今日から始める護身術5【キレる人々との接し方】
- 2019.07.23
- 護身術
いつも心に一体のゾンビを。どうもサイコ田中です。
あなたの周りには、急にキレるヤバイ人はいませんか?
今日はそんなヤバイ人に出会ってしまった、あるいは身近にそういう人がいる場合の対処法を紹介します。
いきなりキレる現代人
近年日本では、よくわからない理由でキレる人々が増えています。
「イヤホンの音漏れを注意されたから」「子供の声がうるさかったから」「レジで年齢確認を求められた」etc…
はっきり言って意味不明ですし、いわゆる「逆ギレ」というパターンが多いようですが、とにかく迷惑極まりない話です。
そして厄介なことに、この突然キレる人々は、外見などで見分けることが出来ないということです。
スーツを着たごく普通のサラリーマンが、電車の車内で口論の末に相手を殴り倒すとか、
落ち着いた紳士風の高齢男性がブチギレて刃物で襲い掛かるなど、ほとんど予測不能に近い事態です。
このような危険人物は、あなたの身の回りにも潜んでいるかもしれません。
他人事だと思ってのんびりしていると、想像を絶するようなトラブルに巻き込まれるかもしれません。
最悪な事態に陥る前にあなたが出来ること、そして万が一相手をキレさせてしまった場合の対処法を知っておきましょう。
相手をキレさせない方法
危険を回避するが護身の第一歩。まずは相手をキレさせないことが前提です。
ヤバイ人たちは一体どんなきっかけでキレるかわからないうえに、
見かけや雰囲気での判断も難しいところがあります。
地雷を踏まないための一番簡単な方法は、いたってシンプル、徹底的に無関心を装うことです。
キレる人たちは、何らかのきっかけがあってキレるのであって、スイッチが押されなければ爆発はしません。
つまりあなたが直接相手に声をかけるなどの働きかけをせずに、
徹底して存在自体を無視し続ければ、まずトラブルにはなりません。
ルールを守らない人やモラルの無い人を見ると不愉快な気持ちになるし、注意したい気持ちもわかりますが、
あなたの正義感があなた自身の首を絞める可能性もあることを忘れないでください。
相手がいきなりキレるヤバイ人かどうかを見極める明確な指標などはありません。誰にでも声をかけるのはやめましょう。
問題なのは、あなたの些細な言動などが原因で相手がキレる場合です。
これは予測の難しさという意味ではまさに地雷そのものです。
ですがこの場合も対応はシンプル。マナーを守って、常識的な行動を心がけるだけです。
例えば電車内で通話をしないとか、すれ違いざまに肩が当たってしまったらすぐに謝るとか、基本的で当たり前のことです。
要は相手にキレるきっかけを与えなければいいだけなので、
一般的なマナーを守り、モラルある行動を心がけていれば問題ありません。
相手をキレさせないためのルール、それは、
自身はモラルを守って良識的な振る舞いを心がけながら、他人の不適切な言動には目をつぶるということです。
これは非常にストレスの溜まる生き方ですが、いきなりキレる人を遠ざけるためにはやむを得ません。
そうして溜まってしまったあなた自身のストレスは、買い物や食事、筋トレなどの運動で上手に発散しましょう。
あなた自身が「キレる人」になっては元も子もありませんからね。
キレる人に出会ってしまったら
どんなに気をつけていても、意味不明な理由や理不尽ないちゃもんをつけてキレてくる迷惑な人はいます。
実際にそういうヤバイ人に遭遇してしまったときにあなたがすべきことは、大まかに2つです。
まず最初の一つ目は、とにかく相手と向き合うことです。
いきなりキレるヤバイ人でも、同じ人間です。
言葉は通じるのですから、まずはしっかりと話を聞いて、相手が何にキレているのかを探りましょう。
しょうもない理由なら平謝りに徹しながら時間を稼ぎ、警察や周囲の助けを待ちましょう。
明らかにこちらに非があると考えられる理由ならば、誠意を持ってきちんと謝罪しましょう。
とはいえそんなことにならないために、普段から良識ある行動を心がけるべきです。
もしも相手がブチギレて緊張した空気になったら、落ち着いて携帯のカメラを起動し、動画モードで撮影しましょう。
携帯はカバンに入れたままでも構いません。
音声さえ記録できれば、相手が暴力的な言葉や脅迫めいた表現を用いた場合、相手を追い詰める強力な武器になります。
トラブルの際には証拠となる映像や音声を残せるよう、
普段から携帯のカメラまたはボイスレコーダーを素早く起動できるよう工夫しておくといいでしょう。
二つ目は、相手から距離を取ることです。
電車の車内など身動きの取りにくいような場所でも、最低1メートルは離れてください。
さりげなく、半歩から一歩、後ろに下がるだけでOKです。
とにかく相手の手が届く距離にいるのは危険です。これは、他のシチュエーションについても言えることです。
相手はいきなりあなたに暴力を振るう可能性がありますし、最悪の場合は刃物などによる攻撃を受けることも考えられます。
手が届く距離で、突然不意打ちに近い形で攻撃された場合は、残念ながらほぼ防ぎようがありません。
怒りを爆発させた相手からはなるべく距離を取り、広げた両手を顔の前に構えるなどして、攻撃に備えましょう。
万が一攻撃を受けた場合は、とにかく頭を守りながら、大きな声で助けを呼びましょう。
相手が刃物などを取り出した場合は、
持っているカバンなどを振り回すか盾にして、体力の続く限り抵抗しましょう。
よほど人通りの少ない場所や深夜で無い限りは、必ず警察や通行人が助けてくれます。
致命傷を避けながら時間を稼ぐことが、生存率を上げるために重要となります。
身の危険を感じたら
たとえ相手が女性や高齢者でも、身の危険を感じた場合は何らかの対処が必要です。
本来暴力を用いることは好ましくありませんが、やむをえない事態においては手段を選べません。
体力や運動神経に関係なく、誰でもとっさに使える身を守るためのテクニックを、シチュエーション別にいくつか紹介します。
ここで紹介する技は、護身の用途以外には決して使わないでください。悪用は厳禁です。
暴力は犯罪だということを、くれぐれもお忘れなく。
頭突き
相手に服や身体の一部をつかまれ、そのまま殴られたり押し倒されそうになったときに有効です。
相手との距離は、1メートル未満、こちらが手を伸ばせば相手に触れられる距離が目安です。
前髪の生え際の少し下、頭蓋骨のやや膨らんだ箇所を、相手の鼻めがけてぶつけます。
ポイントは、絶対に頭を振って反動をつけないことです。攻撃する意思を相手に悟られるうえに、カウンターの攻撃をもらうと致命傷になりかねません。
いきなり無言で、相手の首から胸元のあたりにキスするようなつもりで身体ごとぶつかりましょう。相手の頭を手で押さえるとより効果的です。
狙うのはあくまでも相手の鼻です。間違って額などに当ててしまうと自分もダメージを受けるので要注意です。
金的蹴り
相手が自分よりも身体が大きいとき、凶器を手にしているようなときに有効です。
相手との距離は1メートル以上、思い切り手を伸ばしてギリギリ相手に触れないぐらいの距離が目安です。
地面に置かれたサッカーボールをつま先で蹴るのをイメージしてください。
相手との距離を測って半歩から一歩踏み出したら、相手の股間めがけて蹴り足を振りぬきましょう。
斜め上に、小さく弧を描くようにして蹴るのが理想です。
相手の股の間に足を突っ込んで、そのまま足の甲ですくい上げるようにイメージするとうまくいくでしょう。
思い切り強く蹴る必要はありません。なるべく速く、正確に当ててください。軽くでも十分効きます。
目潰し
相手から攻撃を受けそうな気配を感じたとき、あるいは実際に攻撃された際に有効です。
手を伸ばせば相手に触れられる距離であることが前提です。
手を前に突き出し、相手の顔を触りに行きます。鼻の位置がわかったら、
そこから目の辺りを適当に指先で押すだけです。
指を強く押し込む必要はありません。指先が目に少しでも入れば、それで十分です。
相手が目を気にする仕草を見せたら、すかさず頭突き、金的蹴りを叩き込みましょう。
もしも伸ばした腕がつかまれた場合、高確率で引っ張られるので、その勢いを使って頭突きを入れてもいいでしょうし、
相手が頭や上半身を振って手をかわそうとしたら、すかさず金的蹴りを狙いましょう。
普段からトレーニングや反復練習をしていない人が、映画やドラマのように相手の手や腕を取って抑え込むことはほぼ不可能です。
あなたが危険な目に遭ったときに取るべき対応は以下の通りです。
・とにかく手や身近なものを使って頭を守る
・相手から一定の距離を保ち、投げられるものは投げる
・金的や目など、どうやっても鍛えようが無い急所を狙って攻撃する
もしも頭に強い打撃を受けた場合、脳に深刻なダメージを負うか、最悪の場合命を落とします。
両腕で頭を抱え込むようにするか、カバンなど顔の前に突き出して、まともに殴られないよう気をつけましょう。
相手からは逃げられそうなら逃げることを最優先に考えて距離を取り、
拾って投げられそうなものはどんどん投げましょう。
特に相手が刃物などを持っている場合は、どれだけ距離を取り時間を稼げるかが生存率を左右します。
目や鼻、男性の急所は鍛えようのない弱点です。
もしもその場から逃げることも、これ以上時間を稼ぐのも難しいと感じたら、これらの部位を狙って反撃しましょう。
反撃する際に重要なことは、そうした気配や素振りをなるべく見せないことです。
相手に頭を下げる振り、一方的にやられている振りをしながら、いきなり不意打ちをしかけるのが最も安全で効果的です。
上着やカバンを投げつけてから、そのまま攻撃するのも有効でしょう。
反撃する際に気をつけることがもうひとつあります。それは決してためらわないことです。
中途半端な攻撃に効果はありませんし、相手を刺激するだけです。
自信を持って、狙った場所を躊躇無く叩きましょう。
反撃は最後の切り札
基本的に、こちらから手を出すのは好ましくありません。
目撃者が大勢いる場合は、警察沙汰になってから不利になりますし、傷害罪や過剰防衛になると社会復帰はほぼ不可能です。
昼間の駅や通学路など、周囲に助けを求められるときは大声で助けを呼び、逃げられるときは逃げてください。
もし逃げられない状況に陥った場合でも、あくまで時間稼ぎに徹し、隙があれば逃げるというのが理想です。
それでも相手がもし話の通じない危険な相手で、命の危険を感じたときには、迷わず反撃すべきです。
一方的に暴力を振るわれて被害者になるよりも、抵抗して加害者と被害者のグレーゾーンに踏み込むほうがまだましです。
暴力で目の前の問題を解決するなんて幼稚でみっともないことですが、あなたの人生は一度きりで、命はひとつだけです。
大切なものを守るために「やるしかない」瞬間があることを、どうか忘れないでください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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