【ホームディフェンス基礎】枕元に置いておくべきアイテム
- 2020.05.04
- 護身術
いつも心に1mgのシトルリンを。どうもサイコ田中です。
新型コロナウイルスの蔓延に伴い自宅待機を余儀なくされている方は多いかと思われますが、
在宅中も犯罪被害のリスクは無視できません。
特に警戒すべきなのが、就寝中の空き巣・居空き・忍び込みなどといった、
住居への侵入とそれに伴う犯罪です。
今回はそうした在宅時における自己防衛(ホームディフェンス)の基礎として、
就寝時枕元に置いておくべきアイテムとそれらの使い方について説明します。
戸締り確認とカギの管理は慎重に
空き巣などの被害を未然に防ぐうえで重要なのは、
戸締り確認の徹底とカギの管理に他なりません。
ゴミ出しや車の荷物を取りに駐車場へ向かう際など、
「少しくらい大丈夫」と思ってしまいますが、泥棒はいつどこで侵入を試みるかわかりません。
2,3分というわずかな時間の外出でもしっかりとドアや窓を施錠することはもちろん、
在宅をアピールするために電気をつけたままにしたり、換気扇やエアコンをつけたままにしておくことも有効です。
またカギの管理を怠りどこかに置き忘れたり紛失した場合も、いつどのような人物に悪用されるかわかりません。
普段から住宅や車はもちろん、普段なかなか開け閉めすることのない倉庫のカギなども、
どこかへ置き忘れたり失くしたりすることの無いよう、責任をもって管理する意識が大切です。
枕元に置いておきたい5つのアイテムとその使い方
ここでは就寝時「これだけは置いておきたい」5つのアイテムとそれらの使い道について、
防犯・防災両面にフォーカスしてお伝えしたいと思います。
どこのご家庭にも必ず一つはあるようなもの、誰でも持っているようなものに絞って紹介しています。
一人暮らしの若い女性や学生の方、治安のあまり良くない地域にお住いの方などは参考になさってください。
充電済みのスマートフォン
フル充電されたスマートフォンまたは携帯電話は、優先順位が最も高いアイテムと言えます。
・外部との連絡(警察への通報)
・カメラ機能
・アラームやフラッシュライト
など内臓アプリや標準装備の機能を活用すれば、多機能型万能ツールとして身を守ることに役立ち、
「とにかくこれさえあればどうにかなる」と言っても差し支えないほど信頼性の高いガジェットです。
在宅時に空き巣などの被害に遭遇した際の対処として、
・外へ出て警察へ通報
・安全な場所から警察へ通報
といった基本的な連絡手段として活用するほかに、
・外部スピーカーから「犬の鳴き声」を大音量で流す
・アラームを鳴らす
のような直接的アプローチも可能ですが、基本的に窃盗のみを目的にした侵入者を刺激するべきではないため、
(暴行などが目的と考えられる場合はまた別ですが)
静かに犯人が立ち去るのを待つのが最も理想的とも言えます。
災害時は被害状況を確かめること、外部と連絡を取ること(安否の確認)など必ず必要になるため、
常にフル充電状態で枕元に置いておくことが好ましいでしょう。
(電池の性能が低下してしまいますが、充電したまま就寝するというのも一つの手です)
バンダナ・手ぬぐいなど
丈夫な繊維でできたバンダナや手ぬぐいの類は、非常時に役立つ可能性があります。
火災などの発生時は口元を抑えることで煙を吸い込むことを防ぐことができ、
万が一部屋の外へ脱出しなくてはならない状況に追い込まれた際には、手に巻き付けることで窓を安全に破ることが出来ます。
もちろん災害時に腕や脚などを負傷した際には止血や患部の固定にも利用が可能であり、
すぐにカバンや非常用のリュックが見つからなくても、ある程度の荷物をまとめて運ぶことにも使えます。
就寝時手の届く場所に清潔なものを2枚から3枚置いておくことが好ましいと考えられますが、
忘れてしまいそうなときには、パジャマや寝巻のポケットに一枚忍ばせておくという手もあります。
(耐熱素材でできた防火シートなども一緒に備えておくと更に一つ上の安心感が得られます)
LEDフラッシュライト
スマートフォンにも同様の効果が得られるアプリがありますが、
総合的な使い勝手や安定性といった観点から、懐中電灯は必要と考えられます。
特に消費電力が小さく輝度の高いLEDフラッシュライトが理想的であり、
中でも強度に優れたタクティカル・フラッシュライトは、
・極めて長い照射距離
・ストロボ(点滅)機能
・緊急脱出ハンマー(窓の破壊)
など優れた機能が多数盛り込まれたものが多く、防犯・防災両面での活躍が大いに期待できます。
枕元に一つ置いておくことが理想ですが、手の届く場所か暗がりでも容易に取り出せる場所にしまっておけば問題ありません。
電池切れしていないか確認することを忘れずに。
車のキー(盗難防止装置のリモコン)
在宅時に犯罪・災害の危険に晒された場面では、その場から距離を置くことを優先にすべきです。
(地震や地震による津波が発生した場合は慎重な対応が必要です)
避難のために移動手段としての車両の確保は欠かせません。
必ず手の届く場所に車のキーを置いておき、
とにかく携帯電話と最低限の貴重品だけを持って外に出るといった対応をスムーズに実行へ移せる備えが大切です。
また犯罪被害に遭った場面では、リモコン操作できる盗難防止装置などを作動させることで抑止力とすることも可能と考えられます。
小さなフラッシュライトなどと一緒に丈夫なキーホルダーでまとめておくのがオススメです。
護身用ツール(催涙スプレーなど)
もし催涙スプレーや警棒などといった護身用ツールを所持している場合は、
それらを手の届く場所に置くことは決して無駄ではありません。(むしろそうすべきとも言えます)
侵入者の目的が金品を盗むことではなく、単純に住人を襲撃・暴行することが目的だった場合、
ナイフなど凶器による攻撃が懸念され、丸腰での生存は極めて困難となります。
正しい使い方を把握したうえで護身用ツールを備えておけば、
少なくとも素手で凶器を持った攻撃者と向き合うことは回避でき、一定の生存率が確保されます。
また夜襲のみならず昼間に不審者が侵入した場合にも対応できるよう、
寝室以外の部屋にも何らかのツールを置いておくことが好ましく、
それらはいずれも「自分だけが知っている場所」に設置することで攻撃者に奪われるなどするリスクを回避できます。
一般的な護身用ツールを全く所持していない場合は、
・市販の殺虫スプレー
・金属または木製バット
・バールのようなもの
などでも代用が可能です。
特にバットのような鈍器類は非常時脱出にも活用できるため、枕元に一つは置いておきたいところです。
市販のエアソフトガンも強力な抑止力に
外へ持ち出したり、護身用として持ち歩くのは無理がある市販のエアガンですが、
ホームディフェンス・ツールとしての活用には可能性があります。
暗がりで銃のようなものを向けられた場合は、
よほど攻撃的な、あるいは興奮した状態の侵入者でもない限り強い恐怖を感じ、
その場から逃亡することを優先に行動すると考えられます。
弾が出ない状態でも十分効果的ですが、
バッテリ充電済みの電動ガンなどであれば顔面への発砲は十分効果的な攻撃手段であり、
強い抑止力として機能します。
通常市販のエアガンに殺傷力はなく、自衛の目的に使ったとしても過剰防衛に問われる心配はほぼ無く、
仮に奪われるなどしてもその旨を警察官らに伝えることで悪用を防ぐことが可能です。
単なる趣味として所持しているという人も、またそうでない方(?)も、
寝る前に少しだけ撃って動作を確かめ、そのまま枕元に置いておくことでいざという時活用できるかもしれません。
ガスの入れっぱなしは危険なため、ガスガンではなく必ず電動ガンを用いることと、
ジャム(動作不良)が発生しないよう定期的にメンテナンスすることを忘れずに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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