「あおり運転」とスマートに向き合うためのルール

「あおり運転」とスマートに向き合うためのルール

いつも心に1杯のハーブティーを。どうもサイコ田中です。(例によってサイコ要素皆無でお送りしております)

日本では今年(2019年)に入り、

いよいよ「あおり運転」の問題が深刻化してきました。

背景にはドライブレコーダの普及やスマートフォンカメラによる撮影の習慣化があると考えられますが、

国内で厳罰化されるにはまだまだ時間がかかりそうです。

(2020年6月30日より、煽り運転を厳罰化する「妨害運転罪」が施行されました)

そこで今回は、今現在日本で車に乗っている全てのドライバーが「あおり運転」を回避するために守るべきルールについてお話したいと思います。

自分が被害者になることはもちろん加害者にならないためにも、どんな心構えが必要かを把握しておきましょう。


「マナーを守って安全運転」が基本

路上のトラブルはそのほとんどが、

どちらかが常識やモラルを欠いた行動を取ることがきっかけで起こります。

例えば電車の車内で通話するとか、すれ違う際に肩が当たったのに謝らなかったとか、そんな些細なことです。

道路上においてはいきなり割りこまれたとか、進路を妨害されたという理由のほかに、

「前をダラダラと走られていらついた」という幼稚なものまで多岐にわたります。

これらは全て、ドライバー一人ひとりが教習所で学んだ最低限の交通マナーを守り、

一人の社会人としてモラルある対応を取っていれば回避できる状況のはずです。

世の中には色々な人がいて、物事はいつも自分の思い通りになど運びません。

イライラしてもそれを他人のせいにしたりせず、いつも賢く冷静に対処するのが日本人の美徳だと私は思います。

いつでもそうした大人の対応が出来るよう、日本人が大切にしてきた規律や規範、

秩序というものの意味と価値を再確認すべき時が来たと考えるべきなのかもしれません。


「あおり運転」に対処する3つの基本ルール

いくらあなたが模範的な運転を心がけていても、相手がそうでなければ意味はありません。

ここでは実際に「あおり運転」の被害を受けないためにあなたが出来ること(やるべきこと)を3つの項目に紹介します。

被害を避けるためだけでなく、自分自身が加害者にならないためのヒントも併せて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

 

相手と視線を交わさない(目を合わせない)

路上のファイトは目を合わせた瞬間に始まっているとも言われます。

相手がどんな乱暴な運転でプレッシャーをかけてこようと、また併走して何か大声でまくし立ててきたとしても、

絶対に相手にしないことです。

窓を開ける、クラクションを鳴らすなどは論外です。

少しでも危険を感じたら、しっかりドアを内側からロックし、ドライブレコーダが動作しているかを確認しましょう。

またドライブレコーダを載せていない場合はスマートフォンを起動し、

カメラで動画撮影の準備をしましょう。(音声だけでも記録できていれば強力な証拠となります)

 

「おっ、そうだな」を口癖に

急に割り込まれたりクラクションを鳴らされたりすると、思わずカチンと来てしまいますよね。それは仕方ありません。

問題はその後どんな風に考えて、どんな対応を取るかです。

管理人の場合、相手のことを全然気にしてないことを自分自身に言い聞かせる意味で、

「おっ、そうだな」という独り言をつぶやく癖をつけています。(元ネタの説明はあえて避けます)

これは冷静さを保つ上で非常に重要な習慣であり、

車の運転中以外にも、電車で誰かに足を踏まれたり、雑踏で肩を思いっきりぶつけられたときなどにも応用できます。

一番大切なことは、そのとき自分の身に起きたことに対して感情的にならないことです。

相手の行為に対してそのままストレートに感情をぶつけてしまうのは幼稚で無意味、まさに子供の反応です。

私たちは良識ある社会人なのですから、「おっ、そうだな」で全てをスルーできるはずです。これって…勲章ですよ

別に口癖は何でも構いません。「うん、おいしい!」とかローラ風に「オッケー♪」でも面白いでしょう)

 

ストレスを適切に処理する

睡眠時間が短かったり、朝ごはんを食べていないとイライラしがちです。

夜はなるべく早く寝て、しっかり朝食を取りましょう。気分も晴れて、運転にまつわるイライラも軽減されるはずです。

また早起きできれば遅刻ギリギリで家を出ることも無いので心にゆとりができ、

前をゆっくり走る車に遭遇しても平常心が保てますし、乱暴な運転もしなくて済みます。

以前別の記事でも述べましたが、

人は何かストレスを抱えていたり、

思い通りにならないことがあると攻撃的になる傾向があります。

ましてハンドルを握ると性格が変わる体質の人は、

運転にも感情が強く反映されるためリスクが大きくなるでしょう。

こうした事態を避けるためにも、長い運転になる際はこまめに休憩を取るのはもちろん、

普段から十分な睡眠や運動習慣で適切にストレスを処理し、リフレッシュした状態を保てるよう工夫しましょう。

ただしタバコの吸いすぎには注意が必要です。(飲酒運転は絶対にしてはいけません)


勝ち負けの無い争いはいつも一歩引くことが大切

路上のトラブルに勝ち負けはありません。

相手を殴って大怪我を負わせてしまった場合、もしもそれが自己防衛の目的によるものでも過剰防衛に問われ、

その場で相手をKOできたとしても法的にはあなたの負けです。

こうした不毛な争いにいち早く蹴りをつける方法は、

さっさとその場から立ち去ることです。

運転中、明らかに後続車が急いでいる様子なら積極的に譲ることも適切な対応です。

威嚇された場合はとにかく相手と目を合わせず、言葉も交わさず、

「お前なんか相手にしない」という意思を貫くことが大切です。

もしも車のガラス越しに相手が何かわめき散らしていても、

自分には関係ないノイズ程度に思って表情を崩さず前だけを見据えていれば、相手が勝手に離れていくでしょう。

どんな場面でも、モラルや常識を持ち合わせないトラブルメイカーたちは相手にしないことがベストです。

相手に対する無関心は最強の武装とも言えるでしょう。

相手の言葉や態度に反応し、何か言い返したり睨み返したりした時点で、あなたは相手と同じ土俵に立ったことになります。

あなたが相手を「モラルの欠片も無い最低のクズ野郎」だと感じているなら、関わることを避けるべきです。

相手と同じになっていては元も子もありません。

一人の良識ある社会人として、何か腑に落ちない点があったとしても、

常に一歩引く姿勢が身を守ることもあるということを、どうか覚えておいてください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。