【小ネタ】折り畳み傘が即興武器として有効な5つの理由【コラム】
- 2020.06.05
- 護身術
いつも心に1丁のグラヴィティ・ガンを。どうもサイコ田中です。
護身用と称してグレーなものを所持したり携行している方もいらっしゃるかもしれませんが、
トラブルが起きた場面や職務質問された際には面倒なことになるかもしれません。
今回は持ち歩いていても不自然でなく、自己防衛の目的に利用できる身近なアイテムとして、
折り畳み傘が持つ可能性について語りたいと思います。
護身用ツールは持っているだけで犯罪?
結論から申し上げて、いわゆるセルフディフェンス・ツールは、
持っているだけで軽犯罪法に抵触します。
(主に軽犯罪法第1条の2号に該当すると考えられますが、詳細な内容は割愛します)
家で保管している(所持)している分には特に問題ありませんが、
カバンなどに入れて持ち歩いていて、いざ職務質問などを受けて手荷物を調べられると、
かなり面倒なことになる可能性が高いと言えるでしょう。
(最悪の場合はその場で逮捕または任意同行が求められます)
自分や大切な人の人生を守るために持ち歩いている道具によって人生を狂わされているようでは本末転倒です。
身を守るために攻撃者を圧倒する武器を持つことは大きな強みになりますが、
法的な側面を考慮することを決して忘れてはいけません。
特に責任能力を持たない未成年の方は絶対にツールを導入しないようにしてください。
折り畳み傘が即興武器として有効な5つの理由
ここからは管理人が長く即興武器として愛用している折り畳み傘が持つ可能性について、
法的な側面など5つの項目に分けてお話ししたいと思います。
防犯・護身に興味をお持ちの方はもちろん、
護身用ツールの導入を検討されている方も、ぜひ一度参考になさってください。
持っていても全く不自然ではない
これから日本は梅雨の時期を迎えますが、
折り畳み傘のようなものは、基本的にいつどこで持ち歩いていも不自然ではありません。
持っている理由を問われたとしても、
「急な雨に備えてカバンに入れてあった」と答えれば十分なうえに、
女性の場合は「日焼け対策です」という受け答えのオプションもあります。
雨の日であれば言い訳を考える必要すらありません。
持ち運びやすく取り出しやすい
管理人が折り畳み傘を愛用する大きな理由の一つとして、
持ち運びが容易であることが挙げられます。
折り畳み傘はその名の通り伸縮展開式でコンパクトな形状のものが多く、
小さなものであればズボンの後ろや上着の内ポケットにすら収まるほどです。
特に引っかかる場所がない限りどこからでも素早く取り出すことができ、
ファイトに発展する直前でも、またその直後においても素早い対応が可能という大きな強みもあります。
形態変化による多彩な使い分け
折り畳み傘の多くは伸縮展開式であり、
・カバーに収まった最小の状態
・柄の部分を伸ばした棒状の状態
・シャフトを展開した傘の状態
という3つの形態変化を持ちます。
最もコンパクトな収納状態では至近距離での防御や殴打に、
棒状に伸ばせば中距離での攻防に活用でき、
展開することで不意打ちや目くらましに使うことが可能です。
いずれも刃物のような凶器を所持した相手と対峙する場面で大きな強みとなり、
素手では極めて不利なその他の局面においても力を発揮することは言うまでもありません。
ナイフに近い使用感が得られる
折り畳み傘はその形状・大きさなどから明らかな通り、
ナイフに近い使用感が得られる数少ない即興武器と言えます。
ナイフディフェンスを扱う技術体系を身に着けた者にとってこれほど扱いやすい道具は無く、
ナイフを使った一連のテクニックを再現しながらも、
致命傷を負わせることなく攻撃者を制圧できるという圧倒的な強みがあります。
またナイフディフェンスを学ぶ際には、ラバーナイフの代わりとして活用することも出来ます。
急所攻撃に特化した形状
折り畳み傘の多くは先端の主に「石突き」などと呼ばれる部位が小さく尖っており、
樹脂又は金属で構成されているため強度も高く、
ピンポイントに急所を突くことに適していると言えます。
またグリップ部分が金属製で比較的重いものであれば、
強打することで大きなダメージを負わせることが可能であり、
こちらは首や胸、わき腹などを大雑把に狙うことに特化しています。
ナイフディフェンスとの組み合わせが強力
上に述べた通り、折り畳み傘はその形状からナイフと使用感が似通っており、
ナイフディフェンス及びナイフによる攻撃法を身に着けている場合、
更に強力な武装としての活用が期待できます。
「折り畳み傘をセルフディフェンスに応用する」というよりも、
ナイフディフェンスを折り畳み傘による自己防衛の技術体系へ応用するほうが遥かに容易なため、
危機管理能力向上のためにもまずは基礎のナイフディフェンスを学ぶことを強くお勧めします。
(ナイフディフェンスで身に着けた技術はクボタンなどへも応用が可能です)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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