今日から始める護身術17【相手が逃げ出す簡単トリック】
- 2019.08.15
- 護身術
いつも心に一丁のAuto9を。どうもサイコ田中です。
以前、こちらの記事で路上でのトラブルをより安全に切り抜けるための小技をいくつか紹介しましたが、
今回は一瞬で使えて効果抜群の、より強力かつ簡単なトリックを3つ紹介したいと思います。
ここで紹介するテクニックも当然ですが、悪用厳禁です。
相手から争う意思を失くさせるために
そもそも争いとは、どちらか一方が、あるいは互いが悪意や敵意を向けた場合に起こるものです。
これらの多くは攻撃的な感情や暴力的な衝動によって支配されていますが、
一度それらの毒気が抜かれてしまえば、攻撃者もたちまち普通の人に戻ります。
もっとも手っ取り早いのは、強い不安や恐怖を上書きしてしまうというものです。
私がクラブのセキュリティをしていた頃、酔っ払って気が大きくなった小心な若者の多くは、
後ろから身長190センチの黒人スタッフが出てくると、まるで住処を追われた小動物のように慌てて退店していきました。
このように、怒りなど攻撃的衝動や感情を上回る強い恐怖や不安を、
可能な限り短い時間で、そして誰の目にも明らかな形で押し付けることは、強い抑止力となります。
今回紹介するトリックは、こうした人間の負の感情に働きかけ、
相手から戦意や敵意を奪うのに効果的なテクニックです。
追い詰められてどうしようもないときや、どう見ても勝ち目が無いときに積極的に試しましょう。
一瞬で決着をつける”チープ・トリック”
相手と争いになるような気配を感じたら、即行動することが大切です。
ぼんやりしているといきなり殴られて気がついたら病院にいたり、大事なものがなくなっているかもしれません。
そうした事態を避けるためにも、常に争いごとは、あなた自身が主導権を握る必要があります。
ここでは相手の感情を過度に緊張あるいは弛緩させることで、一瞬にして「やる気」を奪う簡単なトリックを紹介します。
あくまでも子供だまし(Cheap Trick)に過ぎませんが、侮る無かれ、
本当に使えるときは使えるので、当然ですが悪用厳禁です。
チョコバーで「手を上げろ!」
何でも構わないのですが、
ある程度の光沢と長さがあるものを拳銃のように構えて「来るな!」と大声を張り上げるだけで、
相手は相当ビビります。
これは特に相手が外国人の場合に有効であり、特に日本の治安や社会情勢をよく知らない、
いわゆる「銃社会」で育った北米人などには有効なブラフです。
彼らは銃の怖さをよく知っているので、
一瞬で手を挙げてこちらに説得を始めるか、全力で逃げます。そうなればもう怖いものはありません。
日本人は銃を見慣れていないので、いきなりピストルの形に構えて見せもピンと来ない相手がいますが、
ナイフのように構えると明らかに表情が変わります。
私のオススメは、銀色のパッケージの一般的なチョコバー(プロテインバー)です。
これは適度に光沢と長さがあるので、握り方によっては拳銃にも、刃物にも見えます。
夜間で相手が酔っ払いの場合は、完全に本物の銃かナイフに見えることでしょう。
実際はただのお菓子ですから、当然職務質問などを受けた際のリスクもゼロです。
小腹が空いたときのためと、護身のために一本ポケットに入れておきましょう。
タトゥーシールで「ヤバさ」を匂わせる
便利な時代になったもので、
肌を傷つけなくても取り外し可能なシールでタトゥーや刺青を入れられます。
もしも治安の悪い地域や、性質の悪い客がいるとわかっている飲み屋やゲームセンターに出向く際は(護身の観点で好ましくありませんが)、
あらかじめこの手のシールを腕など目立つ場所に貼り付け、服で見えないようにしておくといいでしょう。
トラブルになったら相手に「それとなく」見えるようにすれば、大抵の小心者は怖くなって逃げ出すか、
「やっぱりなんでもないです」などと言い訳を始めるでしょう。
それでも相手が構わずやろうというのなら、
上で紹介した「ピストル」のブラフを併用すれば、ほぼそれで決まりです。(動じない相手はいるかもしれませんが)
また車を運転する際に煽り運転や危険な運転の被害が気になる方は、
あらかじめ腕に刺青柄のアームカバーをつけてサングラスでもかけておけば、
相手はすごすごと逃げ出すか、静かに走り去るでしょう。
刺青柄のアームカバー(タトゥー・スリーブ)もタトゥーシールも、
2000円未満で購入できるため非常にリーズナブルです。
気になる方はamazonなどでチェックしてみてくださいね。
ズボンを下ろして羞恥責め
羞恥心は、攻撃的な感情をあっさりと上回ります。
例えば言い争いになっている若者の後ろに近づき、黙ってズボンを下ろすと、
一瞬にして喧嘩どころの雰囲気ではなくなります。それが電車の車内など人目の多い場所だと更に効果的です。
羞恥心を上手く煽ることが出来れば、相手がどんなに興奮していても、一瞬で鎮まることがほとんどです。
あの手この手で相手を辱めて、その場にいられないようにしてしまいましょう。
管理人がよく用いた方法は、黄色い飲み物を相手のズボンにぶちまけるというものです。
事情を知らない人が見ればいい歳こいて「お漏らし」してしまった残念な人、という印象ですから、
やられたほうはたまりません。
人目につかないように下半身を気にしながら引き下がるか、慌てて退散するかのどれかになります。
この技は相手がベルトをしていてズボンを簡単に脱がせない状況でもすぐに使えるので、簡単で効果的です。
(相手が更に激しく怒り出す場合もありますが、だんだん周囲の目が気になりだして萎縮していきます。
「お漏らし」して怒っている大人なんて、みっともないことこの上ないですからね)
カギは相手の感情を揺さぶること
護身の初期段階においては、
とにかく相手の攻撃的な感情を別な方向に持っていくことが課題です。
そして瞬間的に主導権を奪うことです。
激昂している相手でも、好みの異性に声をかけられて落ち着くことも珍しくありませんし、
目の前に札束を落とされるとそっちに目が行くでしょう。
感情と意識を巧みに揺さぶり、
相手の注意と敵意をこちらから逸らしていくことが、生存率を高めるための第一歩です。
パニックになりそうなときほど冷静に、そして狡猾に、相手を追い詰めるための手段を考えましょう。
とにかく相手を一瞬で「攻撃者」の立場から、「狙われる側」「やられる側」にすることがカギです。
その立場の逆転が、より短い時間で、強い衝撃を伴ったものであればあるほど、効果は大きくなります。
くれぐれもこれらのトリックを悪用し、
犯罪や迷惑行為に及ぶことが無いよう気をつけてください。
そしてこれらのトリックは、自分が使われる恐れがあることも覚えておきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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