運転中に攻撃を受けた場合の対処法

運転中に攻撃を受けた場合の対処法

いつも心に1本のアイスピックを。どうもサイコ田中です。

今回は前回に引き続いていわゆる「あおり運転」など道路上で車を運転中に遭遇するトラブルに対処する方法についてお話したいと思います。

このブログを読んでくださっている方のほとんどは日本にお住まいだと思われますが、

昨今は日本でもアメリカやロシアなどのような公道上でのトラブルが大きく報道され、問題視されています。

「あおり運転」などのようにドライバー同士の間で起こる争いはロードレイジ(Road Rage)などと呼ばれ、

海外では死者が出るほどの規模にまで発展する事例も多数報道されています。

今回は実際に相手ドライバーから凶器などを使った攻撃を受けた際の対処法について解説します。


まずは落ち着いて車内で110番から

実際に攻撃を受けるとなかなか冷静さを保つのは困難だと思われますが、相手がバットやバールなどの凶悪な鈍器で武装していない限り、

そうそう簡単にドアや窓をぶち破られることはありません。

しっかりと内側からドアをロックし、窓が開いている場合はきちんと閉めましょう。ここまで出来たら一度深呼吸をすることをオススメします。

車内で安全を確保できたら落ち着いてスマートフォンや携帯電話を取り出し、警察に助けを求めましょう。

最近は日本国内で特に「あおり運転」の問題が深刻化しているため、警察は取り締まりを強化しています。

落ち着いて状況を説明できさえすれば必ず現場に駆けつけてくれるはずなので、焦らず警察が到着するのを待ちましょう。

何があっても車から出たり、窓を開けたりしてはいけません。

万が一運転席側の窓がぶち破られたとしても、助手席や後部座席に移ることで時間を稼ぐことが出来ます。

警察が現場に到着するまで、可能な限りの抵抗を試み、座席などを盾にして身を守ることに集中しましょう。


身を守るために役立つ車内にあるアイテム3選

相手が武装しているなど明らかに攻撃の意図が認められる場合は、何らかの対抗処置が必要です。

ここでは車の中に置いてある物の中で護身に活用できるものを3つ紹介します。

難易度と危険度を☆の数で示しました。一つの目安と考えてください。

ここで紹介するテクニックはあくまで護身のために用い、

絶対に悪用しないでください。

 

飲み物(難易度:☆ 危険度:☆)

何でもいいのですが、飲みかけのペットボトル飲料などは目潰しに効果的です。

相手が運転席の窓に顔を近づけて恫喝してきたとき、

いきなり浴びせて逃げるだけなので簡単なうえに、相手や自分が怪我をするリスクもほぼありません。

炭酸飲料(特にエナジードリンクの類)は目に入るとかなり沁みるので効果抜群です。

水筒に熱い飲み物が入っている場合はそれを上半身に浴びせるだけでも強い抑止力となります。

 

発炎筒(難易度:☆ 危険度:☆☆)

助手席についている赤いアレです。

点火するとかなり火力の強い火花が出るため、それを相手の顔の辺りに浴びせれば大ダメージを与えられます。

相手が車に近づいてきたら窓を開け、攻撃を受けたり恫喝される直前に点火するといいでしょう。

攻撃者に向かって投げるだけでも抑止力になるうえに、

煙で視界を遮る効果もあるためそのまま逃げるのにうってつけという便利アイテムです。

先端に非常時脱出用のガラス破壊器具(ピック)がついているものであれば、

それ自体が武器にもなるためさらに効果的といえるでしょう。

操作を誤ると自分や相手が火傷を負うリスクはありますが、命に関わるようなダメージにはならないと思われます。

(LED非常信号灯では発火などの効果が無いため注意が必要です)

 

工具(難易度:☆☆☆ 危険度:☆☆☆☆☆)

タイヤ交換などに使うL字レンチやトルクレンチ、バールなどといった工具です。

持っていても不自然でない上に十分な強度と重さがあり、

金属で出来ているため武器として申し分ありません。

トランクではなく助手席などすぐ取り出せる場所に置いておくことがポイントです。

相手が武装していない場合はこれらの工具を持って出て行くだけで相手が逃げ出す可能性もあるため、

極めて強い抑止力として機能することが期待されます。

ただし実際のファイトに発展した場合、

互いが被るダメージは計り知れません。

工具は最後の切り札ぐらいに思っておくのがいいでしょう。


「相手にしない」がセオリーだが……

どんな世界にも話の通じない相手、「やるしかない」相手はいます。

あなたが被害を最小にするため守りに徹しても、

相手がそれを圧倒する暴力を用いてきた場合、命の保障はありません。

車内で110番した後、身を守るのが困難だと感じた場合は素早い判断と行動が求められます。

「自分は大丈夫」という思い込みは捨て、上に挙げたような道具をいつでも安全に運用できるよう日頃から備えておくことが大切です。

言うまでもありませんが、ドライブレコーダと発炎筒を載せるのを忘れずに。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。