役に立たない・使えない護身術の共通点

役に立たない・使えない護身術の共通点

いつも心に1本のスレッジハンマーを。どうもサイコ田中です。

いわゆる「護身術」について多くの人が抱いているイメージに、

・インチキ

・役に立たない

・使えない

といったものが挙げられると思いますが、結論から申し上げて、

それらは半分正解で、半分間違いということになります。

どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。


絶対的な「最適解」などは存在しないが……

どんな分野についても当てはまることだとは思いますが、

物事に絶対的な理想形や正解などはありません。

明らかに実用性がなく無意味に見える技術体系でも、視点や価値観が変わればそれらが持つ意味は違ってきます。

小さな子供にとってはいい加減な指導で身についた格闘技の技でも強力な武器になるでしょうし、

身体が大きく運動神経の優れた人が覚えれば、世間で「弱い」と思われている武道でも殺人術に化けるかもしれません。

護身術や格闘技だけでなく、どんな技術や考え方も、

それを身に付ける人が何を望み、何を理想に掲げて生きているかが重要になります。

筋トレと同じことで、どこを目指していくにしても最終的には、

個人の自己満足というものに落ち着くのかもしれません。


全く使えない護身術が持つ3つの共通点

ここでは管理人自身の今日までの経験に基づき、

恐らく全く使い物にならないと考えられる護身術が持つ残念な共通点を3つ紹介します。

現在護身術の教室やセミナーに通っておられる方で、

ここでお伝えする共通点に心当たりのある方は、別の指導者を探すことを強くおすすめします。

これから護身術を学ぼうとお考えの方は、以下の共通点に気をつけながら指導者を探してください。

 

指導内容が現実的ではない(非現実的なイメージ)

例えば護身術のデモンストレーションで紹介される典型的なシチュエーションに、

「腕をつかまれたら」というものがありますが、それ自体にはあまり意味がありません。

路上でもしも攻撃者に腕をつかまれた場合、高確率で次の瞬間にはパンチなどの攻撃を受けます。

攻撃者はあなたの家族や友達ではありませんから、仲良く手をつないでいたいわけではありませんし、

腕を掴んでそのままじっとしているなどということはまずありえません。

このように限られた条件、シチュエーションしか想定しない訓練やドリルは何度繰り返しても実戦で役に立ちません。

・腕を掴んだまま殴られる

・腕を掴んで振り回される

・腕を掴んで引っ張られる

といった、複合的で現実的なシチュエーションを想定した技術体系が、本当に役立つ護身術の持つ特徴です。

 

再現することが困難もしくは不可能(真似できない)

以前ある外国人(元軍人という肩書きでした)が指導するセミナーに参加した際、

「雑誌を丸めて棒状にすれば武器になる」という話が出てきましたが、

ほとんどの人には正しく再現できないテクニックに違いありません。

雑誌を持って歩いているとき、普通の人は丸めて持ち歩きませんよね。

開いて読んでいるか、鞄に入れてあるか、手に持っていても広げた状態が大半でしょう。

想像してみてください。攻撃を受ける直前に雑誌を綺麗に丸めて、ガードして反撃する……。

明らかに無理があるのです。

攻撃者はあなたが雑誌を丸めるのを悠長に待ってはくれませんし、

仮に雑誌を綺麗に筒の形に出来たとしても、一発で相手の急所を叩いてKOするのは至難の業です。

先に述べた「非現実的なイメージ」とも共通するところですが、

実際にやろうとしてそれが出来ない・無理があるとわかるようなテクニックを指導する護身術は、

インチキと呼ばれても仕方ありません。

 

手順や条件が多すぎる(難解で複雑なテクニック)

これは合気道が典型的な例になると考えられますが、

とにかく覚えること、やらなければならないことが多すぎるのは問題です。

・相手を倒すのにクリアしなければならない条件が多い

・手順がとにかく複雑で難解

・一つでもポイントを外すと効果が半減する

このような技術体系は凡そ大衆向けとはいえません。難しすぎます。

しかもただ難解、複雑なだけで、実際にやってみると全く効果のないものまであります。

護身術を学ぶ際に気をつけたいことは、一つひとつのテクニックを、

自然に、素早く、そして無理なく再現できるかどうかということです。

攻撃を受ける際は一種のパニック状態です。思考が止まり、冷静な判断力は失われます。

そうした極限状態では、

「ああして、こうして」と幾つもの手順を追わなければいけない技術は役に立ちません。

一瞬で、本能や直感に任せたリアクションから、防御や攻撃に繋がるようなメカニズムが最も理想的です。

護身術の基本はいつもQuick&Easy(手早く簡単)です。

やっていて「難しすぎる」「手順が多すぎ」と思うような技ばかりの護身術は、オススメしません。


本気で護身を学ぶならクラヴ・マガ一択

現在日本で学べる護身術の中で最も理想的なものは、

クラヴ・マガ(Krav Maga)でしょう。

上に述べた残念な共通点を持つ護身術とは真逆の、

現実的で、誰にでも真似できて、素早く確実な技術体系がベースになっています。

元は軍隊格闘技ということもあり、多少練習にハードなところも出てくるとは思いますが、

細かくクラス分けがされており、レッスン内容は十分バランスの取れたものになっています。

現在は東京や大阪など都市圏のごく限られた場所でしか学ぶことは出来ませんが、

Youtube上にデモンストレーションや初級レッスンの内容が丸々アップされていますので、

それらをただ見ているだけでも(映像を見ながら真似するのが一番ですが)十分価値があります。

もしも近くにジムがあるなら、まずは見学の申し込みから始めましょう。

何事もまずは一歩踏み出すことが大切です。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。