【QuickTIPS】狭い場所で身を守るための5つのポイント【護身術】
- 2024.09.04
- 護身術
いつも心に1本のまたたびスティック(真空パック済み)を。どうもサイコ田中です。
エレベーターにトイレ、バスの車内など、
狭い場所は自己防衛におけるリスクの温床です。
こうした限られたスペースで身を守るために、何ができるでしょうか?
トラブルは場所を選ばない
比較的治安が良いとされる日本ですが、
どうやら最近はそうでもないようです。
表を出歩けば様子のおかしい人物が急に暴れ出したり、
高齢者がよくわからない理由で激高し喚き散らし、
車を運転していると薄汚れた軽自動車が車間を詰めてきます。
管理人が住んでいるのは関西の田舎町ですが、
それでも一日に一度は「なんだかなぁ」と感じるような場面に出くわすのですから、
都会にお住いの方が味わう緊張感とストレスは計り知れないでしょう。
このように昨今の日本国内でも絶対に安全と呼べるような場所はなく、
コンビニの店内からそこら辺の駐車場に至るまで、
あらゆる場所がトラブルの温床になっているという考えに基づき、
常に注意力を研ぎ澄ませて過ごすことが危機回避への第一歩と言えるでしょう。
狭い場所で身を守るための5つのポイント
タイトルにある通り、ここからは特にエレベーターなど狭い空間で身を守るうえで知っておくべきことについて、
基本的な心構えも含めて5つの項目に分けてお伝えしていこうと思います。
性別や生活環境を問わず誰もが実践できる内容に絞って解説していきますので、
身を守ることに興味をお持ちの方は是非参考にされてください。
すぐにその場を離れる
当たり前と言えば当たり前なのですが、
「何となく嫌な感じがする」とか、「不気味な人物がいる」ような空間からは、
すぐに立ち去ることが何よりも肝要です。
エレベーターの場合はよほどの事情が無い限り階段を利用すれば済む話で、
トイレも急な腹痛などでない場合は他を探すべきです。
また電車やバスの車内でも嫌な感じがしたら別の車両に移動するか、
直近の停車駅で降車してもいいでしょう。
人間の直感というものは案外馬鹿に出来ないもので、
少しでも違和感や生理的嫌悪感を覚えるような状況や人物に遭遇した際には、
自身の感覚というものを信じ、すぐにその場を離れる癖をつけておきましょう。
他人に背後を取られない
ゴ〇ゴ13とかではありませんが、
なるべく他者に背後を取られるような立ち方は避けるべきです。
これは何も狭い場所に限った話ではありません。
我々が考慮すべき最も致命的で防ぐのが困難な攻撃の一つは言うまでも無く、
背後からの奇襲に他なりません。
攻撃を受けるタイミングもわからず、凶器の有無や相手の狙いすらも把握できない中、
逃げ場も目撃者もいない閉所で襲われることは文字通り死を意味します。
それがどのようなシチュエーションであったとしても他者に背後を取られるような状況は避け、
なるべくそこにいる全ての人物が視界に入る形で、
尚且つすぐに身を守る行動に移れる立ち方で、誰にも隙を見せないよう心がけましょう。
(家に帰ったらリラックスしても大丈夫です)
出口に近い場所を確保する
特に電車の車内などで重要なアプローチは、
とにかく出口(脱出経路)に近い場所にいるということです。
特に難しい説明も無く多くの方が理解できることと思いますが、
何も対人トラブルのみならず災害発生時においても、
現場からの迅速な非難のため脱出経路に近い場所またはその軌道上に身を置くことは何よりも優先されるべきです。
またエレベーターであれば各種ボタン類(特に非常用ボタン)にアクセスできるパネルの傍や、
公衆トイレでも可能な限り出口に近い位置で用を足すことが理想的です。
(逆に誰かがそうした位置に最初から陣取っている場合、何らかの悪意があると考えるべきです)
馬鹿馬鹿しいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
本気で逃げなくてはならなくなった時逃げ場が無いまたは遠いというのは、
想像を超えて致命的な状況に違いありません。
居合わせた人物の所作や服装に気を付ける
エレベーターに乗っていたら他の客が乗ってきた……これは仕方ありません。
ですが問題なのはそこに居合わせた人物に対し一定の警戒感を持つことです。
例えば利き腕(日本人の多くは右腕)を見えにくい位置に隠しているとか、
ダブついた服で両手をポケットに入れ伏し目がちにしている——などは危険信号です。
悪意を持った人間は、必ずそれを悟られないよう周囲を警戒し、
知らず知らずのうちに挙動不審な振る舞いになっているものです。
身を守る側の我々は、とにかくそうした不審点を一つも見逃さないことが目標となります。
一見相手が普通のサラリーマンに見えても、大人しい風貌の学生だっだとしても、
「こいつは様子がおかしい」と感じたら、すぐに警戒レベルをマックスにすることが大切です。
ファイトは汚く・攻撃的に
エレベーターなどの閉所では残念ながら、
ファイトが始まってしまった場合逃げ場がありません。
怖くても痛くても、とにかくやるしかないのです。
閉所で特に有効な攻撃手段は、
・肘や膝といった硬い部位による打撃
・シンプルに頭突き
・ペンなど鋭利なものによる刺突
などが挙げられますが、これらだけでは不十分です。
相手の髪を掴んで何度も頭突きをお見舞いするのもいいでしょう。
お互い手が届く距離にいるわけですから、相手の顔を掴んで揺さぶりながら、
親指を目に押し込んでも良いのです。
首筋や耳に思いきり噛みつくのも即効性がありますし、
相手が耳や鼻にピアスを付けていればそれらを引き抜くのも一つの手です。
やりすぎに思えるようなアプローチばかりですが、
逃げ場のない閉所で手段を選んでいる余裕はありません。
ファイトが始まってしまった場合はとにかくダーティに、
そしてどこまでもアグレッシブに攻め立てることを最優先に、
最初から最後まで相手に主導権を渡すことなく一方的に圧倒することが重要です。
そしてそれらを可能とする基礎体力もつけておくのを忘れずに。
おススメはムエタイとラウェイ
閉所でのファイトでは肘・膝による攻撃が有効と述べましたが、
これらを活用する代表的な格闘技は言うまでも無くムエタイでしょう。
ムエタイは、特に古式ムエタイ(ムエ・ボーラン)が護身に特化しており、
肘打ちや膝蹴りを有効活用するための受け方、コンビネーションの構成が秀逸です。
またミャンマーの伝統武術ラウェイは、ムエタイをさらにアグレッシブに進化させ、
頭突きを通常の攻撃手段として採用しています。
(競技においてはルールで正式に頭突きの使用が認められています)
こうした攻撃的かつ超接近戦に特化した格闘技を学ぶことは、
閉所でのセルフディフェンスだけでなく、総合的な自己防衛能力向上に繋がるため、
ほとんどメリットしかありません。
護身術を学ぶ上で何らかの格闘技を始めることをお考えの方は、
是非一度ムエタイ、そしてラウェイについて検索してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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