【小ネタ】「コロナ後」の世界におけるセルフディフェンス【コラム】

【小ネタ】「コロナ後」の世界におけるセルフディフェンス【コラム】

いつも心に1頭の凶暴なマルチーズを。どうもサイコ田中です。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い発令された緊急事態宣言が段階的に解除され、

まだまだ予断を許さない状況とはいえ、少しずつ通常の生活が見えてきました。

以前とは変わってしまった現代社会において求められる自己防衛について、

いつ訪れるかもわからない「コロナ後」の世界を見据えながら考えてみたいと思います。


「コロナ後」も引き続き回避したい”濃厚接触”

わざわざここで語るまでもないことですが、いわゆる”濃厚接触”は緊急事態宣言解除後も、

「コロナ後」の世界が訪れてからも引き続き回避していきたいところです。

リモートワークや自宅待機による”引きこもり生活”を通して、

「そもそも外に出なければ犯罪リスクに晒される確率はほぼゼロになる」という、

当然と言えば当然の真理を見出した方は少なくないでしょう。

窃盗や痴漢など典型的な犯罪のみならず、口論などから発展する暴行や傷害なども、

・肩やカバンがぶつかった

・電車の車内でイヤホンの音漏れを注意された

・車の運転マナーとモラルの問題

など、些細な対人接触から発展することがほとんどです。

現在日本の医療機関などが明確に示している濃厚接触の定義は、

「1メートル以内の距離における15分以上の接触」とされていますが、

あなたがどこにいて相手が誰であれ、この警戒ラインを維持する努力は「コロナ後」も決して無駄にはなりません。

世界中で外出自粛(規制)中の犯罪率が大幅に低下していることから明らかな通り、

人と人との距離が近づくことで起こるトラブルから身を守ることは、

対象との適切な距離感を維持することから始まります。

(そもそも「外に出ない」というのが一番簡単なのですが)

これから満員電車での通勤・通学が再開するという方がほとんどだとは思われますが、

今回の新型コロナウイルス蔓延に伴う感染予防策の一つである「濃厚接触の回避」は、

ウイルスだけでなく、悪意を持った第三者から身を守ることにも直結してきます。

「コロナ以前」よりも人との距離感を強く意識し、自分の身は自分で守るイメージを持つことが大切です。


「コロナ後」の世界に求められる護身・自己防衛

ここからはいわゆる「コロナ後」の世界において必要と考えられる自己防衛について、

現在(2020年5月25日)得られている情報を基にお伝えしたいと思います。

性別・年齢を問わず防犯および護身に興味を持ちの方はぜひ参考になさってください。

 

予期せぬ”ロックダウン”に備える

自粛明けの中国・韓国において感染者数が急増したことから明らかな通り、

日本においても今後全く同じような展開が起こる可能性は否定できません。

ここで想定される最悪のシナリオは、予期せぬ”ロックダウン”——すなわち都市封鎖ということになります。

現状の日本の司法制度では厳密な意味においてのロックダウンは不可能とされていますが、

昨日まで普通に出入りできていたオフィスやお店、交通機関などへのアクセスが突如絶たれる恐れは十分にあると考えられます。

(感染者が出たとわかった時点で飲食店や医療機関のほとんどは実質的な封鎖状態になることが想定されます)

自身の生活に密接な関わりのある施設や交通機関、娯楽設備などの運営状況には常に注意を払い、

突然アクセス出来なくなったことで生じる損失は勿論、自身の感染リスクについても考慮が必要です。

 

「集団心理」による危機管理能力の低下

これから自粛や規制が段階的に解除され、観光やショッピング・アウトドアなど、

人が多く集まる場所に足を運ぶ方も増えてくると予想されますが、

そうした集団の一部になるときこそ、より強い危機感と緊張感が必要です。

人間は集合の規模が増大するとより無謀または無責任な行動を取るリスクが高くなるという、

いわゆる「集団心理」の問題点を抱えています。

特に人と接することや大勢で時間や空間を共有することに喜びを見出すという方は注意が必要で、

ハメを外しすぎた結果、普段は絶対にあり得ない過ちを犯すリスクは全ての人に当てはまります。

(韓国のナイトクラブ集団感染などが分かりやすい例になると思われます)

集団心理のリスクについては以下の記事で詳しく解説しています。

↓ ↓ ↓

香港デモ・渋谷ハロウィンに見る集団心理の危険性

 

「正常性バイアス」による注意力の欠如

正常性バイアスとは、簡単な言葉で説明すると、

「自分だけは大丈夫」と思い込んでしまう考え方のことです。

自分にとって都合の悪い事実から目を逸らし、現実を歪曲する危険な心理特性であり、

犯罪被害はもちろん、加害者側に回るリスクにも直結しています。

地震など災害時において顕著な反応であり、

もともと危機管理能力の低い人物がパニック状態と同時に陥るのが一般的と考えられます。

正常性バイアスによる注意欠陥がもたらす様々なリスク・パターンが、

自粛解除直後はもちろん、これから「コロナ後」の日本においても無数に想定されます。

特に人が集まる観光地やレジャー・娯楽施設においては上述の集団心理も相まってその危険性は増大し、

感染リスクはもとより対人トラブルのリスクも「コロナ以前」以上に警戒が必要になると思われます。

無症状の感染者(ウイルスキャリア)がどこにいるかわからないように、

危険な思想や凶器を持った危険人物を完璧に見分ける術はありません。

常に高い危機管理の意識を持ち、自粛明けもマスクの着用と帰宅後の手洗い・うがいを徹底しましょう。


家庭内・近隣トラブルにも引き続き警戒を

外出自粛期間中に窃盗などといった典型的な犯罪が大幅に減少したのに対し、

家庭内暴力(DV)や近隣トラブルに端を発する傷害事件などは一気に増加しています。

(日本国内においても殺人事件まで発生しています)

これから自粛が明けても飲食店などが通常営業に戻るにはまだまだ時間がかかることが予想され、

「コロナ以前」と比べて家で過ごす時間が増える人が多くなると考えられます。

「コロナ後」の生活でも不要不急の外出を避ける傾向は続くことは想像に難くなく、

DV被害や近隣住民とのトラブルは急増しないまでもそのリスクは微増し続け、

逃げ場を失くす人や凶行に走る(いきなり暴行被害などに遭う)人の数は増えていくでしょう。

もしこれまで通りの生活に戻れたとしても、長く続いた自粛生活で関係がこれまで以上に悪化したり、

強い身の危険と隣り合わせの生活をする人は増えていくかもしれません。

各自治体に設置されているDV相談窓口の活用はもちろん、

近隣トラブルの場合などは大家や管理会社ではなく直接警察を通すという手もあります。

どのような状況でも命を守るために出来る最大限の努力と、安心して過ごせる居場所を探す試みを忘れてはいけません。

どんな境遇に置かれていても、あなたの人生はあなただけのものです。

当ブログでは全ての人が自分らしく生きるためのヒントをお届けしています。他の記事もぜひ参考になさってください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。