ラウェイに学ぶ超攻撃的コンビネーション
- 2019.10.05
- 格闘技
いつも心に一杯のハブ茶を。どうもサイコ田中です。
突然ですが皆さんは、ラウェイという格闘技をご存知でしょうか?
ラウェイ(Letwhei)は、ミャンマーの伝統的な格闘技で、祭祀や祈祷の意味合いを持つ伝統行事でもあります。
その最大の特徴は素手で行われることのほかに、
蹴りや肘打ちのほかに頭突きが認められていることです。
更に言えば、故意でなければ金的蹴りさえも認められるという何とも過激な内容です。
今回はそんな過酷な競技ラウェイから学ぶ、実戦でも応用可能な攻撃手段をいくつか紹介したいと思います。
頭突きの有効性とそのリスク
頭突きは、至近距離において考え付く限り最強の攻撃手段です。
身体ごとぶつかるようにして素早く頭を振るだけなので特別な予備動作などを一切必要としないうえに、
相手の顔面を最短距離で攻撃できるため防御される心配がほぼありません。
また頭蓋骨は肘や膝などと同様生まれつきある程度丈夫なため地道な鍛錬が必要なく、
当てる場所を間違えなければ拳以上のダメージを負わせることが出来ることも大きな長所です。
問題は、やはり頭というデリケートな部位である以上無理が利かないことであり、
当たり所が悪いと攻撃したほうが大きなダメージを受ける恐れがあることです。
脳震盪はもちろん脳挫傷、頭蓋骨骨折などの大怪我や命に関わる負傷も十分考えられます。
頭突きは有効な攻撃手段ですが、使うとしても一回きりの切り札だと思っておくのが無難でしょう。
ラウェイの必殺コンビネーション3選
ここでは肘や頭突きが認められるラウェイならではの過激なコンビネーションを3つ取り上げます。
路上のファイトなど実戦的な場面でも応用できるテクニックになっていると思いますので、
興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
頭突き→肘打ち
ラウェイのルール上考え付く限り最強かつ最も凶悪なコンビネーションです。
頭突きを食らってのけぞった相手の頭が戻ってくるところへ、打ち下ろしの肘を入れるという流れですが、
頭突きから肘打ち、肘打ちから頭突きというように前後を入れ替えても問題ありません。
また頭突き→肘打ち→頭突き……のように連続させることも可能です。
(首相撲から)頭突き→膝蹴り
いわゆる首相撲(ムエタイクリンチ)の体勢から頭突きを入れ、膝蹴りを食らわせるという流れです。
相手と密着した状態からでも鋭く首を振ってこめかみや顎に側頭部をぶつけることができるので、
そこから腹部または頭部への膝蹴りへ繋げるというコンセプトです。
もちろん膝蹴り→頭突きとしても構いません。
ストレート→ボディ→頭突き
ストレートからボディへ繋ぎ、相手の意識が胸から腹部の辺りへ移動したところへ、
いきなり頭突きを食らわせるというコンビネーションです。
よくボクシングの試合で半ばクリンチに近い状態で互いの横腹をペチペチと叩き合う光景が見られますが、
ラウェイならばまさにあの状態から無言でいきなり頭突きを入れることが可能です。
ボディへのアッパーかフックと同時に距離を詰めて、頭をぶつけられる間合いに入ることがポイントです。
至近距離での攻防を有利に運ぶために
単に頭突きと言っても色々な食らわせ方があります。
例えば相手がファイティングポーズを取っているなら両手を掴んで引っ張り、
ガードを下げるのと同時に叩き込むのが一般的とされます。
また単純に相手の顔を両手で押し、相手が戻そうと力を加えてきた瞬間に食らわせるといったテクニックもあります。
ただ単に頭をぶつけるのではなく、超接近戦を制するために色々な考え方があることを知ることも大切です。
相手とつかみ合いや首相撲のような体勢になったときは、
肘や膝のほかに頭を武器にするという選択肢があることを覚えておきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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