【護身術】”噛みつき”攻撃が使えない3つの理由
- 2020.01.20
- 護身術
いつも心に1人前のネギラーメンを。どうもサイコ田中です。
身を守るための手っ取り早い手段として、”噛みつき”攻撃を思い浮かべる方は多いかと思われます。
確かに”噛みつき”は力の弱い女性や子供にとっては強力な切り札に違いないのですが、
使うタイミングを間違えると怪我をするなど、逆効果になる恐れの多い攻撃手段でもあります。
今回はそうした”噛みつき”攻撃が抱えるリスクと安全な活用方法についてお話します。
映画やドラマの描写を信じてはいけない
よくアクション映画やドラマのワンシーンで、
暴漢に襲われた女性が腕などに噛みついて難を逃れるという描写が見られますが、
現実にそうしたことはほとんど起こらないと考えられます。
想像してみてください。あなたが本気で目の前の相手を倒そうと思っているとき、
たかが腕など体の一部に噛みつかれた程度で、動くのをやめるでしょうか?
想像を絶するような痛みが走り、全身を強い不快感が支配することに疑いの余地はありませんが、
陰部のような致命的な急所を除いては、噛みつき攻撃によって身動きが取れなくなるほどのダメージを受けることはまずありません。少し驚くか、戸惑う程度です。
このように、映画やドラマ、漫画などの描写を信じて効果のない攻撃を試みた場合、
相手を刺激するなど逆効果になる可能性が高く非常に危険です。
ほかに手段のない場面では武器になるものを手にするか、黙って急所攻撃を加え、
すぐにその場を立ち去る必要があるような状況なら迷わず走って逃げましょう。
”噛みつき”が役に立たない3つの理由
手っ取り早く効果的と思われがちな”噛みつき”ですが、現実はそう甘くありません。
ここでは”噛みつき”攻撃が護身術として使えない理由を3つの項目に分けてお伝えします。
「何かあったら相手に噛みつけばいい」とお考えの女性や学生の方は、
本当にそのプランで窮地を乗り越えることができるか、ご自身で想像を巡らせながらお読みになってください。
そもそも”噛みつく”ことすらできない
”噛みつき”攻撃が有効な距離は言うまでもなく、
息がかかるほどの超至近距離です。
相手と組み合った体勢やつかみ合いの状態などが想定されますが、
そこから相手の腕や首筋、耳元などに噛みつくのは至難の業です。
実際にやろうとすればわかることですが、
動いている相手の身体の一部を狙って噛みつくという行為は、
自転車で平均台の上を走りながらパン食い競争をするようなものです。
バランス感覚も運動神経も並外れて優れた人物でなければ、
狙い通りの場所へ正確に食らいつくことはできません。
そもそもパンチやキックを当てることさえ困難な距離感で、
頭を、まして自分自身の口元をぶつけに行くなどは自殺行為に等しいと言っても過言ではありません。
よほど自分の格闘センスに自信が無い限り、”噛みつき”を一つの攻撃手段として選ぶ人は少ないのではないでしょうか。
相手の反撃が怖くて使えない
もしも私が片方の腕を噛まれた場合、
黙って空いているほうの腕で相手の顔面にパンチを入れます。
がら空きの顔面がそこにあるのですから、殴らないほうが不自然でしょう。
また同様に腕を噛まれた場面では、噛まれた腕を相手のほうに強く押し付けることにより、
顎と首にダメージを与えるという返し技も存在します。
服を着ている場合は少し腕の角度を変えるだけで簡単に外れますし、
勢いよく引き抜くことで相手の歯や歯茎、顎などに大ダメージを与えることもできます。
(某格闘漫画においても似たような描写が見られます)
このように”噛みつき”攻撃には与えるダメージよりも反撃によって受けるダメージのほうが遥かに大きくなるというリスクがあり、
とても身を守るための手段としては推奨できません。
感染症のリスクが避けられない
口腔内は非常に繊細な粘膜によって構成されています。
少しの衝撃でも歯が当たることによって傷つき出血を伴い、
相手が”噛みつき”によって傷を負った場合はそこから感染症が引き起こされる可能性があります。
同様にして、噛みついた相手から傷口を通して感染症をもらうリスクも想定しなければなりません。
普通にしていればそれほど悪影響のない些細なウイルスでも、
ファイトの前後で口内や口の周りが傷ついていた場合、重症化してしまう恐れもあります。
”噛みつき”攻撃のみならず、リアルファイトに発展した場合はなるべく素手での攻撃を避け、
相手の顔面を狙ってパンチを放つ際には、口の周りを打たないよう注意が必要です。
(拳を相手の歯で傷つけることの無いように、顎や鼻の周りを狙うのが理想的です)
”噛みつき”は最後の切り札
よく護身術のテクニックとして”噛みつき”が紹介されますが、
実際にやろうとすると難しいうえに、それほど効果が無いことに気づきます。
相手の身体の一部に噛みつくぐらいなら、力が弱くともパンチやキックを繰り出したほうが、
よほど強い抑止力になると言ってもいいでしょう。
護身の目的は常に、「その場で・今すぐ」攻撃者の動きを止めることです。
さらに言えば、危険な相手からはさっさと距離を置きたいので、
相手を掴んだままとか噛みついたままの状態は何の意味も持ちません。
仮にうまく”噛みつき”攻撃が決まって相手がひるんだり手を離したとしても、
その後どうすればいいかを知らなければ元も子もありません。
”噛みつき”攻撃を用いる場合は相手に見えない角度で(ここが重要です)、
「食いちぎる」イメージを持って素早く犬歯を突き立て、
相手の動きが止まったら頭突きなどに繋げるのが効果的です。
あなたがパンチやキックなどの一般的なオプションを既に持っているならば、
”噛みつき”攻撃はあくまでも最後の最後、使わずに済むのがベストの切り札に過ぎません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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