今日から始める護身術20【攻撃のサインを読み取る】
- 2019.09.11
- 護身術

いつも心に一等の当たりくじを。どうもサイコ田中です。
身を守るために大切なのは最初の攻撃を見切って防御することですが、
格闘技の経験が無ければほとんどの人にとっては至難の業です。
今回はシリーズ第20回として、攻撃者が見せる攻撃のサインを読み解くヒントをご紹介します。
万が一ファイトに発展しても被害を最小にするためにも、相手の目線や仕草から収集できる情報も大いに活用しましょう。
落ち着きの無い相手には要注意
相手がキョロキョロと周囲を見回したり、
後ろを気にする素振りを見せているときは、特に注意が必要です。
このような動きは、周辺に目撃者や警察関係者がいないかを探す動きであり、
ほとんどの攻撃者が手を出す直前に見せる典型的なサインです。
相手と激しい口論や掴み合いになっている局面で、相手が周囲を覗うような視線や動作を見せた場合は、
いつでも顔面などの急所をカバーできるよう心の準備をしましょう。
そして可能なら相手の攻撃にあわせてカウンターの急所攻撃を加え、素早くその場から離れましょう。
攻撃のサインを読み取る3つのテクニック
相手の攻撃はちょっとしたポイントを抑えさえすれば格闘技の経験など無い初心者の方でも察知することが出来ます。
今回はその中でも特に簡単で効果的なものを3つ紹介したいと思います。
予備知識程度でも構いませんので、頭の片隅に留めておいていただけるといざという時役に立つのではないかと思います。
肩の周りをぼんやりと見つめる
パンチにせよ蹴りにせよ、
ほとんどの攻撃動作では真っ先に肩が動きます。
相手の目線に注意を払いながら、顔と肩のラインを何となく注視しているだけでも、初動がよく見えるようになるでしょう。
相手の首や喉の辺りに目線を置き、全体を満遍なく見るようにするとわかりやすいと思います。
相手の左肩に手を置く
パンチを打つときは、パンチを打つ手と逆の肩が先に動くという傾向があります。
日本人の大半は右利きですから、相手の左肩または左手を適当に触っておくと、
攻撃の直前にぐっと力が入るのですぐにわかります。
またいざというときは相手の肩を強く押してバランスを崩したり、
カウンターの打撃を加えるというオプションもあります。
話を聞く振りをして、さりげなく相手の左肩に手を置くように心がけるといいでしょう。
相手の目線を遮るように手を差し出す
相手が攻撃を加える際には、視界をクリアにしておきたいと思うものです。
目の前に視界を遮るものがあったり、
パンチを当てにくい角度に動かれたりするとそれに合わせて立ち方を変えてきます。
相手の目の前に軽く手を出して、それを振り払ったり掴んだりしてきた場合、
相手はあなたに攻撃を加える意図があると考えていいでしょう。
わざと手をつかませたら、素早く金的蹴りなどを加えてその場から離れましょう。
相手の目線に気を取られない
目線を外した状態や全然違う方向を向いた状態からでも、
相手がいきなり殴ってくる場合はあります。
相手がこちらを向いていなくても、常に肩の動きに注意を払い、
不意打ちのパンチをまともにもらわないよう注意しましょう。
パンチのブロックは、頭を両腕で抱えるようにするだけで十分です。
最初の攻撃を防いだら、身近な武器になりそうなものを手に取るか、肘や頭などを素早くぶつけて反撃しましょう。
抵抗しなければやられっぱなしになってしまいます。
とにかく動いて、相手の思い通りにならないことを心がけることが大切です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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