【QuickTIPS】相手が目の前に来た時に出来ること【護身術】
- 2024.11.01
- 護身術
いつも心に1年分の高級干しシイタケを。どうもサイコ田中です。
(この挨拶文も正直ネタ切れの感が否めないのです。いやマジで)
皆さんは普通に会話していただけなのにいきなり詰め寄られたり、
トラブルになった相手が激高し顔を近づけてきた——などという経験はお持ちでしょうか。
こういう場面では、意外と緊張や不安などで身体が思うように動かず、
どうすればいいか対応に迷うものです。
相手が距離を詰めて目の前に来たら、どうすればいいのでしょうか?
自分から手を出すのは基本的にNG
相手が詰め寄ってきたから対処するとか、
身の危険を感じて実力行使に出る、というのは問題ありませんが、
どんな場面でも自分から手を出したら負けだと思ってください。
状況によっては先手必勝——やらなければやられるというのも事実ですが、
基本的に手を出してしまった時点で暴行・傷害の罪に問われることは確定となり、
ましてや目撃者にあなたが先にしかけたと証言されてしまえばもう言い逃れは出来ません。
(今の時代どこの誰に携帯電話で撮影されているかも知れません)
極限状態で冷静な対応をするのは困難なものですが、
単なる口論や些細なきっかけのトラブルの場合は、
「すみません、許してください」と下手に出て、
極力争う意思が無いことを明確にするのが無難です。
例え頭に血が上り「やってやろうか」という気持ちになったとしても、
一度深呼吸をして冷静になり、周囲を丁寧に観察できるぐらいの心のゆとりは欲しいものです。
「逃避」の反応よりも「攻撃」に移るのが良いとするのが一般的な教えですが、
法廷闘争で不利にならないためにも、アンガーマネジメントは非常に重要です。
怒りをコントロールする訓練も重ねておきましょう。
目の前の相手を圧倒する3つの小技
ここからは実際にトラブルの場面で相手に詰め寄られた際に出来ることを、
具体的な応用法も含め3つご紹介します。
少々過激な内容となっていますが、身を守ることに興味があればぜひ参考にしてください。
(もはや言うまでもありませんが悪用厳禁です)
脳を揺らすクリンチ
クリンチというと、両手で相手の首に組み付くムエタイの伝統的テクニックですが、
これだけだとストリートファイトではやや不十分です。
相手の首筋から耳元にかけて、
前腕の内側を激しくぶつけるようにして組み付くことで、
瞬間的に脳を揺らし軽い脳震盪のような状態を引き起こすことが可能です。
(耳への打撃は脳へ深刻なダメージを与える可能性があるため注意が必要です)
特に重要なポイントは、
左右の腕で時間差を作って(同時ではなく)、
パンパン、と速いテンポで前腕をぶつけることです。
こうすることで瞬間的に相手の脳を激しく揺さぶり、
より短い時間で相手を制圧するきっかけが作れるというメカニズムです。
海外ではコンカッシブストライク(Concussive-Strike)や、
コンカッシブクリンチ(Concussive-Clinch)と呼ばれるテクニックで、
昨今欧米にて超接近戦において有効なテクニックとして注目されつつあります。
上下に時間差または同時攻撃
身体の上下に対する同時または時間差の攻撃は、
体格差のある対象でも制圧できる攻撃的アプローチです。
具体的には、
金的(股間)を打たれると多くの攻撃者は身体をくの字に折り曲げるか、
大きく前のめりになるため、
下がってきた頭に頭突きや肘、掌底などを打ち込むという手法です。
確実に相手の金的を打つことが前提となりますが、
膝蹴りはリスクも小さく対象を捉えやすく、
手の甲や掌でポンと叩くだけでも十分有効です。
(やたら胡散臭いデモンストレーションがYoutubeに上がっていますが、
本当に金的は軽く打たれただけでも効きます。これは女性も同様です)
またあえて時間差を作らず、
金的を打つのと同時に前項で紹介したコンカッシブクリンチで頭を抑えたり、
相手の顔面に肘や前腕を打ち付けるのと同時にシャツの襟を掴み、
そこから金的に膝を打ち込むといったアプローチも非常に効果的です。
大切なのは上下に打撃を散らすことと、
同時または非常に短い時間差で動作をまとめるということです。
尖ったもので柔らかい部分を突く
至近距離において手っ取り早く効果的なのは、
ペンなど尖ったものの先端を、
黙って相手の身体に押し込むことに違いありません。
(これもインチキに見えるパフォーマンスがネット上に多く散見されますが、
正しく運用することで一定の効果が期待できます)
既に胸倉などを掴まれてしまった場面では、
相手の肘の関節——皮膚の柔らかい部分を狙ってペンの先などを突き立てれば、
ほとんどの攻撃者は驚いて手を放します。シンプルに痛いからです。
こうした圧痛箇所は人体にいくつも存在し、
親指の付け根、肩の窪み、脇腹など挙げ始めるとキリがありませんが、
迷ったら相手の身体の柔らかい部位——喉や鎖骨の周りなどに押し込んでやればそれで十分です。
また相手に大けがを負わせるリスクもありますが、
眼や首、金的などに突き込むという攻撃的なアプローチも存在します。
(強い身の危険を感じる場面など、差し迫ったリスクがある場面に限ります)
強い力は必要無いため、女性や体の小さいお年寄りでも実践でき、
ペンや車のキーを活用すれば銃刀法違反に問われる心配もありません。
(もちろんタクティカルペンなどを携行してもいいのですが、
職務質問を受けた際は面倒なことになるでしょう)
身体を鍛えることが抑止力に
今回紹介したテクニックは非常に強力なものばかりですが、
ある一定以上の体格差がついてしまうと厳しい状況になる可能性は否めません。
男性の場合は普段から短い時間でも体を鍛えることを習慣化し、
ある程度体重を増やすことを心がけましょう。
また単に身体を大きくするのではなく、
いざという時走って逃げられるスタミナと瞬発力も必要不可欠です。
歩く・走るといった簡単な有酸素運動はもちろん、
縄跳びやラダーワーク等も取り入れながら、動ける身体を作り上げてください。
そうして時間をかけて作り上げた肉体は、それそのものが武器となり、
攻撃者に対する強い抑止力として働くでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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