【2020年まとめ】自分よりも大きな相手を倒すために知っておきたいこと【護身術】

【2020年まとめ】自分よりも大きな相手を倒すために知っておきたいこと【護身術】

いつも心に1本の大型スパナを。どうもサイコ田中です。

激動の2020年もいよいよ終わりに近づいてきました。

皆さんにとって2020年はどのような年になったでしょうか。

(管理人は後半から忙しすぎて記憶があいまいです)

今回は2020年まとめ記事の第1弾として、

護身術における最大のテーマの一つである、

「自分よりも大きな相手を倒す方法」についてお伝えしたいと思います。


そもそもトラブルになった時点で負け

大前提として、自分よりも身体の大きな相手とは、

そもそもトラブルに発展してしまった時点で負けです。

(避けようがない状況もあることは確かですが、そうならないことが護身の本質です)

自分よりも身体の大きい攻撃者というのは基本的に、

・単純に強い(パワーがある)

・リーチに決定的な差がある

・耐性(タフネス)に優れる

など根本的な身体能力や元々持っている武器のレベルが桁違いであり、

敵に回してしまった場合のリスクは計り知れません。

横柄な態度を取ったりしないことはもちろん、

無暗に正義感を振りかざすようなことはなるべく避け、

対象となる人物との接点をなるべく減らしていく事が第一歩です。

もしもトラブルに発展してしまいそうになったとしても、

徹底して下手に出るなどして相手の機嫌を損ねたり刺激するような言動は控え、

あくまでもデ・エスカレーション(状況を悪化させない)の意識を持つことを心がけましょう。


自分よりも大きな相手を倒すための5つのヒント

ここからは体格差のある相手と向き合ううえで効果的なアプローチについて、

主に技術的な側面から5つの項目に分けてお伝えします。

身を守ることに興味をお持ちの方で、

特にフィジカル面でのハンデを感じていらっしゃる方は、

ぜひ一度参考になさってください。

 

テクニックの精度を高めていくこと

言うまでもなく身を守るためには、

正しいアプローチの仕方を把握しておかなくてはなりません。

更に体格差のある場面ではその精度(正確さ)が特に重要視され、

命を守るためにはたった1つのミスも許されません。

 

いくつも複雑で難解なテクニックを同時に並行して覚えようとするのではなく、

確実に効果があると信じられる技術を徹底して磨き、

その精度を高めるために何度も反復練習することが一番の近道と言えるでしょう。

 

切り替え(反応)の速さを重視する

体格差があるなど切迫したリスクの伴う場面では、

とにかく切り替えの早さがものを言います。

 

一定の生存率を確保するためにわずかな判断ミスと遅れも許されません。

普段から素早く「戦闘モード」に切り替える訓練を積み、

瞬時に身を守る体勢を作る心構えを忘れてはいけません。

 

また反応速度を高めていくためにも普段から周囲の人物や車両の動きなどに注意を払い、

一定の警戒レベルを維持しながら立ち振る舞うことが肝要です。

トラブルになると厄介な相手をあらかじめマークしておくだけでも違います)

 

高い攻撃性を意識すること

自分よりも身体の大きな相手を圧倒するうえでは、

想像を絶する困難に直面する可能性が高くなります。

・つかまれて振り回される

・壁などに押し付けられ一方的に殴られる

・押し倒され馬乗りの状態から攻撃を受ける

などリスクは挙げ始めると切りが無く、

服や体の一部を掴まれてしまった時点で無傷での生還はかなり困難になると言えます。

 

常に先手必勝を心がけ、

眼・喉・金的といった急所への攻撃を徹底し、

相手のアイレベル(目線の高さ)または肩のラインが、

自分の腰よりも低い位置に落ちるまでは決して攻撃の手を緩めてはいけません。

 

常に動き続けるイメージを持つ

護身術において流動性の意識を持つことは、

体格差や凶器の有無に関係なく非常に重要です。

 

攻撃者の正面に立つことは文字通り死を意味し、

特に体格差がある場面ではリーチなどフィジカルの差が最も如実に表れ、

何もせず棒立ちでいることは自殺行為に他なりません。

 

体格差があるような場面こそ軽快かつ安定したフットワークを意識し、

・相手の側面又は斜め前方(後方)へと回り込む

・相手の手が届かない距離を保つ

・動きを読まれないため不規則に足を運ぶ

といったイメージが生存率を高めることに直結します。

 

普段から肘打ちや頭突きといった攻撃とセットで練習しておくことで、

ポジション変更と攻撃をスムーズに一体化させることが出来ます。

(例:サイドステップ→ワンツーパンチ)

 

相手のバランスを崩すこと

長身の相手にこそ有効なのが、

シンプルにバランスを崩してやる攻撃手段です。

 

掌底(親指の付け根あたりの膨らんだ箇所)による頭部への攻撃

・膝や膝の少し下を狙ったキック

・相手の足を踏んで押す(引く)

などは特に有効なテクニックであり、

一瞬でも相手のバランスを崩すことが出来れば、

そこから懐に入り頭突きなどより強力な攻撃を加えるチャンスも生まれます。

 

巨人が足元をすくわれあっけなく倒されるといった描写は創作において頻繁に見られますが、

セルフディフェンスにおいても同様のアイデアが通用することを知っておいて損はしないはずです。

管理人のオススメは、

シンプルに相手の足(靴)を踏んで適当な方向に押す(引く)アプローチです。

長身の相手は足も大きいことが多いので、イメージよりもずっと簡単に再現できるでしょう。


信頼できるパートナーを見つけよう

ここまで体格差のある相手と向き合ううえでのヒントをお伝えしてきましたが、

これらの技術体系が正しく機能するかを確かめるうえでも、

また自分が「圧倒される感覚」を肌で知るためにも、

自分よりも身体の大きいトレーニングパートナーの存在は不可欠です。

 

ジムに行くと必ず一人はいる大柄のファイターと手合わせしてもらうのが手っ取り早いのですが、

怪我や事故を防ぐためにもなるべく格闘技経験などが無い、

「少し大柄な一般人」であることが理想的です。

友達や家族でもいいのです。

自分よりも大きな相手と正対するという感覚をしっかりと自分のものにし、

どんな攻撃や立ち回りは通用するのか、どれは使えそうにないかを知っておくだけでも、

いざという時の生存率はぐっと高まります。

特に女性の場合はほとんどの男性が自分よりも身体が大きい傾向にあるため、

パートナーと簡単なテクニックを確認するだけでも効果があります。

 

またフィジカルにハンデを感じている人は共通の悩みを抱えているものです。

SNSなどを活用し小柄な人同士でコミュニティを作り、アイデアを出し合うのも面白いかもしれませんね。

練習相手として一人は身体の大きな人を呼ぶことを忘れずに。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。