女性が護身術を学ぶ際の注意点について

いつも心に1つまみのバジルを。どうもサイコ田中です。

いくら日本が治安の良い国でも、物騒な世の中です。

身を守るための術を学ぼうという殊勝な心掛けをお持ちの女性もいらっしゃるかと思います。

ですが最初に結論だけ申し上げますと、女性が護身術を学んでも待ち受けているのはあまりに厳しい現実です。

今回は本気で身を守りたいと考えている女性の皆さんに、護身術を学ぶ際の注意点をお伝えしたいと思います。

 

女性向けの護身術については、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

↓ ↓ ↓

韓国人男による暴行事件から学ぶ女性のための護身


身を守ること=トラブルを回避すること

護身術と聞くと、危険な相手を華麗な投げ技やパンチ、キックで倒すイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、

それらの実力行使はすべて、護身における最後の抵抗手段にすぎません。

自分から手を出さなければならない最悪の事態を、どのようにして回避していくかが本来の課題です。

そしてそれは、体が小さく非力な女性にこそ重要となる考え方であることは言うまでもありません。

基本的に女性が男性と真っ向から向き合っても勝ち目はありません。

強力な武器を使って圧倒するか、誰かの助けを借りなければ生存率は下がる一方です。

護身に興味をお持ちの女性に絶対に覚えておいていただきたいことは、

男性と一対一あるいは一対多数という形でトラブルになった時点であなたの負けという現実です。

非情に聞こえるかもしれませんが、これは揺るぎない事実です。

普段の言動や態度に注意し、危険な思想や価値観を持った男性を敵に回さないよう気をつけましょう。

もしも何の躊躇もなく女性を殴るような男を敵に回してしまった場合、命はありません。


女性が護身術を学ぶうえで注意すべき3つのポイント

ここでは主に3つの項目に分けて、女性が護身術を学ぶ際の注意点についてお話します。

ジムや指導者、セミナーを探すうえでの参考にしてください。

 

なるべく女性の指導者を探す(女性向けコースを受講する)

最初に断っておきますが、私には女性向けの護身術を語る資格などありません。

それは言うまでもなく、私が女性ではないからです。

私は男性として生まれ、男性として生きてきました。ですから女性の身体感覚や価値観は理解できません。

今日まで殴り合いの喧嘩をしたこともなく、格闘技を習ったこともない女性に何をお伝えすべきなのか、

正直よくわかりません。これが、当ブログで所謂”女性向け”とした技術体系を扱わない理由の一つです。

本気で身を守りたいなら、女性ならではの視点を持ち、しっかり女性としてのライフスタイルを確立している、

女性指導者から学ぶべきです。

男性はフィジカルという点で既に女性を凌駕しています。

男性インストラクターが当たり前のようにやってみせることも、女性には全く再現できない可能性すらあるのです。

セクハラ被害を回避する意味でも、女性インストラクターの下で、女性会員限定のセミナーに参加することを強くお勧めします。

 

実技(技術)よりも座学(知識)のほうを優先する

上に述べた通り、女性はフィジカルという面で残酷なまでに不利です。

学生時代に激しいスポーツの経験があるなど、よほど体力に自信がない限り男性には劣ります。

そんな女性がどれだけ高度なテクニックを身に着けても、圧倒的なフィジカルの前には無力と言わざるを得ません。

相手を投げるつもりが逆に投げ返されたり、掴んだまま振り回されるという最悪のケースは十分考えられます。

このような事態を回避するためにも、

女性は防犯意識を高めるための知識を率先して獲得すべきです。

例えばホテルの一室のような閉鎖空間から安全に抜け出すための方法であるとか、

ストーカーをうまくやり過ごすための歩き方とか、

直接相手と向き合わない範囲での対策を知るのが望ましいでしょう。

下品な話になりますが、女性には男性が持っていない魅力や武器が沢山あります。

そういうものを活用して相手とトラブルになることを未然に防ぐ術を学ぶほうが、

より安全で確実に違いありません。

 

本気で”強くなる”のが目的なら格闘技を学ぶ

ここまで「男性との直接対決は回避すべき」という話をしてきましたが、

それでも男性とのファイトを望むなら(物騒な物言いですが)、

まずは何らかの格闘技を学ばなくてはいけません。

何度も申し上げている通り、女性は男性に対して体力的に極めて不利です。

まともに向き合ってもほとんど勝ち目はありません。

如何なる場面でも逃げることを優先すべきです。

ですが、もしもあなたが完璧なフォームのパンチ、キックあるいは投げ技というオプションを持っているなら話は別です。

はっきり言って、生半可な攻撃は男性には通用しません。むしろ逆効果です。

その一方で、一撃必殺の破壊力がある技を一つでも持っていたならば、

相手が女性だと思って舐め切っている男性に対しては強力な切り札になります。

リアルファイトの鉄則は”急所への不意打ち”です。

油断している相手に完璧なタイミングの蹴りやパンチを食らわせることができれば、形勢は一発で逆転します。

フィジカル強化もセットで考えるなら、まずは何らかの格闘技を学び、

攻撃手段とブロックの方法、そして正しく効果的な急所攻撃を知ることがベストです。

私のオススメはフィットネス感覚で始められるボクシングと、

コースやオプションメニューが豊富なクラヴ・マガです。


信頼できる強い味方(パートナー)を見つけるのが一番

セクハラになってしまうかもしれませんが、現在独り身という女性は、

ぜひ信頼できるパートナーの男性を見つけてください。それが一番早くて確実です。

何度もしつこく申し上げている通り、女性が自分一人で身を守るのは非常に困難です。

近くに信頼出来て体力のある男性がいれば、不安や恐怖は少しでも軽減すると考えられます。

「私は一人で生きていく」という考え方もなかなかタフで素敵ですが、

やはり人は一人では生きていけません。

困ったときに助けを求められる相手を見つけておくことは、

護身の観点のみならず、あなたの人生そのものにおいても大変価値のあることです。

出会いの場がない方は探してください。出会いのきっかけがあったら迷わず飛びつきましょう。

あなたが素敵なパートナーと出会い、より良い人生を歩めることを祈っています。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

護身術の初心者が見落としがちな3つの重要ポイント

いつも心に1冊の旅行雑誌を。どうもサイコ田中です。

護身術を学び始めて、少しずつ自信がついてくると「もう大丈夫」と思ってしまいがちですが、

ビギナーの方が見落としがちなポイントというのは必ず存在します。

今回はそうした初心者の方や格闘技の経験がない一般の方向けに、

より安全・確実に身を守る上で知っておくべきヒントを提供したいと思います。


護身術は格闘技ではない

初心者の方のよくある勘違いに、

「護身術は格闘技の一種である」という誤った認識が挙げられます。

護身術は、身を守るための技術体系であり、

ルールが設定され、レフェリーや周囲のスタッフによって安全を確保された格闘技とは、

想定しているシチュエーションが根本的に異なります。

例えば総合格闘技は限りなくリアルファイトに近いルールで行われますが、

試合の途中でローブローなどの反則行為やトラブルが発生した場合は試合が止まり、

レフェリーは選手の安全を確保するために自身の判断で試合を終わらせることができます。

これに対し路上のファイトでは、ルールがないため急所攻撃や武器を使った攻撃も可能なうえ、

警察官やセキュリティ以外の通行人は積極的に止めに入ったりしないため、

基本的にファイトはどちらかが倒れて動かなくなるまで続きます。

護身術はあくまでルールのない路上のファイトや非常事態に備えるための技術であり、

”ルールの範囲内で相手と勝敗を競う”格闘技とは全くの別物です。

これは非常によくある勘違いですので注意しましょう。


初心者が見落としがちな3つの重要ポイント

ここでは護身術を始めたばかりの人や知識のない一般人の方が見落としている、

護身における重要なポイントを3つ紹介します。

現在ご自身で護身術を学ばれているという方はもちろん、身を守ることに興味をお持ちの方も、

ぜひ参考にしてみてください。

 

ファイトは棒立ちの状態からスタートする

日本国内でもそこそこ治安の悪い地域に生まれ、クラブセキュリティという特殊な業務をこなしていた私ですが、

互いにファイティングポーズをとった状態で、「よーいドン」でスタートするファイトは経験がありません。皆無です。

ほとんどの喧嘩は棒立ちに近い状態でのにらみ合いの形から始まり、

どちらかがいきなり手を出すことで殴り合いに発展するというのが一般的です。

基本のパンチやキック、ディフェンスの動作などはファイティング・スタンスを作った状態から練習することが多いと思いますが、

現実的なリアルファイトを想定するのであれば、

完全に棒立ちのような状態からの攻撃や防御も練習するべきです。

傍から見ると滑稽に映るかもしれませんが、

棒立ち姿勢からのパンチや頭突き、肘打ちなどの動作は、

しっかりと構えた状態からとは明らかに勝手が異なります。

臨機応変に対応できるオプションを増やす意味でも、

週に1回程度は手を前に組んだニュートラルな体勢からのパンチやガードも練習するようにしておくといいでしょう。

 

プランB,プランCがない(応用力に欠けている)

急所への不意打ちはストリートファイトにおける必勝法の一つです。

目つぶし、金的蹴りなどが代表的な攻撃手段ですが、

これらを一つずつ、単体でしか使えないと効果は半減します。

例えば目つぶしを受けた相手は、頭を動かして追撃から逃れようとします。

このとき次の選択肢、すなわちプランBないしCに相当するものがなければ、

あっさりカウンターをもらうか思わぬ反撃を受けて窮地に陥る可能性があります。

現実的な話として、相手が一撃で動きを止めるということはまずありえません。

タフな相手なら目をつぶされても構わずに殴りかかってくるでしょうし、掴んで投げられるかもしれません。

目つぶしが効かなかったらどうするか、金的蹴りをブロックされたら次は何をするのかといった、

次の、あるいはその次の一手というのは絶対に必要です。

急所攻撃を一つひとつ丁寧に練習するのは大切なことですが、

・目つぶし→肘打ち→ハンマーパンチ

・金的蹴り→頭突き→左フック

・頭突き→膝蹴り→肘打ち

などのように、最低でも3つ以上の攻撃手段を組み合わせてコンビネーションを作ることが効果的です。

急所攻撃A,B,Cプラス自分が好きなテクニック1つの合計4回攻撃を1つのセットとして、

得意なコンビネーションを見つけておくといいでしょう。

 

武器攻撃の方法を知らない

守り方ばかり練習して、攻め方を知らないといざというとき困ります。

例えばバットで殴りかかられたときの守り方を必死に練習して、

相手からバットを奪うことに成功しても、そこからどうすればいいのかを知らないとパニックになってしまいます。

基本的に使えるものは何でも武器にするのが身を守る上での重要なルールですから、

どんなツールも使い方を知っておくに越したことはありません。

ディフェンスばかりを学ぼうとするのではなく、自分から積極的に攻めなければいけない事態を想定し、

バットやナイフ、ブラスナックルなどを使った攻撃手段を学んでおいて損はしません。

一般的に相手の武装を解除した時点で過剰防衛になるので、奪った武器を使うことは法的にアウトですが、

やむを得ない緊急事態や緊迫した場面では手段を選ぶことは命取りになります。

身を守るために必要だと思ったときは、迷わず武器による攻撃を選びましょう。


基礎の積み重ねだけが上達への近道とは限らない

基本のパンチやキック、ガードを徹底的に練習するのはいいことですが、

「この形しか知らない」「このパターンしか対応できない」というのは困りものです。

予測不能に近い様々なシチュエーションに対応できなければ、護身術として意味を成しません。

基本がしっかりと身に付いたら、次はそれらの基本テクニックをどのように組み合わせるのか、

ディフェンスからオフェンスに転じるためにはどんなアイデアがあるのかといった、

より高度な応用技術を学んでいくことが大切です。

基礎レベルを身に着けただけで慢心したり安心するのではなく、

どんな分野にもまだまだ上や先があることを忘れず、

貪欲に情報やテクニックを吸収する姿勢こそがあなたを強くするためのカギになります。

そのためにも、自分より強い人や上手な人に、どんどんアドバイスを求めましょう。

あなたが本気なら、きっと相手も本気で答えてくれます。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【自重トレ】サイコ野郎の一週間筋トレメニュー【時短】

いつも心に1瓶のピーナツバターを。どうもサイコ田中です。

今回は学生時代から「サイコ野郎」と呼ばれ続けた管理人が取り組んでいる筋トレを、

一週間(7日間)に分けて紹介していきたいと思います。

例によってサイコ要素皆無でお送りいたしますのでご安心ください。

そして体を大きくしたい人や、護身に興味のある方はフィジカル強化の参考にしてください。


ウェイト不要!自重のみで安全・確実に強く

管理人は今日までの格闘技経験やクラブセキュリティという特殊な職業に就いていた関係で、

肩や首、腰などに大なり小なりダメージを負っています。

高重量を扱えなくなったことなどもあって、この3年間はウェイトトレーニングを一切取り入れていません。

それでもコンディションは比較的良好な状態を保てていますし、

体重を増やしすぎて調子が悪くなったり、体型を気にして着る服を選ぶようなこともなくなりました。

正直なところ、単に体を大きくするだけなら10キロのダンベルがあれば十分です。

しかし筋肉はただ太くすればいいわけではありませんし、体重は闇雲に増やせばいいということもありません。

あなたが目指す理想がどこにあるかにもよりますが、

管理人個人としましては基本的にウェイトは不要という考えです。

自重トレーニングだけでも十分使える、強い身体を作っていくことはできます。

まずは腕立て伏せなどの基本的なメニューをきちんとこなすことから始めて、

物足りなさを感じたり、もっとバルクアップしたいと思ったらウェイトを取り入れればいいと思います。

(どんなことについても言えることですが、何かを始めるのに遅すぎるということはありません


護身術マニアのサイコ野郎が取り組む1週間のワークアウト

ここでは管理人がセキュリティを務めていた頃から取り組んでいるトレーニングを、

丸ごと一週間分紹介したいと思います。

月曜日から日曜日までギッシリ筋トレで休養がないように見えますが、

短時間で終わるように組んでいるので負荷は決して高くありません。

(毎日何かやっていないと鈍ってしまうような気がするのでそうしています)

必要なものは、

・ケトルベル(体に合った重量のもの)

・鉄棒または懸垂バー(安全にぶら下がれる場所)

・15分程度の時間とモチベーション

となっています。

 

月曜日

ケトルベル・スイング×15×3

腕立て伏せ×50

スクワット×50

2キロのランニング(時間がない場合はシャドー3分×2)

 

火曜日

懸垂×6

拳立て伏せ×12

スクワット×20

以上の内容を15分間インターバルなしで繰り返す

 

水曜日

バーピー×15

懸垂×20

ケトルベル・スナッチ×25×2(左右合計50回)

 

木曜日

100メートルダッシュ×10

タンデムプルアップ×10×2(前後の腕を入れ替えて合計20回)

リバースプッシュアップ×25×2

 

金曜日

ウォーキング・ランジ×50

パイク・プッシュアップ×15

ジャンピング・スクワット×20

シャドー3分

以上の内容を15分間インターバルなしで繰り返す

 

土曜日(休養日にしても可)

バーピー+腕立て伏せ×7

スクワット×12

以上の内容を10分間繰り返す

 

日曜日(休養日にしても可)

懸垂×9

拳立て伏せ×10

スクワット×12

以上の内容を10分間繰り返す


まずは「何のために鍛えるのか」を明確に

以上、長々と私が実際に取り組んでいるトレーニングをご紹介してきましたが、

いつでも意識していること、自分に問い続けていることは、

「何のために鍛えるのか」ということです。

筋トレを続けていると、正直な話「何でこんなことやってるんだろう」と思う日もあると思います。

体調がすぐれない時だって、どうしても時間が取れない日だって出てきます。

そんなときは自分の内面を見つめるチャンスだと思って、しっかり筋トレをする理由を考えてください。

その自問自答の過程でもしも、自分に筋トレは必要ないかもしれないという可能性に行き当たったときは、

いっそ辞めてしまっても問題ないと思います。

当たり前の話ですが、「俺は筋トレするために生まれてきた」という奇特な方でもなければ、

筋トレは絶対にやらなければならないことではありません。

疑問や自己不全感を抱えたまま惰性で取り組む筋トレは時間や体力、エネルギーの無駄遣いです。

人生は一度きりで時間や資源は有限です。

あなたが本当に望むことが別にあるとしたら、その別な何かに全力を注ぐべきではないでしょうか。

もしも目指すべき理想や目標に筋トレが関係しているのなら、「時間がない」とか「疲れた」という言い訳は出てきません。

今回紹介したトレーニングメニューはほとんどが10分から15分で終わる内容となっています。

たかが10分、されど10分。あなたは貴重な1日のうちの10分間を、何に使いますか?

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【超時短】極限状態を生き抜く肉体を作る4種目

いつも心に1枚の怪しい割引券を。どうもサイコ田中です。

このブログを読んでくださっている方の多くは恐らく、護身術や格闘技に興味をお持ちなのだと思いますが、

結論から申し上げて、やはり勝つためにはある程度体を絞らなくてはいけません。(当たり前のことですが)

しかしながら、一口に体を絞るといっても、何から始めて何を目指せばいいのかがわかりませんよね。

この記事では、筋トレの習慣もなく、格闘技などの経験もない方を対象として、

サバイバル能力を高めるために取り組むべき基本的なトレーニング種目を4つ紹介します。

無駄に長い前置きはこのぐらいにして、さっそく本題に入りましょう。


基本は”押す・引く・回す・走る”の4つ

自衛能力を高めることに直結するトレーニングの基本は、

・押す

・引く

・回す

・走る

の4つとされています。

やることが多く感じるかもしれませんが、

一つの項目につき種目は一つで、合計4種目をきちんとこなせば問題ありません。

一つひとつ、やれることから、やれる範囲で取り組んでいきましょう。

あなたが何かを変えたいとか、本気で強くなりたいと思っているなら、まずは始めることが第一歩です。


”サバイバル仕様”の肉体を作る4種目

では具体的にどんなトレーニングを行うべきなのかを説明します。

ここで紹介するトレーニングは、自身の体調や体力と相談し、

無理のない範囲で、十分安全に配慮したうえで行ってください。

 

ベンチプレスまたは腕立て伏せ

いわゆる「押す種目」です。

ジムに通うことが可能な方はとにかく軽い重量からベンチプレスを、

本当にスペースも時間も限られているという方は、腕立て伏せから始めていきましょう。

押す力は、パンチを打つことなどに関連するのはもちろん、

重い障害物を動かすなど地震や台風といった災害時にも役立ちます。積極的に鍛えましょう。

腕立て伏せの場合、限界まで行うことが条件です。

 

懸垂

「引く種目」の代名詞的な種目です。

難しいことを考える必要はありません。自分の背よりも少し高い鉄棒か何かにぶらさがり、

限界まで懸垂の動作を繰り返すだけです。

うまくいかない場合は握り方を順手から逆手にしてみたり、

反動を使って上がってから、ゆっくり降りることを繰り返してもいいでしょう。

1回も上がらないという方は、まず体重を落としましょう。

 

ロシアン・ツイスト

回旋系の種目です。

しっかり全身のバランスを保ちながら、ゆっくりと上体を左右にひねっていきましょう。

休まず限界まで行い、一度休憩をはさんでもう1セットできるのが理想です。

こうした回転の動作は、パンチやキックなどの打撃技や、重いものを振り回すといった場面において力を発揮します。

正しいフォームでロシアン・ツイストができるようになったら、

次は肘打ちやパンチなどの動作を組み合わせて変化をつけましょう。

 

100メートルダッシュ

別に100メートルでなくても構いません。

ある程度の距離をダッシュする習慣は、下半身のみならず全身の連動性を高めることにつながる上に、

単純な心肺系のスタミナ強化にも関連します。

また非常事態に現場から素早く離れるための「逃げ足」を作るために必要不可欠なメニューであることは言うまでもありません。

だらだらと長い距離をジョギングするのではなく、短い距離をダッシュで往復すれば時短にもなります。


食事制限や過剰なケアは必要ない

あなたが目指しているのがボディビルダーやフィジーカーではないなら、

必死に食事を管理したり、休息に気を使う必要はそれほどないと言っていいでしょう。

均整の取れた男らしいボディラインには誰もが憧れるものですが、それがゴールではない以上、

意味もなく高い理想を掲げて努力するのは時間や体力の無駄遣いになります。

高いプロテインやサプリメントの類を揃える必要もありません。

普通に三食きちんと食べて、お酒や間食を控えめにすれば一か月もたたないうちに体は変わってきます。

ただし、現時点であまりにも体脂肪の割合が高い方は、ある程度の節制は必要でしょう。

懸垂などは体重が重すぎると困難になるメニューです。靭帯や関節へのダメージも考慮して、

太りすぎの自覚がある方は、まず体重を落としましょう。

逆に痩せすぎという方は、段階的に食事の量を増やすところから始めてください。

上に挙げた4種目は、すべてを同じ日に行っても問題ありませんし、

体調や時間の都合などに合わせて分割しても問題ありません。

どの種目も週に最低3回は行うようにしましょう。

十分なウォーミングアップとストレッチを忘れずに。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【一人で出来る】拳や手首を鍛えるトレーニング

いつも心に1人前の担々麺を。どうもサイコ田中です。

格闘技の経験の有無にかかわらず、素手でのパンチには常に怪我のリスクが伴います。

今回はバンテージもグローブもない路上のファイトにおいて、

拳や手首を傷めないために出来るトレーニングをご紹介します。

自宅で一人でもできる内容となっていますので、ゆっくりと自分のペースで、

まずは出来そうなメニューから始めていきましょう。


まずは正しいパンチの打ち方から

拳や手首をどれだけ強くしても、パンチの打ち方が間違っていては意味がありません。

プロ野球選手が怒りから物に当たり、自分の手を傷めてしまうといったトラブルは珍しくありません。

最もよくあるミスは、拳の骨の、小指側にあたる部位を強打してしまうことです。

薬指、小指の拳骨は非常に脆く、当たり所が悪ければあっけなく中手骨骨折のような大けがに繋がります。

常に人差し指と中指の拳骨をまっすぐ当てるように意識することで、自然と押し込む力も強まり、

正しいパンチが打てるようになります。

 

基本的なパンチの打ち方はこちらの記事でも紹介しています。ぜひ参考にしてください。

↓ ↓ ↓

今日から始める護身術19【パンチの基本】


拳と手首を鍛える3つのメニュー

ここでは拳や手首など、パンチを打つことに関係する筋肉群を効果的に鍛えるメニューを、

部位別に3つ紹介したいと思います。

自室でゆっくり、自分のペースで行える内容となっています。

自身の体力や体調と相談し、安全に配慮して行ってください。

 

重いものをできるだけ長く持つ

こちらは単純な握力と前腕の筋持久力を高められるメニューとなっています。

何でもいいのですが、ある程度重さのあるものを限界まで手に持ち続けるだけです。

ダンベルはもちろん、本などを詰めたカバンでもいいでしょう。

両手に同じくらいの重さのものを持ったら、限界までホールドして、前腕がパンプするのを感じましょう。

もし十分なスペースがあるなら重りを持った状態で真っ直ぐ歩くのも効果的です。

私の場合は、災害時用の水が入った10リットルのウォータータンクを両手に持ち、

何も考えずにぼんやり海外ドラマを見ます。疲れたら降ろして、またしばらくしたら限界までホールドします。

 

手をひたすらグーパーさせる

こちらも握力を鍛えるメニューですが、こちらはいわゆるクラッシュ力=握りつぶす力を鍛えるメニューとなっています。

肩に力が入らないように注意しながら両手を胸の前に突き出したら、

そのままひたすら手を握って、開いて……というのを繰り返すだけです。

一定のリズムをキープしながら、手を開くときはしっかり指を伸ばし、握るときはしっかりと力を入れましょう。

回数や時間を決める必要はありません。前腕がしっかりパンプするのを感じられればそれで十分です。

上のホールドトレーニングと同様、

テレビやネットの動画などを見ながら気楽に行うのが続けるコツです。

座って静かに行えるので、休憩時間などにコソコソ鍛えるのにも向いています(見つかった時の言い訳は考えておきましょう)。

 

指立て伏せ・拳立て伏せ

通常の腕立て伏せを、五本指あるいは拳を突いて行うだけです。

指の骨の脱臼や手首の怪我を防止するのに欠かせないメニューとなっていますので、週に2回は行うようにしてください。

指立て伏せを行う際の注意点は、滑りやすいフローリングや手汗の影響を受けるマットの上で行わないことです。

しっかりと指先のグリップが効く状態で、怪我に十分注意して行ってください。

拳立て伏せを行う際は、最初は柔らかいマットの上などでも問題ありませんが、

慣れてきたらなるべく固いフローリングやコンクリートの床で行いましょう。

拳を普段から固い感触のものに慣れさせておけば、いざというときインパクトの衝撃に戸惑うことがなくなり、

迷いなくパンチを打ち込めます。

指立て伏せも拳立て伏せも、怪我に十分注意しながら、10回2セットを目安に行ってください。


手首・前腕を鍛えてモテるマッチョに

男性の方は、どうせ鍛えるなら女性にモテたいですよね。

手首の周りや前腕は、夏場はもちろんちょっとした機会に袖をまくり上げたときに露出する部位です。

このあたりの筋肉が発達しているのといないのとでは、明らかに女性のリアクションが変わってきます(個人の経験に基づいた感想です)。

胸やお腹、背中を大きくすることも大切ですが、

しっかりと手首や前腕を鍛えておけば、いざというとき役立つ上に、異性の評価も上がります。

上に紹介したトレーニングは地味なメニューばかりですが、いわゆる「ながらトレ」も含まれていますので、

ぜひ空き時間を活用して、強くてモテる男らしい腕を手に入れてください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

”路上の神”ホルヘ・マスヴィダルに学ぶファイトの流儀

いつも心に一丁の木綿豆腐を。どうもサイコ田中です。

突然ですが皆さんは、”路上のキリスト”(Street Jesus)と呼ばれる総合格闘家をご存じでしょうか?

ホルヘ・マスヴィダル(Jorge Masvidal)は2019年11月現在において、

総合格闘技の世界トップ団体であるUFCウェルター級3位にランクされた男性ファイターです。

彼は場末の路上からUFCという大舞台にまで昇りつめた、まさに”路上の神”とも呼べる存在であり、

世界に君臨する”路上の神”です。

今回はストリートから世界へと羽ばたいたホルヘ・マスヴィダル選手の公開練習中のインタビューや、

過去のストリートファイトの映像を参考に、彼が持つファイトの流儀について語りたいと思います。


2階級差を覆した驚異のパフォーマンス

ホルヘ・マスヴィダル(以下マスヴィダル選手)を語る上で欠かせないものは、

Youtube上で驚異的な視聴回数を記録している、ストリートファイトの映像でしょう。

当該のファイトにおいて若き日のマスヴィダル選手は、体重差にして約7kg、ほぼ2階級上の相手を圧倒するという、

驚愕のパフォーマンスを披露しています。

単純なフィジカルの差を物ともしない圧巻のファイトからは、

ダレン・ティル、ベン・アスクレンに続いてあのネイト・ディアスさえも粉砕して見せた天性のタフネスと、

他に類を見ない知性と本能の融合した鋭い格闘センスの片鱗が見て取れます。


”路上の神”から学ぶリアルファイト・テクニック

ここではマスヴィダル選手の公開ワークアウトでのインタビューや、先述した動画などを基に、

彼が駆使するテクニックをわかりやすく解説します。

路上のファイトはもちろん、スパーリングや試合にも応用可能な考え方となっています。

ぜひ参考にしてください。

 

ボディへのジャブ

マスヴィダル選手のボディ・ジャブは、特にストリート時代において彼の強力な武器の一つでした。

鋭い踏み込みから放たれる迷いのないボディへのジャブは、相手のスタミナを奪うのと同時に、

前に出る突進力を殺す役割も果たします。

相手が顔面への打撃にばかり意識を向けているような場面では、特に有効なテクニックと言えるでしょう。

 

スナップ・キック(脱力したロー)

力を抜き、スピードとキレを重視した鋭いローキックもまた、ストリートにおける彼の代名詞的テクニックです。

激しいパンチの交錯するような場面でいきなり腿を蹴られると、

大ダメージにはならなくても相手はリズムを乱されます。

マスヴィダル選手はパンチの合間に絶妙なタイミングでローを挟むことで、最後まで対戦相手に主導権を渡しませんでした。

 

不意打ちの頭突き

UFCロンドンの公開ワークアウトにて彼が披露したストリートファイト・テクニックの一つです。

インタビューの中でマスヴィダル選手は、

電話をかけるふりをして(会話が終わると同時に)、

いきなり相手の顔面に頭突きを入れるのが効果的だと話しています。

シンプルに額をぶつける以外に、下から上に突き上げるようにして叩き込むというオプションもあるとのことです。

 

金的蹴りからアッパーカット

男性の大半は金的を打たれると前かがみになり、顔が下を向きます。

マスヴィダル選手は同インタビューの中で、その状態からアッパーカットを叩き込むのが一番簡単で確実だと話しています。

もちろん、頭を上から押さえつけ、顔面に膝を突き刺すというオプションもあるでしょう。

 

2本の指で相手の目を突く

同じインタビューの中でマスヴィダル選手は、

もしも髪の毛をつかまれるなどした場合は、「黙って人差し指と中指で相手の目を突けばいい」と語っています。

1本指では心もとないので、2本の指を重ね合わせるようにして突くのがいいとのことでした。

(目に指を入れるのは少々危険ですので、当ブログでは推奨していません)

 

噛みつき攻撃

マスヴィダル選手曰く、「どこでも好きなところを噛め」とのことです。

それは耳でも、首筋でも、鼻でも有効ということでした。

噛みつき攻撃は、力の弱い女性には強力な武器になるかもしれませんね。


マスヴィダル選手が語る「路上とケージの決定的な違い」

マスヴィダル選手は別のインタビューで、「喧嘩と格闘技は違いますか」と問われ、

「明らかに別物だ」と回答しています。

路上には銃やナイフを持った病的な精神状態の危険人物も潜んでおり、気が抜けないのに対して、

ケージでのファイトは医療スタッフやセコンドを含め、ルールで保護されているため環境が全く異なるとのことでした。

さらに路上のファイトはいつも相手と一対一の殴り合いになる保証などは無いため、

単なるフィジカルの強さや一対一の殴り合いにのみ特化したテクニックも有効とは言えません。

いつでも臨機応変に対応する必要のある過酷なストリートで培われたタフネスと勝負勘が、

マスヴィダル選手の強さの秘密かもしれませんね。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

香港デモ・渋谷ハロウィンに見る集団心理の危険性

いつも心に1本の青いバラを。どうもサイコ田中です。

突然ですが、皆さんは祭りや人が集まる場所が好きですか?

管理人は人見知りで群衆が苦手なので滅多に近寄りません。

(クラブでセキュリティをしていた頃はとにかく我慢の日々でした)

香港では未だに若者たちのデモが続き、怪我人も増えています。

日本では例によって(?)今年も渋谷ハロウィンで逮捕者が出ました。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

そこには集団心理というものが関係しています。詳しく見ていきましょう。


赤信号、みんなで渡れば怖くない?

みんなで渡っても死ぬときは死にます。

一般的に、人は集団心理の影響により、群衆の中で根拠のない全能感に支配されたり、

倫理観が低下するとされています。

数が増えたからと言って、人がいきなり強くなるはずがありません。

不特定多数の一般人が集まっただけに過ぎないデモや渋谷ハロウィンの群衆などは、

冷静に見れば全く訓練されていない素人の集団です。

プロのセキュリティや警察官に勝てるはずがありません。あっさり鎮圧されるのは目に見えています。

このように、一人ひとりはどこにでもいる一般人であるという事実を忘れるのが、

集団心理による錯覚の恐ろしいところです。

どんな集団の中にいても、殴られたら痛いし撃たれたら死にます。

それを忘れてしまうのがどれだけ恐ろしいことなのか、詳しくお話しします。


集団心理によって高まる3つの潜在的リスクと対処法

ここでは集団心理の影響により高まる恐れのある3つのリスクと、その対処法についてお話します。

これから飲み会やイベントが多くなる時期です。

集団の中で自分を見失わないためにどんな考え方があるのかを把握しておきましょう。

 

倫理観が低下する(モラルの低下)

集団の一部になると、

単純にモラルの意識が低下する傾向にあります。

数が増えても集団の規模が大きくなっても、犯罪は犯罪です。

今、自分のやっていることややろうとしていることが、常識的に考えて間違ってはいないか、

常に第三者的な視点で見つめ続ける冷めた感覚を持つことが大切です。

楽しいはずのことも楽しめなくなってしまうかもしれませんが、

犯罪に加担したり社会に迷惑をかけるよりはよほど良いでしょう。

はしゃいでいる人たちを見たとき「楽しそうだなあ、でも俺には関係ないよな」と、

突き放すぐらいの感覚が丁度いいと思います。

 

偽りの全能感に支配される(強くなった気がする)

どれだけ数を集めても人はただの人です

車が突っ込んできたら死ぬしかありませんし、撃たれたら即死です。

みんなで合体して巨大ロボになれるわけでもないのですから、

集団の中にいても自分はどこにでもいる弱者の一人に過ぎないということを忘れてはいけません。

トラブルを回避するためにも、この際卑屈になるぐらいが丁度いいでしょう。

 

感情的になりやすい(興奮しやすくなる)

集団の中で人は、感情の起伏が大きくなり、他者の感情に影響されやすくなるとされます。

音楽イベントなど、ある程度の治安が確保されている環境なら問題はありませんが、

それ以外の場所、特にお酒の席やスポーツ観戦など、競争を刺激する環境では注意が必要です。

自分が感情的になることを回避することはもちろん、身近な人が一時の感情に流されないよう、

強い自制心と良識を保つことが求められます。

大きな声で騒いでいる人が近くにいても、「ここは動物園だ」ぐらいの自己暗示をかけて、

冷静さを保つことに意識を向けましょう。


カギは「自分は自分」という意識を保つこと

集団心理に惑わされないためのカギは、

いつでも「自分は自分」というイメージを明確にしておくことです。

あの人もやっているし、この人もやっているから……というのは、子供の言い訳です。

どれだけ人数規模が増えようと、やってはいけないことはやってはいけませんし、

犯罪行為は犯罪に違いありません。

集団の中に埋没しそうな時こそ、自分はどうしたいのか、自分はどこへ向かっているのかという、

自問自答とアイデンティティの再認識に注力すべきです。

他人の言動に流されるのは、芯のない弱い人間です。

あなたは弱いままで満足ですか?今が楽しければそれでOKですか?

強くなりたいなら、自分を見失わないために目を見開き、集団の中にいつでも自分自身を探してください。

「俺はここにいるぞ」という強い思いは、あなたが生き残るための武器になるはずです。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

喧嘩を売ってはいけない相手とその見分け方

いつも心に1本の新鮮なセロリを。どうもサイコ田中です。

路上にはどのような危険人物が潜んでいるかわかりません。

いきなりキレるサラリーマンや高齢者、危険な思想を持った学生など、

近年はどこで誰が、どのような危険に晒されるかは予測が困難となっています。

今回は路上トラブルで遭遇する可能性のある危険人物と、その見分け方についてお話します。

治安の悪い地域にお住まいの方や、身辺に不安を抱えている方は参考にしてください。


外見から得られる情報量は著しく限定される

はっきり言って、人を見た目で判断することはできません。

ごく普通のサラリーマン風の男性がいきなり電車の車内で他の乗客に手を上げることもあり得ますし、

一見すると線が細く頼りない学生風の女性が、実は元軍人ということも珍しくはありません。

よく巷では「人は見た目が9割」などと言われますが、外見から得られる情報はかなり限定されてきます。

格闘家の多くは着痩せしやすいことが知られており、軍人は歩き方や所作を器用に変化させます。

もしも見た目で「勝てそう」などと思っても、

素性を知らない相手に喧嘩を売ったり、自分から手を出したりしてはいけません。

相手はナイフを持っているかもしれません。

他人を傷つけるのが好きな真性のサイコパスかもしれません。

どんな場面でも、相手の言動に注意を払い、素早く現場から離れるために最善を尽くしましょう。

それが生存率を上げる最も簡単で確実な方法であることはもはや言うまでもありません。


絶対にトラブルを回避すべき3つの人種とその見分け方

ここでは路上で遭遇する可能性が高い危険な対象を大まかに3つの項目に分けて、

その見分け方とともに紹介します。

私個人の経験に基づいた知識ですので、偏見や思い込みによる誤りがあるかもしれません。

気分を悪くされる方などがおられましたら申し訳ございません。

 

格闘家

絶対にトラブルを回避すべき相手であることは間違いありません。

人を殴ることのみならず、自分が殴られることにも慣れているため、

トラブルに発展した場合のリスクは計り知れません。

格闘家の多くが備えている身体的特徴は以下の通りです。

・耳がつぶれている(いわゆる餃子耳

・拳の皮膚が赤黒く盛り上がっている(いわゆる拳ダコ

・ややガニ股気味で上体にブレのない歩き方

首が太い

このような特徴を持っている人物は、6,7割がたの確率で何らかの格闘技経験があると判断していいでしょう。

上の特徴のうち2つ以上を満たす相手とは、

どんな理由があろうとも争ってはいけません。

徹底的に言葉や態度で謝意を示し、素早くその場を立ち去ることを優先してください。

 

車好きまたは自動車関係の仕事に従事する人物

一度でも自分でタイヤを交換したことのある人はわかることかと思いますが、

車にまつわるパーツや工具の類はとても重く、

作業効率には単純なフィジカルの強さが大きく関係してきます。(油圧ジャッキなど便利な道具もありますが)

車をいじるのが趣味とか、それを仕事にしているような人物の腕力は想像を絶します。

もしも相手が汚れた作業着を着ていたり、有名なメーカーブランドのロゴが入ったシャツやジャケットを身に着けているような場合は、

なるべくリアルファイトに発展しないよう努力すべきです。

タイヤを二本も三本も平気で運ぶような怪物に殴られた場合、まず命はありません。

 

坊主頭またはスキンヘッド

髪を短く刈り込むような人種は、何らかの激しいスポーツに取り組んでいるか、軍関係者である可能性が高いと考えられます。

特に柔道やレスリングなど、ただ単に髪の毛が邪魔になる競技に従事する人物や、

ルールや規定に基づいて髪を短く刈り込んでいる現役の軍人などは、極めて危険な対象と言えます。

体つきや雰囲気などから、相手が単なるファッションではなく「必要に迫られて」髪を短くしているとわかるような場合は、

徹底的に争いを回避すべきです。

このような人種と揉め事になった場合は、近くに仲間や同類の人種が屯していることも多いため、

とにかく全力でそこから逃げることをオススメします。

(というより、逃げなければ命はありません


自分の身だしなみにも気を付けよう

相手の見た目に注意を払うのも大事ですが、自分の身だしなみにも注意が必要です。

相手に誤解を与えるような、あるいは相手を刺激するような派手な見た目は好ましくありません。

またクラブやバーのような空間で場違いに地味だったり、ダサい恰好では目をつけられても仕方ありません。

TPOというものを意識し、自分の身の丈に合った、

動きやすく清潔感のある服装を心がけましょう。

そうした身だしなみへの意識は、あなた自身をトラブルから遠ざけることはもちろん、

あなたの友人や恋人といった大切な人を守ることにも繋がってきます。

 

護身に適した服装についてはこちらの記事でも紹介しています。ぜひ参考にしてください。

↓ ↓ ↓

身を守るのに適した服装・適さない服装について

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

トラブルの現場から速やかに離れるために

いつも心に1着のハズマット防護服を。どうもサイコ田中です。

身を守るために大切なことは、

とにかく危険な状況からいち早く脱することです。

シンプルに走って逃げてもいいでしょうし、どこか安全な場所に身を隠すという選択肢もあります。

なぜ、トラブルの現場から距離を置くことが重要なのか。

またそうした危機的状況からいち早く抜け出すためにどんなことが出来るのか。

具体的な例と共に解説していきたいと思います。


護身の最終目標は”無傷で現場を後にすること”

基本的に護身の最終的なゴールは、

(互いに)無傷でその場を離れることです。

私人逮捕といって、暴行や窃盗などの現行犯は条件付で一般人でも逮捕することが出来るのですが、

私たちは警察官でもありませんし正義の味方とかでもありませんので、それは目指すべき目標ではありません。

確かに暴れている危険人物を静かに、そして安全に制圧できることは理想ですが、

いつでも誰でもそれが出来るはずはありませんし、そもそもそれが出来たら警察は要りません。

危険人物や悪意ある第三者に遭遇してしまった場合は、

とにかく逃げることが最優先です。

身近な人が危険に晒されたりして、攻撃者と対峙しなければいけない場面でも、

出来れば争わない、闘わないことが最善策に違いありません。

あなたが護身術や軍隊格闘技、逮捕術などの知識や経験を持ち合わせていない限り、

攻撃者との対峙は文字通り命がけになります。

また体力や格闘技の経験などに裏づけされた自信があったとしても、決して自分の能力を過信することなく、

自分はいつでも犠牲者になる可能性があるという意識が必要です。

(自信の無さから過度に萎縮するよりは慢心しているぐらいが丁度いいのですが、油断が命取りになることは言うまでもありません)


速やかに現場から離れるための3つのルール

ここではトラブルの現場から速やかに距離を置くために守るべきルールを3つ紹介します。

難しいことではありませんので、豆知識程度に覚えておいていただければ損はしないと思われます。

治安のあまり良くない地域にお住まいの方や、身辺に不安を抱えている方は参考にしてください。

 

落ち着いて周辺を見渡す

極限状態こそ、冷静に周りを見ることが大切です。

急に声をかけられたり、絡まれたりすると混乱して周りが見えなくなりがちですが、

よほど悪意のある攻撃者でもない限りいきなり殴られることはまずありません。

まずはゆっくりと息を吐いて(吐く方に意識を向けることが大切です)、

心と身体、そして頭の中を”トラブル対処モード”に切り替えましょう。

目の前の攻撃者に注意を払いながらも、目だけを動かして周囲を見渡してください。

あなたが確認すべきことは、

・攻撃者の人数(周辺に仲間と思しき人物がいないかもチェック)

・逃走経路(どこをどのように移動すれば最短で安全な場所にたどり着けるか)

・武器になりそうなもの(身の回りで武器として使えるものはあるか)

といったことです。

この他にも家族や友人、恋人などを連れている場合はそうした自分以外の対象の安全を確保する手段を探したり、

周辺に警察官など助けを求められる相手を探すことも求められます。

やることが多いように思われますが、落ち着いて自分の置かれている状況を把握していけば、

必ず突破口が見えてきます。

トラブルに巻き込まれたらまずは深呼吸。それから周りを見て出来ることを探す。このルーティンが大切です。

 

トラブルメイカーを相手にしない

当たり前ですが、トラブルを起こすような相手とは関わらないのが一番です。

しつこいナンパや酔っ払い、宗教や風俗店の勧誘などは、

「すいません、急いでるので」と言ってさっさと振り切るか、無言で立ち去りましょう。

絶対にやってはいけないことは、相手と目を合わせて言葉を交わすことです。

急にキレたりする危険人物は、些細なことで感情を爆発させ、最悪の場合暴力を振るってきます。

このような事態を避けるためにも、相手を言葉や視線、態度で刺激しないことが肝要です。

相手に道を塞がれたり、不愉快な絡み方をされても、

絶対に手を出したり、強い口調で相手を詰ったりしてはいけません。

悪意のある人物の狙いは、あなたから負の感情や攻撃的な反応を引き出すことです。

良くも悪くも相手を水のように受け流すことが、最終的にあなたの身を守ることに繋がってきます。

 

手を出すときは決して躊躇わない

逃げ場も無い、助けも来ないといった極限状態ではやるしかありません。

最終手段として実力行使に出る場合、絶対に躊躇してはいけません。

とにかく全てが時間との戦いになる路上トラブルの現場において、迷いや葛藤は命取りです。

自分が犯罪者になるリスクも、一生車椅子で過ごすことになる恐れも、全て忘れるしかありません。

それは無責任で乱暴な考え方には違いありませんが、命を守るためにやむを得ない場面があることも事実です。

強い身の危険を感じたとき、命に関わると判断されるような状況下で行動を起こす際は、

「これしかない」という最適解が頭に浮かんだとき、

迷い無く実行に移すことが求められます。

(パニック状態ではなかなか頭が回らないため、冷静な判断は困難になりますが)

絶対に相手のことを考えたり、自分の将来のことを考えたりしてはいけません。

命を落としていては元も子もないということを心に刻みましょう。


安全を確保するために最大限の警戒を

地震や台風などの天災に見舞われた際にも当てはまることですが、

基本的に自分の身を守れるのは自分だけです。

「その瞬間」が訪れたとき、恐らく大半の人は自分一人を守るのが精一杯で、他人にまで気を回す余裕はありません。

誰かが助けてくれるのを待つといった受身のスタンスではなく、

常に自己責任で、自分自身の安全を確保するという意識や考え方が大切です。

もしもあなたが極限の状況下でも冷静に考えて行動し、自分の身の安全を確保できたならば、

自分以外の誰かを助ける余裕も生まれます。そしてそれは別の誰かへとつながり、最後には多くの人が救われるでしょう。

災害時などにニュースでアナウンサーが「安全を確保するために最大限の警戒を」と呼びかけていますが、

それは何も災害時に限った話ではありません。

決して他人事ではない凶悪犯罪や不当な暴力から身を守るためにも、

各々の危機管理能力を高め、警戒を怠ることの無いようにしていきたいですね。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

あなたの生存本能を高める3つの習慣

いつも心に1件の事故物件を。どうもサイコ田中です。

当ブログでは誰でも出来る簡単な護身術やそれに関連する豆知識をお伝えしてきましたが、

残念ながらどれだけ知識を身に付けてもそれらは本当の極限状態においてはほとんど役に立ちません。

(役に立つ技術やアイデアをお伝えしてきたつもりですが、これが現実です)

なぜそんなことが起こるのでしょうか。


極限状態ではとにかく「時間が無い」

命に関わるような本当の極限状態では、とにかくスピードが重要です。

まず、考えている時間はありません。ですから知識やアイデアは無意味です。

そして反応から行動までの時間は限られています。やはり思考が入り込む余地はありません。

相手が攻撃の気配を見せた瞬間に適切な対応が出来るのは、よほど訓練されたその分野のプロだけです。

(軍人や本職のセキュリティといった人種がこれに当たります)

大半の訓練されていない一般人は、殴られる瞬間に頭をブロックしたり、カウンターを入れることは出来ません。

ただ殴られて被害者になるか、パニック状態の中で逃げ惑うしか選択肢が無いのです。

身を守るためうえでカギになるのはいつも、

反応の速さと迷いの無い行動です。

これらを一朝一夕に鍛え上げるのは困難ですが、

生まれ持った生存本能を高める(強くする)ことで、危機管理能力を向上させることはできます。

そしてそれは、あれこれ知識を身に付けたりテクニックを覚えたりするよりも、

よほど簡単で現実的、そして効果があると言えます。

具体的にどんな方法があるのかを見ていきましょう。


あなたの生存本能を強化する3つの習慣

ここでは老若男女を問わず誰もが生まれつき身に付けている生存本能に強く働きかけ、

生き残る力を磨くための習慣を3つ紹介します。

難しいことは一つもありません。出来そうなこと、興味の持てることから始めていきましょう。

 

周囲をよく観察する

人間や車の動きを注意深く観察する習慣は、危機管理能力を高めるうえで重要です。

人が何かを考えて行動を起こすときは、それぞれに理由があり、必ず規則性があります。

例えばコンビニの近くに車がアイドリング状態で停車している場合は、ちょっと煙草やスナックを買うか、

預金を下ろしているだけだと大体見当がつきます。

しかし人気の少ない、また近くに駅やコンビニが無いような場所の路肩にアイドリング状態で車が停まっていた場合、

それは目的の不明瞭な行為なので、不自然ということになります。

ただ人を待っているだけ、時間をつぶしているだけなら全く問題はありませんが、

悪意のある人物が車内で「獲物」を物色している可能性は十分考えられます。

このような動機や意図が不明瞭で不自然な動きをしている人物や車を見つけるために周囲を観察する習慣は、

生存能力を高めることに繋がります。

 

人を簡単に信じない

身を守る上で非常に重要な考え方の一つです。

シンプルな路上トラブル以外にも、詐欺などの被害を未然に防ぐ上でも大切な習慣です。

基本的に人は、目的も無く近づいては来ません。

声をかけられたとき、呼び止められたときはまず冷静に相手を観察し、

相手の言葉遣いや頻出するキーワードなどから自分に近づいた目的を探っていきましょう。

初対面でいきなりお金の話をする人や、女性やギャンブル絡み、嗜好品の話をする人間は、

あなたにとって好ましくない、危険な相手です。

そのような相手とのやり取りはなるべく早く切り上げ、さっさとその場を離れましょう。

しつこく付きまとわれるようならなるべく早く警察に連絡し、身を守るために心の準備をしましょう。

(他人を切り離すような生き方をしろという話ではなく、「お人好し」のような振る舞いはやめましょうということです)

 

いつも自分が持っている「武器」を意識する

身を守るためにあなたが持っている武器は何でしょうか。

鍛え上げた身体、格闘技の経験、ポケットの中のボールペン……何でも構わないのですが、

自分にとって武器になるものを意識することは、とても重要な習慣と言えます。

「身の周りで武器になるものを探す」という習慣にも繋がる部分ですが、

いつも闘うために心の準備をしていることは、単純な反応のスピードを高めます。

日本は極めて治安のいい国ですから平和ボケしてぼんやりしている人が多いと考えられますが、

凶悪犯罪は全国至るところで頻繁に発生しており、決して他人事ではありません。

いざという時自分が何を出来るのか、身を守るためにどのような手段があるかを意識して確かめておくことは、

間違いなく生存率を高めることに直結します。

普段から様々なシチュエーションを想定し、何かが起きたときに自分は何をすべきなのか、何が出来るのかを考え、

心理的に備えておくに越したことはありません。

(護身のみならず地震などの天災についても当てはまる考え方です)


まずは違和感や恐怖・不安を受け入れることから

不安な気持ちや緊張感、違和感などは、

あなたの本能があなたに送っているシグナルです。

それらは「ここから離れろ」とか「こいつは危険だ」という直接的なメッセージに他なりません。

もしも道を歩いていて嫌な感じがしたり、

目の前の相手に恐怖や不安のようなものを感じた場合は、それらを決して無視せずに受け入れましょう。

受け入れた上で、自分は何を出来るのか、何をすべきなのかを考えて行動することが大切です。

「ヤバイ」と思っても棒立ちのままだとまともに殴られて終わってしまいます。

「どうしよう……」などと考えながら立ちすくんでいるとどんどん不利な立場に追い込まれます。

もしも自分の中に少しでもネガティブな感情を見つけた出したときは、

とにかくその場から離れるか、誰かに助けを呼ぶ準備をしましょう。

(「実力行使」のために心の準備をすることも重要です)

当ブログでは何度もお伝えしていることですが、

いつでもあなたに必要なことは、あなたが知っています。

自分の直感と本能を信じて、生き残るために最善を尽くしましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。