【ホームディフェンス基礎】住居侵入を防ぐ5つのテクニック
- 2020.05.20
- 護身術
いつも心に1台の芝刈り機を。どうもサイコ田中です。
ホームディフェンスにおいて最も重要なことは、
侵入者を家に入れない・近づけないことに他なりません。
今回はホームディフェンス基礎の第2回として、
住居への侵入を防ぐうえで有効なテクニックについてお伝えしたいと思います。
小さな窓もしっかりと戸締りを
住宅への侵入を防ぐための第一歩は言うまでもなく、
きちんと戸締りをすることに違いありません。
ドアやガレージ、勝手口などはもちろんのこと、
「こんな場所から入れないだろ……」と思うようなトイレなどの小さな窓さえも、
しっかりと戸締り確認をすることが大切です。
普段はめったに出入りしない部屋で換気のために開けっ放しになっているような窓や、
風呂場や洗面所の窓にも注意が必要です。
たとえそこから侵入することが出来なかったとしても、
侵入者は「カギがかかっていない」という事実を決して見逃しません。
防犯の意識やセキュリティが甘い印象を与えることは侵入を防ぐうえで好ましくありません。
ほとんど出入りしない部屋や住居への侵入に直接関係しない小さな窓などもしっかりと施錠し、
可能なら雨戸を閉めるなどしておくことが理想的でしょう。
(すだれのようなものをかけておくという手もありますが、季節に関係なくぶら下がっていると逆効果になるため注意が必要です)
住居への侵入を防ぐ5つの基本テクニック+α
ここからは実際に住居への侵入を防ぐうえでどのような手法が考えられるのか、
集合住宅でも使えるテクニックも併せて5つ紹介します。
防犯・護身に興味をお持ちの方はぜひ参考になさってください。
ライトを点ける
言うまでもなく、玄関ドアなどを照らすライトは有効です。
特にセンサー付きの照明は有効で、
・人の存在を知らせる
・侵入者に「防犯意識」を明確に印象付ける
・節電につながる
など侵入を防ぐことに直結するだけでなく、
電力消費も抑えられるためもはやメリットしかありません。
安いもので3000円未満、デザイン性に富んだ比較的高価な製品でも20000円代で導入できるため初期費用も抑えられます。
ホームセンターなどで気に入ったものが見つからなかった場合、ネット通販という選択肢もあります。
防犯対策として照明を用いる際には、点けっぱなしにしないよう注意が必要です。
よく一人暮らしの女性が防犯対策として男性用の洗濯物を干したままにしたりしていますが、
あまりに規則性がありすぎたり放置されている時間が長すぎる場合、
逆に防犯効果が低下してしまう恐れがあり好ましくありません。
電気をつける時間帯などは毎回意図的にタイミングをずらし、
とにかく侵入者に「簡単じゃない」という印象を与えることが重要です。
犬を飼う(飼っているように装う)
犬を飼うのも自宅の防犯能力を高めることに直結します。
特に警戒心の強いシェパード、ドーベルマンなど典型的な防犯イメージのある犬種は勿論、
小さくても攻撃性の強いチワワやプードルは侵入者の撃退に大きく貢献することが期待されます。
また実際に犬を飼うことが難しくても、玄関や駐車場の周囲にいわゆる「猛犬注意」のステッカーを張るだけでも抑止力となり、
侵入者が背負う心理的リスクを大きくすることが出来るため十分効果的と言えます。
庭に空の犬小屋と犬用食器(餌入れ)を置いておくという手もありますが、
ライトを点けっぱなしにするのと同様に”ブラフ”の印象を強めるためあまり好ましくありません。
「犬の声がする防犯ブザー」などもその存在を見抜かれた時点で効果が半減するためオススメはしません。
「防犯カメラ作動中」のステッカーを貼る
犬のステッカーと同様に単なる”ブラフ”には違いありませんが、
侵入者にとってこれほど脅威になるものありません。
理由は単純明快で、侵入者側にはそれが”ブラフ”かどうかを見極める術がないからです。
単なる「こけおどし」かどうかは実際に侵入してカメラの存在を確認するまではわからないうえに、
もし設置場所を確認できたとしてもその時点でカメラに姿を捉えられてしまっているためリスクしかありません。
侵入者も素人を除いてはプロの犯罪者には違いないため、自分の姿を晒してまで安全を確認するような危ない橋は渡りません。
彼らにとって最も重要なのは「足がつかない」ことであり、そのために命を張っていると言い換えてもおかしくはないでしょう。
そんな人一倍警戒心の強い犯罪者が、わざわざ自分の気配を残すようなリスクを冒すとは考えにくく、
そういった意味では単なる”ブラフ”でも強力すぎる抑止力になることは言うまでもありません。
(もちろん本物の防犯カメラかハリボテをよく見える場所に実際に設置するのも有効に違いありません)
人の出入りをうかがわせるモノを置く
あからさまに人の出入りをうかがわせるようなモノを置いてしまうという手もあります。
例えば玄関周辺に子供用の小さな自転車やスケートボード、縄跳びなどが置かれていれば、
侵入者はまず間違いなく昼間の侵入を諦めます。出くわした時に声を上げられて最も厄介なのは子供だからです。(犬も同様です)
また晴れた日は玄関のよく見える場所に靴や傘を広げて干したり、
平日の昼間でも適当に水をぶちまけて車を洗ったように「見せかける」ことには十分な抑止力があります。
とにかく家に人がいて、誰かが現在進行形で活動していることをアピールすることは、
侵入者にとって大きなプレッシャーになります。
同様にして窓の近くに子供用の玩具を置いたり、犬用ケージ(中身が空でも可)を置くことには一定の防犯効果があります。
集合住宅などの場合、ベランダに干し物をする・カラス除けネットを張るなども効果的と考えられます。
長く乗っていない自転車などは片付ける
駐車場や家の周辺の外から見える場所に、
もう乗っていない自転車やバイクなどを長く放置するのは、防犯上あまり好ましくありません。
確かに大きなものは片付けるのが大変でほったらかしになりがちですが、
侵入者にとっては警戒レベルの低い印象になり、
(実際には違ったとしても)「高齢者の一人暮らし」などと思われる恐れもあり防犯リスクは高くなります。
長く乗っていない放置自転車や使っていないガーデニング関係の道具などは積極的に片付け、
外から見たとき防犯面での脆弱性を匂わせる要素は一つでも多く取り除く意識が大切です。
2重ロック+警備会社ステッカー
ドアや窓を2重ロックにし、警備会社のステッカーを貼るのが最強のコンビネーションです。
実際に2重ロック加工が出来なくても、外から「それっぽく」見えるように、
ハリボテのカギをぺたぺた張り付けるだけでも十分効果的であり、
サッシ部分に見た瞬間にそれとわかる「防犯ロック」の赤いシールが貼られているだけでも違います。
また実際に警備会社と契約しなければ手に入らない印象のある警備会社のステッカーは、
実はネット通販で手軽に入手することが可能です。
実際にセキュリティサービスを受けていなくても、とりあえずステッカーだけでも貼っておけば、
侵入者が感じるプレッシャーは一気に高まります(普通は尻尾を巻いて引き返すでしょう)。
こちらは通常考えられる防犯対策+αのαの部分ですが、
実はもっとも手軽な方法となっていますので、迷ったら警備会社のステッカーだけでも購入されることを強くお勧めします。
(大手警備会社が理想的ですが、ただ単に大きく「SECURITY」などと書かれているシールでも十分です)
”ご近所付き合い”で更なる防犯能力向上を
特に都市部などでは煩わしく遠ざけがちな”ご近所づきあい”ですが、
防犯はもちろん災害時などに心強い味方になってくれるかもしれません。
もしも住居への侵入未遂があった場合には、
「昼間犬が吠えてたよ」とか「変な人が駐車場の近くをうろついていた」と教えてくれるだけでなく、
その場で注意して不審な人物を追い払ってくれる可能性だってあります。
また災害発生時の対応について事前にある程度打ち合わせをしておけば互いの生存率を高めることに繋がり、
必要に応じて助け合うことで被害を最小に抑えられます。
面倒に感じがちな”ご近所づきあい”ですが、いざという時は必ずあなたの助けになってくれるはずです。
まずは朝家を出るとき、ゴミ出しをするときなどの簡単な挨拶から始めてみませんか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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