今日から始める護身術16【トラブルを目撃したときにすべきこと】

今日から始める護身術16【トラブルを目撃したときにすべきこと】

いつも心に一晩寝かせたカレーを。どうもサイコ田中です。

護身において自分の身を守ることは大前提であり一番の目的ですが、

同様に他人が危害を加えられている場面での対応も求められます。

駅や電車の車内、飲食店など様々な場所で目撃される可能性のある対人トラブル。

今回は、あなたがそうした現場に遭遇したときに取るべき行動と、避けるべき行動についてお話したいと思います。

いざというとき自分だけではなく、弱い立場の人を守れるように、正しい知識と技術を身に付けていきましょう。


まずは様子を見ることから

もしも何らかのトラブルを目撃したら、まずは冷静に状況を見極めましょう。

顔も名前も知らない第三者のトラブルによくわからないまま首を突っ込むと、

被害の拡大や状況の複雑化に繋がる恐れがあります。

明らかに緊迫したムードでも、焦らずじっくり状況を観察し、

自分がとるべき行動は何か、今求められていることは何かを可能限り冷静に考えましょう。

ただし、次のような場面では速やかな対処が要求されます。

・もみ合いや殴り合いで、既に誰かが怪我をしている

・明らかに刃物などの凶器を手にしているのが目視で確認できる

・一人または数人の女性が、それ以上の人数規模の男性に絡まれている

・悲鳴などが上がり周囲の人がパニック状態に陥っている

 

このような状況は非常事態です。速やかに警察を呼び、周囲の助けを求めましょう。

またこのような場面ではAEDなどを用いた救命措置や避難誘導などの経験、知識が求められます。

よくわからなければ何もせず、助けを呼ぶことや小さな子供、高齢者を安全な場所へ誘導することに集中しましょう。

また、刃物を手にした相手に対しては、被害が拡大しないために慎重な対応が求められます。

警察官が現場に駆けつけるまで時間稼ぎに徹し、

攻撃者と直接対峙するような状況や、周囲の人が危害を加えられる状況を出来る限り阻止しましょう。

ナイフディフェンスに関してはこちらの記事を参考にしてください。


誰かを救うために出来ること・やるべきこと

第三者同士のトラブルは、シチュエーションによって対応が大きく異なります。

場面ごとに適切な対応を知り、自分が出来ることは何かを理解することが、被害を最小限に抑えるうえで重要となります。

状況がよくわからないまま首を突っ込んで自分が被害者になっていては元も子もありませんし、

警察が来てから嫌味を言われる可能性だってあります。

モラルと正義感はとても大切なものですが、それらを闇雲に振りかざすのは幼稚で的外れな行為でもあることを覚えておきましょう。

 

いじめの現場を目撃・遭遇した場合

これは非常によくあるケースなのですが、対応が極めて難解であることも事実です。

よくわからないまま止めに入ると適当にはぐらかされたり、

逆にこちらがからかわれたりして、何の救済にもなりません。どころか状況は悪化する恐れさえあります。

本当にいじめの現場なのか、ただじゃれているだけのかを言葉や行動を通して注意深く観察し、

危険を感じたら止めに入るのがベストです。

ちなみに、

・明らかな一対多数の一方的な暴行(リンチ)

刃物で脅されている

・金を要求されている

などの場面では、気づいた時点で対応が求められます。

これらは傷害罪や暴行罪を問うことが出来る立派な犯罪の現場ですから、

スマートフォンなどで現場の映像や音声を抑えた上で、速やかに警察を呼びましょう。

また被害者の無事を確保するため、毅然とした態度で加害者に向き合うことも必要です。

相手の人数が多ければ体力に自身があっても油断せず、

周囲に助けを求めたり、身近なもので武装してから対峙するようにしましょう。

向こうが手を出してきた場合、相手が学生だろうが何だろうが関係ありません。

あなた自身が被害者にならないために、出来る限りの抵抗、制圧を試みましょう。

 

酔っ払い同士のトラブルを目撃・遭遇した場合

これも非常によくあるケースですが、互いにひどく酔っていて前後不覚のような状態の場合、

安易に止めに入ると怪我をさせられる恐れもあります。冷静に状況を見て、緊急を要する場合のみ仲裁に入りましょう。

まだつかみ合いやもみ合いのような状況なら、横から近づいて声をかけるのがベストです。

互いを刺激しないよう、優しい言葉で距離を置くよう促すのが理想的です。

もう殴り合いになってしまっているようなら、力の強そうなほう、身体の大きいほうの酔っ払いを制止しましょう。

後ろから近づき、背中に頭を押し付けて胸か腰に手を回し、ゆっくりと後ろに体重をかけて引き離します。

相手の力が強ければ、いわゆる「膝カックン」の要領で後ろから膝関節に打撃を加え、姿勢を崩して倒しましょう。

互いに傷つくことがないよう、ゆっくりと地面に寝かせるのがポイントです。

暴れている酔っ払いが刃物を取り出したり、近くにあるものを振り回し始めたらとにかく全力で距離を置きましょう。

近くにあるものを投げても良いですし、床が滑りやすい材質で出来ている場合は、何らかの液体をぶちまけるのも効果的です。

警察が来るまで時間稼ぎに徹し、直接向かい合うことは絶対に避けましょう。(これは酔っ払いに限った話ではありません)

 

女性が絡まれている場合

これも都市部では頻繁に目にする光景ですが、中には緊急性の高いトラブルの場合もありますから注意が必要です。

冷静に観察し、危険な感じがしたら助けに入りましょう。

ただし、

・人目の多い場所で、やたら雰囲気が演技くさい

・近くに黒塗りの高級車やワンボックスが停まっている

水商売をやっている男女間のトラブル

これらは注意が必要です。

まず人目の多い場所でトラブルになっている場合は、

何かのドッキリ企画か最悪ポルノビデオの撮影というケースもあります。

下手に首を突っ込むと迷惑がられるだけで何のメリットもないので気をつけましょう。

また近くに怪しい車両が確認できる場合、

裏に「本職」の人間や半グレ集団が潜んでいる恐れがあるためうかつに手を出せません。

助けるために近づいたのに美人局の被害に遭ったり、

そのまま車に押し込まれるという最悪のシナリオも十分考えられるので、慎重な対応が求められます。

風俗店などが多い繁華街で、水商売のスタッフと客、あるいはスタッフ同士(客同士)のトラブルの場合、

複雑な事情が絡み合っていることがほとんどなのでわけもわからず首を突っ込むのは避けたほうが無難です。

またこうした現場を目にした際は、巻き込まれないようなるべく離れて歩くか、違う通りを進みましょう。

上の条件に該当しない場合で、女性が手を上げられたり恫喝されているような場面に出くわした場合は、

スマートフォンで音声や映像を記録しながら近づいて話を聞きましょう。

男のほうから酒の臭いがしたり、危険な雰囲気を感じたらあなた自身が被害者にならないために心構えが必要です。

また男の身体の一部に刺青やタトゥーがあるとか、

相手が明らかにカタギではないとわかった場合は、

助けたい気持ちはわかりますが、近寄らないようにしましょう。

それが女性にとっても、あなた自身にとってもベストです。


助けを求めている人は目を見ればわかる

ここまで挙げた他にも、高齢者同士や女性同士、

子供同士の言い争いやつかみ合いなどは、普通に見られる光景です。

これらを目にしたときは、いずれも冷静に状況を見極め、緊急を要すると判断された場合のみ行動に移すよう心がけましょう。

安易に仲裁に入って被害に遭ったり、現場に到着した警察官への状況説明が複雑になるのは好ましくありません。

あなた自身の正義感とモラルはとても大切なものですが、それらを闇雲に振りかざすのはやめましょう。

また、助けを求めている人は目があちこちに動いたり、きょろきょろと周囲を見回す傾向があります。

もしも何らかのトラブルの現場に居合わせ、当事者の誰かと偶然目が合ったなら、

それは助けを求めるサインです。絶対に見逃さないようにしましょう。

そしていざという時安全にその場をおさめるためにも、

実用的な護身の技術(相手の制圧や武装解除)を一つでも多く習得し、正しく活用する努力も大切です。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。