今日から始める護身術23【つかまれたときの対応】

今日から始める護身術23【つかまれたときの対応】

いつも心に空の一升瓶を。どうもサイコ田中です。

今日はシリーズ「今日から始める護身術」の第23回目として、護身術の代名詞的テーマである、

腕や衣服の一部をつかまれた場合の対処についてお話します。

ありふれた情報を並べても面白くありませんので、今回はサイコ要素満載でお送りいたします。

広告外されるのが怖いので、それでも自主規制強めにはなると思いますが)


いわゆる「小手返し」などはほぼインチキ

よく相手の手首をひねってどうにかしたり、自分の腕をくねくねさせて抜け出す技が紹介されますが、

あの手の技術ははっきり言って、ほとんど使い物になりません。

それは、単純な腕力やスポーツの経験など、フィジカルの差を全く考慮していないからです。

試しにやってみるとわかりますが、「こうすれば簡単!」と謳っているテクニックも、

自分より身体が大きく力も強い相手には、全く通用しません。

答えは明白、相手のほうが自分より力が強いからです。

合気道に見られるような、一挙動で体重差のある敵を圧倒する魔法のような技術はこの世に存在しません。

(合気道の演舞はあくまでも”パフォーマンス”です。実技ではありません)

これではインチキと言われても仕方が無いでしょう。

では、実際にどのような対処法が考えられるのでしょうか?


本当に”誰でも出来る”「つかまれたとき」3つの対応

よくある相手の手首や自分の腕を「ああして、こうして」というテクニックは使い物になりません。

ここでは本当に誰でも出来て効果的なテクニックを3つ紹介します。

どのテクニックにも共通するのは、

・いきなり(心の準備をさせない)

・無言で(攻撃のサインを出さずに)

・急所を打つ(一撃で倒す)

ということです。

上に述べたとおりサイコ要素満載のヤバイ対処法です。

ここで紹介する技術はいかなる理由があっても、自己防衛以外の目的に使わないでください。

 

いきなり殴る(難易度:☆ 危険度:☆☆☆)

難しく考えず、

まだつかまれていないほうの手で思いっきり相手の顔面を殴りましょう。

これが一番簡単で確実です。

この方法を用いる際にあなたが絶対に抑えるべきポイントは、

先に手を出させることです。

日本の法律では服や腕をつかんだ時点で暴行罪が適用されます。

緊張感の高まった状況下でも、とりあえず相手に手を出させて暴行罪を成立させ、

あなたが反撃する正当な理由を作ってから殴りましょう。

(これであなたが傷害罪や暴行罪を免れるわけではないので注意が必要です)

 

黙って頭突き(難易度:☆ 危険度:☆☆☆☆)

両手で肩や胸倉をつかまれ、パンチが出せないときに有効です。

相手との身長差が10センチ以内なら、

身体ごとぶつかるようにして額をぶつければ鼻か口の辺りに直撃します。

相手を恋人だと思って(無茶な話ですが)キスするような気持ちで、

少し顔を傾けると額の硬い場所が当たるので効果的です。

おでこ同士でぶつからないように注意しましょう。あなたもダメージを受けます。

 

無言で金的蹴り(難易度:☆☆ 危険度:☆☆☆☆☆)

相手の腕が長く、リーチに差がある場合はパンチも頭突きも綺麗に入りません。

このような場合は相手の股間に蹴りを入れるのが手っ取り早く確実です。

相手の足の間にサッカーボールがあるのをイメージし、

すくい上げるようにしてつま先か足の甲で蹴ります。

これでも相手が手を放さなければ、間髪いれずに頭突きやパンチを入れて脱出しましょう。

(もちろん金的を何度も蹴っても構いません)


非常事態こそ”Quick and Easy”で

よくある護身術の技は、手順やメカニズムが複雑な上に、対人練習を繰り返す必要があり非効率的です。

今回紹介したテクニックは暴力に頼った、あまりスマートではない対処法には違いありませんが、

非常事態では手段を選べないことも事実です。

考えている時間が無い場面でも最大限効果を発揮するのは、

“Quick and Easy”すなわち「手早く簡単な」テクニックです。

「つかまれた瞬間に殴る」と覚えれば簡単ですし、余計なことを考える必要もありません。

また単につかまれた状態をイメージしてパンチや頭突き、金的蹴りを練習するだけなら一人でも安全に行えるうえに、

人体のメカニズムにまで踏み込んだ学習も不要です。

相手が酔っ払いだろうと学生だろうと、いきなり腕や服の一部を掴んでくるような相手には、明らかな敵意と悪意があります。

速やかに鎮圧し、その場から立ち去ることを優先しましょう。

まず相手に手を出させることを忘れずに。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。