元セキュリティのサイコ野郎が毎日持ち歩く5つのアイテム
- 2020.08.25
- 護身術
いつも心に1本のスタンガン付きトンファーを。どうもサイコ田中です。
当ブログではいわゆる「護身用ツール」の所持と携行を推奨していません。
(特殊警棒・スタンガン・クボタン…etc)
身を守るために重要なファクタは、
・適切なマインドセット
・危機管理能力の向上
・現代護身術の訓練
などであり、凶器に類するものを持ち歩くことではないという考えからです。
とは言えいざという時相手を圧倒する武器が無ければ、生存率を確保できないことも事実です。
今回は管理人がセキュリティ時代より毎日持ち歩くアイテムとその運用方法を、
申し訳程度のサイコ要素を交えて紹介したいと思います。
繰り返しになりますが……
当ブログでこの手のテーマを扱う際に繰り返しお伝えしていることではありますが、
いわゆる護身用ツールの所持と携行はお勧めしません。
護身用と称して凶器に類するものを持ち歩くのは個人の自由ですが、
それらは日本の法律において軽犯罪法に抵触するものであり、
最悪の場合職務質問から任意同行、その場での現行犯逮捕も十分にあり得ます。
また使い方のよくわからないツールを「お守り」のように所持・携行していたとしても、
あなたに身を守る体力とスキルが無ければ、自滅のリスクを高めるだけでデメリットしかありません。
(例:自分が怪我をする、相手に奪われて追い詰められる、その場で相手を死なせてしまう…etc)
どうしても護身用ツールを所持・携行したい場合は、
必ず専門的な知識を持ったインストラクターから指導を受け、正しい運用法を身に着けるようにしましょう。
(取扱説明書を読まない・購入時の注意を守らない・人を傷付けるために使うなどは以ての外です)
催涙スプレーや防犯ブザーといった比較的カジュアルなツールについても同様です。
護身術マニアのサイコ野郎が持ち歩く5つのアイテム
ここからは管理人が実際に毎日欠かさず持ち歩いている5つのアイテムを、
その運用方法と共に紹介します。
身を守ることに興味をお持ちの方はもちろん、
ただ毎日の生活に刺激が欲しいという方(?)も参考になさってください。
マウスピース(マウスガード)
「馬鹿じゃないの……?」と言われてしまいそうですが、
管理人は学生時代からマウスピースを毎日ポケットに入れて持ち歩いています。
ファイトの際に自分の口腔内や舌などを保護するという目的もありますが、
自分が使うというよりも、相手に渡すというのが効果的なアプローチのように思います。
エキサイトしている相手にそっとマウスピースを手渡し、
笑顔で「つけといたほうがいいよ」と告げれば、
相手が酩酊状態の人物でもない限り尻尾を巻いて立ち去ることでしょう。
その様子を後からtwitterやYoutubeに晒されてもいいのです。
相手に「ヤバイ奴」「関わってはいけない相手」という印象を与えることは、
強力な抑止力となることを覚えておいてください。
(フィジカルに自信があれば上半身裸になり、マウスピースを咥えて構えるだけで終わります)
ボールペン(金属製)
メタルで出来た筆記具は補助武器(Back-up Weapon)として有用です。
ペンの類を持ち歩く際のポイントは、
・身の危険を感じたときすぐに取り出せること
・持っていても不自然でない形状であること
・殺傷力の無いもの(先が過剰に尖っていないもの)
などであり、これらを満たしさえすればペンである必要もありません。
(比較的取り回しが容易なため、管理人はペンを愛用しています)
胸ポケットやズボンのポケットなど最小の動作で抜ける場所にしまうのが好ましく、
職務質問を受けた際のことを考慮し奇抜な形状のものやタクティカルペンは回避すべきです。
また先端が過剰に尖ったものやカッターなど刃物に分類されるものは殺傷力が高すぎて危険なため、
決して持ち歩いてはいけません。
ハンカチ・バンダナ(ネクタイ)
ハンカチやバンダナのようなものを持っておいて損はしません。
・災害時や負傷した際にマスクや止血帯の代わりになる
・小銭や小石を包んで武器に出来る
・相手を拘束する必要がある場面で有効(ネクタイ)
など、単純にお手洗いや汗を拭くといった用途以外にも、
セルフディフェンスや防災において幅広く活用できる万能ツールであり、
所持していても何ら不自然でないことも大きな強みと言えます。
特に小銭や小石を包み込んで小さなハンマー(分銅)のように運用するテクニックは、
非常に古典的ながら強力かつ合理的です。
(弱い力でも打たれるとかなり強い衝撃と痛みを感じます)
またネクタイの場合は相手の腕など縛って拘束する用途にも使え、
緊急性の高い場面では首を絞めるという少々手荒な選択肢もあります。
(身を守る目的のみに用い、悪用は厳禁です)
現金・キャッシュカード
「そりゃ誰だって持ち歩くでしょう……」と思われても仕方ありませんが、
問題はその持ち運び方です。
海外で治安の悪い地域を歩く際の基本的なアプローチとして、
現金などを小分けにするというものがありますが、
これは治安の良い日本においても有効なアイデアに違いありません。
現金やキャッシュカードを財布にまとめてしまっておくのは効率的で便利に違いありませんが、
それ一つを失ったり奪われたりした場合、損失は計り知れません。
現金は財布とは別に丸めるなどして目立たない場所に収納し、
どうしても必要な場面を除いてはカード類の所持を最小限に抑えることが肝要です。
(不要なレシートやクーポンなども処分すれば財布の整理も出来て一石二鳥です)
治安が良いとされる日本ですが、窃盗や恐喝は決して他人事ではありません。
危険な相手に金銭を要求された場面では取り乱すことなく素直に従い、
その場を無傷で切り抜ける意識(デ・エスカレーション)が大切です。
現金を小分けにしておけば一文無しになって路頭に迷うようなことはとりあえず回避できます。
(被害に遭った場合は速やかに警察へ届け出ましょう)
LEDフラッシュライト
フラッシュライトもまた様々な用途に使える万能ガジェットに違いありません。
・夜間の散歩や軽作業に
・災害時の備えとして
・セルフディフェンスツールとして
などその用途は多岐にわたり、一本持っていれば心強いこと間違いなしです。
セルフディフェンスツールとして用いる場合の使い方としては、
・相手の顔面や目を狙って光を当てる(目潰し)
・底部(グリップ部分)での殴打
などが一般的であり、
夜間に相手から見えにくい角度でいきなり光を浴びせ、
怯んだ隙にグリップ部分で殴打してノックアウトするという流れがスムーズと考えられます。
(犯罪などへの悪用は厳禁です)
ツールはいつも同じ場所に身に着ける習慣を
ここまでセルフディフェンスに役立つツールを紹介してきましたが、
これらのアイテムはいつも同じ場所にしまっておくことが重要です。
どこに何があるかわからなくなってしまうと、
リアルファイトなど緊迫した場面では対応が遅れ命取りとなります。
必要なものをいつでも素早く正確に取り出せるよう、
ツールをしまう場所や向きはいつも一定にすることを心がけ、
それらを取り出す動作を身体に覚え込ませる意識が大切です。
どこに何があるかを意識することなく咄嗟に抜いて構えられるまで動作を確認し、
毎日必要なものを欠かさず持ち歩くことを習慣にしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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