【防犯】安全な距離を保つために覚えておきたいこと【護身】

いつも心に1杯のガラナ飲料を。どうもサイコ田中です。

電車の車内に駅の構内、飲食店など、時間帯や場所を問わず、

酔っぱらったりして感情的になっている人はどこにでも見かけられます。

このようないわゆる「危ない人たち」「キレる人々」をうまく受け流す一番の方法は、

なるべく安全な距離を保つことに他なりません。

今回はそうした危険人物や攻撃者との正しい距離感の保ち方について、

誰にでも実践できる小技(Tips)と共にお話ししたいと思います。


相手の正面に立ってはいけない

安全な距離を保つ上で最も重要なルールは、

決して相手の正面に立たないことです。

些細な小競り合いからつかみ合いなどに発展するとしても、

いきなりどちらかが手を上げてリアルファイトに移行するにしても、

トラブルになっている人物同士が互いに正対しているという状況は非常によく見られます。

実はこれが既に一つの大きな間違いで、路上のファイトにありがちな致命的ミスの一つです。

相手に正対するということは、頭部はもちろん人体における正中線上に位置するすべての急所を晒していることになり、

ディフェンス等の技術を持っていない場合はいきなり殴られて一発KOされるリスクが避けられません。

また格闘技経験のない素人でも手の届く距離に動きの少ないターゲットがあれば、パンチやキックをある程度正確に命中させることができるため大変危険です。

・相手の正面に棒立ち

・顔面を保護しない

・反撃できる体勢が整っていない

などは最悪です。

これらの点に注意しながら、なるべく相手の斜め前や横に立つように心がけ、

可能なら走って逃げるなどして十分な距離を取りましょう。


誰でも出来る2種類の立ち方とフットワーク

ここではフィジカルの強度やスポーツの習慣などに関係なく、

誰でも直感的に実践でき、なおかつ効果的なスタンスとフットワークを紹介します。

***安易に「誰でも出来る」などという表現を用いることは極力避けたいところですが、

性別年齢を問わず10人中9人の人が安全に再現できることを目指して解説しています。

防犯・護身に興味をお持ちの方は参考になさってください。***

 

インタビュー・スタンス

文字通り相手の話にしっかり耳を傾けるときの姿勢であり、

同時に素早く防御・反撃が行える立ち方です。

写真のように片手を顎に添えて、もう片方の手で反対側の肘を支えるようにして立ちます。

このとき、なるべく利き腕と同じ側の足を半歩から一歩後ろに引いて、

相手から見ると上半身が少しだけ斜めを向いているようにすることが理想的です。

このように立つことで自然と頭部から上半身にかけて打撃を受ける面積が小さくなり、

素早く頭を守ったり手を出して反撃するなどの動きが容易となります。

現代の警備や軍事の現場において非常にオーソドックスな立ち方であり、その信頼性は折り紙付きです。

迷ったときはとりあえず「考える人」のポーズを思い出しましょう。

 

グルーミング・スタンス

相手の隣(右側が最も確実)に立ち、さりげなく肩などに触れるようにする立ち方です。

相手が泥酔していたり、過度に感情的になっている場面で特に有効であり、

相手の話に耳を傾けながら、危害を加えられるリスクを最小にしたいときに力を発揮します。

日本人の多くは右利きであるため、相手の右隣に立つことで利き腕で強打されるリスクを大幅に軽減できるうえに、

肩や背中の周りにさりげなく手を回すことで、相手の動きを直前で察知することが容易となります。

話が通じる場合は積極的に語りかけて交番などの安全な場所まで誘導し、

身の危険を感じたときには相手の利き腕を強く押さえつけ、背中や肩に頬を押し付けるようにすれば顔面をまともに殴られることを回避できます。

もしも相手が横に立たれることを嫌がるときにはインタビュー・スタンスに切り替えたり、

十分なスペースがある場合は頭を保護しながら少しずつ後退するというオプションもあります。

また肩などに置いた手を強く振りほどかれたり、相手が触れられることに対して過剰に反応する場合は一人で何とかしようとせず、

周囲の助けを求めるなどして確実に動きを制限することが求められます。

(特に泥酔者は何がきっかけで暴れだすかわからないため注意が必要です)

 

斜め後ろ歩き

ボクシングなどのフットワークなど一切知らなくても出来る安全な足運びが、

斜め後ろ歩きです。

相手のほうを向いたまま真っ直ぐ後ろに下がってしまうと、一方的に殴られる危険性が増すため大変危険であり、

逃げ場も無くなってしまうため好ましくありません。

どうしても目の前の相手と距離を置きたいときには、真っ直ぐ後ろに下がるのではなく、

右、または左向きにに後退し、可能なら相手の側面に回り込むように動くのがベストです。

この斜め後ろ歩きの最も効果的かつ簡単な練習方法は、

ぐるぐると小さな円を描くようにバックする、というものです。

はじめは比較的広い場所で、大きな円をイメージしながら左右どちらかにバックします。

慣れてきたら、バックする向きを適当に切り替えたり、描く円の大きさを小さくしていきましょう。

この斜め後ろ歩き、全く意味のない動きに思えますが、攻撃者が追跡するのが困難な動きであり、

ここに小さなサイドステップ(反復横跳びをイメージしてください)を組み合わせると、

かなり複雑なフットワークになり素人相手ならばついていくのがやっとになります。

斜め後ろ歩きがスムーズに出来るようになったら、そのままバックで小走りができるように練習しましょう。

バック・ペダルという非常に強力なフットワークが身に付きます。


日ごろから”目立たない人”になる工夫を

トラブルに巻き込まれないために誰でも出来る最もシンプルなアプローチは、

とにかく個性や気配を殺し、特徴のない人物になりきることです。

(このような考え方を海外では”Grey-man Theory”などと呼びます)

相手が酔っぱらいにせよキレやすい人物にせよ、相手を刺激する要素があなたになければ、

摩擦や軋轢の生じる余地はありません。

地味で目立たない、良く言えば人畜無害、悪く言えば無個性で存在感のない人物になることができれば、

攻撃者はそもそもあなたを捉えることすらできなくなります。

服装も地味、挙動も目立たず平板で集団に溶け込んだ対象を、

刺激を求めている危険人物や交戦的な若者はわざわざターゲットに選びません。

(そうした考えを逆手に取ってくる攻撃者もいますが少数派です)

そこにいるのかいないのかさえわからない、まるで空気のような存在になれたなら、

それこそが究極の護身ということになるのかもしれませんね。

 

グレイマン・セオリー(Grey-man Theory)については以下の記事で詳しく解説しています。

↓ ↓ ↓

究極の現代サバイバル術”グレイマン・セオリー”とは何か

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ハワイ発祥のハイブリッド武術”カジュケンボ”が面白い

いつも心に1滴のハバネロソースを。どうもサイコ田中です。

この世界には様々な格闘技が存在しますが、既存の武術をいくつか組み合わせて生まれたものは珍しくありません。

日本生まれの格闘技としてあまりにも有名なキックボクシングは本来、

空手やムエタイ、ボクシングなどを複合的に組み合わせて生まれたものであり、

かの有名なブルース・リーが広めたジークンドーは、ベースとなる詠春拳に、

空手やボクシングはもちろん柔道にフェンシング、サバットなど様々な武道のエッセンスを加えて完成されたと言われています。

今回はそうした所謂”ハイブリッド型格闘技”の中でも特にユニークで実戦的な武術として、

ハワイ生まれの格闘技であるカジュケンボを紹介したいと思います。


カジュケンボ――その名前から見える特徴と歴史

カジュケンボ(日本ではハワイアン拳法とも)は、戦時下に置かれていた1940年代にハワイで生まれた格闘技であり、

アルファベットを用いて表記すると、“KaJuKenBo”となります。

勘のいい方はおわかりかもしれませんが、これは様々な格闘技から文字通り取ってつける形で出来た名称に他なりません。

Ka=Karate(空手)

Ju=Judo(柔道)

Ken=Kenpo(拳法)

Bo=Boxing(ボクシング)

以上4つの格闘技を組み合わせて出来たのがカジュケンボとされていますが、他にも柔術やエスクリマなど、

ここには含まれない格闘技からもヒントを得て作られているようです。

このように複合的な技術体系を持つに至った歴史的背景として、

複数名の創設者らがそれぞれ全く異なる格闘技をバックボーンとしていたことが明らかにされています。

総合格闘技でも打撃専門のコーチと、柔術などグラップリング担当の指導者に分かれていることがほとんどですが、

カジュケンボは現代の総合格闘技など存在しない時代からそのような指導方針を採用し、

身を守ること、厳しい状況を生きぬことに焦点を当てて発展・進化を遂げてきたという背景を持ちます。

そのため護身を目的にした運用での合理性と効率性は極めて高く、

クラヴ・マガなどに並ぶ信頼性の高い現代武道として無限の可能性を秘めていると言っても過言ではないでしょう。


カジュケンボのここが面白い(すごい)

カジュケンボには他の護身を目的とした武道にはない強みがあります。

ここではそんなカジュケンボの魅力を大きく3つの項目に分けてお話ししたいと思います。

それほどメジャーではないが実用的な格闘技を学びたいという方や、

人があんまり知らない技術体系を持った武道に興味をお持ちの方は参考になさってください。

 

身につくテクニックが道場(指導者)によって変わる

カジュケンボの大きな特徴の一つが、その高い自由度と独創性です。

指導者は自身で新たなテクニックを考案することを強く奨励されており、

空手や拳法などのように伝統や師弟関係に縛られることがありません。

これによって道場ごとに教える内容が違うという少々奇妙かつ新鮮な現象が起こります。

指導者がそれぞれのバックボーンにある格闘技のエッセンスをプラスして全く別のものとして昇華させていく例も珍しくは無いため、

カジュケンボに関しては、道場が違えば流派・スタイルが全く異なるものになると解釈したほうが無難でしょう。

そのような柔軟さと奇抜さは、他の武道にはなかなか見られない特徴であり強みです。

 

徹底的にリアリティを追求した指導方針

カジュケンボは時間制限やルールにより保護された試合を想定した技術体系ではなく、

「ファイトは常に不公平で非日常的なもの」という前提で指導されるため現実に即した内容となっています。

このためクラヴ・マガなどと同様に金的蹴りや喉への打撃など、

一切躊躇のない急所攻撃が当たり前のように基本テクニックとして組み込まれており、

刃物や銃といった凶器攻撃を想定したメソッドも確立されているため実用性は申し分ないと言えるでしょう。

危険な内容にも思えるカジュケンボですが、試合が行われる際にはきちんとグローブや防具を装着するため死人や怪我人が出るようなことはありません。

(大道塾空道に代表される着衣型総合格闘技に近い印象があります)

 

子供や女性・高齢者でも丁寧に指導が受けられる

ハードな印象の強いカジュケンボですが、多くの護身術や実践武道のようにハードルが高いということはなく、

小さな子供や女性、高齢者でも安全に技術を身に着けられる指導方針が確立されています。

直接打撃系の格闘技の多くは対象年齢を中学生以上とし、女性用のコースはそもそも存在すらしないことも珍しくはない中、

カジュケンボは非常にオープンかつリーズナブルなセミナーを開講している印象があります。

地元小学校への出張指導をはじめ、誰でも自由に参加できるセミナーも頻繁に催されており、

年齢や体力に合わせた指導が広く行き届いているため多くの武道にありがちな「近寄りがたさ」のようなものもありません。

子供や女性が楽しく安全に学べて、なおかつ実践的な格闘技というのは世界的に見ても非常に稀有な存在です。

本当に価値のあるものはなかなか表に出回らないと言われますが、カジュケンボはその代表的な例なのかもしれません。


日本で指導が受けられるのは岡山県・兵庫県

さて、そんな独自の魅力がいっぱいのカジュケンボですが、

現在日本で指導が受けられるのは岡山県と兵庫県の2県のみ(2020年2月現在)です。

首都圏の方は黙ってマガジムに通いましょう。

興味を持たれた方は以下のリンクから、最寄り道場の代表者様にお問い合わせください。

 

カジュケンボ・ジャパン兵庫支部(Facebook)

 

カジュケンボ・オカヤマ(公式HP)

 

現在私が確認できているのは以上2つの支部のみですが、

他にもありましたら是非コメント欄のほうでお知らせください。情報を追加させていただきます。

(お問い合わせ・苦情等につきましてはfujituboboyy0909@gmail.comまでお願いいたします)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

効果的なコンビネーションの組み立て方と応用

いつも心に1本のアドレナリンシリンジを。どうもサイコ田中です。

護身術は格闘技と違い、可能な限り短い時間で相手を圧倒する必要があります。

そこで大切になってくるのが、効率的にダメージを与えられるコンビネーションの組み立てです。

今回は身を守るために使えるコンビネーションの構成方法とその応用についてお話ししたいと思います。


ボディやローキックは効果が薄い

よくあるボクシングやキックボクシングのコンビネーションには、

必ずと言っていいほどボディ打ちやローキックが含まれます。

これには打つ高さを変えることで相手を幻惑し、注意力を逸らしたり意識を移動させるなどの効果がありますが、

路上のファイトではそれほど効果的とは言えません。

ルールのない路上のファイトで要求されるのは、

可能な限り短い時間で相手を圧倒し、なるべく早くその場を立ち去ることです。

殴り合いの光景を第三者に見られるのは好ましくありませんし、

相手をノックアウトした後もぼんやりしていると他の仲間や警察官が駆け付けてきます。

ファイトはどんなに長引いたとしても30秒、遅くとも1分以内に終結させる必要があります。

(これは自分が「やられる側」になったとしても同様です)

そのため一撃で相手を倒すことに直結しないボディ打ちやローキックではなく、

頭部や金的など、一般的に急所とされる部位を狙ったコンパクトかつスピーディな攻撃が最も有効です。

格闘技ではなく身を守ること、セルフディフェンスに特化したテクニックを身に着けるなら、

肘や膝など生まれつき固くて丈夫な部位を使った急所攻撃を重点的に練習しましょう。

 

人体の急所とその攻撃方法については、下の記事で詳しく解説しています。

↓ ↓ ↓

今日から始める護身術10【人体の急所】


瞬間的に相手を圧倒するコンビネーションの作り方

ここからは具体的に路上のファイトで相手を圧倒するコンビネーションを作るポイントを、

その応用方法も併せて紹介したいと思います。

格闘技などの知識や経験が無くても実践できる内容となっておりますので、

防犯、護身に興味をお持ちの方はぜひ参考になさってください。

 

人体の固い部位を連続的にぶつける

人の身体には鍛えなくても生まれつき固く丈夫な部位が存在します。

・肘(ヒジ)

・膝(ヒザ)

・額(おでこ)

これらの部位は非常に硬く丈夫であり、強くぶつけても負傷する心配がほとんどありません。

またいずれの部位も相手とかなり近い間合いで安全に運用できるため、

胸倉などを強く掴まれた状態や、壁に押し付けられた体勢からでも有効です。

まずはこれらの部位を相手の顔面等に全力で、立て続けに打ち込むことを優先しましょう。

これが一番簡単かつ効果的なコンビネーションの構成です。

(例:顔面へ頭突き→肘打ち×3回→腹部への膝蹴りでフィニッシュ)

 

急所への連続攻撃

シンプルに急所を立て続けに打つという構成方法も非常に有効です。

クラヴ・マガなどの技術体系にも見られるように、相手が倒れるまで執拗に急所を攻撃するのは、

少々やりすぎにも見えますが合理的かつ効率的です。

相手を倒すことに直結しない部位を力いっぱい叩いて体力を意味もなくロスするくらいなら、

絶対に効くとわかっている場所に全力の打撃を数回連続して加えるほうが遥かにスマートです。

またターゲットを急所だけ絞ることで迷いがなくなり、反応の遅れを回避できるという側面もあります。

(例:相手の首や肩口を手で押さえつけ、金的に3回以上全力の蹴りを加える)

 

プッシュ&プルで破壊力を底上げ

非力な女性でも瞬間的に高い攻撃力を発揮する方法があります。

それがプッシュ&プルという考え方です。

読んで字のごとく、押す動作と引く動作を組み合わせるだけですが、

物理的に衝突のエネルギーが増すため攻撃の破壊力がアップします。

相手をただ押さえつけて殴るよりも、相手の身体を強く引きつけながら打つほうが効きます。

もしも腕を強く引かれているような状況であれば、逆に相手の力を利用して、

身体ごとぶつかるようにして頭突きなどを食らわせると大ダメージになります。

押す力と引く力をうまく使って、フィジカル面での不利を埋められるコンビネーションを組み立ててみましょう。

(例:一度相手の身体を強く押し、相手が踏ん張って体勢を維持しようとしたところへ膝蹴りor頭突き)


相手によっては「やりすぎ」ぐらいが丁度いい

クラヴ・マガなどのコンビネーションを見ていると、

中には「やりすぎでは?」と思うほど激しいものも含まれていますが、

路上で身を守る上ではむしろそのぐらいが丁度いいのかもしれません。

基本的に自分より弱い相手は向こうから手を出しては来ません。

動物の生存競争に見られるように、狩りの獲物はいつも自分よりも小さく非力な対象のみと相場が決まっているからです(もちろん例外もあります)。

ケンカを売られた時点で恐らく向こうはあなたより体格もよく、腕力なども上回っていることでしょう。

このような相手を生半可な方法でどうにかするのは至難の業です。

あなたが拳銃やナイフを持っていない限り、フィジカル面で上回る相手を瞬時に圧倒することはできません。

明確な悪意や殺意を持った攻撃者を相手にした場面で、遠慮や躊躇は命取りです。

たとえ法廷のファイトであなたの負けになったとしても、「その場」を生き延びるためにはやむをえません。

相手を過剰に傷つける恐れがあったとしても、「やりすぎ」と感じるくらいの反撃が必要な場面があることをどうか覚えておいてください。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

【学生向け】ケンカが一番強いのは何部?【小ネタ】

いつも心に1本の万能防水スプレーを。どうもサイコ田中です。

突然ですが皆さんは学生時代、部活動はされていましたか?

そして学生の方は、現在どんな部活動に参加されていますか?

ゴリゴリの運動部にまったりとした文化部、怪しい同好会など……様々な選択肢があるかとは思いますが、

色々な部活の中でケンカが一番強いのは、何部だと思いますか?

今回はいつも真面目腐った記事ばかり書いている私自身の息抜きの意味も込めて、

実はケンカが一番強い(かもしれない)部活とその理由についてお話ししたいと思います。

(完全なネタ枠なので、興味のない方はブラウザバックしていただいて構いません)


帰宅部の戦闘力は計測不能!?

先に結論から申し上げますと、私自身は中学2年でテニス部を辞めてから高校卒業まで、

帰宅部員として過ごしていました(外部のジムで格闘技は習っていましたが)。

帰宅部員の恐ろしいところは、見えないところで何をしているか全くわからないところでしょう。

私は運動部に所属していませんでしたが週3回ジムに通ってハードワークに勤しんでいたため決して虚弱ではなく、

放課後の暇な時間は一心不乱にラバーナイフやカリスティックを振りまわす変人だったため、

見事に孤立しておりました(今でいうところの”ぼっち”と呼ばれる人種ですね)。

一般的な人が帰宅部員というものに抱いているイメージというのは、

・オタク気質

・コミュ障

・勉強やバイトが忙しい人

のような感じになると思うのですが、私のような変わり者が実在しているように、

「放課後どこで何をしているかわからない」というのは、結構恐ろしいことなのです。

現在学生という方は、絶対に帰宅部員を舐めてかかることなく、

社会人の方も、元帰宅部員という肩書の人を根拠もなく見下すのはやめましょう。

痛い目に遭うかもしれませんよ。


ケンカが一番強いのは何部?とその理由

ここからはランキング形式で一番強い部活動とその理由についてお話ししたいと思います。

冗談半分で書いていますので、肩の力を抜いて、参考程度に受け取っていただければ幸いです。

(とは言えあくまでも護身の観点から、可能な限り現実に即した内容でお送りしているつもりです)

 

第1位:陸上部(長距離)

意外に思われるかもしれませんが、恐らく1番強いのは陸上部員の方々です。おめでとうございます(?)

もしも部活動対抗のリアルファイトがバトルロイヤル形式で行われ、

「よーいドン」で始まるものであれば、まず間違いなく陸上長距離の選手が生き残ります。

答えは単純明快、絶対につかまらないからです。

どんなにフィジカルや瞬発力に自信のある他の運動部員が必死になっても、

毎日冗談みたいな長距離を当たり前のように走り、半ば無尽蔵のスタミナを持つ長距離ランナーには触れることさえできません。

比較的狭い空間で、逃げ場や隠れられる場所がなく「やるしかない」状況が強制されるなら話は別ですが、

屋外で、いくらでも逃げられる道が続いているとしたら、誰も陸上部員には追い付けません。

相手を倒すためにはまず、攻撃の射程圏内に対象をとらえる必要があります。

拳銃など飛び道具のない素手のリアルファイトであれば、そもそも身体に触れさせなかった者、

手の届く距離に相手を立たせなかった者が半自動的に勝者となります。

よって長距離を走るのが習慣になっている陸上部員(長距離選手)が最強と考えられます。

 

第2位:野球部

お察しの通り、野球部員の戦闘力は計り知れません。

毎日泥だらけになりながら白球を追い、決して軽くはないバットを振り続け、

ストイックに補強トレーニングもこなしているわけですから、弱いはずがありません。

毎日のようにボールを投げる動作を繰り返しているため肩の強さは折り紙付きであり、

走塁や守備では下半身の筋力もカギになるため足腰の強さも並み以上であることに疑いの余地はないでしょう。

一対一の殴り合いになったとしても、ファイト以外の局面での機動力といった観点で見ても、

野球部員と張り合える対象はかなり限定されると考えられます。

 

第3位:バスケ部・サッカー部

意外に思われるかもしれませんが、同率3位がバスケ部・サッカー部の皆さんです。

どちらも1回あたりの試合時間とその中での運動負荷が極めて高く(運動量が多い)、

俊敏な動きと当たり負けしないフィジカルの両方が求められるため、弱い理由が見当たりません。

特にサッカー部員のキック力は想像を絶しており、彼らに本気で蹴られた場合ただでは済まないことは明白であり、

バスケ部員らが持つ強靭かつ柔軟なバネは、パンチやキックなどの打撃力を大きく底上げします。

また野球部員と同様に、単純に脚を使って距離を取ったり、機動力で相手を翻弄することにも長けています。

その気になればファイトも出来るし、全力で逃げて相手をまくことも出来る。

バスケ部・サッカー部は、ともに万能型という位置づけになるかと思われます。

 

第4位:現代武道系(剣道・柔道など)

4位にランクインしているのが、いかにも強そうな武道系です。

剣道や柔道、空手などが典型的だと思われますが、

これらの部活はいずれも試合という限られた枠の中(ルールの範囲内)でしか力を発揮できず、

縛りのないリアルファイトという局面においては、あまりにも頼りない印象が拭えません。

まず剣道部員たちは竹刀を取り上げられると恐らく何もできなくなり、

柔道部員らはそもそも相手を掴めなければ話になりません。

空手や拳法も攻撃の届く範囲に相手が見えている必要があり、

いくらでも走って距離を置いたり、隠れたりできる局面では無力です。

「格闘技をやっている」などと聞かされると、いかにも喧嘩が強そうに感じてしまいますが、

それはあくまで一対一の殴り合いか、試合に近い形式でのファイトが成立すればの話です。

それらの前提が崩されてしまうような状況下においては、どんな強い格闘家もただの人に成り下がるほかありません。

(剣道部員が竹刀を構えても、野球部員らが金属バットを持って襲ってきたら全力で逃げるしかないのです)

 

第5位:その他

”その他”としてまとめてしまいましたが、

ここには他の球技系の部活(テニス・ハンドボールなど)や、文化部などが入っています。

まず野球・サッカー・バスケ以外の球技には突出した強みがなく、

ファイトという極限状態を想定した場合にはあまりにも非力です。何も突破口が見当たりません。

(現在在籍中の方や過去にそれらの部活動に参加されていた方には申し訳ありません)

唯一の例外はバレー部です。

圧倒的な身長の高さに全身のバネ、「転ぶことが前提」という激しさなど、

バスケ部員らと比較しても大差ないほどの強さと可能性を感じさせることは確かですが、

長い距離を走ったり、瞬間的に相手を圧倒するパワーが発揮できるかと問われると難しくなります。

またボールを腕や体全体で受け止めることに慣れているというのは喧嘩の強さに繋がるようですが、

拳で顔面を殴られる痛みや恐怖を乗り越えられるとも思えません。

(そういった意味ではやたらとボールが硬くて重い野球やバスケでは、タフネスが磨かれるという見方も出来ます)

同様に文化部もこれといったアドバンテージがなく、運動習慣もほぼ無いと考えられるため致命的と言うほかありません。

ただ上に述べた通り、文化部員や帰宅部員は見えないところで何をしているか全くわからないため、

その秘めたる能力は未知数と考えるべきでしょう。


相撲部・ラグビー部は文字通り規格外

あまりにもスケールが違いすぎるうえにそれほど一般的ではないため上には挙げなかった例として、

相撲部・ラグビー部があります。

これらの部活動に従事する人間は言うまでもなくフィジカルの塊、

控えめに言っても”怪物”ばかりであり、一対一の局面ならばまず勝ち目はありません。秒殺されます。

ラグビー部員のスタミナと機動力は想像を絶し、原付並みの突進力とタフネスで襲われるのですからたまったものではありません。

また相撲部員たちも見ての通りの巨漢ぞろいであり、分厚い肉の下には強靭な筋肉が埋まっているわけですから、

「動けるデブ」などというレベルではありません。むしろ「人間の形をした装甲車」です。

絶対に譲れない事情でもない限り、これらの人種に喧嘩を売ることは許されません。自殺行為です。

また一目でそれとわかる特徴を備えた人物(坊主頭・胸板が厚い・お尻が大きいetc)とトラブルになってしまったときは、

どんな手を使ってでもリアルファイトだけは回避しましょう。命はありません。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今日から始める護身術26【掌底打ちの使い方】

いつも心に1通のブラックメールを。どうもサイコ田中です。

今回はシリーズ「今日から始める護身術」の第26回として、

護身術におけるメジャーなテクニックの一つである掌底打ちの安全な使い方についてお話しします。


ビンタや張り手と混同されがちだが……

掌底打ちがどういうものかあまりイメージが沸かないという方のために簡単に説明すると、

「いわゆるビンタや相撲における張り手のようなものです」ということになるのですが、

実際は全く似て非なるものです。

相撲の張り手は確かに掌底打ちには違いありませんが、護身を目的とした運用方法ではありませんし、

ビンタは手のひらで叩くだけなので相手を倒す力はありません。

掌底とは文字通り手のひらの底の部分――親指の付け根当たりの肉が厚く盛り上がった部分での打撃を指します。

手のひら全体で相手を押したり叩いたりするテクニックではありませんので、

ビンタや張り手などと混同しないよう十分注意が必要です。

(とはいえ力の強い人が繰り出せばビンタも張り手も一撃必殺の破壊力になる可能性はありますので侮れません)


正しい掌底打ちの使い方と注意点

ここからは実際に正しい掌底打ちの使い方とそのデメリットについてお話しします。

格闘技の経験や護身術の知識が全くない方にもわかりやすく説明していますので、

身を守ることや防犯に興味のある方はぜひ参考になさってください。

 

基本フォームと安全な打ち方

まず正しい掌底打ちを繰り出すための基本姿勢として、

立ち方から見ていきましょう。

利き腕側の足を半歩から一歩後ろに引いて半身を切り、ゆるく開いた両手を顔の前に構えます。

(いわゆるファイティングポーズは相手を刺激するため好ましくありません)

ここから相撲の張り手をイメージして手のひらを前に突き出すのが基本的な打ち方ですが、

・指は軽く折り曲げて

・手首に近いところを突き出すイメージで

・下から上に突き上げるようにして

打つように心がけていきましょう。

 

指をまっすぐ伸ばして指先にまで力を入れてしまうと、

うまく掌底部分を突き出すことができません。(実際にやってみるとわかることですが)

人差し指から小指は軽く曲げて爪が前を向くようにし、親指を手の甲の方向に強く引きつけるようにすると安定します。

慣れていないとどうしても手のひらの中心から指のあたりをぶつけしまいがちですが、

これでは相手に効かないうえに怪我をするリスクも高まるため、しっかり手首に近いところを突き出すようにイメージしましょう。

打つ際には相手の顎や鼻を下から突き上げるイメージで、真っ直ぐではなくやや角度をつけて打ち上げると効果的です。

 

掌底を打つ際の注意点とデメリット

掌底打ちは直感的に繰り出せるうえに人体の構造上理にかなった攻撃手段ですが、

いくつかの注意点を抑えていないと逆効果になる可能性があります。

まず掌底はパンチと違って手を開いた状態での打撃になるため、

自分自身の指を傷めたり、相手の目に指を入れてしまう恐れがあるため注意が必要です。

また掌底はパンチのように点ではなく面を打ち抜く技術であるため、

当たり所が悪いと相手に想像以上のダメージを負わせてしまうリスクがあります。

実は昨今の研究により、総合格闘技で使われる小さなグローブ(オープンフィンガーグローブ)よりも、

ボクシングで使われる比較的表面積の大きいグローブのほうが殺傷力が高くなる可能性があることがわかっています。

(これについてはきちんと物理法則を使って説明ができるのですが、複雑な話になるためここでは割愛させていただきます)

拳の骨を直接ぶつけるパンチよりも、掌底打ちのほうが衝撃の加わる面積が広くなるため、

実際に脳へ与える影響は掌底打ちのほうが高くなると考えられます。

安易に掌底を繰り出してしまった場合、運よく相手の動きを止めることができても、

脳をはじめ四肢に障害が残ったり、最悪の場合命を落とす可能性があるということです。

(命に関わる怪我になる可能性は掌底のみならず全ての打撃テクニックに共通することですが)

 

自己防衛の目的で掌底打ちを用いる際はこれらのリスクを十分考慮したうえで、

過剰防衛に問われたり相手を必要以上に傷つけることの無いよう注意が必要です。


”不意打ち”の練習を忘れずに

こういうことを書くと「頭おかしいんじゃないの?」と突っ込まれてしまいそうなのですが、

護身用のテクニックを正しく効果的に用いるためのポイントは、

・相手に心の準備をさせないこと

・見えにくい角度から急所を打つこと

です。

鏡の前で掌底打ちなりパンチの練習を繰り返すのはとても大切ですし、

サンドバッグを叩くのも効果的なトレーニングには違いありませんが、

身を守るのが目的ならば、しっかりと”不意打ち”の練習もしておく必要があります。

例えば掌底であれば手のひらを相手に見せて降参するようなポーズから、

いきなり掌底を突き出してダッシュで逃げるという動作を繰り返してもいいでしょう。

腕を組んで相手の話を聞くふりをしながら、いきなり左右のパンチをコンビネーションで繰り出す動きを繰り返すのも効果的です。

互いにファイティングポーズを取った状態でスタートするリアルファイトはほとんど起こりえません。

(今日までの私自身の経験上はまだ一度もありません)

ゴングが鳴るスポーツとしての格闘技などとは違い、

路上では相手と向かい合った瞬間からファイトは既に始まっています。

いつでも自分が危害を加えられる(被害者になる)可能性があるということを忘れず、

少しでも身の危険を感じたときには対処できる心構えが何よりも大切です。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

”逃げ場のない場所”を回避するために知っておくべきこと

いつも心に1本の錆びついた物干し竿を。どうもサイコ田中です。

身を守るために大切なことは、とにかく危険な相手や場所から距離を置くことです。

嫌な感じがする場所からは速やかに離れ、危ない雰囲気の相手とは目を合わせないことが大前提ですが、

どうやっても”逃げられない場所”というのは存在します。

今回はそうした”逃げ場のない場所”の具体的な例と、

効率的な回避方法、脱出テクニックについてお話ししたいと思います。


「危ない場所には近づかない」が基本

小学生でもわかることだとは思いますが、

「ここは危ない」「近づいてはいけない」と言われる場所には必ず理由があります。

そのような場所に自分から足を踏み入れておいて犯罪被害に遭うなどしても、

残念ながらそれは自業自得でしかなく、当然の結果と言うほかありません。

治安が悪いとされている場所や、周囲の人が近づくことを止めるような場所には、

差し迫った事情がない限り自ら足を踏み入れるべきではありません。

また黒塗りの高級車が何台も停まっている飲食店やバーなど、

直感的に危険を感じるような場所にも近づいてはいけません。

身近な人がそのような場所に入っていこうとしている時は、きちんと理由を説明して制止する姿勢も大切です。


”逃げ場のない場所”の共通点と回避方法

ここではいわゆる”逃げ場のない場所”に共通するポイントと、

それらを踏まえた効果的な回避テクニックを紹介したいと思います。

具体的な例を挙げて解説しているので、治安のよくない地域にお住まいの方や、

身辺に不安を感じるという方はぜひ参考になさってください。

 

出入口が一つしかない閉所

出入口が一つしかなく狭い空間というのは護身・防犯の観点から非常にリスクが高いと言えます。

このような場所の具体例は、

・トイレ

・エレベーター

・電車の車内

などが挙げられます。

これらの場所が抱える致命的なリスクは、

「一つしかない出入口を塞がれると逃げ場がなくなる」ということです。

例えばトイレの中で攻撃者に襲われた場合、もう一人に出入口を抑えられると逃走経路がなくなり、

「やるしかない」状況に追い込まれてしまいます。

エレベーターも同様にして動いている最中は絶対にドアが開かないため攻撃を受けると致命的であり、

更に電車は次の停車駅まで1分以上あると無傷で生き残るのがかなり困難になります。

このような出入口が一つしかない閉所に近づく際には周辺の状況を注意深く観察し、

少しでも違和感を覚えた場合はそこへ入ることを回避するのが無難です。

(少なくとも「入ってしまった時点で負け」という状況は回避できます)

また危機回避能力を駆使しても回避できない予測不能なトラブルに見舞われても、

トイレには個室があり、エレベーターと電車には必ず非常停止ボタンがあります。

使えるものは何でも使って、一分一秒でも長く生き延びるために全力を尽くしましょう。

 

一方通行になっている閉所

一方通行の構造になっている空間や狭い通路も非常に危険です。

・階段

・エスカレーター

・狭い廊下や路地など

がこれに該当する例として挙げられます。

階段とエスカレーターは上下を抑えられると逃げ場がなくなり、

廊下や路地も同様に前後を塞がれるとどうしようもなくなってしまいます。

このような場所を歩く際には背後だけでなく前方にも注意を向け、

危険を感じた場合は近づかない、一度立ち止まるなどの工夫が必要です。

特に狭い路地などで攻撃を受けた場合は目撃者もおらず、助けを呼ぶことも出来ないためリスクは計り知れません。

昼夜を問わず近道や抜け道は極力使わず、交通量が多くある程度人の姿が見える大きな道を通ることが肝要です。

特に女性の場合は、完全に一人になる時間を極力短くすることを心がけ、

歩きスマホやイヤホンで音楽を聴くなど、視野が狭くなり注意力が低下するような状況を自分で作らない工夫が必要です。

 

遮蔽物(目隠し)になるものが多い場所

簡単に言うと、見通しが悪く周囲から見えにくい場所ということです。

こうした空間は防犯上極めてリスクが高く、何が起きてもおかしくないと言っても過言ではありません。

・立体駐車場

・背の高い木々に囲まれた公園

・陸橋または高架下

このような場所は犯罪者や危険な思想を持った人間にとって理想的なロケーションであり、

あらゆる犯罪被害の可能性が想定されます。

立体駐車場のように薄暗く見通しの悪い場所では、停められている車の陰や車内で何かが起きても周囲の人はほとんど気が付きません。

木々に囲まれた公園や高架下も死角になる場所が多いため目撃者が極端に少なくなる傾向にあり大変危険です。

このような場所には近づかないことが一番であり、

もしもやむを得ず足を踏み入れることになった場合は周囲に十分警戒し、確実な逃走経路を最低でも2つは確保しておく必要があります。

また立体駐車場で攻撃を受けた場合はクラクションや盗難防止装置を鳴らすことで周囲に危険を知らせることができ、

公園や高架下のような人目につかない空間ではGPSをONにした携帯電話をすぐに警察等に連絡できる状態にして持っておけば安心です。


”普通の場所”が危険な場所になる可能性も

昨今では路上で無差別殺傷事件が起きるといったケースも決して珍しくはありません。

危険な場所に近づかないなど危機管理能力を高める努力は大切ですが、

テロなど想像を超えた非常事態に対する備えも必要です。

危険な場所を回避したからと言って「ここは絶対に安全」などということはあり得ません。

日本がいかに治安の良い国でも、凶悪犯罪が起こる可能性は決して無視できるものではなく、

常に自分や自分の身近な人が被害に遭う恐れがあることを忘れてはいけません。

犠牲者にならないために大切なことは、

・危険な場所に近づかない

・自分は大丈夫だと決めつけない

・逃げられるときは逃げることを優先する

の3つです。

防犯・護身にそこまで興味が無いという方も、この3つだけは必ず覚えておいてください。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

身近なもので身を守る【女性の持ち物編】

いつも心に1人前のひつまぶしを。どうもサイコ田中です。

今回はシリーズ「身近なもので身を守る」の特別編として(特別なことは特にありませんが)、

女性の持ち物の中で武器として使えるアイテムを紹介したいと思います。


女性ならではの視点を武器に

とても大切なことですので最初にお断りしておきますが、

私自身は男性です。よって本来女性向けの護身テクニックを堂々と語れるような立場ではありません。

ですが今日までの経験上、「これは性別年齢問わず使えるのでは?」というアイデアをいくつか知っていることは確かです。

ここで紹介するのはあくまで男性の視点で、男性の視点から有効と判断されたテクニックにすぎません。

本当に女性にとって役立つ護身術を学ぶのであれば、しっかり女性としてのライフスタイルを確立し、

女性特有の価値観を持った女性の指導者を探すのが一番です。

女性はフィジカルなどの観点から、男性に比べると不利な点があること確かです。

ですがそれらの不利な点を補える「女性ならではの武器」も必ず見つかるはずです。

女性の皆さんにはぜひ、男性には無い感覚や視点で身を守るアイデアを身に着けて、

自分らしい生き方を手に入れてほしいと思います。


武器として使える女性の持ち物5選

ここでは女性の持ち物の中で身を守ることに役立つアイテムを5つ紹介したいと思います。

女性だからこそ有効なテクニックはもちろん、男性にとっても有用なアイデアを取り上げています。

身を守ることに興味をお持ちの方は、ぜひ参考になさってください。

 

ハンドクリーム(ワセリンなど)

お肌のケアを欠かさないという方はハンドクリームを日常的に携行されているかもしれません。

「クリームをどうやって武器に?」と思われるかもしれませんが、直接相手を攻撃することに使うのではなく、

肌に塗ることで潤滑剤として活用します。

身の危険を感じたとき、腕など肌の露出した部位になるべく沢山塗り込むことで、

簡単に腕などを掴ませなくすることができます。

緊迫した場面ではそこまで頭が回らないかもしれませんが、

人は不安を感じると自分の体に触れる習性があります。

その習性を利用して一緒にクリームを塗りこんでおけば、とりあえずその場しのぎにはなるでしょう。

(ベタベタして気持ち悪いかもしれませんが、犯罪被害に遭うリスクに比べればずっとマシなはずです)

 

口紅・リップクリーム

強く握りこんで殴打すると普通に痛いうえに、口紅のように色のついているものの場合、

相手の衣服に擦り付けることで、防犯用カラーボール等と同様の犯罪抑止力が得られます。

口紅の場合はキャップを外して相手の身体に押し付けるようにするといいでしょう。

(相手が白いシャツなど汚れの目立つ服装の場合は効果抜群です)

またリップクリームはハンドクリームと同様に手首などに塗り込むことで掴まれるリスクを軽減できます。

 

ハンカチ

お洒落な女性のマストアイテム(?)、ハンカチも使いようによっては身を守ることに役立ちます。

相手の顔に投げつけたり手首を縛ったりするというテクニックが一般的ですが、

女性の場合は、その場に落とすだけで武器になるかもしれません。

相手が痴漢などの変質者の場合、必ずと言っていいほど女性の持ち物に一定の興味を示す傾向にあります。

そこでわざとハンカチのような小物を落として注意を逸らし、ダッシュで逃げたり身を隠すという方法が有効と考えられます。

特に目立つ色合いのハンカチや、変わった柄の入ったハンドタオルなどは目を引きやすく、

拾うために屈んだ相手の顔面に全力で蹴りを入れるという乱暴極まりないオプションもあります。

(実力行使はあくまでも最終手段です。可能な限り誰も傷つけない自己防衛を目指しましょう)

 

マイボトル

マイボトルに暖かい飲み物を入れて持ち歩いているという女性も多いのではないでしょうか。

水筒のようにある程度の長さと重さがあるものは全力で振り回せば武器になります。

特に金属製のものは耐久力にも優れ固さも申し分ないため非常に強力と言えます。

単純に中の液体を顔などにぶちまけるという攻撃手段もあります。

 

香水・化粧水などの液体

マイボトルの中身をぶちまけるという攻撃方法にも繋がる部分ですが、

基本的に人は得体の知れない液体をかけられるとパニックになって一瞬動きが止まる傾向にあります。

特に香水や化粧水など匂いが強く、目に入ると染みるようなものの効果は絶大で、

場合によっては催涙スプレー等と変わらない強力な抑止力として機能する可能性があります。

香水などの液体類を常に携行しているのであれば、覚えておいて損はないテクニックでしょう。

(スプレータイプのものが扱いやすいためオススメです)


女子力と危機管理能力を向上させるために

”女子力”などという単語を巷ではよく耳にしますが、

ぜひ女性の皆さんには女子力だけでなく個人の危機管理能力も向上させてほしいと思います。

日本は世界的に見ても治安が良く、犯罪件数なども極めて少ない傾向にあることは確かですが、

女性を狙った卑劣な犯罪は後を絶ちません。

「自分は大丈夫」などと根拠もなく楽観視することはやめて、実際に女性が被害に遭った事件等の報道を、

自分に当てはめて受け止めるといった姿勢が大切です。

また上に述べたような身近なアイテムを使った防犯テクニックを身に着けることはもちろん、

普段から身体を動かしたり、軽い筋トレを取り入れるなどフィジカル面でのアプローチも重要です。

メイクやファッション等にこだわって女子力を磨くのも素敵な試みですが、

いざという時自分で自分を守れる強さも磨いておくと、より充実した日々を送れることでしょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

【一人で出来る】”10秒ルール”で高効率ワークアウト

いつも心に1人の屈強な農夫を。どうもサイコ田中です。

護身術を学ぶにあたり知っておくべき重要なルールはいくつかありますが、

特にリアルファイトにおいて重要と考えられるもののなかに、

”10秒ルール”というものが存在します。

今回はその”10秒ルール”に基づいた効率の高いトレーニングを紹介したいと思います。


リアルファイトは10秒以内に終わる?

一般的なリアルファイトは、5秒から10秒という非常に短い時間で決着がつくとされています。

どんなに長引いたとしても20秒から30秒という時間で勝敗は決まります。

言い換えれば、勝敗に関係なくファイトは10秒で終わるということです。

(勝敗に関係なく、という部分が非常に重要です)

最初の1秒から3秒ほどで相手があなたをターゲットとして選び、

それから1秒足らずで具体的なアクションに移ります(服を掴む、殴りかかるetc…)。

相手の動きを見て反応し、抵抗を試みるのに約1秒。

つかみ合いなどの時間がなく、両者が全力で相手を倒しにかかった場合、そこから更に2秒ほどで決着がつきます。

大切なことは、相手の動きを見てからの反応を可能な限り最適化し、無駄な動きと思考を減らすことです。

相手の視線や言葉などから、リアルファイトに発展する可能性を少しでも感じたなら、

すぐに頭を守れるように心の準備をすること、すぐに反撃できる体勢を作ることが肝要です。

例え相手が女性や酔っ払いでも、ぼんやりしていると致命的な一撃を食らって立て直すのが困難になります。

もしも路上で対人トラブルに巻き込まれた場合は、一瞬でも相手の動きから目を逸らすことなく、

すぐに逃げるのが困難だと判断されるような局面では、殴られる覚悟だけでなく、

全力で相手を殴る覚悟も必要です。

(暴力は犯罪に相違ありませんが、生き残るために手段を選べない場面があることも事実です)


”10秒ルール”を活かした高効率トレーニング

ここからはリアルファイトの”10秒ルール”に基づいた効率的なトレーニングの方法を、

実際に私が取り組んでいるものも含めて3つ紹介したいと思います。

”10秒ルール”という名前からわかる通り、非常に短い時間で行えるうえに、自由度の高い内容となっています。

自身の体力や時間の使い方と相談しながら、自分に合ったトレーニングメニューを組み立てていきましょう。

***記事のタイトルにもある通り、一人で安全に行える内容となっていますが、

しっかりとウォーミングアップ及び準備運動を行い、無理せず自分のペースで取り組んでください。

 

30秒の全力シャドーでアグレッシブに鍛える

上に述べた通り、路上のファイトはどんなに長引いたとしても30秒以内に終わります。

(終わらせなくてはならない、と言い換えてもいいかもしれません)

よってボクサーや総合格闘家のように、3分4ラウンドとか、5分3ラウンドのような時間の区切り方ではなく、

30秒から1分という短い時間で一気に心拍数を上げていくシャドーボクシングが有効です。

格闘技の経験などなく、パンチやキックのフォームが滅茶苦茶でも全く問題はありません。

大切なことは、30秒なら30秒、1分なら1分という短い時間の中で、

目の前の相手を本気で倒すために全力で動くことです。

自分に危害を加えてくる相手の姿をなるべくリアルに思い描き、

生き残るために自分ができる攻撃を絶え間なく繰り返してください。

肘打ちでも、頭突きでも、膝蹴りでもなんでも構いません。

ポイントは、短時間に心拍数を上げて一気にアドレナリンを出していくことです。

こうしたアグレッシブなワークアウトは、身体だけでなく内面も強くします。

「負けたくない」「生き残りたい」という気持ちを奮い立たせて、自分から攻撃的(積極的)になる感覚を身につけましょう。

 

100メートルダッシュで速筋優位の強いカラダに

ある程度体重があり、身体を絞る必要がある場合は別ですが、

セルフディフェンスを想定するなら長い距離をダラダラと走る意味はあまりありません。

繰り返しになりますが、路上のファイトは超短期決戦です。ラウンド制のルールがあるファイトとは違います。

戦うにしても逃げるにしても、短い時間に大きな力を発揮できなければ勝機はありません。

”逃げる”という部分にフォーカスした時、最も効率的なワークアウトは短距離ダッシュ一択です。

100メートルから200メートルの距離を、とにかく死に物狂いで走りましょう。

攻撃者に追われている場面を想像してもいいでしょうし、明確なタイムを目標に掲げてもいいでしょう。

100メートル程度の距離なら10本、150メートル以上なら5本を目安に、

30秒から1分のインターバルを置いてダッシュを繰り返しましょう。

慣れてきたら距離の長い坂道を探して、上り坂を全力ダッシュするのも非常に効果的です。

 

シャドーとダッシュを組み合わせて強度アップ

私が実際に取り組んでいるメニューとして、

上で紹介した2つのメニューを組み合わせた高強度の心肺系トレーニングが挙げられます。

やり方はいたって簡単、

全力シャドーを30秒から1分ののち、間髪入れずに100メートルをダッシュするだけです。

リアルファイトでは、相手をノックアウトした直後に現場から速やかに離れる必要があります。

(仲間を呼ばれる、警察に現場を押さえられるetc…現場にとどまるメリットは全くありません)

よってファイトの局面(シャドー)と現場から離れるための動き(ダッシュ)を組み合わせたこのメニューは、

最もリアルファイトの現実に即した内容と言っても過言ではありません。

極めて強度の高い内容のため、スタミナが無ければ最初の1セットでバテて動けなくなるかもしれません。

ですが強度が高い分だけ効率もよく短時間で追い込めることは確かです。本気で強くなりたいなら、取り組まない手はありません。

(怪我の無いよう、自身の体調や基礎体力などを十分考慮した上で、安全に配慮して行ってください)


極限状態では体感時間が長くなる

一般的なリアルファイトは10秒以内に終わると述べましたが、

路上のファイトに関わらず極限状態において人の体感時間は2倍から3倍に引き延ばされます。

(命の危険など差し迫った場面においては5倍から10倍にまで膨れがるとも言われます)

たった10秒間でも、20秒から30秒、場合によっては1分以上にも感じられるということです。

全力シャドーの時間を30秒から1分に設定する理由は、この体感時間の変化によるものに他なりません。

「ファイトが10秒で終わるなら、シャドーも10秒でいいんじゃ?」と思ってしまいがちですが、

体感時間が長くなることを考慮しなければ、すぐにスタミナ切れを起こして動けなくなってしまいます。

ストップウォッチを見たとき、「まだ10秒!?」と思ってしまうような圧倒的高強度の動作を、

30秒から1分は継続できなければファイトに対応できる基礎体力は身に付きません。

全力シャドーを行う際は1ラウンド1ラウンドに100パーセントのエネルギーを注ぎ、

30秒が1分にも、2分にも感じるような密度の濃い内容にするよう心がけていきましょう。

100メートルダッシュの時もただ漫然と走るのではなく、トラブルの現場から逃げることをなるべくリアルにイメージし、

高いストレスと緊張感の中でも普段通りの動きができるようなイメージを作ることが大切です。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

近親者による暴力(DV)と向き合う際の5つのポイント

いつも心に一粒の鎮痛剤を。どうもサイコ田中です。

当ブログでは主に第三者――すなわち見ず知らずの第三者による暴力に対抗する術をお伝えしていますが、

近年は配偶者や近親者による暴力(DV:Domestic Violence)も大きな問題になりつつあります。

今回は現代護身術の考え方に基づき、

親しい間柄にある人物からの暴力と向き合う際に抑えるべきポイントについてお話ししたいと思います。


まずは相手と距離を置くことから

最初に一番大切なことをお伝えします。

もしもこの記事を読んでくださっているあなたが現在近親者から暴力を受けているなら、

今すぐにそこから離れてください。

身を守るために最も重要なことは、目の前に差し迫った危険や攻撃者から距離を置くことです。

家族や恋人から暴行を受け続けていると思考がネガティブな方向に傾き、

「ここからは逃げられない」「誰も助けてくれない」と考えてしまいがちですが、

それはただの錯覚、思い込みです。

DVの相談窓口は全国の地方自治体に設置されており、

事情を話せばカウンセラーや保護施設(シェルター)などの紹介を受けることができます。

また現実に命に関わるような激しい暴力の危険に晒されているなら、

相手が恋人であれ何であれ、速やかに警察へ届け出ましょう。

あなたの大切な人生を言葉や行為で脅かす相手はもはや家族でも恋人でもありません。

そうした対象は紛れもなく攻撃者・犯罪者です。

どんなに相手を愛していたとしても、近くにいるべきではありません。


DVと向き合うための5つのポイント

ここでは現代護身術の観点から、近親者間暴力(DV)と向き合う際に注意すべきポイントについて、

5つの項目に分けてお話ししたいと思います。

家庭内暴力、デートDVなど、あらゆるシチュエーションに対応可能な考え方となっておりますので、

性別や年齢を問わず近親者による暴力にお悩みの方はぜひ参考になさってください。

 

相手との「距離感」に注意する

親しい間柄にある相手だからこそ注意すべきなのが、距離感の保ち方です。

家族や恋人ですから、手の届く距離や、場合によっては息がかかるような距離にいても不思議ではありません。

しかし護身の観点においてそのような距離は、

「いつ殴られてもおかしくない距離」に相違なく、大変危険です。

過去に一度でも手を上げられたことがあるならば、

身を守るのに最低限の距離を保つ工夫が必要です。

また物理的な距離感だけでなく、精神的な距離感も非常に重要です。

あなたを必要以上に束縛したり、プライバシーを侵害するような言動を見せるような相手からは、

速やかに距離を置くことをお勧めします。

 

逃げ場のない場面では助けを呼ぶ

相手が近親者であるからこそ必ず付きまとうのが、

「逃げるのが困難な場面での暴行」です。

例えば車の車内での暴行などは典型的であり、避けようがないと言っても過言ではありません。

こうした逃げ場のない状況下での暴行に対処する際に重要なことは、

そこで「もうダメだ」と思って諦めたり、我慢したりしないで、

誰か他の人に助けを求めることです。

車の車内であっても、まったく人通りのない夜の森でもない限り、

クラクションを鳴らせば誰かが異常に気が付きます。

自分が運転席にいるなら両腕で頭を保護しながら肘でステアリングを強く押し込み、

助手席なら運転席側に身を乗り出して、力の続く限りクラクションを鳴らし続けましょう。

この他にもエレベーターであれば非常用のボタンが設置されていますし、

マンション等の室内でもカギのかかるトイレや浴室などに逃げ込めば安全を確保できます。

相手の暴行により負傷した場合は迷わず救急車を呼び、

強い身の危険を感じたときは、速やかに警察へ通報しましょう。(これで相手にも逃げ場がなくなります)

 

相手とのやり取りを記録しておく

痴漢などの被害に遭った際にも有効な対処法として、

相手とのやり取りを映像や音声という形でしっかり記録しておくということが挙げられます。

法的に強力な証拠となる上に、自治体または民間の支援機関を利用する際にも参考資料として提出することができます。

証拠を残す場合に気を付けなくてはならないことは、

相手に見つからない方法で記録することと、

闇雲に証拠を突き付けて相手を恫喝ないし脅迫しないことです。

もしも相手に記録を残したことを知られた場合のリスクは計り知れません。

証拠を消されるだけでなく、そのことがきっかけで暴行がエスカレートする可能性は極めて高いと考えられます。

映像や音声を残す際は記録媒体を慎重に扱い、しっかりとパスワード等でロックしたコピーを最低でも2つは確保しましょう。

また証拠材料を使って相手を追い詰める行為も同様にして火に油でしかなく、

あなた自身が脅迫や恫喝で訴えられる可能性も無視できないため好ましくありません。

 

いつでも逃げられる準備をしておく

家庭内暴力の場合は社会的な背景から困難なことも多いかもしれませんが、

デートDVなどの場合であれば、いつでも「その場から逃げる」という選択肢は有効です。

たとえそこが飲食店の店内でも、映画館でも動物園でも、

ダッシュで逃げるという至ってシンプルな対処法があることは言うまでもありません。

相手から走って逃げる際に気を付けるべきポイントは、

・走れる服装であること

・相手に手などをつかませない

・必要であれば声を上げる

という3点です。

まず高いヒールや丈の長いスカートなど、走れない服装は好ましくありません。

例えデートでも履き慣れたスニーカーや激しい動きに対応した服装を選ぶべきです。

また相手に手などをつかまれた状態では逃げようにも逃げられません。

安易に相手と手をつないだりせず、後ろから髪の毛を掴まれたりしないよう、

なるべく相手の真横か少し後ろを歩くようにしましょう。

最後に、どうしようもなくなったら大声を上げてください。

声を上げながら全力ダッシュしている女性を放っておく人はいません。必ず誰かが助けてくれます。

 

「やるしかない」ときはまず頭を守る

相手が実際に暴力を振るってくるようなときは、

とにかく頭を守ることが大切です。

両手で頭を抱え込むようにして、後頭部とこめかみを腕で、顎を肩で隠すようにしましょう。

間に合わなければ、顎を引いて(自分の胸元を見るようにして)肩をすくめるだけでもダメージを軽減できます。

頭を守ることは大切ですが、ただガードを固めているだけは文字通り防戦一方です。

頭を守りながら、周辺で武器になりそうなものを探し、何かあれば手に取って振り回すなり投げるなりしましょう。

また周囲の人間に気づかれないよう顔ではなく腹部などを狙って攻撃してくるような陰湿なケースでは、

胸の前に大きめのクッションを抱えたり、お腹の前で腕を組むなどの対処法が考えられます。

本当にどうしようもないときは、とにかく相手に抱き着くというワイルドカードもあります。

相手の肩の向こうに顔を出すか、胸元に顔をうずめるようにすることで、

直接腹部や顔面を殴打されるリスクが大幅に軽減します。

そのまま押し倒されたり投げ飛ばされたりしないよう軽く膝を曲げ、腰を落とすのがポイントです。

(ずっと抱き着いていても状況は打開できません。クリンチはあくまでもその場しのぎです)


一人で悩まず相談する勇気を

ありふれた言い回しになってしまいますが、

現在DVの被害に遭われている方は、一人で悩まず誰かに相談しましょう。

繰り返しになりますが、昨今はDVの大きな社会問題化に伴い、

全国の地方自治体に相談窓口が設置され、保護施設などとの連携もスムーズになりつつあります。

警察へ届け出るのが社会的または精神的に困難でも、そうした相談窓口の利用だけでも検討する価値は大いにあります。

近親者からの言葉や行為による暴力は、面識のない第三者からのそれとは比較にならないダメージが伴います。

「逃げられない」「助けてと言えない」「離れるわけにはいかない」……目の前の現実は苦痛で絶望的なものに見えるかもしれませんが、

あなたには必ず救われる道があります。

今すぐに相手と距離を置いたり直接話し合ったりするのが困難でも、

まずは電話で相談するところから始めてみませんか?

 

DV相談ナビ(内閣府・男女共同参画局)

 

あなたの人生は一度きりで、あなただけのものです。

誰にもあなたの生活や価値観、存在そのものを脅かす権利はありません。

当ブログでは、すべての人が自分らしく生きられるよう、ヒントとなる情報を他にも多数提供しています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

護身術を学ぶ上で絶対に理解しておきたい2大原則

いつも心に1丁のダブルバレル・ショットガンを。どうもサイコ田中です。

護身術と聞くと、ほとんどの人は力を使わず相手を倒す魔法のようなテクニックを思い浮かべるかもしれませんが、

それは全く現実的ではありません。

フィジカルや運動神経に依存しない技術体系は理想的なものですが、

やはり身を守るためにある程度の身体能力とテクニックは求められます。

今回はそうしたフィジカルとテクニックの大切さを、

あらゆる護身術の根底にある2つの原則に沿って解説したいと思います。


身を守ること=ファイトに勝つことではない

日本という国は良くも悪くも典型的な法治国家であり、

法律に守られているという側面と、縛られているという両方の側面があります。

現在の法律では基本的に手を出した時点で暴行罪が成立するため、

危害を加えられる恐れのある場面でも迂闊に手が出せませんし、

自分が加害者になることを避けるためには逃げる以外の選択肢がありません。

もしリアルファイトに発展して相手を無事に制圧できたとしても、

法廷でのファイトではあなたの負けになる可能性すらあるのです。

大切なことは、必ずしも相手を倒すことが身を守ることに直結するわけではないということです。

刃物を振り回している相手は、迅速に制圧することが好ましく、

暴れている酔漢や薬物中毒者なども取り押さえることが無難なのは間違いありません。

その一方で、先述の通り日本の法律では手を出した時点で暴行罪に問われることが避けられないため、

その場をおさめるために取った最善の行動のはずが、後になって自分自身を追い詰める結果になる可能性も無視できません。

非常事態において攻撃者や周辺の第三者に気を配っている余裕はなく、

身を守るために取った咄嗟の行動によって過剰防衛に問われるリスクは、本職のセキュリティにさえ付きまといます。

護身術の究極的なゴールは、互いに無傷でその場を立ち去ることです。

相手を倒すことを目的にするアイデアやテクニックは、単なる暴力の延長にしかないことを忘れてはいけません。

(そのような技術体系に依存しなければ身を守れないことも事実ですが、実力行使はあくまで最後の手段です)


護身術を学ぶ上で絶対に理解しておきたい2大原則

ここでは護身術を学ぶ上で非常に重要な2つの原則について、

具体的な例を挙げながらお話ししたいと思います。

あらゆるトレーニング・メソッドの根底にある共通のアイデアとなっておりますので、

身を守ることに興味のある方はぜひ参考になさってください。

 

適時性(即応性)の法則

適時性の法則は、簡単な表現で伝えるとするならば、

「やられたらすぐにやり返しましょう」

ということです。

やられたらやり返すなんて、ひどく幼稚に聞こえるかもしれませんが、

身を守るために重要かつ不可欠な考え方です。

例えば相手が殴りかかかってきたのにその場に棒立ちで動けずにいた場合、

一方的に殴られて終わってしまいます。わかりきったことですね。

相手に明確な攻撃の意思や殺意が感じられた場合は、常にそれに応じた適切な対応が求められますが、

相手が動くのと同時かそれよりも速く動くことが重要となってきます。

これが適時性(即応性)の法則という考え方です。

自己防衛において適時性の法則が欠かせない理由は、

人には「立て続けに攻撃されると動きが止まってしまう」という厄介な性質があることに起因します。

大勢の敵にいろいろな方向から同時に攻撃されると、頭を抱えたまま身動きが取れなくなってしまうことがほとんどです。

一対一の場面でも、相手がアグレッシブに攻め続けてくるような局面では、防戦一方になりがちです。

防戦一方、ディフェンス一辺倒の状態から抜け出して反撃するのは至難の業です。

もちろん殴るほうも疲れますが、ダメージを受ける分だけ疲労や消耗が激しいのは、間違いなく殴られているほうです。

ガードを固めて相手の疲労を辛抱強く待つという考え方もありますが、それまで一体どのくらいの時間が与えられるでしょうか。

最初の30秒を何とか耐えきったとしても、ガードが下がった一瞬にもらった致命的な攻撃をきっかけに倒れされてしまうというのは非常によくあるシナリオです。

このような事態を避けるためにも、相手の最初の攻撃が見えたら(受けたら)、

すぐにこちらも手を出す(何かをする)という対応が自然であり、最も安全と言えるでしょう。

 

比例の法則

算数や数学が苦手という方向けにシンプルな表現を用いると、

「1発殴られたら、2発3発返しなさい」

ということになります。

一昔前に流行った言葉を使うなら、「倍返しだ!」ということです。

基本的に、身を守るためには相手を瞬間的に圧倒する力が必要です。

ナイフを抜いた相手には拳銃を、拳銃を抜いた相手にはマシンガンをといった具合に、

常に敵を上回る攻撃力がなくてはその場をおさめることはできません。

相手を止めるためには、常に相手を上回る攻撃手段が必要ということです。

これが護身術における比例の法則です。

比例の法則を支えるものは言うまでもなく、

単純なフィジカルの力やテクニック、経験値の差など個人の戦闘力に違いありません。

どれだけ沢山のテクニックを覚えていても身体が小さければ大きい相手には手も足も出ませんし、

フィジカルという点で優位に立っていても相手が喧嘩慣れしている場合は凶器攻撃であっけなく倒されるかもしれません。

比例の法則に従って身を守ることには、

ある程度身体が出来上がっていることや、凶器攻撃に精通しているなどの前提があります。

知識や危機管理能力だけ、フィジカルやテクニックだけを磨いても生き残れません。

最後の最後、「やるしかない」場面においてはそれらを総動員し、

常に攻撃者が振りかざす暴力という名の脅威を、2倍3倍にして返すという意識が大切です。


詠春拳に見る護身の2大原則

詠春拳(Wing-Chun)は、護身の2大原則を満たした数少ない完成された武道です。

・攻防一体

・受け即攻撃(受け速攻)

・高速連打

など、適時性(即応性)・比例の法則をそのまま体現したような技術体系が特徴であり、

合理性といった観点においてはクラヴ・マガと同等かそれ以上の可能性を秘めています。

白髪の老人のようないわゆる「達人」が木人を叩く様ばかりが想起される詠春拳ですが、

現代武術やスポーツとしての格闘技とは比較にならない歴史を持つ最古の護身術と言っても過言ではありません。

どんな格闘技や護身術を学ぶべきか迷ったときは、

長い歴史の中で高度に進化を遂げてきた、中国武術に答えを求めるのも面白いかもしれませんね。

 

 

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