危険な相手が見せる10のボディランゲージ

危険な相手が見せる10のボディランゲージ

いつも心に1本のモンキーレンチを。どうもサイコ田中です。

いよいよ今年(2019年)も残すところあとわずか、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

これから年末年始にかけて忘年会や新年会など、人の多い場所への出入りやお酒の席も増えてくるかと思いますが、

そうした場所では対人トラブルに遭遇する可能性が普段よりも高くなる傾向にあります。

今回はトラブルを回避するため、あるいは暴行などの被害者にならないために、

攻撃者が見せるサイン(ボディランゲージ)についてお話ししようと思います。

 

危険な相手からの攻撃を未然に防ぐテクニックについては、こちらの記事をご覧ください。

↓ ↓ ↓

今日から始める護身術20【攻撃のサインを読み取る】


日本人はボディランゲージが少ない?

一般に日本人はボディランゲージが少ない傾向にあると言われますが、

それは日本人が他国の人間に比べてリアルファイトに発展しにくいことに繋がっていると私は考えています。

ボディランゲージとは文字通り、表情や仕草などによる言葉を使わない言語のことであり、

西欧人などが特によく用いるとされています。

正しく使うことができれば微妙な感情や快・不快といったものをスマートかつスタイリッシュに表現でき、

とてもお洒落に見えるものなのですが、

それらが行き過ぎると暴力に繋がる恐れがあることも事実です。

相手の肩を突き飛ばす、中指を立てるなどのネガティブなボディランゲージは、ほとんど暴力に相違なく、

使い方を間違えた場合は本気のリアルファイトに発展しかねません。

このようにボディランゲージを用いることには負の側面も多いため、不慣れならなるべく使わない、

わからなくても気にしない、というスタンスを貫くのが日本人には丁度いいのではないでしょうか。

(そもそも日本人が欧米人のようなボディランゲージを真似しても、あまり絵にならないような気がします)


攻撃者が見せる10のボディランゲージ

いよいよ本題です。ここでは攻撃者が見せる典型的なボディランゲージを、

シチュエーションごとに10個紹介したいと思います。

トラブルを回避するために、あるいは実際にトラブルに発展してしまったとき被害を最小にするためにも、

攻撃の直前にどのようなサインがあるのかを覚えておきましょう。

 

1.強い視線を送る

相手が異性なら基本的に問題はありませんが、男性の場合は同性からの強い視線には注意が必要です。

例えば居酒屋やバーなどの入店時に強い視線を感じた場合、

恐らくそれは何らかのきっかけであなたが攻撃の対象に選ばれたことを意味します。

こちらからはなるべく目を合わせず、用が済んだらさっさとその場を離れましょう。

店の外で待ち伏せされる恐れもあります。お店の人に裏口を教えてもらい、

気づかれないうちに退店するのがベストでしょう。

 

2.きょろきょろと辺りを見回す

これは悪意のある人物が手を出す直前に見せる典型的なサインの一つです。

周囲に目撃者や警察関係者がいないか、出入口はどこかを確かめる動作であり、

暴行や窃盗など法に触れる行為に走ろうとしている者が無意識に見せるボディランゲージとも言えます。

もしもトラブルになった相手がこのような動きを見せた場合は武器になりそうなものを手に取り、

頭などの急所を保護できる体勢を取りましょう。

 

3.肩を揺らす・肩をすくめる

相手が肩をゆらゆらと揺らしながら睨みを利かせたり、

肩をすくめるような動きを見せた場合は警戒が必要です。

これらは非アジア系の外国人が見せる典型的な攻撃のサインであり、

「お前を殴る準備は出来てるぞ」ということを意味します。

言葉が通じるなら出来る限り説得を試み、勝ち目がないならさっさと逃げましょう。

 

4.肩や膝・手指が震える

本気でキレたときに声が震えるという経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、

怒りや憎しみなどから制御不能な量のアドレナリンが噴き出すと、

身体が震えだします(武者震いとでも言うべきでしょうか)。

このような状態では特に膝や肩、手や手の指などに強い震えが見られます。

トラブルになった相手の体にこのような震えが確認できる場合は、

リアルファイト開始まであまり時間はないと考えたほうがいいでしょう。

 

5.手を後ろに回す・ポケットに入れる

必死に攻撃の衝動を抑えている仕草でもあり、

ナイフなどの武器を取り出す直前の動作でもあります。

相手がこのような動作を見せた場合の危険度は測定不能です。

全力でその場から逃げましょう。

 

6.片方の足を半歩(一歩)引く

どちらか片方の足を半歩から一歩後ろに引いて斜に構える立ち方は、

喧嘩慣れしている人間が手を出す前に見せるサインです。

特に右足を引いた場合は右のパンチに、左足の場合は左のパンチに警戒が必要です。

またこのような立ち方をする人間の大半は打撃系格闘技の経験者であることが多いため、

可能ならファイトに発展する前に話し合いで場をおさめるか、ダッシュで逃げるのが無難でしょう。

 

7.その場を行ったり来たりする

落ち着きなくその場を行ったり来たりする動きには注意が必要です。

このような動作は強い緊張と不快感の表れであり、

相手はその場を立ち去るか、目の前にいるあなたを力ずくでどうにかするかの二択を迫られ、

強い葛藤に苛まれている状態とも言えます。

もしも相手の選択が後者へと傾いた場合、リアルファイトは回避できません。

相手が忙しなくその場を行ったり来たりし始めたら、とりあえず心の準備をしましょう。

 

8.首を縦に振る

首を縦に振る、すなわち頷く動作を繰り返し見せる相手にも警戒が必要です。

特に西欧人に多く見られる攻撃的ボディランゲージであり、

日本人でも血の気の多い学生やヤンキー崩れの若者が見せることがあります。

(「メンチを切る」などと呼ばれる動作です)

いつ殴られてもおかしくないので頭を守ることを意識し、逃げる準備もしておきましょう。

 

9.自分の顔や髪の毛を触る

相手が自分の顔を触る回数が増えたり、髪の毛をかき上げるような動作を見せたときは、

見た目以上にイライラが募っていると考えるべきでしょう。

特に顔を手で覆うような動作や目の周りを落ち着きなく触る動作には強い緊張が現れており、

今にも手を上げようとしている相手が、必死に本心を隠して平静を装っている状態とも取れます。

また髪の毛を何度も触る動作からは不安の色が垣間見えるのと同時に、

内面に強い葛藤があることもうかがえます。

どちらにせよ殴られるのは時間の問題なので、覚悟を決めましょう。

 

10.会話のペースが変化する

今まで饒舌だった人間が急に黙りこくったり、

口数の少なかった相手が急に多弁になったときは注意が必要です。

会話の内容やペースの変化は、アドレナリンの分泌量増加に伴い、

ある種の「一線を超えた」状態を意味します。(ブチギレた状態と言ってもいいでしょう)

相手が質問に全く答えなくなったり、同じ受け答えを繰り返す場合も同様です。

これらは相手のトラウマに触れたりパーソナルスペースを侵害した場合の典型的なリアクションです。

あなたにも非があるのでまずは一言謝りましょう。


ファイティングポーズは絶対にNG

身を守るための基本として、頭を保護できる姿勢を作ることは非常に重要ですが、

ファイティングポーズだけはいただけません。

一般にファイティングポーズは「やってやるぞ」「かかってこい」という、

ファイトを望むボディランゲージであり、相手を強く刺激します。

身を守る必要があると感じたときは、広げた両手を顔の高さに挙げ、

相手のほうに突き出すようなポーズをとるのが確実で安全です。

こちらは「やめてください」「許してください」という意味のボディランゲージになるため相手を刺激することは無く、

相手にパンチの狙いを定めにくくさせるという効果もあるので一石二鳥です。

また同様にして、相手がファイティングポーズを見せた場合も強い警戒が求められます。

いつ殴られてもいいように心の準備をしつつ、必要なら警察を呼んだりその場から逃げるための用意もしておきましょう。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。