全身をバランスよく鍛えるための3つのポイント

全身をバランスよく鍛えるための3つのポイント

いつも心に1本のカリスティックを。どうもサイコ田中です。

性別や年齢を問わず、どうせ体を鍛えるなら、均整の取れた美しいボディを手に入れたいですよね。

それでもなかなか思うようなボディメイクが出来ないのが筋トレの面白いところでもあり、

難しいと感じるところかもしれません。

今回はそんな均整の取れた美しい肉体を作るために知っておくべき重要なポイントについてお話ししたいと思います。


筋肉の左右差は仕方がない?

筋肉に左右の差があるように感じられる方は多いかもしれません。

私自身も腹筋は鏡を見てはっきりわかるほど左右でズレがあります。

筋肉の左右差については、ある程度諦めなくてはならない部分があることは確かです。

人間の筋肉の付き方は生まれつき遺伝的な特性や骨格などによって決められており、

それらを努力や生活スタイルの工夫などで改善することは困難と言えるでしょう。

(歯並びや目鼻の大きさを自力で変えるようなものです)

その一方で、普段の姿勢や体の使い方によって生じている左右の差であれば、

地道なトレーニングやストレッチによって改善できる可能性はあると考えられます。

もしも筋肉の左右差やバランスの不均衡が気になる方で、

・スポーツなどで利き腕を酷使する

・カバンなどをいつも片方の肩にかける

・頬杖を突く姿勢が楽

という方は、ぜひ普段の生活スタイルや姿勢を見直すところから始めてみましょう。

バランスの取れた美しい体を取り戻すことができるかもしれません。


全身をバランスよく鍛えるための3つのポイント

ここでは全身をバランスよく鍛えるために知っておくべき大切なポイントを、

3つの項目に分けてお伝えします。

筋トレを続けてもなかなか理想の体型に近づかないという方や、

運動中のボディバランスに不安があるという方は参考にしてください。

 

同じ内容のトレーニングを続けない

人それぞれ、好きなメニュー、得意な種目があると思います。

「とにかく腹筋が楽しい!」という方もいらっしゃるでしょうし、

「デッドリフトが大好き!」というストイックな方も少なくはないでしょう。

自分が好きなメニューでとことん追い込み、得意な部位を強くするのは良いことですが、

何事もやりすぎはよくありません。

腕立て伏せやベンチプレスなどのいわゆるプッシュ系(押す種目)ばかり行い、

懸垂やラットプルなどのプル系(引く種目)を怠ると体の前後でバランスが崩れ、

姿勢の悪化による腰痛や肩こり、慢性的な疲労にもつながります。

また同じ部位をターゲットとした種目ばかり続けることにより、

いつまでも靭帯・関節へのダメージが抜けない箇所が出てくる恐れもあります。

今はどんなに楽しくても、将来的に筋トレが出来なくなってしまう可能性があることを忘れずに、

痛みや違和感のある部位を必要以上に追い込むことはやめましょう。

(しっかりと部位を分けてトレーニングを行うことが大切です)

 

利き腕と反対の腕を意識する

皆さんの利き手は左右どちらですか?

私は左利きなので、肩も胸も右に比べ左側のほうが発達しているように感じられます。

テニスの選手などを見てもわかることですが、より多くの負担がかかる利き腕は、

逆の腕よりも発達する傾向にあり、そこから少しずつ左右の差が生じてきます。

こうした左右の力の差を小さくするためにも、普段から利き腕と反対側の腕を意識することが大切です。

もしも可能ならば片手で腕立て伏せを行い、どちらが強いか確かめ、弱いほうは回数を増やしましょう。

ダンベルを用いたトレーニングにおいても左右に差が感じられるような場合については、

回数が上がらないほうを意識的に追い込み、左右の差を無くすように工夫するといいでしょう。

もちろん片足立ちや片足スクワット(ピストルスクワット)などにより下半身の左右差もカバーできます。

(片手腕立てや片足スクワットは難易度が高いため初心者の方は注意が必要です)

 

正しいフォームを心がける

初歩的かつ基本的なことですが、

フォームが崩れていてはどんな高負荷も高重量も無意味に違いありません。

特に左右のバランスの乱れは致命的で、

積もり積もった左右の不均衡がやがて修復不能なほどのダメージとして表面化し、

大きな怪我へとつながるリスクは十分に考えられます。

腕立て伏せ一つをとっても、

・手を突く位置はズレていないか

・腰が反ったりお尻が突き出たりしていないか

・左右で体重のかかり方は均等か

など、チェックすべき項目は無数にあります。

周囲に気味悪がられるくらいの完璧主義を貫き、

トレーニングの1回1回、1セット1レップを、常に100点満点の内容で行うという意識を徹底しましょう。


メニューに変化をつける工夫を

筋トレが習慣化すると、ついつい同じメニューばかり繰り返してしまいがちです。

筋肉は骨に対して色々な方向や角度に接しているため、

同じ向きや同じ角度の運動ばかり繰り返していると、どうしても発達しない箇所が出てきます。

「体が大きくなってきたけど、何だかバランスが悪い……」という方や、

「ここは大きいのに、この辺りは頼りない」など、筋肉の付き方に不満や違和感のある方は、

ぜひ日々のトレーニングに変化をつける工夫をしてみてください。

例えば腕立て伏せなら、

・手幅を広く(狭く)する

・手を突く位置を胸のラインより下げる

・角度をつける(足を上げる)

これだけで全く違う場所が刺激されるようになり、トレーニングの質が変わります。

やってみるとわかりますが、普段と違う場所に負担がかかるため、

場合によっては数回で苦しくなってくるかもしれません。

トレーニングを行う際は、グリップやスタート位置の姿勢、可動域などに注意を向け、

きついと感じる動作を意識的に取り入れていきましょう。

似たような動きでも、普段使われていない場所や刺激の届いていない箇所がある場合、

全く違う負荷を感じることができ、筋トレそのもののマンネリ化を防ぐ効果もあります。

筋肉の様々な部位にいつも新鮮な刺激を与え続け、

均整の取れた理想的なボディラインを手に入れましょう。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。