”戦える身体”を作るワークアウト【初心者編】
- 2019.09.20
- 筋トレ
いつも心に一人のシリアルキラーを。どうもサイコ田中です。
筋トレをする目的は人それぞれだと思いますが、
「見せ筋」とか「使えない」などと馬鹿にされるのは気分が良くありませんよね。
今回はなるべく「使える」筋肉をつけながら、いざという時力を発揮できる”戦える身体”を作るためのヒントをお届けします。
せっかく筋トレをするならただ大きいだけ、形が綺麗なだけの筋肉ではなく、
自分や大切な誰かを守れるタフな肉体を作っていきませんか?
”ヒッティングマッスル”の謎
パンチなどの打撃に関連する筋肉群の総称としてヒッティングマッスルという言葉がありますが、
実はその正体は明らかにされていません。
今のところ専門家やトレーナーの間で「この辺じゃないか」という仮説が出ているだけで、
正しく科学的に証明されているわけではないようです。
確かにUFCなどに代表される総合格闘家たちの肉体を見ても、
はっきりした共通点や特徴は無く体型は人それぞれです。
明らかに細身の選手でも打ち合いに強かったり、
身体の大きな選手でも非常に機敏なフットワークと寝技を得意とするなど、特性も異なります。
結局は個人のセンスと生まれもった骨格など身体的特徴がしっかりとかみ合ったスタイルが最強ということになるのかもしれませんね。
最優先の部位と効率的に鍛えられる種目3選
ヒッティングマッスルについては言及しませんが、明らかにファイトと関連のある筋肉群は存在します。
今回は【初心者編】として3つの部位とそれぞれの種目を簡単に紹介します。
今すぐ出来そうなものから順に取り組んでいきましょう。
体幹部(コアマッスル)
体幹の強さはあらゆる分野のスポーツにおいて重要とされ、
今では動ける身体作りの基本とも言われています。
まずは1分間のプランクからスタートし、次に背中、身体の側面など様々な角度での安定性を高めましょう。
私のオススメはプランクの姿勢から身体を前後に揺らす「ボディ・ソー(Body Saw)」です。
広背筋
肩から背中にかけての筋肉群は、
パンチを打った手を引く、相手を掴んでコントロールするという動きに関連します。
強く大きくしておくに越したことはありませんので、
デッドリフトなど様々な種目で満遍なく刺激しましょう。
私のオススメはシンプル・イズ・ベストで、「懸垂(Pull Up)」です。
下半身全般
下半身の爆発的なエネルギーの放出は、打撃のみならず組み合った体勢でも非常に重要です。
スクワットをはじめとした自重、ウェイトトレーニングで時間をかけて追い込みましょう。
私のオススメはシンプルな「坂道ダッシュ」です。
同時に心肺系も強化できて一石二鳥、手っ取り早く脚を鍛えるならこれです。
まずは連動性を意識することから
ボディビルディングの分野では、徹底して筋肉の連動性を否定する傾向があります。
言うまでも無く、効率的な筋肥大のためです。
私が考える”戦える身体”は、ボディビルの肉体とは違います。
身体の色々な筋肉がスムーズに連動し、
最小のコストとストレスで最大のパワーと瞬発力を発揮できるのが理想です。
その理想を実現するためには、どんな種目もある程度全身の連動性を意識しなくてはなりません。
坂道ダッシュなどは典型的な全身運動であり、爆発的なパワーと瞬発力を獲得するためには欠かすことの出来ない種目です。
たとえ身体の線が細く見えても、プロボクサーやムエタイ選手は素人を一発KOする破壊力を持っています。
彼らのように、柔軟で研ぎ澄まされたしなやかな肉体こそが、”戦える身体”の理想形だと私は考えます。
ゴリゴリと色々な場所を太く大きくすることは決して間違ってはいませんが、
そのパワーをどのように扱うのかを知る努力も大切ではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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