あなたに最適な護身術の探し方と学び方

あなたに最適な護身術の探し方と学び方

いつも心に1本のビーム・トマホークを。どうもサイコ田中です。

護身術を学ぶきっかけは様々だと思われますが、

自分にぴったりの流派や団体、指導者を探すというのはなかなか簡単ではありません。

今回はあなたに最適の護身術を探すうえでの注意点についてお話ししたいと思います。


「誰でも・手軽に」という謳い文句には要注意

どんなことにでも当てはまることですが、上手い話には必ず裏があります。

例えば格闘技ジムを例に挙げると、

「初心者さん歓迎!」「誰でも安心して学べます!」というポジティブなキャッチコピーが見られますが、

その実態は真逆であることが大半です。

そもそも格闘技にせよ護身術にせよ、対人接触が前提で、尚且つ「暴力とは何か」というテーマを扱う分野なのですから、

安全が保障されているはずが無いのです。(格闘技は、本当に危険なスポーツです)

そしてセルフディフェンス(自己防衛・護身)を扱う業界で最も質が悪いのは、

実際には全く使えない技術を、高い会費や指導料を取って指導する詐欺師のような団体の存在です。

この手の団体はとにかく会員数とそれに伴う知名度を高めることのみを目的としており、

指導者・指導内容の質はともかく、参加している会員そのものの質も極めて低い傾向にあります。

このような団体に属していても、実際に役立つ実践的な技術や知識は全く身につかず、

時間もお金も全て無駄になってしまうことは明らかです。

こうした団体では時間が経つにつれて練習内容や指導者の人格など、様々な部分に矛盾や違和感が生じてきます。

もしも練習に参加する中でほんの少しでも疑問や不安・葛藤を感じたときには、

別のジムや指導者を探すことを強くお勧めします。

(残念ながら悪徳業者かどうかは実際に参加してみなければ判別が出来ません。ある程度の時間と出費は覚悟しましょう)

 

怪しいジムや道場の特徴と共通点については以下の記事も参考になさってください。

↓ ↓ ↓

【小ネタ】怪しい教室(ジム)・セミナーの特徴と共通点【コラム】


あなたに最適な護身術の探し方と学び方

ここからはあなたにぴったりの護身術を見つける方法と学び方について、

年齢や性別・護身術を学ぶ目的など3つの項目に分けて解説したいと思います。

防犯・護身など身を守ることに興味をお持ちの方はぜひ参考になさってください。

 

未成年と女性はフィットネス感覚で格闘技から

護身術を学びたいのに、なんで格闘技……?と思われてしまうかもしれませんが、

もしもあなたが未成年または女性であるならば、まずは何らかの格闘技を学ぶことが最適解の一つです。

いきなり護身術を始めようとしても、ほとんどの団体やセミナーが未成年の参加を規制しています。

(安全面や犯罪等への悪用を防ぐなど、様々な問題を考慮してのことです)

また護身術やタクティカル・トレーニングを扱う施設は総じて入会金など費用面でのハードルが高く、

とても学生には賄いきれません。(一部例外もあります)

現状日本国内では女性向けセミナーを探すことも困難であり、そういった意味でもまずは身近なところで格闘技のジムを見つけ、

基本のフットワークなどを身に着けるところから入っても遅くはないはずです。

更に未成年と女性の方どちらにも共通の課題として、身体が全く出来上がっていないということが挙げられます。

これはセルフディフェンスを学ぶ上でなかなか致命的な部分で、クリアしなければならない最低条件とも言えます。

未成年の方でも、激しいスポーツに取り組まれている方はある程度身体が出来上がっているかもしれませんが、

身を守ることに関連するフィジカルは、単純な競技目的で作られたそれとは全くの別物と考えるべきであり、

「身体の動かし方」「身体の使い方」という部分から学び、作りかえていく必要があります。

特に運動習慣や激しいスポーツの経験が無い女性の場合は尚更であり、

いきなり護身術を学び始めても、最低限の体力が無いため練習についていけなかったり、

必要なスキルをスムーズに身に着けられない可能性が高いと言えます。

このような事態を回避するためにも、まずはフィットネス感覚で興味のある格闘技から始め、

基礎体力はもちろん、柔軟性・最低限のフィジカルを身に着けたうえで、

そこから実用的な護身術を学んでいくというのが理想的と考えられます。

格闘技を学んだだけで変なクセがついたり、応用力が低下するということはありません。

むしろセルフディフェンスを学ぶ前に何らかの格闘技・武道を学んでおくことで、

打撃系のオフェンス・ディフェンス技術はよりスムーズに習得でき、より短い期間でのステップアップが可能となります。

10代の学生または女性の皆さんは、まずはお近くの格闘技ジムを検索されてみてはいかがでしょうか。

(管理人のオススメは、ボクシングまたはフルコンタクト空手です)

 

実用性重視の社会人はクラヴ・マガ一択

とにかく実戦向けのテクニックを短期間で身に着け、

「強くなったという実感を得たい」「自分に自信が欲しい」という社会人の方には、

日本国内で学べる数少ない超実戦向け護身術”クラヴ・マガ”を強くお勧めします。

クラヴ・マガはイスラエル発祥の軍隊格闘技であり、

素早い急所攻撃や確実なディフェンス技術に加え、武器攻撃と武装解除にも対応するなどその応用力の高さは他に類を見ません。

独自のベルト・システムによりビギナーから上級者まで着実にスキルを延ばすことが可能であり、

補強トレーニングとしてウェイト・トレーニングやHIIT、グラップリングに打撃、総合など幅広いオプションも設けられており、

決して安くはない費用という問題点を補って余りある充実したプログラムの数々が最大の魅力と言えます。

費用面、体力面などで不安の無い社会人の方は、ぜひお近くのマガジムをお探しください。

現在東京都内ではマガジム、関西・東海地方では各種トレーニング・センターが利用可能です。

 

マガジム(東京都内のみ)

各種トレーニングセンター(東京・大阪・名古屋)

 

地方・田舎の場合は近隣の同好会を探す

上に挙げた格闘技ジムやマガジムなどは、どうしても都市部に集中しがちであり、

地方や田舎にお住まいの方には、見学すら困難と言うのが現状です。

ですが便利な時代になったもので、最近ではFacebookなどのSNSを利用することで、

地域の同好会や一般向け公開セミナーを探すことが容易となりました。

もちろん指導者や参加者の質にはムラがあり、本当に役立つ技術が学べるかどうかはある程度運次第になりますが、

「護身術を学びたい」という人は日本国内において少数派であり、

そのほとんどが高いモチベーションとスキルを共有できる信頼性の高いコミュニティとして成立しています。

中には変わった人、ちょっと危ない人が混ざっていることも事実ですが、

それはどんなジムやセミナーに参加しても同じことです。

もしも地方や田舎にお住まいで、護身術や格闘技を学べる場所が近くに見つからない時には、

SNSで同士を探して、自分たちで同好会や団体を立ち上げるというのも面白いかもしれません。

(グレーな知識や技術を扱うため、専門知識を持つインストラクターの監修が絶対条件です)


自宅待機の今こそ”オンライン学習”で宅トレ

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日本国内においてもいよいよ全国に緊急事態宣言が発令されました。

感染予防措置として自宅待機・在宅勤務をされている方は多いかと存じますが、

そんな「引きこもり」の状態が強いられている今こそお勧めしたいのが、ネット動画を使ったオンライン学習です。

現在Youtubeでは、セルフディフェンスを扱う様々な団体が在宅学習用の動画を無料で公開しています。

ウォームアップから基本のドリル、自重を使ったワークアウトに至るまで実際の練習さながらの内容が動画一本にまとめられているため、

動画内のインストラクターの指示に従って動きを真似るだけでも十分効果的と言えます。

また対人練習を想定した「バーチャル・スパーリング」用のクリップなど、

護身術のみならず格闘技にまつわる動画も質の高いものが毎日続々とアップされています。

気になる動画があれば、ぜひ画面を最大化して、ジムにいるかのような気持ちで身体を動かしてみてください。

家から出られない今こそ出来る取り組みを通して、少しずつでも自信をつけていきましょう。

どんなことも決して無駄にはなりません。

あなたが本気なら、必ず生まれ変わるきっかけが見つかるはずです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。