路上のファイトでおさえるべき3つのポイント

路上のファイトでおさえるべき3つのポイント

いつも心に1台のパッカー車を。どうもサイコ田中です。

日本は比較的治安のいい国なので、

些細なトラブルはあっても死人が出るほどの大規模な喧嘩や争いはめったに起こりません。

恐らく大多数の日本人は、路上で本気の殴り合いをすることは一生に一度あるか無いかでしょう。

田舎ならば現場を目撃することさえないまま終わるかもしれません。

トラブルに巻き込まれたり当事者になることなく一生を終えることは理想ですが、

物事に絶対はありません。

ここではあなたがもしも路上で敵意ある攻撃者と対峙することになったとき、知っておくべきことについてお話したいと思います。

性別年齢を問わず誰にでも当てはまることだけを簡潔にまとめましたので、自分には関係ないと思っている方も興味がない人も、

太字になっているところだけでも読んでおいていただけると、いざという時生存率を上げるうえで役立つかもしれません。


「やるしかない」場面は限定されているが……

もしも屋内や路上で相手とトラブルになったとき、話し合いで解決できるのが理想ですが、

中には話が通じないか、話し合いに応じない人もいます。

そうした相手と向き合うとき、身の危険を感じた場合は何らかの対処が必要です。

ただ立っているだけでは一方的にやられて被害者になってしまいますし、もしも夜間に一人で帰れない状態になったら冬場などは命に関わります。

日本は治安がいいとはいえ、いつ何が起こるかは誰にもわかりません。

最近はよくわからない理由でキレる人も増えていますし、煽り運転や高齢者の暴走など、

一人ひとりの努力だけでは回避できない問題が山積みです。

実際にあなたが相手と向き合って「やるしかない」場面などは、かなり限定されてくるとは思いますが、それでも確率はゼロではありません。

本当に身を守るために必要なことは、

それら最悪のケースを、いつもある程度現実味を持ってイメージしていることです。

注意力を強く働かせれば、ほとんどの危険は回避できます。

相手と事を構えるのは、あなたが出来る限りの努力をして、それでも尚やむをえない場合だけです。

自分の身を守るためとはいえ、やりすぎて加害者にならないよう注意しましょう。


守るべき3つのルールとその意味

相手が話し合いに応じない、あるいは泥酔しているなどで話が通じない場合は残念ながら身を守る準備が必要です。

危害を加えられた際のダメージを最小限に抑えるために必要な心構えと、最低限守るべきルールは次の通りです。

・素手で戦わない

・相手に心の準備をさせない

・最後まであきらめない

 

これらを守りさえすれば絶対に安全と断言することは出来ませんが、少なくともダメージを小さくすることには繋がるはずです。

それではこれらのルール一つひとつを詳しく解説したいと思います。

 

素手で戦わない

言うまでもありませんがあなたの身体はただ一つで、お金では買えないものです。

もしもよくわからない相手と戦うことになったとき、何も考えず素手で挑んでしまった場合、

大怪我をして普通の生活が送れなくなる恐れがあります。

パンチ一つとっても、もし正しいフォームで完璧に打ち込めたとしても、

拳や手の骨、手首などは決して無事では済みません。

あなたが格闘技の経験や知識を全く持っていないならば、こうしたダメージはより深刻なものになると言えるでしょう。

現実の殴り合いはゲームではありませんが、もしも武器を拾えるゲームだとしたら、

あなたは素手での戦いなど選択せず、武器を拾いますよね。

それと同じように、もしも身近に武器として使えそうなものがあるならば、積極的に使うべきです。

そして何より大事なことは、日常生活で暇なとき、スマホから顔を上げるわずかな時間に周囲を見渡し、

武器になりそうなものを探すことです。

こうした習慣はいざというとき戦いを有利に運ぶうえで非常に重要です。

今、あなたの近くで武器になりそうなものはいくつ見つかりましたか?

キーボード、マグカップ、車のキー……どんなものでも相手の身体に投げたりぶつけたりすればダメージを与えられます。

可能な限り素手で戦うことを避け、使えるものを使い切ってピンチを凌ぐのが、路上のファイトにおける明確な目標の一つです。

 

相手に心の準備をさせない

皆さんは、いわゆる「ドッキリ」やサプライズ企画で驚かされた経験はありますか?

いきなり想定外の状況に陥ると、全く対処が追いつかず何でもないトラップに引っかかったり、思考が止まったりしてしまいますよね。

路上におけるルールのない殴り合いでは、「ドッキリ」をしかけて驚かせるように、

相手に心の準備をさせないことがとても重要です。

こちらが攻撃の意思や気配を見せると、相手は身構えるので攻撃を読まれるか、防がれる可能性が高くなります。

逆に全く手を出す気配を見せず、怯えたり困惑した様子で接していれば、

相手は勝手に自分が優位に立っていると勘違いします

こうした心の隙は身体の大きさや格闘技の経験などとは関係のない大きな弱点になるので、どんどん利用しましょう。

不意打ちを仕掛けるときのポイントは、

とにかく見えにくい角度で、いきなり急所を狙うことです。具体的な例を挙げると、

相手の横に立って話を聞く振りをして、一瞬だけ視線を外します。

するとほとんどの相手はあなたが見たほうを同じように目で追います。この一瞬の隙に、横から相手の顎を叩いてKOします。

このように、死角から相手が全く想定していない攻撃を急所に当てることが、戦いを一瞬で終わらせるベストな方法です。

そして不意打ちが有効とわかった以上、あなた自身もそれに気をつける必要があります。

相手と向き合うときは、どんなに身体の小さな相手でも(たとえ女性だったとしても)、

不意の強打を急所にもらわないよう、いつでも心構えをしておきましょう。

 

最後まであきらめない

どんな場面でもそうですが、あきらめて手を止めてしまったらその時点で終わりです。

話の通じる相手ではないのですから、あなたが動かなくなっても殴るのをやめないでしょうし、

最悪命を落とす危険もあります。

そうならないためにあなたがすべきことは、相手がどんなに身体が大きく、人数が多くとも、

最後まであきらめずに抵抗することです。

攻撃者が一番イライラするのは、

簡単に倒せそうな相手や、もうすぐ倒れそうな相手を、なかなか倒せない状況です。

このような状況では焦りと苛立ちが募るので、相手は徐々に冷静さを失っていきます。

すると思わぬところで隙が生まれ、そこから逆転できる場合もあります。

どんなに不利で危機的な状況でも、最後まで立っていること・あきらめずに抵抗することは、

相手を心理的に追い詰める効果もあります。

「お前には絶対やられない」「ただでは終わらせない」という強い意志は、相手がよほど鈍感でない限り必ず伝わります。

そうした感情は相手を刺激することも事実ですが、その一方で、不安や恐怖を与えることも確かです。

よくわからない理由でキレて攻撃してくるような相手に人生を台無しにされるなんて馬鹿馬鹿しいことです。

一方的にやられる展開になったとしても、せめて警察や助けが来るまでは、身体の動く限り抵抗しましょう。


守りに徹する必要は無い

よく「先に手を出したら負け」と言われますが、

非常事態では手段を選べないことも事実です。

なるべくなら先に手を出すことは避けたいことに変わりはありませんが、

相手の身体が大きい場合や、人数が多い場合は最初の一撃が生き残れるかどうかの決定打になることもあるのです。

「この相手と殴り合いになったら絶対に勝てない」「この人数相手にはどうしようもない」と明らかに直感でわかったときは、

積極的に手を出すことが大切です。

また防戦一方では状況は悪くなるばかりです。

一度殴られ始めると痛みと恐怖でどんどん身体が動かなくなりますが、そのままでは勝機はありません。

可能な限り相手の攻撃を防ぎながら、逆転するための機会を覗い、隙があれば攻める姿勢も重要です。

こちらから手を出したら負けなどという綺麗事は忘れて、

時には相手と正面から向き合うことが生存率を上げるうえで重要になることを覚えておいてください。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。