【初心者向け】覚えておくべき3種類のガード【現代護身術】

【初心者向け】覚えておくべき3種類のガード【現代護身術】

いつも心に1羽の人造七面鳥を。どうもサイコ田中です。

身を守るうえで基礎になるのは、やはり攻撃手段よりも、

物理的な防衛テクニックです。

ガードにはどのような種類があり、それらが持つ意味とはどのようなものでしょうか?


とにかく頭部を保護する

工事現場や一部の激しいスポーツなど、

とにかく保護具として代表的なものはヘルメットでしょう。

要するにどのような場面でも人間は、頭を守りたい(守るべき)ということです。

 

脳は人体のあらゆる機能の司令塔であり、正常な動作には欠かすことの出来ない臓器です。

この脳が乗っている頭を守ることはあらゆる危険が伴う場面での至上命題であり、

事あるごとに「頭を低くしろ」と叫ぶ人がいるのはこのためです。

(実際の社会生活では、違った意味で頭を下げる場面が多いのですが)

 

現代護身術におけるテーマも同様であり、

とにかく保護姿勢、立った状態でのガードポジションの第一目標は、

頭部と顔面周辺の保護に違いありません。

迷ったら両腕で頭を抱え、直接頭に打撃などを受けない姿勢を作りましょう。


最低限覚えるべき3つの基本ガードテクニック

ここからは、身を守るうえで最低限覚えておくべきガードスタンスを、

場面や用途、難易度などの項目に分けて3つお伝えします。

身を守ることに興味をお持ちの方は、是非一度参考にしてみてください。

 

ロング・ガード

最も手軽で効果的、誰にでも実践できて複雑な応用も可能なのが、

ロング・ガードです。

 

やり方は至って簡単で、半身を切って立ち(片足を半歩退いて上体を斜めにする)、

利き手と逆側の手を前に突き出し、利き手を顎に添えるだけです。

 

キックボクシングやムエタイの試合などで見られるオーソドックスな構え方であり、

このスタイルの最大の強みは何と言っても物理的な距離を保てるということです。

これは身を守るうえで非常に重要です。

 

相手に危害を加える意思があろうが無かろうが、

とにかく手が届く距離にいることは好ましくありません。

自分が最大限に腕を突き出し、それでもなお相手に触れない距離というのは、

よほど大きな体格差が無い限り、相手も自分に触れられない距離に違いありません。

こうした安全な距離感を保ち続けることは、攻撃者の初動を安全に回避・防御できることに繋がるだけでなく、

「あなたに危害を加える意思はない」と相手にアピールするボディランゲージにもなります。

これは目の前の相手はもちろん、周囲の目撃者に与える印象にも大きく影響するため、

「落ち着いてください」などの言葉を用いて積極的に距離を取ることが大切です。

 

フレーム・ディフェンス

フレーム・ディフェンスは、より現代化されたクラヴ・マガやケイシ(ディフェンス・ラボ)などに見られる、

頭部を両腕で包み込むようにするスタンスを指します。

(腕で三角形の窓枠=フレームを作るという意味からそのように呼ばれることが多い印象がありますが、正確な由来はわかっていません)

 

片方の腕で髪をかき上げるように後頭部を抱え込み、

もう片方の腕で正面から見るとひっくり返したLの字になるような形に構えるのが一般的です。

またシンプルに両腕で頭を抱え、三角形の窓の部分から相手が見えるようにするスタンスや、

机に突っ伏して眠るときのように頭を覆うクロスアーム・ブロックもフレームの変形として扱われます。

 

これらはとにかく頭部をしっかりと保護できるという強みを持つと同時に、

ガードの体勢から素早くトラップやハンマーパンチ、肘打ちなどに移行できるという、

受け速攻対応の攻撃型ディフェンススタイルという側面も併せ持ちます。

 

正面からだけでなく、側面からの攻撃にも強いため、

1体多数という極限状態での防衛にも大いに役立つでしょう。

(ケイシは昨今の洋画におけるスタントでも取り入れられており、一人で多数を圧倒するシーンにもその特徴がよく表れています)

 

ポリススタイル・ディフェンス(ミリタリー・ディフェンス)

アメリカの警察官が片手を突き出し、腰に付けた警棒や銃を掴んだポーズを見たことがある人は少なくないでしょう。

このような立ち方は、特に武器または武器の代わりになるものを手にしている場面で大きな意味を持ちます。

 

やり方はロング・ガードに近く、

やや半身を切り、利き腕と反対側の手をしっかりと前に突き出したら、

利き手で腰のあたりに差した武器を握るだけです。難しいことはありません。

 

このスタンスの素晴らしいところは、

ロング・ガードと同様に敵意が無いことを示しながらも、

しっかりと武器が抜ける体勢になっており、一定の距離を保ちつつも即時対応が可能な点です。

 

たとえそれがボールペンだろうと折り畳み傘であろうと、

武器になるものを手にしている場面ではそれらを使うことを前提に、

このような構え方が自然と出来れば間違いなく生存率は上がりますし、

相手に与える印象も変わるため、争わずにその場を収められる可能性も高まります。

(露骨に武器を抜く姿勢を”あえて”見せるというのは、状況次第で大きなアドバンテージとなります)


男性は筋トレで腕を強く・分厚く

さて、ここまで現代護身術における基本的かつ実践的なガードポジションを3つ紹介してきましたが、

立って構えた時点での印象に差がつくのは、やはり腕の太さです。これは否めません。

 

どんなにガードや受け速攻などの攻撃手段を丁寧に学んでいったとしても、

見た目で舐められて絡まれたりするなどトラブルに巻き込まれるリスクは無視できません。

(逆にどれだけ鍛えていてもお構いなしに襲われるときは襲われるわけですが)

 

ガードをより強固にするだけでなく、見た目の印象にもポジティブな影響を与えるためにも、

男性は上腕二頭筋及び三頭筋、特に目立ちやすい前腕部分をトレーニングで大きくすることを強くお勧めします。

 

一般的なダンベルカールだけでも十分ですし、余裕があるなら広背筋を鍛えることにも繋がる懸垂運動、

掌の代わりに拳をついて行う拳立て伏せなどの自重種目も非常に効果的です。

 

もうすぐ夏は終わりますが、特に腕の出る服装で過ごすことの多い季節では、鍛えた腕とそうでない腕とでは、

あらゆる点で決定的な差が生まれます。

せっかくなのでしっかり鍛えて、見た目からも簡単には屈しないという意思とオーラを感じさせる身体に変えていきましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。