていたか
などといった情報を意識的に集めておくことなどが考えられます。
店に入った時点で、大まかな見取り図を頭の中に描けるぐらいの空間認識力も必要です。
非常口はどこか、行き止まりになっている箇所は、火災報知器の類は……
こうした情報は集められるだけ集めておくに越したことはありません。
攻撃者の侵入経路や攻撃を受けた際の逃走経路、バリケードになりそうな家具などの存在を知っているか知らないかは、
非常事態での生存率を大きく左右します。
武器になりそうなものや凶器の類がどこにどれだけあるかも確認しておくといいでしょう。
「~が無い」という考え方をやめる
時間がない、逃げ場がない、選択肢がない……のような、
「~が無い」という考え方はストレスを強め、冷静さを欠く原因になります。
冷静な判断が求められる非常事態こそ、「~が無い」というネガティブな見方ではなく、
「〇〇と××はある」というような、ポジティブな考え方が求められます。
時間が無いならダメージを最小にするためのアイデアを、
逃げ場が無いなら時間を稼ぐための手段を、
選択肢が無いなら実力行使のための準備をすればいいのです。
どのような場面でも、そこにないものではなく、目の前にあるものを使い切るイメージを持つことが大切です。
小さな”違和感”を手掛かりにする
あなたは道を歩いていて、前から来る男女が長年連れ添った夫婦か、
ついさっき出会ったばかりの赤の他人かを、区別することができますか?
人には距離感とか、その場の空気、テンションのようなものを感じる力が備わっています。
家族・友人・それ以外……といった具合にざっくりとですが、ある程度人と人との関係を見極める力です。
もしもあなたが第三者のやり取りを眺めていて違和感を覚えるような場合は、
それは何らかのトラブルが起こる前兆か、トラブルが起きている可能性を示唆します。
普段の通勤・通学路で違和感を覚えるようなときも、それが何に起因するのかを探ることで、
思わぬ危険を回避できるかもしれません。
「何かがおかしい」「普段と違う」と感じるときには、その小さな違和感を無視せずに、
状況を細かく分析する習慣を身につけましょう。
情報の9割は視覚から
ここまで状況認識には情報を収集・分析する習慣が重要だと述べてきましたが、
「人は見た目が9割」などという言葉もある通り(関係ないかもしれませんが)、
情報の実に9割近くは、目から―ーすなわち視覚から得られます。
例えば音に頼った場合、爆発音や銃声といった危険なシグナルをいち早く捉えることはできますが、
肝心な脱出経路や被害状況を確認できません。
また嗅覚が鋭ければ有毒ガスや血の匂いなどを敏感に感じ取り危険を回避できるかもしれませんが、
ガスの発生源などは目視で確認しなければあまり意味がありません。
このように目で見て得られるヒントは多く、また視覚に頼らなければ得られない情報も無数にあります。
周りを見る癖や観察力、洞察力といったものを鍛えることを普段から意識し、
視力の低下や目の不調を感じた場合は速やかに矯正または治療などの対処を心がけましょう。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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