身を守るのに適した服装・適さない服装について

いつも心に一発の徹甲弾を。どうもサイコ田中です。

皆さんは普段、どのような服装でお出かけされますか?

カジュアルなものが好きという方、フォーマルなもの、清潔感のあるものが良いという方、

いろいろな好みがあるとは思いますが、

護身の観点で適切なもの、あるいは不適切な格好というものは必ずあります。

今回は身を守るためにどのような服装を心がけ、どんなものを身に付けるのが良くないのか、

具体的な例を挙げてお話します。


動きやすい服装であれば何でもいいが……

今日までの私の経験上、護身に適した服装とは、

・柔軟性があり動きやすい

・引っかかる部分(ポケットなど)が少ない

・分厚く強度のある繊維で出来ている

などの特徴を持つものだと考えられます。

結局のところ、ある程度強度があり動きやすければ何でもいいので、

「自分の好きなものを着ましょう」という話になるのですが、

やはり「これは良くない」というものがあるのも事実です。

護身の観点において好ましくない服装とは、どのようなものか、実際に見ていきましょう。


護身に適した服・適さない服の特徴とその理由

ここでは私自身の経験などの実例に基づき、自己防衛に適した服とそうでない服の特徴を、

いくつかの項目に別けて説明します。

上に述べたとおり、基本的には好きなものを身に付ければいいのですが、

やはりファイトの場面で有利なもの、そうでないものの間には明確な差があります。

護身に興味がある方、身辺に不安のある方はここでお話しする内容を参考に、

身に付けるものを吟味していただければと思います。

(人それぞれ好みがあると思いますので、参考程度に留めていただいて結構です)

 

護身に適した服装

ポケットなどが少ない作業着

工場内での作業などにおいて身に付ける一般的な作業着は、

危険な作業を想定してある程度の強度が確保されており、

仮に刃物などの攻撃を受けた場合でも生存率が高くなる可能性があります。

また最近の作業着は軽く柔軟性もあり、通気性も確保されているため動きやすく、

ハードな動きにも対応しています。

あまりポケットなどが多いと引っかかるため好ましくありませんが、

ペンや定規など持っていても不自然でなく武器になるものを隠せるため、

見えにくい場所に収納スペースがあるものは理想的です。

 

ストレッチスーツ

とにかく軽く動きやすいことが特徴のスーツです。

一般的なスーツと見た目はそれほど変わりませんが、

激しい動きに対応している上に柔軟性があるため、普通の服装と変わらない動きが可能です。

強度や耐久性には期待できませんが、

走って逃げる、素手で戦うという場面では力を発揮するでしょう。

 

登山靴または安全靴(軍用ブーツ)

強度と耐久性という観点において一般的な靴とは比較にならないため、

これらの靴を選んでおけば足を怪我して走れなくなるということはまず回避できます。

また先端に鉄芯の入った安全靴はつま先での蹴りに特化しており、

底の厚い軍用ブーツは相手の足を踏みつけて大ダメージを負わせることが可能です。

攻防一体の強力な相棒として、一足は持っておくと安心でしょう。

(比較的安価な安全靴をオススメします)

 

護身に適さない服装

フードつきパーカーやニット帽など

好きな人はとことん好きなこれらの衣類ですが、

護身の観点で見ると極めて不利です。

もしも私がフードつきパーカーやニット帽などを身に付けた攻撃者と対峙した場合、

真っ先に狙うのはフードや帽子の伸縮性を生かした目潰しです。

フードやニット帽はしなやかに動きよく伸びるため、適当に引っ張れば顔全体を覆うことが出来ます。

ニット帽を被っている相手なら目のところまでずり下げれば視界を遮ることが出来、

フードなら相手の頭を掴んで顎の辺りまで被せてしまえば手ごろなサンドバッグが一つ出来上がります。

このように視界を奪われる可能性のあるものを自分自身の意思で身に付けることは、

護身の観点から徹底的に回避すべきです。

 

極端な薄着や繊細な生地のシャツなど

筋トレをしている方やスポーツが好きな方はタンクトップなどの服装を好みますが、

よほど体力などに自信がない限りこれらの服装もまた避けるべきです。

基本的に腕や肩、胸の周りが大きく露出する服装は、

刃物による攻撃を受けた際ダメージを軽減できません。

もしも軽く切られた場合でも致命的な傷になる恐れがある上に、

自分自身の血を見て恐怖や不安に駆られ、より強いパニック状態に陥るリスクも抱えています。

特に夏場は暑気もあって腕などを露出したい気分になるのも理解できますが、

本当に身を守りたいなら薄着や破れやすい、切れやすい繊細な衣類を選ぶのはやめましょう。

 

クロックスやサンダルなどルーズな履き物

もしも相手がクロックスなど柔らかく足が部分的に露出しているようなものを履いていた場合、

私は迷いなく相手の足を踏みます。全力で踏みつけます。それで終わるからです。

全く効果がないように思える踏み付け攻撃ですが、裸足に近い状態の足を踏まれると性別年齢、

フィジカルの強度などに関係なく激しい痛みが走ります。

まして軍用ブーツなど底面が複雑な凹凸から成る滑り止めによって構成された靴で踏みつけられた場合、

踏まれた足は一時的に再起不能とも言える大ダメージを受けます。

ちょっとコンビニへ行くくらいなら軽くてルーズなサンダルなどを履きたくなる気持ちもわかりますが、

路上にはどんな危険人物が潜んでいるかわかりません。

上に述べたような攻撃で致命的なダメージを負うことを避けるためにも、

きちんとした靴を選ぶことを心がけましょう。


護身に適した服装を揃えるならワークマンへ

作業着などを扱う量販店のワークマンは、

身を守るための服装を揃えるのにうってつけと言えます。

(私自身も家の近所にお店があるのでよくお世話になっています)

全国展開しているチェーン店なので店舗を探すのに苦労することはありませんし、

最近ではカジュアルな服装なども扱っているため一般の方でも気軽に入店できるのが魅力です。

作業着や安全靴のバリエーションも豊富で、プロフェッショナル志向の高品質なブランドも多数取り揃えられています。

動きやすく強度のある服装を揃える上で、迷ったらとりあえずお近くのワークマンへ足を運ぶことを強くオススメします。

馬鹿馬鹿しく聞こえるかもしれませんが、本気で身を守りたいならユニクロではなくワークマンです。

衣類以外にも良いものが安く売られているので、お買い物の際は衝動買いに注意しましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

護身術を一人で学ぶ際に気をつけたいこと

いつも心に1杯のレディキラーを。どうもサイコ田中です。

(お察しの通り、クラブで働いていたこともあり相当の酒飲みでございます)

さて今回はタイトルの通り、

護身術を独学で習得する際に注意すべきことについてお話します。

時間が無い、お金がない、人と接するのが苦手など、様々な理由でセミナー等に参加するのが難しいという方に、

どうすれば自宅で(あるいは通勤途中などの空き時間に)安全に護身術を学べるのか

そのヒントになる情報を提供できればと考えています。

身を守ることや、防犯に興味のある方はぜひ参考にしてください。

 

こつこつジム通いをしなくても強くなれる方法は、こちらの記事で紹介しています。

↓ ↓ ↓

ジムに行かなくても強くなれる方法


護身術を一人で学ぶのは厳しいが……

結論から申し上げて、護身術や格闘技を完全に一人で学ぶというのは難しいと思われます。

当たり前の話ですが、護身術も格闘技も、闘う相手がいることを前提にしています。

相手のいない状態でどれだけうまく動けても、対人というシチュエーションでは考え方が変わりますし、

実際のファイトはある種の非常事態です。普段は経験しない緊張やストレスがあり、

身体は硬くなり、メンタル強度の低い方の場合は強い萎縮も伴います。

そのようなパニック状態では、何千何百回と繰り返した動きも再現できない可能性が出てきます。

プロの格闘家でさえ、疲労がピークの終盤やプレッシャーのかかる場面では、

顎が上がり、フォームは滅茶苦茶、フットワークも何もないという無残な姿になります。

これを格闘技やスポーツの経験が無い素人に当てはめるとどうなるでしょうか?

答えはもはや言うまでもありませんよね。

本気で格闘技や護身術を学びたいなら、まずはジムや練習できる場所を探し、

信頼できる指導者の下で、「対人練習」を軸にした鍛錬に取り組みましょう。

それが厳密な意味での「強さ」を手に入れる、一番の近道です。

(怪我や特定の疾患がある場合スパーリングには参加できないため注意が必要です)


護身術を一人で学ぶ際に気をつけたい3つのこと

ここでは護身術を独学で習得していく際に注意すべきポイントを3つお伝えします。

今現在一人でセルフディフェンスを学んでいるという方も、これからそうするつもりという方も、

自身の取り組みが以下のような問題点を抱えていないか確認してみてください。

ポイントを正しく抑えれば、護身術は一人でも学べます。出来ることから始めていきましょう。

 

練習が現実に即していない(非現実的なビジョン)

これは当ブログで護身術を扱う際に何度もお伝えしていることですが、

現実的ではない・あるいは実際に出来ないことを繰り返しても、

時間と体力の無駄になります。

例えば自宅でヌンチャクだの特殊警棒だのを振り回している方がいらっしゃいますが、

「あなたは外を出歩く際にヌンチャクや警棒を持ち歩くのですか?」とお聞きしたいのです。

仮にそれらを携行するとしてもほぼ間違いなく軽犯罪法違反で何らかの処罰を受けることになりますし、

それらを実際に身を守る目的に使った場合、相手を死なせてしまう恐れさえあります。

そんな物騒なものを、単なる趣味や自己満足ではなく、本気で使うために練習するのは好ましくありません。

護身の目的で振り回すならば身近な道具、例えば傘やボールペンなど、

持っていても不自然ではなく、殺傷力の低いものを活用すべきです。

あなたの目的が身を守ることで、相手を傷つけることではないのならば、

凶器に類するものを所持・携行することは避けましょう。

(単なる趣味としてヌンチャクや警棒の類を所持することに関しては何の問題もないと思います)

 

想像力が欠如した練習内容(単なる自己満足)

上の項目とも関連する部分ですが、

自己満足の練習は時間と体力の無駄遣いです。

例えば毎日のようにグローブをつけてサンドバッグを叩いているという方がいらっしゃるかもしれませんが、

あなたが路上でトラブルに巻き込まれたとき、手にはグローブをつけていますか?

またそんなものを持ち歩いて、相手に「準備するからちょっと待って」と言いますか?

そのようなイメージはあまりに非現実的です。ほぼ起こりません(皆無とは言いませんが)。

本気で身を守る目的でサンドバッグを叩くなら、路上というシチュエーションを想定し、

素手で叩くべきです。

怪我を防ぐために拳や手首を保護するのは大切なことですが、リアルファイトにおいてそれらの部位は、

壊れるのが前提です互いに無傷で終わる喧嘩などほぼありません。

口の中も目や鼻の周りも、もちろん手や指だって、傷だらけになるのです。

普段から傷つくことや怪我を恐れた練習ばかりを繰り返していて、一体何になるのでしょうか。

本気で身を守りたいのならば、筋トレ同様、ある程度は自分を痛めつける覚悟が必要です。

 

思い込みや勘違いによる誤ったトレーニング

これは筋トレなどにも当てはまることですが、

正しい情報源(ソース)のないものに依存するのは危険です。

例えば映画や海外ドラマで見た動きを真似するとか、格闘技の試合を見て見よう見真似で……というのは、

趣味としてやるなら問題ないとしても、実用性という観点においては何ら意味の無い試みです。

(一部のアクション映画の殺陣などは正しい技術体系に基づいているため何とも言えないところですが)

また、「何となく好きだから」とか「かっこいいから」という理由でジークンドーや中国拳法などを選ぶのも考えものです。

残念ながらこの世界には、身を守ることに全く役立たない格闘技があることも事実です。

もちろん極めればどんな武術も最強には違いありませんが、格闘技の経験の無い素人が、

たった一人で、誰の教えもなく身に付けて強くなれるなどという都合のいい話はありません。

身を守ること、闘うことは子供の遊びではありません。「ごっこ遊び」の延長で強くなれると思っているなら、

それはあなたにとって最も致命的な勘違いと言えるでしょう。


徹底して”リアリティ”を追及するということ

一人でも確実に強くなれる方法があります。それはとことん「現実」を見つめることです。

私がセキュリティの仕事をしていたときは、

・仕事着(スーツ着用)でのスパーリング

・一対多数を想定した対人練習

・刃物などの武装解除と制圧

などは当たり前にこなしていました。特にスーツを着て行う練習などは過剰に思えるかもしれませんが、

本気でリアリティを追い求めるなら当然と言ってもおかしくはないでしょう。

あなたがもしも一人で、本当に強くなりたいと思うのならば、

自分や自分の大切な人の身に起こりうる、

ありとあらゆるリスクを考慮できる想像力が必要です。

あなたの普段着は何ですか?まさかジャージや道着ではありませんよね。

あなたが普段持ち歩いているものの中で、武器になるものは何ですか?危険なものを持っていませんか。

リアルファイトとは文字通り、

あなた自身が直面している現実の中での出来事です。

ですからあなたがより深く、そして正確にその現実を見つめるとき、自ずからやるべきことは見えてきます。

いつもジャージで練習している人は、たまには仕事に行くときの服装で身体を動かしましょう。

普段ラバーナイフやスティックを振っている方は、カッターナイフや折り畳み傘でも練習しましょう。

そうした積み重ねが最後には、あなたやあなたの大切な人を守るための力になります。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

役に立たない・使えない護身術の共通点

いつも心に1本のスレッジハンマーを。どうもサイコ田中です。

いわゆる「護身術」について多くの人が抱いているイメージに、

・インチキ

・役に立たない

・使えない

といったものが挙げられると思いますが、結論から申し上げて、

それらは半分正解で、半分間違いということになります。

どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。


絶対的な「最適解」などは存在しないが……

どんな分野についても当てはまることだとは思いますが、

物事に絶対的な理想形や正解などはありません。

明らかに実用性がなく無意味に見える技術体系でも、視点や価値観が変わればそれらが持つ意味は違ってきます。

小さな子供にとってはいい加減な指導で身についた格闘技の技でも強力な武器になるでしょうし、

身体が大きく運動神経の優れた人が覚えれば、世間で「弱い」と思われている武道でも殺人術に化けるかもしれません。

護身術や格闘技だけでなく、どんな技術や考え方も、

それを身に付ける人が何を望み、何を理想に掲げて生きているかが重要になります。

筋トレと同じことで、どこを目指していくにしても最終的には、

個人の自己満足というものに落ち着くのかもしれません。


全く使えない護身術が持つ3つの共通点

ここでは管理人自身の今日までの経験に基づき、

恐らく全く使い物にならないと考えられる護身術が持つ残念な共通点を3つ紹介します。

現在護身術の教室やセミナーに通っておられる方で、

ここでお伝えする共通点に心当たりのある方は、別の指導者を探すことを強くおすすめします。

これから護身術を学ぼうとお考えの方は、以下の共通点に気をつけながら指導者を探してください。

 

指導内容が現実的ではない(非現実的なイメージ)

例えば護身術のデモンストレーションで紹介される典型的なシチュエーションに、

「腕をつかまれたら」というものがありますが、それ自体にはあまり意味がありません。

路上でもしも攻撃者に腕をつかまれた場合、高確率で次の瞬間にはパンチなどの攻撃を受けます。

攻撃者はあなたの家族や友達ではありませんから、仲良く手をつないでいたいわけではありませんし、

腕を掴んでそのままじっとしているなどということはまずありえません。

このように限られた条件、シチュエーションしか想定しない訓練やドリルは何度繰り返しても実戦で役に立ちません。

・腕を掴んだまま殴られる

・腕を掴んで振り回される

・腕を掴んで引っ張られる

といった、複合的で現実的なシチュエーションを想定した技術体系が、本当に役立つ護身術の持つ特徴です。

 

再現することが困難もしくは不可能(真似できない)

以前ある外国人(元軍人という肩書きでした)が指導するセミナーに参加した際、

「雑誌を丸めて棒状にすれば武器になる」という話が出てきましたが、

ほとんどの人には正しく再現できないテクニックに違いありません。

雑誌を持って歩いているとき、普通の人は丸めて持ち歩きませんよね。

開いて読んでいるか、鞄に入れてあるか、手に持っていても広げた状態が大半でしょう。

想像してみてください。攻撃を受ける直前に雑誌を綺麗に丸めて、ガードして反撃する……。

明らかに無理があるのです。

攻撃者はあなたが雑誌を丸めるのを悠長に待ってはくれませんし、

仮に雑誌を綺麗に筒の形に出来たとしても、一発で相手の急所を叩いてKOするのは至難の業です。

先に述べた「非現実的なイメージ」とも共通するところですが、

実際にやろうとしてそれが出来ない・無理があるとわかるようなテクニックを指導する護身術は、

インチキと呼ばれても仕方ありません。

 

手順や条件が多すぎる(難解で複雑なテクニック)

これは合気道が典型的な例になると考えられますが、

とにかく覚えること、やらなければならないことが多すぎるのは問題です。

・相手を倒すのにクリアしなければならない条件が多い

・手順がとにかく複雑で難解

・一つでもポイントを外すと効果が半減する

このような技術体系は凡そ大衆向けとはいえません。難しすぎます。

しかもただ難解、複雑なだけで、実際にやってみると全く効果のないものまであります。

護身術を学ぶ際に気をつけたいことは、一つひとつのテクニックを、

自然に、素早く、そして無理なく再現できるかどうかということです。

攻撃を受ける際は一種のパニック状態です。思考が止まり、冷静な判断力は失われます。

そうした極限状態では、

「ああして、こうして」と幾つもの手順を追わなければいけない技術は役に立ちません。

一瞬で、本能や直感に任せたリアクションから、防御や攻撃に繋がるようなメカニズムが最も理想的です。

護身術の基本はいつもQuick&Easy(手早く簡単)です。

やっていて「難しすぎる」「手順が多すぎ」と思うような技ばかりの護身術は、オススメしません。


本気で護身を学ぶならクラヴ・マガ一択

現在日本で学べる護身術の中で最も理想的なものは、

クラヴ・マガ(Krav Maga)でしょう。

上に述べた残念な共通点を持つ護身術とは真逆の、

現実的で、誰にでも真似できて、素早く確実な技術体系がベースになっています。

元は軍隊格闘技ということもあり、多少練習にハードなところも出てくるとは思いますが、

細かくクラス分けがされており、レッスン内容は十分バランスの取れたものになっています。

現在は東京や大阪など都市圏のごく限られた場所でしか学ぶことは出来ませんが、

Youtube上にデモンストレーションや初級レッスンの内容が丸々アップされていますので、

それらをただ見ているだけでも(映像を見ながら真似するのが一番ですが)十分価値があります。

もしも近くにジムがあるなら、まずは見学の申し込みから始めましょう。

何事もまずは一歩踏み出すことが大切です。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

身近なもので身を守る【食器類・キッチン用品編】

いつも心に一振りの日本刀を。どうもサイコ田中です。

今回はシリーズ「身近なもので身を守る」の第3弾として、

食器やキッチン用品を使って身を守るテクニックをお伝えします。

どこのご家庭にも一つはあるアイテムだけを厳選しました。

自宅で料理をしているときや外食の最中トラブルに巻き込まれても安心です。

(そんなシチュエーションは稀だとは思いますが、念のためです)

シリーズ「身近のもので身を守る」第1弾、第2弾はこちらから。

↓ ↓ ↓

身近なもので身を守る【文房具・筆記用具編】

身近のもので身を守る【アウトドア・レジャー用品編】


「何でも武器にする」イメージが大切

当ブログの護身術に関する記事の中では基本的に、

・逃げられるときは逃げる

・とにかく頭を守る

・急所を一発で打ち抜く

という3つの原則のほかに、「素手で戦わないこと」を優先事項の一つとして掲げています。

普段から鍛錬していない人の手足は思った以上に脆いもので、

一発のパンチやキックで使い物にならないほどボロボロに壊れてしまう恐れがあります。

こうした事態を回避するためにも、とにかく何でもいいから身近なものを手にして闘うという考え方が重要です。

駅で電車を待っているとき、仕事の休憩中にぼんやり窓の外を見渡すとき、

視界に入るものの中で武器になりそうなものを探す習慣が、いざという時助けになります。

金属製のもの、重さのあるもの、尖った部分や角があるもの……手にとって武器になるアイテムは無数に存在します。

格闘技の経験がない方やフィジカルにあまり自信がない方は、パンチやキックなどを練習するのではなく、

「何でも武器にする」というイメージを持つことから始めていきましょう。


いざというとき武器になる食器・キッチン用品5選

ここではどこのご家庭でも恐らく一つは見つかるであろう食器類やキッチン用品の中から、

素早く手に取れて簡単に使えるものを5つ紹介します。

当ブログでは何度も何度もしつこくお伝えしていることですが、

ここで紹介するテクニックや知識は身を守る目的のみに使い、絶対に悪用しないでください。

いかなる理由があろうとも、暴力は犯罪です。

 

ナイフ・フォーク

これぞ武器、というイメージのある食器類の代表です。

単純に金属で出来ていて強度があり、先端が尖っているフォークは突き刺す攻撃に適し

ナイフはそれ自体に殺傷力がなくとも、切りつける動きを見せるだけで大きなプレッシャーになります。

身の危険を感じた際にさりげなく利き手に握りこみ、攻撃を受けそうになったら適当に振り回すだけで十分です。

フォークを使う際は、絶対に眼球や喉などのデリケートな部位を攻撃してはいけません。

最悪の場合、攻撃を受けた相手が命を落とす可能性があります。注意しましょう。

 

皿・グラス

手に持ってどうこうするのではなく、投げて使います。

相手が刃物などを持っていて近づけないときや、体格差が大きい場合に有効な攻撃手段です。

至近距離で皿などを頭に叩きつけるという攻撃手段も考えられなくはないのですが、

飛び散った破片などで自分が怪我をするリスクがあるためオススメできません。

皿やワイングラスなどは「ヤバイ」と思ったときに、掴んで投げると覚えておけば問題ないでしょう。

 

フライパン

冗談のように聞こえるかもしれませんが、接近戦の強い味方です。

金属で出来ているため十分な重さと強度があり、多少無茶な使い方をしても壊れる心配がなく、

表面積が広いため攻撃を受け止めることに特化していることも大きな強みです。

大きなフライパンの場合は顔の前で盾のように構えれば攻撃を防ぐことが出来、

小さなものは両手で持って全力で振り回せばかなり大きなダメージを与えることが出来ます。

攻防一体の理想的な護身用アイテムと言えるでしょう。

 

麺棒(めん棒)

生地を伸ばすアレです。(「そんなもんねえよ」という方もいらっしゃるかもしれません)

単純に木製で重く、強度と適度な長さがあるため警棒のような役割を果たします。

シンプルに振り回してもいいのですが、

重さと長さを最大限生かした「突き」が特に有効です。

フェンシングをイメージして棒を低く構え、相手の顔や胸を狙って真っ直ぐに突き出しましょう。

(キッチンの中では包丁に次いで1,2を争う殺傷力の高いアイテムです。取り扱いに注意)

 

ワインオープナー

こちらもお持ちでない方がいらっしゃるかもしれませんが、強力な武器になります。

掴んで突く。シンプルイズベスト、Quick&Easyを体現した様なアイテムです。

使い方は至って簡単、しっかり握ってパンチするように相手の胸や腹めがけて突き出すだけです。

比較的小さいものが多いため、手の中に握りこんでおくことも出来て便利なうえに、

しっかり安定したグリップがあるため自分が怪我をするリスクがほぼないことが強みと言えるでしょう。

安価なものが大半ですから、持っていない方は護身のためにも一つ買って置いておくといいかもしれません。

(本当に護身のために買ったヤバイ人が言うのだから、説得力がありますよね!)


包丁のような刃物を使うのは基本的にNG

ここまで読んでくださった方の中には、「あれ、包丁は?」と思った方もいらっしゃるでしょう。

基本的に護身の目的とはいえ、積極的に刃物を使うのは好ましくありません。

言うまでもなく刃物の殺傷力はあらゆる道具の中でも際立っており、

相手を過剰に傷つけ、最悪の場合命に関わるような事態に発展する可能性も十分に考えられます。

もしも身を守ることが目的だったとしても、

刃物を手にした時点でほぼ間違いなく過剰防衛に問われます。

ツール類を用いる際に気をつけたいことは、

自分自身が犯罪者にならないことです。

鋭利なものや突起物で相手の急所を攻撃したり、頭部に致命的な打撃を加えないよう注意が必要です。

護身の目的は相手を傷つけることではなく、無傷でその場から立ち去ることです。

相手の動きが止まったら速やかにその場を離れ、必要以上の追撃を加えないよう気をつけましょう。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【一人暮らしの方向け】手軽に出来る防犯対策

いつも心に一切れのライ麦パンを。どうもサイコ田中です。

近年は都市部も郊外も関係なく、自宅に侵入されるなどの事件が多発しています。

今回は身を守る第一歩として、特に一人暮らしをしている方向けに簡単な防犯対策を紹介します。

お金も時間もかからない、手軽で効果的なテクニックを厳選しました。

現在一人暮らしをしている若い女性の方や、護身に興味のある方は是非参考にしてください。


まずは危機管理能力を高めることから

皆さんは、ネットや新聞でニュースの記事を読んだり、テレビの報道をチェックしますか?

「天気予報だけ……」という方は、5分でも10分でも構いませんので、

気象情報の前後に流れる短いニュースにも目を通すようにしてみてください。

日本は世界的に見ても極めて治安の良い国とされていますが、事件の報道が途絶えることはありません。

毎日どこかで誰かが危険な目に遭い、大切なものをなくしたり、傷ついたりしています。

こうした情報を詳細に把握しておくことは、今後同様の事件やトラブルが自分自身の身に起きた際に、

どのような対応が望めるのか、どんな対策が必要なのかを考えるヒントになります。

どうか事件の報道を他人事だと思わず、「もしも自分が被害者だったら」という視点で見る癖をつけてください。

そうした考え方は、いつ訪れるとも知れない「その日」に、きっとあなたやあなたの大切な人を守る助けになるはずです。


誰でも手軽に始められる3つの防犯対策

ここではお金も時間もかけずに、今日から誰でも始められる防犯対策を3つ紹介します。

防犯カメラや強化ガラスといった本格的な設備的対策は不要です。

今手元にあるもの、すぐ用意できるものを使って、リスクを減らす工夫をしていきましょう。

一部のテクニックは、ホテルに宿泊する際などにも応用可能です。参考にしてください。

 

ドアに自分しかわからない目印を挟む

古典的な方法ですが、手軽で効果的なテクニックです。やり方は至って簡単。

家を出るとき、小さな付箋か何かを、ドアの見えにくい場所に挟んでおくだけです。

ドアを開けると外れてどこかに飛んでいくか、配置が変化する小さな紙切れのようなものがオススメです。

重要なポイントは、そうした細工をしていることを悪意ある第三者に把握されないことです。

最も簡単な対処法は、家を出る前に、内側からドアの下のほうに付箋を貼り付けて、

後は普通に鍵をかけてその場を離れるというやり方です。(必ず付箋を挟み込むようにしてください)

こうすれば少なくとも外からはドアに何かしているようには見えませんし、動作も不自然ではなくなります。

帰宅した際は付箋の位置や形に気を配り、不自然なところがないか確かめてから外しましょう。

付箋を貼るときは、簡単に外れるよう粘着力の低下した古いものを使うのがポイントです。

(わざとドアのよく目立つ場所に貼り付けることで、犯罪抑止力とする手もあります)

 

ドアの前に割れ物を置いてから就寝する

室内から見て、内側に開くタイプのドアで特に効果的なテクニックです。

もう使っていないグラスやコップなど、割れると音がする陶器の類をドアの前に置くだけです。

ピッキング以外の手段で外部から部屋にアクセスする場合、ドアの下部から何らかのツールを通すのが一般的なため、

このような対策は強い抑止力となります。

また万が一部屋に侵入された際も、侵入者がよほど注意深くない限りドアを割れ物にぶつけます。

このとき大きな音がするので警報の代わりにもなり、犯人にプレッシャーを与えることにも繋がります。

ドアになるべく近づけて、高さのあるガラス瓶などを立てるのがオススメです。

陶器のカップやグラスなどは、何段か積み重ねることで同様の効果が得られます。

またよくあるL字型のドアノブの場合、紐をくくりつけた割れ物をぶら下げておくというテクニックもあります。

いずれにしても、侵入者に簡単にドアを開けさせないことが重要です。

 

男性用の下着や衣類をベランダに干す

一人暮らしの女性を対象にした有名なテクニックですが、間違いなく効果があります。

悪意ある第三者が情報を集めるための最もオーソドックスな手段は、

単純に外から観察するという方法です。

まずは手始めにベランダや窓の周囲など、外から見てよくわかる場所から入るわけですが、

このとき明らかに男性のものとわかる衣類や下着が目に入った場合、

それは攻撃者にとって大きなストレス、プレッシャーになります。

女性が一人で暮らしているところを狙うより、

男性が「いるかもしれない」空間に踏み込むほうが圧倒的に難易度が高いからです。

このほかにも、単純に衣類を沢山干すことで二人以上で暮らしている可能性を匂わせたり、

わざわざ外から見える場所にテレビを置き、つけっぱなしにして(音は消すか小さめで)外出するという手もあります。

自分以外の誰かがそこにいること・あるいはその可能性があることを示すことは、強い抑止力になります。

(一番手っ取り早いのはパートナーを見つけて一緒に暮らすことですが)


生活リズムを簡単につかませない工夫を

ストーカーなどが相手の場合、

特に重要なのは生活リズムや習慣を知られない工夫です。

例えば平日の朝は何時に家を出て、何時ごろに帰宅する――といった情報は、簡単に掴まれたくありません。

早起きできた朝はいつもより早く家を出て喫茶店でコーヒーを飲むとか、

帰りに少し買い物をしたり、適度に残業したりして帰宅時間をずらすといった取り組みは効果的です。

一番大切なことは、

何曜日はどこで何をして、何時から何時までなら家が空いているといった情報を、

悪意ある第三者が簡単につかめないようにすることです。

規則正しい生活を送ることも大切には違いありませんが、少なくとも護身または危機管理の観点においては、

規則性がなくバラバラで、つかみどころのない生活リズムを送ることが有効です。

もしも職場が自宅の近くなら、たまにはお昼を自宅で食べたりしてもいいでしょう。

平日の朝や夕方に、「気が向いたときだけ」スポーツクラブに足を運んでもいいのです。

日々の生活習慣に変化をつけ、小さな情報をどんどん上書きしていくことで、

危険な相手にプレッシャーを与えながら、刺激のある毎日を過ごせるようになるでしょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

格闘技における「当て勘」が良い人の共通点

いつも心に「一歩前へ」の精神を。どうもサイコ田中です。

よく格闘技の実況や解説で耳にする、「当て勘」という言葉に聞き覚えはないでしょうか。

あまりに抽象的な概念なので多くが語られることは少ない印象がありますが、

今回は管理人自身の今日までの約20年間にわたる格闘技の経験から、

このいまいち掴みどころのない「当て勘」というものについて語ってみたいと思います。


そもそも「当て勘」が良いって何?

よく格闘技の実況解説で「当て勘が~」という言い回しを耳にするかと思いますが、

そもそも「当て勘」とは何なのでしょうか?

いろいろな考え方があるとは思いますが、管理人個人のイメージとしては、

・動いている対象の芯をしっかり捉える高い運動神経

・相手の次の動きを予測する洞察力

・どのタイミングでどこをどのように攻撃するかを決める判断の早さ

など、複合的な要素を一言で表したものだと考えています。

(あくまで個人の経験に基づいた考えです。誤りがありましたら申し訳ありません)


「当て勘」が良い人が持つ3つの共通点

「当て勘」とは上に述べたとおり、

・単純な運動神経

・相手の動きを読む洞察力

・的確な攻撃手段を選定する判断力

だと考えられます。

それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

 

運動神経(身体能力)が優れている

動体視力や反射神経など反応に関わる部分はもちろん、

自分の身体をイメージどおりに動かす力は非常に重要です。

どんなに鍛えたたくましい肉体を持っていても、その使い方がわからなければ宝の持ち腐れです。

「当て勘」の良い人は最小のコストで最大の破壊力を引き出す身体の使い方を知っていますから、

闇雲に身体を大きくしませんし、単純なフィジカルの力にも依存しません。

このような人物は柔軟な関節と瞬発力の高い筋肉を持ち

服を着ているとかなり華奢に見られる傾向があります。(着痩せするのは打撃系格闘家の共通点ですが)

日本の著名なファイターだと、キックの那須川天心選手、ボクシングの井上尚弥選手などが良い例になると考えられます。

 

相手の動きを読む力(先を読む力)に長けている

これはもはや直感の部類に入るためあまり立ち入ったことは語れませんが、

次に何が起こるか、どんな攻撃が来て、相手はどこにいるのかといった先読みの能力は、非常に重要です。

特に格闘技の場合は、細かく身体の部位別にわけて、

自分が最も得意とする攻撃を当てるための「読み」が求められます。

例えば右のストレートパンチが得意なら、それを最大の破壊力が発揮できる位置とタイミングで当てたいわけですが、

そのためには、

・相手の顔の位置

・相手のブロックやディフェンス

・自分のパンチの有効射程

などの情報から総合的に判断し、「ここしかない」というタイミングで打つ必要があるわけです。

ここには、少なからず「読み合い」の要素が加わります。

相手は自分の好きなように(イメージどおりに)など動いてはくれません。

相手の動きや攻撃、ディフェンスのパターンから、

「ここはいけるかもしれない」というタイミングを探す工程が必要です。

逆に言えば、「いける」と思えるタイミングを比較的早く見つけ出し、実行に移せる洞察力と判断力があれば、

短い時間で相手をKOできる可能性が高まるということです。

このような能力特性は、ボクシングの井上尚弥選手、総合格闘技の堀口恭司選手などに見られます。

 

適切な攻撃方法を選ぶセンスに恵まれている

これはいわゆる格闘センスに大きく関わる部分であり、生まれつき備わった天性の直感と考えられます。

例えば同じパンチでも、

・ジャブやストレートなど直線軌道の攻撃

・フックなど横から大きく旋回する軌道の攻撃

・アッパーカットなど垂直軌道(縦方向)の攻撃

の3つが考えられます。

言うまでもなくこれらは、適切なタイミングで、最も致命的なダメージを与えられる部位に、

確実に当てることが求められます。

それらを見極める力ははっきり言って鍛えようがなく、個人の感覚的な部分に大きく依存します。

サンドバッグやミットを叩くのが上手でも、スパーリングや試合で手ごたえがないという人の多くは、

この能力の欠如が考えられます。

残念ながらそのような人はどれだけ身体を鍛えても、ストイックに練習を重ねても、結果を残すのは難しいでしょう。

沢山ある攻撃手段というカードの中から、常にベストな選択肢を導き出し、「ここしかない」タイミングで当てる力は、

殴り合いにおいて必要不可欠です。

攻撃が同じコンビネーションやパターンなどに偏りがちで、たった一つの「必殺技」に頼るスタイルは男らしく魅力的ですが、

常に変化し続ける戦いの中で生き残るのは困難といえるでしょう。

こうした格闘センスに長けている著名なファイターとしては、キックの那須川天心選手、総合格闘技の朝倉未来選手などが挙げられます。


「感覚の鋭さ」は磨くことが出来るか

長々と語ってしまいましたが、結局「当て勘」が良い人というのは、

直感力や判断力など様々な感覚が人並みはずれて鋭い人のことを指す言葉だと思われます。

こうした力はそのほとんどが生まれつきのもので、育った環境などにも大きく関係する部分があると考えられますが、

管理人個人としては、鍛えることは決して不可能ではないと考えています。

例えばスパーリングを繰り返して単純な殴り合いの距離感や「読み合い」の流れを覚えていけば、

勉強で「問題の解き方」を覚えて対策するように、見かけ上の精度を上げることが出来るでしょう。

更にボクシングで有名なダブルエンドバッグを使ったトレーニングは反応と動体視力の両方を効率的に鍛えられ、

最近流行りのボクシングスティックを使ったフレキシブルなドリルは、動物的な直感力を養うことにも繋がるとされています。

正直に白状すると、管理人は運動神経も悪ければ視力も悪く、格闘センスなど欠片も持ち合わせていない典型的な運動音痴ですが、

試合で格上の相手や身体の大きな相手にも勝ってきました。

それは言うまでもなく、「変わりたい」と強く願い、「強くなれる」と信じて練習を続けたからに他なりません。

センスという抽象的な部分は、どうしても具体的なイメージが遠ざかり手ごたえが無くなりがちですが、

「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」という言葉があるように、

諦めなければ、本当に少しずつですが、人は必ず成長できます。

腐らずに自分を成長させる努力を続けていきましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【簡単】本当に誰でも出来るキックとその使い方【護身術】

いつも心に1輪の曼珠沙華を。どうもサイコ田中です。

基本的に路上のファイトで蹴りは使うべきではないとされています。

ですが、正しく安全な運用方法を知っていれば、

キックは強力な武器になります。

今回は格闘技の経験が無い素人の方や女性でも出来る、安全かつ効果的なキックを紹介します。

 

護身の目的でキックを使うべきではない理由については、以下の記事で解説しています。併せてご覧ください。

↓ ↓ ↓

路上で蹴りを使ってはいけない3つの理由


蹴りで相手をノックアウトすることはほぼ不可能

とても大切なことですから最初に断っておきますが、

路上のファイトにおいて相手を蹴りで倒すといった状況は、

ほぼ起こりえません。映画や漫画の世界だけの話です。

あなたが空手の有段者で、木製バットや氷柱を粉砕できる蹴りを持っているなら話は別ですが、

そのような人物は極めて稀有な存在です。(路上でそんな危ない人物とは、ほぼ接触しないということです)

頭部を狙うハイキックは外してバランスを崩すか脚をつかまれるリスクのほうが大きく、

お腹への蹴り(ミドルキック)はほとんどの場合全然痛くない当たり方をします。

脚を狙うローキックについても同様で、あまり効果がありません。

ローキックやボディーへの攻撃は基本的にルールのある格闘技において、

ラウンドを重ねるごとにダメージが蓄積する、

いわば間接的な攻撃手段に過ぎません。

路上のファイトにおける最大の目標はいつも、

目の前の攻撃者を、その場で・今すぐ(Right here, right now)倒すことです。

従って、ゆっくりじわじわ効いてくるローキックやボディブローなどは、護身の目的には適しません。

更に言えば蹴り技の多くは、蹴ったほうが怪我をするもののほうが多く、現実的とは言えません。

もしも蹴りで相手を倒したければ、空手やムエタイ、キックボクシングなどのジムに通い、

一撃必殺の威力がある「本物の蹴り」を習得する必要があります。

そしてそれは言うまでもなく、一般人の大多数にとって非現実的なイメージに他なりません。


誰でも出来て本当に使える3種のキック

上で蹴りは使い物にならないと述べたばかりですが、キックにはちゃんとした使い道があります。

ここでは路上のファイトに適した安全かつ効果的なキックを3つ紹介します。

この手の記事では毎度のようにお伝えしていることですが、

ここで紹介するテクニックは身を守る目的のみに用い、絶対に悪用しないでください。

いかなる事情があろうとも、暴力は犯罪です。

 

シンプルに足を踏む(ヒール・ストンプ)

「そもそも蹴りなの?」というツッコミをいただきそうなのですが、管理人はこれを立派なキックと考えています。

やり方は至ってシンプル、相手に胸倉や肩口を掴まれるなど接近した状態で、

自分から見て一番近い相手の足(前に出ているほうの足)を、

靴の踵で思いっきり踏みつけるだけです。

相手がクロックスやサンダルなどルーズなものを履いている場合の効果は絶大ですし、

靴底が厚く強度のある安全靴やブーツの踵は、本当に軽く踏むだけでも烈しい痛みが走ります。

基本的に足を踏まれた相手は踏まれたほうの足を一歩または半歩後ろに下げる傾向にあるため、

バランスが崩れたところへ頭突きや膝蹴りを食らわせるなどのコンビネーションが有効です。

 

相手の膝を足先で触る(足を乗せる)

厳密には斜め蹴り(Oblique Kick)とか関節蹴りと呼ばれる技ですが、そんな物騒なものではありません。

少し行儀が悪いですが、手が塞がっていて、脚を使ってものを取ったり、動かしたりする状況を想像してください。

そーっとつま先を伸ばして、足の先か足裏で探るように対象物を触りに行くと思うのですが、

まさにそのイメージで、相手の膝を軽く触るだけです。思い切り蹴る必要はありません。

(そういった意味ではもはや蹴りでさえないのかもしれませんが)

大切なことは、相手に「膝の周りに触れられた」という事実を意識させることです。

これは前に出る突進力を殺ぐのと同時に、下半身への警戒心を抱かせることに繋がります。

そこからあなたがやりたいことは、もう一度同じように足で相手の膝を触る振りをして、

いきなり顔面にパンチを入れることです。

あくまでもフィニッシュは頭部へのパンチや金的蹴りなどのシンプルな急所攻撃であることを意識しましょう。

蹴りはただのトリック、布石に過ぎません。

 

サッカーキック(インフロントキック)

路上のファイトで想定される、ほぼ全てのシチュエーションで応用可能な蹴りです。

サッカーの基本的なキックであるインフロントキックをイメージしてください。

少し離れた場所に置かれたボール(ターゲット)を、つま先(足の甲)で強く押し出すようにして蹴ります。

斜め前に小さくステップし、足先をやや斜めに、シャープな円弧軌道を描くようにして動かすのがポイントです。

この蹴りの素晴らしいところは、蹴ったらそのまま勢いを使って前方に走り出せるという点です。

いきなり相手のスネや膝の辺りに蹴りを入れたら、身体が流れるままに走りましょう。

当ブログでは何度もお伝えしていることですが、基本的に「逃げるが勝ち」です。


ミットなどは一切不要!一人で練習できます

今回紹介した3種類のキックは全て、一人でも動作を確認できます。

ヒールストンプ(踏みつけ)は、コロコロ転がるテニスボールなどを軽く踏み潰すだけで十分ですし、

相手の膝を触る練習は、そこらへんの電柱やカーブミラーの支柱、車止めなどを軽く蹴るだけで感覚がつかめます。

サッカーキックは言うまでもなく、実際にサッカーボールを蹴ればどんどん上達します。

大切なことは、明確に相手の脚がそこにあることをイメージして行うことです。

自分の脚の長さならどこまで届くのか、どんな風に動かせばしっかり力が入るか確かめながら、

大体のイメージが持てればそれで十分です。

蹴り一発で倒すのではなく、脚を踏む、膝を軽く触るといった小さくシンプルな動作から、

どのようにしてノックアウトに繋げるかを意識することが肝要です。

3種類のキックがそれぞれどんなものかイメージできたら、そこからパンチ、頭突きへとつなげる練習もしてみましょう。

サッカーキックは、蹴ったらそのままダッシュするのがオススメの練習法です。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

筋トレしても体重が増えない人が見直すべき3つの習慣

いつも心に1瓶のイチゴジャムを。どうもサイコ田中です。

今でこそ体重70キロ前後を行ったり来たりしている管理人ですが、

本当に酷い時期は身長176センチに対して体重が60キロ未満しかありませんでした。

きちんと筋トレをして食事も管理しているのに、体重が増えずに悩んでいましたが、

あるとき自分が致命的なミスを犯していることに気づきました。

今回は管理人自身の経験を基に、筋トレをしてもなかなか体重が増えないという方がいつの間にか陥っている悪習慣についてお話します。

体重を増やすためのヒントは、以下の記事でも扱っています。

↓ ↓ ↓

痩せ型でも体重を増やせる3つのヒント

身体を大きくする食事


「身体を絞る」という意識は大切だが……

管理人が若い頃に陥っていた致命的な間違いの一つは、

「もっと痩せなければいけない」という思い込みにありました

当時はアマチュアの総合やキックの試合に出ていたため、必ず付きまとうのが減量でした。

管理人の身長(176センチ)での適正とされる階級は基本的にライト級(約70キロ)からフェザー級(約65キロ)ですが、

なかなか体重が増えにくい体質ということもあり、適性より軽いバンタム級(61キロ前後)を主戦場に選んでいました。

痩せやすい体質とはいえ、気を抜くと簡単に適正体重の65キロ前後に増えてしまいます。

減量で一気に落とすことはできますが、体調を崩すリスクもあったためなるべくバンタム級に近い体重を維持するよう心がけていましたが、

次第に「もっと体重を減らさなければいけない」という謎の強迫観念に支配されるようになり、

食事の量が減っていくという現象が起こりました。

結果的にオフの増量期にも体重を増やしにくくなり、コンディションが悪化して成績は落ちてしまいました。

身体を絞ることや、減量のイメージを持つことは大切なことですが、

何事も過ぎたるは及ばざるが如しで、やりすぎはよくありません。

まずは自身の体格にあった適正体重を把握し、

そこからプラスマイナス3キロぐらいの範囲で管理していくのが安全です。


体重が増えない人が無意識に続けている3つの悪習慣

ここでは管理人自身の経験を基に、体重が増えにくい人が気づかないうちに続けてしまっている可能性のある、

あまり好ましくない習慣を3つ紹介します。

改善策もあわせて記載していますので、同様の悩みを抱えている方は是非参考にしてください。

 

単純にカロリーが足りていない(食事が足りない)

これは管理人がガリガリだった頃にやっていた一番良くない習慣でした。

人間には基礎代謝というものがあって、平均的な成人男性では1500kcalぐらいとされています。

これは何もしなくても勝手に消費されるカロリーであり、痩せ型(ハードゲイナー)の方はこれよりも多くなる傾向になります。

もしも筋トレなどの運動をして、この基礎代謝の分しかカバーできない低カロリーの食事を続けてしまった場合は、

極端な話「栄養失調」のような状態に陥ってしまいます。

運動で消費するカロリーも計算し、

基礎代謝の1.5倍から2倍以上のカロリーが取れるように工夫することで、

筋肥大や疲労回復にもエネルギーが回るようになり、体重は自然に増加していきます。

もしも食欲がなく食事が困難なときは、多少汚いもの(ジャンクな食品)を口にしてもいいでしょう。

ちなみに管理人がよく食べていたのは、一つで大体500kcalが摂取できる小さな惣菜パンでした。

食欲がなくても食べやすいものを見つけてきちんと口に運ぶことは、筋トレを継続する以上に大切なことです。

最初は自分の好きなもので構わないので、どんどん積極的に食べていきましょう。

 

ちゃんと寝ていない(睡眠不足)

これも気づかないうちにやってしまっていた悪習慣でした。

本当に多忙な時期は毎日の睡眠時間が4~5時間程度という状況でしたが、

・慢性的な疲労感

・関節の痛み

・食欲不振

・抜け毛の増加(男性にとっては一番怖いかもしれません)

などに悩まされていました。

筋トレの頻度や内容などに関係なく、毎日の睡眠時間は7~8時間、

どんなに短くても6時間は確保できるように努力しましょう。

寝る前に軽くストレッチをしたり、暖かいココアを飲むなど、熟睡できるような工夫も忘れてはいけません。

 

筋トレのやりすぎ(オーバーワーク)

管理人の場合、実はここが一番の盲点だったような気もします。

筋トレは継続が大切ですが、きちんと休むこと、

休養の時間も同等かそれ以上に重要です。

筋トレによって一度破壊された筋肉は、

回復させるために時間のかかる部位で72時間(丸々3日間)ほどかかります。

この間も継続的に刺激を加えてしまった場合、回復が追いつかず結果的に筋肉は疲労したまままで、

最悪の場合はどんどん分解されて異化(カタボリック)の状態に移行してしまいます。

こうなると体重は減少の一途をたどり歯止めが利かなくなります。

筋トレの頻度や内容を問わず、

最低でも週に2日間は身体に全く負荷をかけない”完全休養日”を設定することが肝要です。

筋トレはとにかくやらないと弱くなると思ってしまいますが、実はやり続けることで弱くなってしまうこともあるのです。

腰や膝、肩などの関節に痛みや違和感を感じたり、モチベーションの低下を感じたら、

それはあなたの身体がまとまった休養を求めているサインです。

無理せずしっかり食べて、ゆっくり休んで疲労を回復しましょう。

きちんと食べて寝ることが、筋肉を育てるための一番確実な道です。


脱”ガリガリ”の第一歩はとにかく「だらける」ことから

「だらける」と聞くと、あまり印象が良くありませんが、実は体重を増やすために簡単で効果的な取り組みです。

基本的に痩せ型の人は基礎代謝が極めて高いため、何もしなくてもカロリーはどんどん消費されてしまいます。

それこそちょっとコンビニへ買い物へ出かけるだけでも普通の人の倍近くエネルギーを使うような状況です。

しかも食が細いためなかなかカロリーを多く摂取できないときています。こうなったら対処法は一つしかありません。

それは徹底的に動かないことです。

休むと決めた日はベッドやソファの周りにスナックや飲み物を用意して、どんどん積極的にだらけましょう。

ちょっとでも動くとエネルギーを使うので、なるべく激しい動きや呼吸が荒くなるようなことはせず、

ゆっくり好きな映画を見たり読書をするのが一番です。

こうしてエネルギーをしっかり疲労の回復と筋肥大にまわすことは、結果的に体重増加へと繋がります。

余計なことは考えず、好きなものを食べてゆっくり好きなことをする時間を作りましょう。

身体のみならず、心の疲れも綺麗さっぱり解消できるはずです。

「今週もお疲れ様」という言葉を、周りの人だけでなく自分自身にもかけてあげてくださいね。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

【外部リンク】ライザップに成功した芸能人は誰?【関連記事】

【最新】オススメの格闘技と護身術【2019年度版】

いつも心に1本のカランビットナイフを。どうもサイコ田中です。

令和という新しい時代を迎え、私は新たな挑戦としてこのブログを立ち上げました。

同じように、何か新しいことを始めたいと考えている方は多いと思います。

今回は筋トレや身体を動かすことに興味がある方に向けて、

これからの時代にオススメの格闘技を紹介します。

特に身を守ることに活かせるものをピックアップしていますので、護身に興味がある方も是非参考にしてください。

護身術に使える格闘技については、こちらでも紹介しています。

↓ ↓ ↓

シリーズ今日から始める護身術4【護身に役立つ格闘技】


いざという時「使える・動ける」身体を作るために

筋トレに興味があったり、実際に取り組んでいる方は多いと思いますが、

ほとんどの方は筋肉を発達させたり、とにかく身体を大きくすることにフォーカスしている印象があります。

身体を絞ってシルエットを美しくすることも大切ですが、どうせならより実用的な、

使える筋肉、動ける身体を手に入れたいですよね。

近年では海外でもFit & Fight,Fit to Fight(闘うために動く)という考え方が定着しつつあり、

ワークアウトは単なるフィジークやバルクの追求のみならず、格闘技や護身術の分野にまで波及しています。

身体を大きくしたのに動きが鈍くなったり、「見せ筋」などと揶揄されるのは面白くありませんよね。

ただ筋トレをしたり有酸素運動をするのも悪くありませんが、

キックやパンチでストレス解消も出来て、同時に身を守る術も学べる格闘技を、これから始めてみませんか?


令和に始めるオススメ格闘技(護身術)3選

ここでは令和という新しい時代にこそふさわしいフレッシュな格闘技を3つ紹介します。

習える場所などが限られている場合もありますが、オンラインセミナーなどにより独学でも始められるものがほとんどです。

気になるものがあれば、ぜひ近くのジムや道場を検索してみてください。

 

クラヴ・マガ(Krav Maga)

イスラエル生まれの軍隊格闘技で、「誰でも強くなれる」がキャッチコピーの護身術です。

細かくクラスが別けられており、初心者でも安心してコースに参加できるのが最大の特徴です。

打撃のみ、グラップリングのみなど受講できるオプションも非常に多彩であり、

武器の使用および武装解除が学べるコースが用意されていることも大きな魅力と言えます。

身を守ること、特に路上での予期せぬトラブルに対応する能力を磨きたい方にオススメします。

 

総合格闘技(Mixed Martial Arts)

一昔前はジムを探すだけでも一苦労でしたが、近年では全国にジムや道場が開設され、習える機会や場所が増えてきました。

また会員制ではなく指導を受けたいときだけ料金を払うパーソナルトレーニングや、

フィットネスに特化したコースが用意されたジムなど、カジュアル化が進みハードルが下がっています。

パンチやキックのみならず、タックルや寝技、関節技などを網羅的に学ぶことが出来、

幅広い対応力が身につくため護身にも役立つことは言うまでもありません。

 

ディフェンス・ラボ(Defense Lab)

私が考える中で2019年現在最も熱い護身術の一つです。

単純なフィジカルや運動神経に頼らない合理的かつ現実的な技術体系に基づいており、

とにかく無駄がなくスムーズな攻防一体の動作が大きな特徴です。

近年はハリウッドのアクション映画などで格闘シーンに採用されるなど、その注目度は増しています。

日本で指導を受けられる機会や場所はかなり限定されていますが、

Youtube上に公式のレッスン動画がアップされているためある程度独習が可能です。


信頼できる指導者との出会いが何よりも大切

仕事に勉強、どんなことにも当てはまることですが、

あなたにとって良い指導者との出会いが何よりも大切です。

言葉と行為が矛盾していたり、方向性の定まらない人物を信頼するのは難しいですよね。

基本的な指導の方針がブレない、基準やルールが明確にされたジムを探すことはもとより、

自信と活力に満ちた仲間、人間味のある器の大きな指導者に出会えることがあなたにとって何よりの財産です。

格闘技にせよ護身術にせよ、「ずっとこの人の指導を受けていたい」と思えるような、

人生の指導者とも呼べる人物との出会いが、あなたの人生をより良く、豊かにしてくれるでしょう。

そしてそのような出会いも、まず最初に行動しなければ生まれません。

迷ったらまずは行動です。少しでも興味を持てることがあれば、

まずはどんな形でも始めてみましょう。

あなたにとって素晴らしい出会いはいつも、一歩踏み出した先に待っているはずです。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

自分より大きな相手と向き合う際に出来ること

いつも心に1件の怪しい留守電を。どうもサイコ田中です。

突然ですがあなたは、クマと闘って勝てますか?

今回は護身術における最大のテーマの一つである、

自分より大きな相手との向き合い方について語りたいと思います。

もしも路上で巨漢に絡まれたり、体の大きな外国人とトラブルになったとき、

あなたにはどんな選択肢があるのでしょうか。


自分より大きい相手との争いは文字通り「命がけ」

失望してしまう方もいるかもしれませんが、最初に結論だけ書いてしまいます。

自分よりも体の大きな相手を倒すのは、ほぼ不可能です。

合気道のように、大きな相手をポンポン転がす魔法のような技も存在しません。

基本的に身体の大きさ=力の強さですから、

・つかまれたら簡単に振り回される

・圧倒的な力で一方的に殴られてノックアウト

・子供のように投げられてマウントを取られる

といった状況に陥り、ほぼ勝ち目はありません。

もしも目の前に立った時点で相手が自分よりも大きいと明らかにわかるような場面では、

命を落とすことまで想定しなくてはなりません。

そして生き残るため、少しでもダメージを軽減するために、死に物狂いの抵抗が求められます。


大きな相手と向き合う際にあなたが出来る3つのこと

ここではあなたが実際に自分よりも大きな相手とトラブルになってしまった際に出来ることを、

想定されるシチュエーションに別けて3つ、紹介したいと思います。

どんなときでも最後まで諦めないこと、抵抗し続けることが大切です。

厳しい状況の中でも、最善を尽くして生存率を少しでも高めましょう。

 

争う意思が無いことを言葉や態度で示す(争いを避ける)

これはどのような状況でも当てはまることですが、

まずは「ごめんなさい」です。

たとえあなたが悪くなくても、「すみません、許してください」という態度や言葉は必要です。

そもそも大前提として、自分より大きな相手とトラブルになった時点であなたの負けですから、

きちんと降参の意思を示すことが何より大切です。

相手が外国人なら「I’m sorry」で十分です。

争う意思が無いことと、負けを認めて立ち去る意思を明確にすることを心がけましょう。

 

全力で逃げる

問題なのは、話が通じない場合です。

あなたがどれだけ争いを避けようと働きかけても、

相手があなたを傷つけたい「危険な人物」なら、話は別です。

この場合はいつ危害を加えられてもおかしくありません。

逃げられるチャンスがあるなら一分一秒でも早くその場から離れ、

明るい通りや人が集まる場所に逃げましょう。

それが難しいなら、とにかく相手と距離を置く努力をしつつ、警察を呼んでください。

 

可能な範囲で抵抗を試みる

これは、はっきり言って最終手段です。

本来自分よりも大きな相手と対峙することは、

凶器を持った相手と同様に徹底して回避すべきです。

ですが話も通じない、逃げ場もない状態では選択肢が他にありません。覚悟を決めましょう。

体の大きな相手と向き合うときのルールは至ってシンプルです。

・素手で戦わない

・つかまれる距離に入らない

・急所攻撃を狙う

この3点を抑えつつ、相手からの攻撃をなるべくまともにもらわない努力をするのが肝要です。

手に持っているものや、身近な金属類、重いものや鋭利なものは全て武器にしましょう。

相手の手が届く間合いに入ることは死を意味します。

長いものを振り回したり、フットワークを使って一定の距離を保ってください。

もしも武器になるものがなく、相手の間合いに入ってしまった場合、

金的や眼球、喉などの急所に打撃を加えて脱出しましょう。

下手な攻撃は命取りです。手を出す際は、一切ためらわず、一撃で止めをさすつもりで打ちましょう。

生半可な攻撃で相手を刺激してしまった場合、命の保障はありません。


大きい相手を「倒す」のはあまりにも困難だが……

大切なことなので繰り返しますが、自分よりも大きい相手を倒すのはほぼ不可能です。

ほとんどの格闘技が体重という明確な基準で階級別になっていることからも明らかなように、

身長5センチ、体重1キロは体感的にかなり大きな差になります。

これが10センチ、5キロと差が広がった場合、文字通りそこには大人と子供ほどのギャップが生じます。

相手が体格的に勝っている場合、護身における最終目標は相手を倒すことではなく、

ダメージを最小にしながら逃げ切ることに変わります。

巧みな話術でかわす、お金を握らせる、土下座をする……なんでもいいのです。

真っ向から対峙するような状況を避けるために、出来る限りのことをしましょう。これは相手が刃物などを手にしている場合も同じです。

身の危険を感じたとき、強い不安に襲われたときは、

まず逃げることを考えてください。

それはみっともないことでも、かっこ悪いことでもありません。

あなたやあなたの大切な人の命を守るために、

いつでも「逃げる」という選択肢があることを忘れないでください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。