あなたが知るべきリアルファイトの”リアル”

あなたが知るべきリアルファイトの”リアル”

いつも心に1パーセントの果汁を。どうもサイコ田中です。

突然ですがあなたは路上で本気の殴り合いをしたことがありますか?

おそらく日本にお住まいの大多数の方は、そうした経験の無いまま一生を終えるか、

あっても一度や二度程度にとどまると考えられます。平和が一番ですね。

しかし交通事故に遭う確率や宝くじが当たる確率と同様に、それらは決してゼロではありません。

今回はもしも路上でトラブルからファイトに発展した際に知っておくと少し気が楽になる、

リアルファイトにまつわるちょっとした豆知識をお送りします。


多様化し増え続けている路上トラブル

昨今では日本国内でも道路上での自動車によるいわゆる「あおり運転」を始め、

路上のトラブルが頻発しています。

さらに電車や駅構内での暴力や、よくわからない理由でキレてしまう中高年など、

「攻撃者」となる対象も増加及び多様化している傾向にあります。

これらの予測不能な攻撃は誰でも受ける恐れがあり、

各々が危機管理能力を高めることが求められます。

「自分は大丈夫」という根拠の無い思い込みは好ましくありません。

ニュースなどの事件報道を注意深くチェックし、

「明日は我が身」の精神でいることが肝要です。


あなたが知らないファイトの”リアル”

ここでは路上のファイトを経験したことが無い人が知るべき意外な事実を3つ紹介します。

誰の身に何が起こるかわからない時代です。知らないよりは知っておいたほうがいいことだけを厳選しているので、

護身や路上トラブルに関心が無いという方も、ぜひ参考にしてみてください。

 

周りの人は止めてくれない

これは意外に思われるかもしれませんが、路上で喧嘩になっても、

通行人のほとんどは素通りします。

特に人の多い都市部の繁華街では、そんなトラブルは日常茶飯事であり、

自分の生活が第一という考えの人が多いため、人はトラブルを避けて足早に立ち去ります。

最悪の場合、ファイトの光景を面白半分にスマホで撮影する人間すらいます。

誰も助けてくれなければ、自分が助けを呼ぶしかありません。

大声で助けを呼ぶか、その場から逃げることを最優先に行動しましょう。

 

最初の一発はほとんど痛くない

興味深い事実ですが、ファイトに発展した際の最初の一撃は、

ほとんど効きません。

ファイトが始まる瞬間は互いに感情や本能がむき出しになり、理性が無くなっています。

こうした極限の興奮状態では、アドレナリンが過剰に分泌されているため、痛みはほぼ感じません。

ですからただ痛いだけのパンチやキック、武器攻撃は通用しません。

相手をノックアウトするために顎を狙うか、急所攻撃に的を絞り、一撃必殺を狙いましょう。

路上のファイトにおける目標は相手を痛めつけることではなく、

さっさと倒して立ち去ることです。

 

拳(手の骨)は一発で壊れる

普段サンドバックや巻き藁、砂袋などを叩いて鍛錬していない人の拳は、非常に脆いものです。

本気で渾身のパンチを放った場合、相手の身体の柔らかい場所に当たらなければ、

恐らく一発で壊れて使い物にならなくなります。

そうなると痛みや恐怖、不安などが一気に押し寄せ、先述したアドレナリンなどは関係なくなってしまいます。

普段から手首や指のストレッチを行うほかに、指立て伏せや拳立て伏せなどで握力を鍛えることが重要です。

また拳で殴るのではなく、掌底(掌の親指の付け根あたり)で打撃を加えるのも有効です。


プレッシャーを力に変えるのは難しい

よく精神論として、「逆境のときこそ人は力を発揮する」という話が出てきますが、

少なくとも路上のファイトにおいては、そんな綺麗事は通用しません。

相手は暴力的な言葉遣いであなたを恫喝し、責め立ててきます。

そんなときに逆境を力に変えるも何もありません。あるのはただ、恐怖と不安と緊張のみです。

萎縮してしまいそうになったときは、相手を小さな子供だと思いましょう。

この人は、精神的に幼稚なまま大人になってしまった可愛そうな人だと思って、

自分の立場の正当性と優位性を確かめることが大切です。

もしも相手が話し合いに応じず、一方的に感情をぶつけてくるようならば、

それらの言葉や声は、ただの雑音だと思って聞き流しましょう。

言葉の通じない相手には、何を言っても、どんな働きかけをしても無意味です。

そうした典型的なトラブルメイカーに出くわさないためにも、普段から危機管理の意識を高め、

モラルと良識ある言動を心がけましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。