【防犯】トラブルの現場で生存率を上げる3つのルール【護身】

いつも心に1丁の狩猟用クロスボウを。どうもサイコ田中です。

他国に比べ極めて治安が良いとされている日本ですが、

想像を絶するような凶悪事件の報道は後を絶たず、

少なからず危険な思想を持つ人物・犯罪者予備軍となる人物が存在することも事実です。

特に駅構内や電車の車内・路上における対人トラブルは予測が困難であり、

相手によっては命の危険に晒されるリスクも無視できません。

トラブルの現場で生存率を確保するため、どんな対処法が考えられるでしょうか。


逃げられるときは全力で逃げる

自己防衛を扱う記事では何度も繰り返しお伝えしていることですが、

基本的にその場から離れること・逃げることが最も確実な対応に違いありません。

某格闘漫画では「負けないこと・倒されないことが究極の護身」という、

なかなかハチャメチャな思想を持つ人物が登場しますが、

そもそも勝ち負けの決めようがない(決める意味が無い)路上のファイトにおいて、

負けないこと・倒されないことを追求することに大きな意味はありません。

最も大切なことは自分自身や自分の大切な人を守るために、

トラブルまたは争いそのものを可能な限り回避していくことです。

そもそも相手と向き合い争わなければ「守る」必要性すらなく、

その場は何事もなくスムーズに納まります。

たとえ納得がいかなくても、また屈辱的で悔しい思いをしたとしても、

無傷で自宅にたどり着くことを最優先に考え、行動していきましょう。

プライドや正義感などは、あなたの人生そのものや心身の健康に比べればちっぽけなものです。

逃げられるときは、とにかく全力で逃げましょう。

(特に社会人の方や所帯をお持ちの方にとって重要な考え方です)


トラブルの現場で生存率を上げる3つのルール

ここからは対人トラブルの現場で生存率を確保するために知っておくべきルールを、

ソーシャルスキルやマインドセットなど3つの項目に分けてお伝えします。

トラブルをエスカレートさせないためのテクニックであり、

フィジカルや格闘技の経験などは関係がありません。

老若男女を問わず防犯・護身に興味をお持ちの方はぜひ参考になさってください。

 

相手に向かっていかない

当たり前ですが、状況をエスカレートさせないためにも、

相手に自分から向かっていくべきではありません。

不快に思うことや納得できないことがあっても、

決して自分からファイトを望んだり、手を出したりしてはいけません。

たとえあなたが身体を鍛えていて、格闘技の経験などがあったとしても、

自分よりも若くて強い人物との真っ向勝負は文字通り命がけになります。

自分から引き下がること、なるべく消極的に振る舞うことが、

結果的にあなたとあなたの大切な人の身を守ることに繋がります。

 

相手の能力を過小評価しない(ナメてかからない)

路上のファイトやトラブルにおいて顕著かつ致命的なミスとして、

相手の力量を見誤り窮地に立たされるというものが挙げられます。

例えば自分より身体が小さいからとか、女性だから・高齢者だからといって、

相手があなたより弱いとは限りません。

相手は刃物などの凶器を持ち歩いている、危険な思想を持つ人物かもしれません。

単純に人を傷付けることを目的に格闘技などを習い、身体を鍛えているサイコパスかもしれません。

超能力者でもない限り、人の本質を外見や言動だけで見極めることはできません。

決して相手の能力や経験などを過小評価することなく、

高い緊張感と危機管理の意識を保ちながら向き合う姿勢が大切です。

 

受け答えはYESから入る

よくある路上トラブルのシチュエーションとして、

「何見てんだ?」「なんか文句あるのか?」などといちゃもんをつけられ、

恫喝されることからスタートする場面が想定されます。

動揺して「いえ……」「違うんです」「何でもありません」などと応じてしまいそうですが、

こうしたネガティブな対応は状況を悪化させるかもしれません。

もしも身に覚えのない因縁をつけられたとしても、

最初は「はい」——すなわちYESから入り、自分の非を認めて下手に出るような対応を取ることにより、

相手の卑小な自尊心を満たし、ある程度は状況の悪化を回避できる可能性が高くなります。

(こうした一連の対応を業界用語ではデ・エスカレーションと呼びます)

対人接触に伴う衝突を未然に防ぐことや完全に回避することは困難ですが、

「これ以上悪化させないこと」は誰にでも出来る可能性があります。

以下にデ・エスカレーションのコンセプトに従った受け答えの例を示します。

 

例)女性がらみで男性を怒らせてしまった場合

よくない対応:「何でもありません」「見ていません」etc

好ましい対応:「すみません、以前付き合っていた女性に似ていたので」

 

例)目が合ったと因縁をつけられた場合

よくない対応:「見ていません」「知りません」「何を言っているのかわかりません」etc

好ましい対応:「はい、知り合いに似ていたもので……。すみません、間違いでした」

 

デ・エスカレーションを心がけて対応したとしても、

声をかけられた時点で相手があなたに一定の不快感を抱いていることには変わりありません。

可能な限り速やかにその場でのやり取りを切り上げて立ち去ることを最優先に行動しましょう。


それでもファイトを回避できなければ……

・自分から引き下がる

・相手をナメてかからない

・デ・エスカレーションを試みる

などしても状況の悪化が回避できず、ファイトに発展してしまった場合は、

残念ながらやるしかありません。

基本的に逃げ場が無くすぐに助けを呼ぶのが困難な状況においては、

「やる」以外の選択肢はありません。

目の前の相手という現実的な脅威を取り除かないことには、生存率を確保しようがないからです。

ファイトにおいては急所への素早い不意打ち、傘やボールペンなどの即興武器をフルに活用し、

可能な限り短い時間で相手を圧倒することが目的になります。

後から法的に不利な立場に置かれることになったとしても、まずは五体満足で帰宅することが目標です。

相手のほうがフィジカル面で優位に立っていたとしても死に物狂いで抵抗し、

決して最後まであきらめてはいけません。

生き残るために、一番大切なルールです。覚えておいてください。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

シナリオ別ソロ・ドリルNo.03【両腕で掴みかかられたとき】

いつも心に1棟の呪われたアパートを。どうもサイコ田中です。

路上のファイトにおいて非常にメジャーなシチュエーションの一つは、

正面から両腕で肩口や胸倉を掴まれるというものです。

今回はソロドリル第3弾として、

両手で掴みかかられたときの最もスマートな対処法を紹介したいと思います。


緊迫した場面こそしっかり「相手を見る」

人は極度の緊張状態に陥ると冷静な判断ができず、

呼吸は乱れ、視点が定まらないという典型的な反応が表れます。

しかし怖くてどうすればいいかわからないようなときこそ、

目の前にいる相手の姿をしっかり見つめることが大切です。

相手を観察することには、

・相手は何に不満を感じているのか(憤っている理由)

・凶器を持っていないか

・身体的な弱点はどこか

などといった情報を集めて状況を有利に運ぶヒントを探すことに加えて、

自分自身が冷静になるための時間稼ぎにもなります。

(相手を観察することに集中することで、適度な緊張感が保たれます)

明らかに自分よりも大きな人やガラの悪い男性が目の前に立つと、瞬間的には萎縮してしまいますが、

「相手を見ろ」と自分に言い聞かせることで、必ず冷静な自分は戻ってきます。

焦ってパニックになりそうなときほどしっかり相手と向き合う意識を忘れず、

決して感情や衝動が先行することの無いように注意しましょう。

これは自己防衛のみならず基本的な人間関係においても当てはまる考え方です。


両手で掴まれたときのスマートな対処法

ここからは正面から両手で掴みかかられたとき、現状考えうる限り最もスマートな対処法について、

3つのステップに分けてお伝えします。

ここで紹介するテクニックは自己防衛の目的のみに用い、

決して悪用することの無いよう注意してください。

 

両手で相手の耳を叩く

冷静に考えればわかることですが、相手はあなたを掴むために両手を使っているので、

頭部から顔面にかけてはがら空きになっています。

相手の両腕の外側——死角になる角度から両手を素早く回して、

両側の耳を同時に外側から挟むようにして打つと、それだけで大ダメージになります。

両手で掴みかかられたとき、相手を秒殺できる即効性の高い攻撃手段であり、

大きな力も必要ないため女性にも無理なく再現できるテクニックとなっています。

極めて攻撃的で危険を伴うアプローチに違いありませんが、

体格差があるなど差し迫った危険や脅威を感じる場面においては手段を選べません。

この耳への打撃で倒し切れなかった場合、次のステップへ進みます。

 

一人での練習法として、クッションや枕を使ったものが考えられます。

頭の高さにクッションを抱え、両手で挟むようにして叩く練習をするだけですが、

クッションを落とさないよう素早く叩き、そのままホールドするのがポイントです。

クッションをそのまま抱える動作は、次のステップに繋がります。

 

首の後ろに手を回し頭突きを入れる

耳を叩いても相手の力が弱まらない、動きが止まらなかった場合、

そのまま素早く首の後ろに手を回し、頭突きを叩き込みます。

相手の方が背が高い場合はなるべく頭の高い位置に手を回してしっかりホールドし、

素早く鼻から口にかけてのラインに自身の額(おでこ)をぶつけるようにします。

耳への打撃と頭突き一発でフィニッシュできなかった場合、

最後のステップへ移行します。

 

クッションを使って練習する場合、

上の耳を叩く動作から素早くホールド、ホールドから頭突きへ素早く展開する動作を、

なるべく途切れることの無いよう繰り返してください。

(パン・パンというリズムではなく、パンパン、という速いテンポが理想的です)

もちろんクッションまたは枕を頭の高さに抱え上げ、

ひたすら素早く額をぶつける練習だけでも効果的です。

 

頭を押さえたまま金的へ膝蹴り

頭突きを当てても相手に脅威を感じるようなときには、

頭を押さえつけたま金的(股間)へ膝蹴りを入れてとどめを刺します。

1回で倒せなかった場合は2回、3回と攻撃を重ね、

あなた自身が相手に脅威を感じなくなるまで手を出し続けることが重要です。

無事に相手をフィニッシュできた場合は素早くその場を立ち去るか、

相手の様子を見て警察を呼びましょう。

(あなたの攻撃が原因で動けなくなった相手を現場に放置すると、後になって法的に不利な立場に置かれる可能性があります)

 

クッションを使って耳への打撃→頭突きがスムーズに出来るようになったら、

今度はそのままクッションを下腹部の高さに抱えて、膝を打ち込んでいきましょう。

ただ漫然と足を上げるのではなく、下から上に突き刺すイメージで、

なるべく蹴り足を素早く引き、バランスを保ったまま3回以上連続で蹴れることが理想です。

左右それぞれ10回から15回1セットを目安に、3セットを目指して取り組んでください。

(左を連続で10回蹴ったら次は右を10回……といった形で行い、左右交互に蹴らないよう気をつけましょう)


「やる」と決めたときは躊躇してはいけない

こうしたテーマの記事では繰り返しお伝えしていることですが、

「やる」と決めた瞬間は覚悟を決め、絶対にためらってはいけません。

中途半端な攻撃は火に油を注ぐだけであり、目の前の相手を刺激してしまい、

結果としてより危険で不利な状況に置かれることに繋がってしまいます。

特に自分よりも身体の大きい相手を本気で怒らせてしまった場合、その場でコンクリートの地面に投げ落とされる、

全力で急所を殴られるなどして、その場で殺されても不思議ではありません。

「今しかない」「やるしかない」と思ったときは躊躇することなく、

全力で(倒すつもりで)攻撃する、しっかりとフィニッシュするという意識が大切です。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【小ネタ】役に立たない・危険な自己防衛トレーニング【コラム】

いつも心に1本の毒矢を。どうもサイコ田中です。

護身術を学ぶきっかけは様々で、その背景には複雑な事情が隠れていることが多いでしょう。

自宅でコツコツと鍛えていらっしゃる方も、少なくないかもしれません。

「強くなりたい」「変わりたい」という強い思いは大切ですが、

気持ちだけが先走って、あまり意味のない練習や危険な鍛え方をしていませんか?

今回は実際に管理人がやってしまっていた、良くないトレーニングの例をいくつか紹介したいと思います。


ジム又はセミナーで指導を受けるのがベスト

基本的に格闘技にせよ護身術にせよ、

ジムやセミナーで正しい知識を持つ指導者の下で練習するのが一番です。

独学で強くなるにはやはり限界があり、

まして格闘技・護身術はともに相手がいて初めてその効果を確認できる技術も多く、

強くなるうえでスパーリングなどの対人練習は欠かせません。

陸上で水泳の練習ができないように、

一人での練習には限界があることをしっかりと自覚し、

機会があれば一般向けの公開セミナーや体験会にどんどん参加していきましょう。

僻地にお住まいでジムに通うのが困難と言う方は、

SNSなどを利用してコミュニティを築き、地域の公民館などで合同練習をするという手もあります。

(指導者としての資格を持つ人物が責任をもって主催出来る場合に限ります)


こんなトレーニングは危ない&役に立たない

ここからは、実際に管理人が取り組んでいたものの中でも、

特に危険で役に立たないトレーニングをいくつか紹介したいと思います。

防犯・護身に興味をお持ちの方の中で、特に独学で鍛錬されている方、

自宅でトレーニングされているという方は一度参考になさってください。

そしてもしも心当たりがあれば、ここで取り上げる好ましくない練習は今すぐ中止してください。

 

身体に重りをつけてのシャドー

管理人がフルコンタクト空手をやっていた頃に取り組んでいた、

非常にメジャーであると同時に、あまり良くないトレーニングの代表例です。

重りをつけて動き回った後で重りを取り外すと、身体がすごく軽くなったように感じますが、

実際は遅くなっているため注意が必要です。

2014年のとある研究結果により、

荷重によるトレーニングは運動のパフォーマンスを低下させる可能性が示唆されました。

ごく簡単に説明すると、

重りをつけることで、その重さに抵抗するため身体が(意図せず)理想的なフォームを崩し、

身体に合わない不適切なフォームが染みつき、結果として動きが悪くなるということです。

スピードやキレの低下はもちろん、怪我のリスクもあるためデメリットしかなく、

凡そ積極的に取り組むべきとは考えられません。

ダンベルを持って行うシャドーも、ゴムチューブにより負荷をかけて行う練習も同様であり、

どうしても行う必要がある場合、週に1回程度の頻度に抑えるべきでしょう。

 

ハイキック・ミドルキックの練習

当ブログでは繰り返しお伝えしていることですが、

一般的に路上のファイトでキックを使う機会はありません。

腰よりも上の高さへの蹴りは、

・蹴り足を掴まれる

・バランスを崩し転倒する

・相手に大怪我を負わせる可能性がある

などリスクしかなく、とても積極的に用いるべきとは言えません。

蹴ってもいいのは蹴り足を素早く引ける膝蹴り・金的蹴り・ローキックなどであり、

ミドルキック・ハイキックを練習するのは時間と体力の無駄遣いとしか言いようがありません。

(ミドルキックやハイキックを練習する時間を膝蹴りなどの練習に割くほうが遥かにスマートです)

またミドル・ハイを蹴るための股関節の柔軟性も同様に不要なため、

180度開脚を目指した無理なストレッチ運動も必要ありません。

 

ビール瓶で脛を叩く

こちらも「重りシャドー」と同様、管理人がフルコン空手時代に取り組んでいた練習で、

今でもこの古典的な鍛錬を積まれている方もいらっしゃるかもしれません。

硬いもので叩いた部分の骨は固くなる、というのは間違いではありませんが、

正しい鍛え方とは言えません。

空手家が砂袋を蹴ったりビール瓶で脛を叩くのは、

脛の周辺にある神経や毛細血管を潰して痛みを感じにくくさせるためであり、

骨を固くするためではありません。

(そうした意図もあるかもしれませんが、副次的なものであると考えるべきです)

骨を強くしたければ牛乳や小魚などカルシウム豊富な食品を積極的に摂り、

栄養バランスの取れた食事を心がけることが一番の近道です。

また縄跳びなど膝から下の骨に小さな衝撃を加える運動も骨を強くすることに繋がります。

間違ってもビール瓶のようなもので脛をボコボコ叩いたり、

強い痛みを感じるようなものを全力で蹴ったりしてはいけません。

怪我を防いでスマートに鍛えることを心がけましょう。

 

使い方のわからないツールを振り回す

Youtubeで護身術や自己防衛にまつわる動画を見ていると必ずと言っていいほど見受けられるのが、

ヌンチャクや特殊警棒などのツールをブンブン力任せに振り回している人々の姿です。

まず、正しい使い方のわからないツールを購入・所持していることが既に間違いであり、

適切な指導を受けないまま直感的に振り回すなどは自殺行為です。

特にヌンチャクやトンファーなど特殊な形状の武器は時に予測不能な動きをすることがあり、

・顔面などを強打して怪我をする

・手からすっぽ抜けて周囲の人や物を傷付ける

・近隣トラブルに発展する

などリスクしかありません。

よくわからないものをよくわからないままに扱うのはセルフディフェンスどころか、

愚かしい自己破壊行為です。

あなたの目的が自分や大切な人の身を守ることならば、

その目的に見合った正しい道具を、正しい使い方を理解したうえで所持・運用しなくてはなりません。

(路上のファイトで優位に立つだけなら、ボールペン1本で十分です)


自己流トレーニングを見直すきっかけを

Youtubeは怪しい動画を投稿している人が大勢いると上に述べましたが、

我流のトレーニングを続けている人にとっては、

取り組みの姿勢を見直すいいきっかけになるかもしれません。

一心不乱に警棒を振り回す中年男性はいかにも滑稽であり、

正しいフォームを知らないままサンドバッグを叩く少女の姿には痛々しさすら感じます。

自分が間違った、あるいは危険なトレーニングをしているかどうかは、

客観的に見なければ案外わからないものです。

自分のトレーニング内容に疑問をお持ちの方は、一度ご自身の練習している姿を動画に収め、

1週間ほど時間をおいてから、フラットな目線でご覧になってください。

かなりおかしなことをやっているように見えると思いますが、

安心してください、それは誰でもそうなるのです。

(シャドーを録画して見直すと、鏡で見ているのと全然違うので驚くのと同じことです)

おかしな部分があるとわかったら、そこを修正すればいいだけです。

危険で無意味なトレーニングを回避し、合理的に、そしてスマートに強くなっていきましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

低コストのバルクアップ食材と節約レシピ

いつも心に1台の業務用芝刈り機を。どうもサイコ田中です。

新型コロナウイルスが物価と消費に影響を与える中、

単純に職を失うなどといった収入面での不安を抱える方も少なくはないでしょう。

今回はなるべく消費を抑えた経済的な食品の中でも、

特に身体を大きくすることにつながるものをオススメの節約レシピと共にご紹介します。


1日3回しっかりと食べられるのが理想だが……

食事はきちんとバランスの取れたものを3食摂れるのが理想には違いありませんが、

時間や金銭面など様々な要因でそれが困難という方も決して珍しくはないでしょう。

(現に管理人自身も多忙な日は朝と昼が抜けたりします)

食事の回数をきっちり確保できない場合は、

・1食あたりの量を増やす

・こまめに間食(スナック)を挟む

・翌日をチートデイに設定することで差し引きゼロにする

といった対応が考えられます。

例えば朝が抜けてしまったら、昼はタンパク質・炭水化物共に充実したカロリー高めの食事を摂り、

抜け落ちてしまった分を補填するという考え方は有効です。

1回あたりの食事で吸収されるタンパク質などの量は決まっているため、

ただ沢山食べればいいわけではないため注意が必要ですが、足りないカロリーを補うことは重要です。

食事の量自体を増やすのが困難な場合はプロテインやプロテインバーを短い休憩時間に摂取し、

最低でも1食当たり15グラム以上のタンパク質と炭水化物、200kcal前後のカロリーは回収しておきたいところです。

また「今日はどう足掻いてもしっかり食べられそうにない」という日が出てきた場合、

翌日をチートデイ(一切制限なしで食事をする日)に設定することで実質的に差し引きゼロにしてしまうという考え方もありますが、

しっかり食べられない日が週に何度も出てくるような人には不向きに違いありません。

あくまでもチートデイは7~10日に1回以内とするべきであり、それ以上の頻度になる場合は代謝が悪化する恐れがあり注意が必要です。


低コストのバルクアップ食材5選+節約レシピ

ここからは安く手に入り、尚且つバルクアップに繋がるヘルシーな食材を、

それぞれ食べやすい節約レシピと共に5つ紹介したいと思います。

「身体は大きくしたいけど、消費はなるべく抑えたい……」という方はぜひ参考になさってください。

沢山食べないと物足りない学生の方や若い方向けの食べ方も併せて紹介しています。

 

鶏むね肉

鶏むね肉はバルクアップ食材の代表的なものであり、同時にコストも抑えられる理想的なタンパク源です。

安いものになると100gあたり50円前後であり、もも肉の約半分のコストで手に入る上に、

皮を取り除く一手間で脂質を大きくカットできるため減量にも適しています。

 

管理人オススメの節約レシピは、ズバリ「鍋にぶち込むだけ」です。

捻りも工夫もへったくれもありません。

沸騰した熱々のお湯の中に、好きな野菜と一緒に投げ込むだけです。

余熱でしっかり中まで火が通り野菜も柔らかくなるため光熱費も抑えられ、

油も使わないためノンオイルのドレッシングをかければ脂質は実質的にゼロとなり、

変なものを食べない限り1か月でバキバキになること間違いなしです。

(一緒に茹でる野菜として、オクラ・人参・にんにくなどがオススメです)

 

パスタ(スパゲティ)

パスタ類は驚くほど安価であるにも関わらず、しっかり炭水化物が確保でき、

脂質がほぼ無い(平均1g未満)という点が大きな強みです。

しっかり茹でることで吸収効率も高まり、トレーニングの前後どちらにおいても食べやすいという魅力もあります。

 

管理人オススメの節約レシピは、鶏むね肉同様「鍋にドーン」です。

鶏むねと一緒に茹でてしまうのも全然ありでしょう。(むしろそうすべきです)

ペンネタイプやサラダ用のマカロニが扱いやすく、

ガッツリ食べたいときにはスパゲティを食べたいだけ茹でればそれで問題ありません。

鶏むね肉と同様に鍋を使うことで余熱調理が可能なため光熱費が浮きます。

重要なポイントは、脂っこいソースやドレッシングを絡めないことです。

(どんな時も脂質カットの意識を忘れてはいけません)

 

ピーナッツ

管理人がまだ若く収入が安定しない時期は、ピーナッツばかり食べていました。

おつまみコーナーで簡単に手に入り、一袋100円前後とエコなスナックであり、

塩やバターが使われていないものを選べばなおヘルシーです。

食べ過ぎるとニキビができやすくなるため注意が必要です。

(吹き出物が出るなどアレルギー反応が見られる人は摂取を避けましょう)

 

普通に袋から出して食べるのがイージーで確実ですが、

変化をつけたいときは細かく砕いたものをヨーグルトなどに混ぜるという食べ方もあります。

ミキサーをお持ちの方はプロテインパウダーや果物などと一緒にミキサーすることで、

高タンパクのオリジナル・シェイクを作ることも出来ます。

 

シーチキン(ツナ缶)

シーチキンって高いんじゃないの?」と思われそうですが、

現在異様な値上がりを見せつつある鯖缶やさんま缶などに比べれば遥かにリーズナブルであり、

大体1缶あたり100円未満で手に入ります。

魚にしか含まれないオメガ3脂肪酸などメリットは多く、使い勝手も良いためオススメです。

 

大体1缶あたりタンパク質15g前後のため計量の必要などは無く、

忙しいときはそのまま缶を開けて食べてしまうという手もあります。

当然パンにはさんだりご飯に乗せたりしても美味しく食べられますが、

上で紹介したパスタに混ぜると適度に塩味が効いて食欲がそそられます。

とにかく何でも簡単が良いという人には、納豆に混ぜるのを強くお勧めします。

(刻んだネギを添えてあげるのがポイントです)

 

きなこ(きな粉)

きなこは、知る人ぞ知る節約バルクアップ食材です。

それもそのはず、きなこは元々大豆を砕いたものですからタンパク質豊富に違いありません。

100gあたり100円前後と非常に安価であり、何にでも混ぜられるため汎用性が高く万能と言えます。

食物繊維を多く含むため摂りすぎには注意が必要ですが、便秘気味の人には強力な味方となりえるでしょう。

 

何に混ぜてもおいしく食べられる強力なタンパク源であるきなこですが、

オススメの食べ方は「シリアルに低脂肪乳+きなこ」です。

学生時代お金が無かった管理人は毎朝これを食べて元気に(?)登校していました。

「プロテインがもう無いけど、今月厳しいんだよな……」というときには、

プロテインに混ぜて飲むという高等インチキテクニックも存在します。

ヨーグルトに混ぜて食べるのもオススメです。


安い食材+サプリメントという裏技も

どうしてもしっかり食べられない時の奥の手として、

サプリメントを活用するという手があります。

野菜などから摂取するのが困難な特定のビタミン・ミネラル類はサプリメントから摂るのが容易であり、

コスト面から考えても有利になる場合があることは事実です。

上で紹介した低コスト食材をうまく活用しながら、

足りない栄養はなるべく安価なサプリメントで代用することにより、

栄養バランスの偏りと食費の両方を抑えた食生活を維持できると考えられます。

リアルフードに勝るものはありませんが、やむを得ない状況があることも事実です。

適度にサプリメント類を活用し、筋肥大・疲労回復にフォーカスした食事を心がけていきましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【打撃テクニック】ジャブを徹底的に磨くべき5つの理由【自己防衛】

いつも心に1本の腐った御神木を。どうもサイコ田中です。

どんな打撃系格闘技でも、恐らく一番最初に教わることになるのは、

前の手によるパンチ――すなわちジャブであると考えられます。

(一般的な空手道においては「順突き」などと呼ばれます)

これは自己防衛(セルフディフェンス)を目的とした場合においても同じことです。

今回は打撃テクニックとしてのジャブの重要性について、

主に現代護身術の概念に基づいてお伝えしたいと思います。


手を出すと暴行罪になるのは事実だが……

基本的に現在の日本の法律では、

どのような形にせよ手を出した時点で暴行罪が成立します。

(例:服をつかむ、肩を突き飛ばす、顔に水をかける……etc)

ジャブを含めた基本的なパンチといった打撃テクニックは言うまでもなく、

暴行罪に問われる恐れのある攻撃手段に違いありませんが、

身を守るためやむを得ない場合は別です。

・相手から危害を加えられている(加えられそうになっている)

・身を守る意思とその必要性がある

・差し迫った脅威があり強い身の危険を感じている

といった状況では、手を出して抵抗した場合形式的に暴行罪が成立しますが、

後に正当防衛が認められ実質的に無罪となる可能性が高いと言えます。

法的な側面でのリスクを恐れて抵抗しなければ、

ただ被害者として痛みや後悔だけが残ることになるかもしれません。

強い身の危険を感じたとき、助けを呼んだり逃げるのが困難な時には、

むしろ積極的に手を出すべきと言っても過言ではないでしょう。

(やりすぎてしまった場合は過剰防衛に問われるため注意が必要です)

 

セルフディフェンスにまつわる法的な課題については、以下の記事で詳しく解説していますs。

↓ ↓ ↓

セルフディフェンスと日本の法律


路上でジャブが強力な切り札になる5つの理由

ここからは路上のファイトにおいてジャブが主導権を握るカギになる理由について、

戦略的な側面など5つの項目に分けてお伝えしたいと思います。

防犯・護身に興味をお持ちの方はぜひ参考になさってください。

 

とにかく簡単に覚えられる

現代護身術の技術体系において、簡単(シンプル)であることは非常に重要な要素です。

ファイトのような緊張状態でも咄嗟に習い覚えた技が出せれば生存率が上がることに疑いの余地はなく、

技の仕組みが複雑でなければ自宅で繰り返し練習することも容易です。

ジャブは基本的な構えの姿勢から前に出ているほうの腕を真っ直ぐ伸ばすだけで放つことができ、

小難しいメカニズムもほぼ存在しないため直感的に繰り出せるのが最大の魅力と言えるでしょう。

迷ったらとりあえずジャブだけを繰り返し練習しても全く問題はありません。

 

多彩な攻撃手段(オプション)

ジャブは拳のみならず掌底、手刀など手首から先の形態変化により攻撃手段を変化させ、

柔軟に対応することができる万能打撃テクニックの一つです。

拳であれば鼻や顎を、掌底ならば目の周辺から額にかけてを打っても有効であり、

手刀(抜き手)で喉を突くという危険極まりない奥の手まで存在します。

正しいフォームのジャブを身に着けておけば、狙う部位や与えるダメージまで変化させ、

局面ごとに適切な攻撃手段をいつでも自在に選択できるということです。

 

当てるだけで抑止力になる

格闘技経験のない一般人の多くは、顔面を打たれることに慣れていません。

いきなり顔を固いもので殴打された場合は、それがパワーの不十分な女性のジャブでも、

瞬間的に痛みと衝撃でパニック状態に陥り動きが止まります。

場合によっては一発で戦意喪失し、自分から引き下がってくれる可能性すらあります。

たかが手打ちのパンチと侮らず、しっかりと正しいフォームのジャブを身に着けることで、

可及的速やかに緊迫した状況から抜け出すことが可能になるでしょう。

(中途半端な攻撃は火に油を注ぐだけになるため注意が必要です)

 

不意打ちに適している

路上のファイトにおける鉄則の一つは、急所への不意打ちに違いありません。

ジャブのようにモーションが小さく素早い打撃技は意表を突いた攻撃に適しており、

特に鼻の周辺や顎、頬などを大雑把に狙ったジャブは効果的と言えます。

また手を開いて指先で軽く相手の目元や眉毛の辺りに触れるだけで目潰しの効果も得られ、

強い身の危険を感じる場面においては、躊躇なく喉を打つという選択肢も存在します。

 

コンビネーションへの繋がりに優れる

言うまでもなくジャブはあらゆる打撃系格闘技において、

コンビネーションの基本、最初の一手となるテクニックです。

ジャブから右ストレート、ジャブから左フック・右ストレートなど、

その組み合わせと展開は文字通り無尽蔵であり、挙げ始めると切りがありません。

正確でキレのあるジャブを覚えることで、他の攻撃手段との連携がスムーズに行え、

手数で相手を圧倒する必要のある場面において、選択肢が大きく広がります。

もちろん肘打ちや蹴り技との相性も抜群であり、

単体では機能させることが困難なタックルなどの組技へも応用が可能です。


オススメの練習は「片足立ちゆっくりパンチ」

ジャブのオススメ練習法として、

「片足立ち状態からのゆっくりパンチ」を紹介しておきます。

やり方はいたって簡単で、

・基本の構えを作る

・ジャブを打つほうと逆の足を軽く浮かせて片足立ちに

・バランスを崩さないよう気を付けながらゆっくりとジャブを打つ

これだけです。

ポイントは、しっかりと前足(ジャブを打つ手と同じ側の脚)で体重を支え、

パンチのモーション前後にフラフラとバランスを崩さないことです。

素早く動くとバランスが崩れやすいため、相対的に難易度は上がりますが、

なるべくゆっくりと動くことを心がけることでフォームが安定します。

パンチを打つことに関連する体幹安定性を強化するとともに、

下半身を軸に強いパンチを放つ感覚を養えるトレーニングとなっています。

1回40秒~60秒前後を目安に、休憩時間や筋トレ前のウォーミングアップとして取り組まれることをお勧めします。

慣れてきたら、ヘッドスリップ(頭を振る動作)なども加えて変化をつけていくといいでしょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【一人で出来る】ゼロから始めるストリート対応ボクシング【宅トレ】

いつも心に1枚の怪しい除霊札を。どうもサイコ田中です。

新型コロナウイルス蔓延に伴い発令されていた緊急事態宣言が解除され2週間が経ち、

飲食店などの営業が再開される中、東京都では2日連続で感染者数が10人を超えるなど、

まだまだ予断を許さない状況が続いています。

今回は自主的に外出を控えている方、在宅勤務を継続されている方に向けて、

自宅で出来るセルフディフェンス・トレーニングとして、

路上のファイトに対応したボクシング・エクササイズを紹介したいと思います。


打撃テクニックを1つの突破口に

路上のファイトのみならず、些細な対人トラブルから窃盗・痴漢に至るまで、

いつどこで誰が被害者になるかわからない世の中です。

(日本は総じて治安が良いとはいえ、一部に大変危険な地域があることは事実です)

いざという時何の選択肢も無いと、一方的に殴られるなどしてただただ痛い思いをするだけで、

単なる被害者として終わってしまうことになるでしょう。

加害者になるよりましとはいえ、何もできなければ苦痛と後悔だけが残ります。

危機管理にまつわる知識を身に着けたり、身を守る術を知っておくことで、

致命的な肉体的・精神的なダメージを回避し、身近な人を救うことにも繋がってきます。

特にパンチやキックといった基本的な打撃テクニックによる急所攻撃は、

・攻撃者を瞬間的に圧倒できる

・加害者になるリスクが少ない

・一人でも手軽に練習できる

などメリットが多く、非常に効果的と考えられます。

パンチにせよキックにせよ、何か一つでも実戦的なテクニックを身に着けておけば、

それらが大きな突破口になり、生存のチャンスを掴めるかもしれません。


自宅で学ぶストリートファイト・ボクシング

ここからはストリートに特化したボクシングを一人で学ぶための練習方法について、

簡単なものから順に計3つのステップに分けてお伝えしたいと思います。

防犯・護身に興味をお持ちの方はもちろん、

自粛疲れで新たなストレス解消の方法をお探しの方も、

運動ついでにいざというとき役立つスキルとしてぜひ参考になさってください。

 

基本の構え・ブロック

両足を肩幅に開いて立ち、利き腕側の足を半歩から1歩後ろに下げます。

(右利きの方は、右足を半歩から一歩分下げるか、左足を前に半歩から一歩踏み出してください)

開いた両手を顔の前に出し、目の前の相手を制止するようなポーズを取りましょう。

拳を握ったいわゆるファイティング・ポーズが相手を刺激するのに対し、

手のひらを相手に向けたポーズは戦意が無いことや降伏を意味し、相手を興奮させるリスクが抑えられます。

しっかりと脇を締め、顎を引き、

肩を小さくすくめるようにすることで、顎など危険な部位をよりタイトに保護することが可能です。

基本姿勢が出来たら、左右の肘を前に突き出すようにして両腕で頭を抱え込んでみましょう。

しっかり後頭部を両手で包み、ちょうど額(おでこ)の正面に両方の肘が来るような形が理想的です。

こちらの動作は主に顔面へのパンチに対するブロック(ガード)ですが、

肘を相手の胸や顔にぶつけるイメージで一歩前に踏み込むことで、

強力なカウンター攻撃としても機能します。

 

基本姿勢からガード、という動作を素早く自然に再現できるまで繰り返していきましょう。

相手を鮮明にイメージし、会話の途中で不意打ちのように肘をぶつけに行ってもいいでしょうし、

しっかりパンチが飛んでくるのをイメージしたうえでガードの形を作ることも有効です。

 

基本のフットワーク

フットワークのシステムは至って単純で、

自分が動きたい方向にある足を先に動かす、というルールを守るだけです。

具体的には、

前へ動きたければ前に出ているほうの足から踏み出し、

下がりたければ後ろ足を引き、

右に行きたければ右足を、左へ移動したいときは左足から動き出すということです。

難しいことは考えず、

まずは前後左右にしっかりと足を運ぶことから始めていきましょう。

最初から素早く動こうとせず、

ゆっくりと歩幅やバランスを確かめながら、

右右右……左左左……といった形で、まずは一つの方向に動くことを繰り返すのが簡単です。

前後左右への移動がスムーズに行えるようになるまで時間をかけて練習しましょう。

 

ドアを使ったスリップ・カウンター練習

フットワークの基本が形になったら、

パンチの回避とカウンターを身に着けていきましょう。

ドア(引き戸でも可)の敷居をまたぐようにして立ち、

身体の正面にドアの縦枠が来るようにします。

そこから左に上体を傾けて頭のラインをずらし、

同時に左手で前にパンチを放ちます。

同様にして右へスリップし、右手でパンチ……という動作を繰り返すことで、

手軽かつ安全に基本のスリップ・カウンターが身に付きます。

ドアの縦枠ラインを相手が放つパンチの軌道であると仮定し、

しっかりと上体を倒し頭一個分スペースを作る意識が大切です。

ドアをまたいで行うのが困難な場合、

クローゼットなどの扉を開いて身体の正面に向けて行うことでも同様のトレーニングが可能です。

開いたドアの正面で行う場合、ドアノブなどに拳をぶつけたりしないよう注意が必要です。


トレーニングは適当・大体でOK

真面目で完璧主義な方は、独学で身に着けようとすると、

「これで大丈夫かなあ……」と不安になるかもしれませんが、

練習自体は適当・大体で全く問題ありません。

最初は違和感があったり、動きがロボットのように硬くなったりしてしまうかもしれませんが、

続けていけば体に合った自然なフォームが身に付き、誰でもある程度は様になってきます。

基本姿勢の歩幅からフットワークに至るまで、

細かく気を配り完璧を目指すのは素晴らしいことですが、

どの道リアルファイトのような極限状態では普段通りの動きなどできないため、

そこまで細かく気にする必要はありませんし、深く考えることもありません。

・しっかり両手で頭をカバーし顎を引く

・動くときは動きたいほうにある足を先に動かす

・身体を倒した方向の腕でパンチを打つ

といった具合に、基本的なポイントさえ抑えていればそれで十分です。

かっこいいシャドーが出来るようになりたいとか、ボクシングの試合に出たいというなら話は別ですが、

あくまで自己防衛・路上におけるファイトを想定しているなら、

フォームやフットワークの正確さにそこまでこだわる必要はないと思っていいでしょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【小ネタ】現代護身術における性格タイプ別生存戦略【コラム】

いつも心に1本の薪割り斧を。どうもサイコ田中です。

この世の中には様々な性格の人がいます。

真面目な人、何事も大雑把な人、社交的な人あるいはそうでない人など、

挙げ始めると切りがありませんが、

それぞれの性格に合った危機管理メソッドというのは必ず存在します。

今回は自己防衛における性格タイプ別生存戦略についてお話ししたいと思います。


誰にでも向き不向きがある?

仕事でも勉強でもスポーツでも、

得意な分野とそうでない分野があるように、

セルフディフェンスにおいても向き不向きというのはあります。

まず、コツコツ努力することが苦手な人には適していません。

弱い人がいきなり強くなるためには拳銃のような圧倒的火力を持つ武器又は凶器の類が必要であり、

それ以外の方法で人が強くなるには、とにかく時間をかけるほかはありません。

時間をかけて何かをすることや、結果が出るまで時間がかかることが苦手という方には、

残念ながら不向きと言わざるを得ません。

(短時間で身につくメソッドも存在しますが、反復練習が必要なことに変わりはありません)

また結果を予測するのが苦手であるとか、

衝動的に行動してしまう人についても、実戦的な技術を身に着けることは難しいと考えられます。

自分の行為がどのような結果につながるかを正確にイメージできない人にとって、

人を傷付ける恐れのある技術は危険でしかなく、

多くの場合、加害者になる可能性が高いと言えます。

また同様にしてカッとなりやすく衝動的で、

すぐに口や手が出てしまうような人にとっても不適切に違いありません。

護身術は身を守るための技術であり、

人を傷付けるための手段にする恐れのある人には、それらを学ぶ資格は無いのです。

(事実、セミナーの受付で門前払いを受けているような人を見かける機会は少なくありません)


性格タイプ別生存戦略と練習に取り組むうえでのポイント

ここからはいくつかのメジャーな性格タイプと、それらに適した生存戦略について、

最適な練習方法とセットでお伝えしたいと思います。

防犯・護身に興味をお持ちの方は勿論、

これから実際にセルフディフェンスを学ぼうとお考えの方もぜひ一度参考になさってください。

 

性格タイプ1:真面目・勤勉

日本人の美徳の一つとして掲げられることの多い、

真面目・勤勉ですが、自己防衛を学ぶ上ではいくつか注意点があります。

まずこの性格タイプは正義感が強く、

困っている人を放っておけないという人が多いと考えられますが、

強すぎる正義感は、極限状態において逆効果になる可能性があることも事実です。

タバコのポイ捨てを注意したり、電車の乗車マナーについて他人に指摘することは間違いではありませんが、

相手は刃物を持った危険人物かもしれません。

「そうした危険人物を制するための護身術ではないのですか」と思われてしまいそうですが、

基本的にナイフのような凶器を持った人物を素手で制圧するのは不可能と考えたほうがよく、

ナイフを抜かれた時点で死を覚悟すべきです。

また真面目過ぎるがゆえに護身術の根底にある暴力的な本質に気づいてしまい、

いざという時相手を傷付けることを恐れて何もできない、という最悪のケースも想定されます。

優しく真面目なのは素晴らしいことですが、身を守るため手段を選べない場面があることを忘れてはいけません。

 

このタイプは練習もコツコツ地道に継続できるため、練習に臨む上での注意点は特にありません。

練習を真面目にやらない人や小さな子供が混じっているような教室・セミナーではストレスを感じるかもしれません。

またこの性格タイプは独学による自学自習にも適しています。

 

性格タイプ2:負けず嫌い

国籍などを問わず頻繁に見られる性格タイプが、

いわゆる負けず嫌いというやつです。

この性格の人は常に高い理想と向上心を持ち、努力を怠らないという長所を持つ反面、

どちらかと言うと闘争心や競争本能が強く、

攻撃的でサバサバしているところがあるという印象です。

ファイトになると必要以上にヒートアップしてしまい、

相手を必要以上に傷つけ過剰防衛に問われるリスクが高いと考えられ、

まずは強い自制心を身に着けるためのメンタル・トレーニングなど、

ストレスをコントロールするところに注力する必要があると言えるでしょう。

カッとなってしまいそうになったらまずは5秒から6秒目を閉じ、

息を整えるようにしましょう。(人間が感じる怒りのピークは5秒から6秒と言われています)

 

練習に参加する際は、どんどん強い人や上手な人とペアを組んで己を磨くのに適した性格と言えますが、

スパーリングなどでヒートアップして自分や相手を怪我させないよう注意が必要です。

またサバサバ・トゲトゲした性格のせいで人が離れるとジムや道場で居場所がなくなってしまうかもしれません。

最初は難しいかもしれませんが、なるべく柔和な態度や表情で接するようにするといいでしょう。

このタイプも真面目・勤勉タイプと同様に独学に適していると言えます。

 

性格タイプ3:神経質

日本人によくみられる性格タイプとして、神経質というものが挙げられます。

このタイプは総じて真面目で繊細、こだわりが強く、

何かを一から学ぶのに適していると言えます。

ただ、負けず嫌いタイプと同様にやや攻撃的な部分があり、

頑固な性格のため気に入らないことがあると一歩も引けなくなるという欠点があることも事実です。

実戦的なテクニックなどを身に着けるよりも先に、

・自分が手を出してもいいのはどんな状況か

・感情をコントロールするためにどんな手段があるか

・イライラした時でも冷静さを保つために何ができるか

といった、主に内面に働きかける分野での座学が重要になると言えそうです。

 

このタイプは総じて勤勉で完璧主義的な部分を持つため、

ジムやセミナーでの練習において特に注意すべき点はないでしょう。

(不真面目な人や小さな子供が練習に参加しているとイライラするかもしれません)

またこのタイプについても基礎的な部分については独学で十分カバーできると考えられます。

 

性格タイプ4:人見知りが激しい

人見知りが激しく人づきあいが苦手という方も、決して少数派ではないでしょう。

(管理人自身がこのタイプに該当します)

格闘技や護身術に興味があっても、人見知りが激しすぎるあまりに新しい対人関係を恐れ、

ジムや道場に足を運びにくいという人が大半だと思われますが、

いざ通い始めると不思議なくらい馴染んでしまう、ということも。

(管理人の場合、スパーリングの時間になると豹変するため初めての会場などでは驚かれます)

自分を変えるためにも一歩踏み出す勇気を出して、近くのジムや道場に足を運ぶのが一番ですが、

自分にそこまで大きなストレスをかける必要はありません。

不安が強い状況で練習に参加しても、練習内容が頭に入ってこなかったり、

パートナーに怪我をさせるリスクもあるため好ましくありません。

ジム通いやセミナーへの参加が困難な場合は無理せず独学で身に着けられる方法を探し、

自分のペースでゆっくりと強くなっていきましょう。


あなたが本気で強くなりたいなら……

何を隠そう私自身が極度のコミュ障・人見知りであり、

初対面の人とはまともに言葉も交わせないという酷い有様ですが、

不思議にジム通い・セミナー参加には支障がありません。

これがよくわからないダンスや生け花、料理教室だったらそうはいかないでしょう。

人間、本当に好きなこと、興味のあることについては、

どこまでもとことん踏み込んでいけるものです。

もしも私と同じコミュ障・人見知りのあなたがジム通いやセミナーへの参加をためらっているなら、

それはあなたにとって身を守ることの重要性が、そこまで差し迫ったものではないことを意味しているのかもしれません。

本気で「強くなりたい」「変わりたい」と思っているなら、躊躇する理由がないからです。

もしも一歩を踏み出す勇気が出ない時は、一度自分自身に問いかけてみてください。

「本当に今のままでいいのか?」と。

私はこの自問自答を繰り返しながら、今日まで様々な訓練・実習に参加してきました。

「お前じゃ無理だ」と言われ続けた、コミュ障・人見知りでガリガリの私にだって出来たのです。

この記事をここまで読んでくださった真面目なあなたになら、きっと出来るはずです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【小ネタ】折り畳み傘が即興武器として有効な5つの理由【コラム】

いつも心に1丁のグラヴィティ・ガンを。どうもサイコ田中です。

護身用と称してグレーなものを所持したり携行している方もいらっしゃるかもしれませんが、

トラブルが起きた場面や職務質問された際には面倒なことになるかもしれません。

今回は持ち歩いていても不自然でなく、自己防衛の目的に利用できる身近なアイテムとして、

折り畳み傘が持つ可能性について語りたいと思います。


護身用ツールは持っているだけで犯罪?

結論から申し上げて、いわゆるセルフディフェンス・ツールは、

持っているだけで軽犯罪法に抵触します。

(主に軽犯罪法第1条の2号に該当すると考えられますが、詳細な内容は割愛します)

家で保管している(所持)している分には特に問題ありませんが、

カバンなどに入れて持ち歩いていて、いざ職務質問などを受けて手荷物を調べられると、

かなり面倒なことになる可能性が高いと言えるでしょう。

(最悪の場合はその場で逮捕または任意同行が求められます)

自分や大切な人の人生を守るために持ち歩いている道具によって人生を狂わされているようでは本末転倒です。

身を守るために攻撃者を圧倒する武器を持つことは大きな強みになりますが、

法的な側面を考慮することを決して忘れてはいけません。

特に責任能力を持たない未成年の方は絶対にツールを導入しないようにしてください。


折り畳み傘が即興武器として有効な5つの理由

ここからは管理人が長く即興武器として愛用している折り畳み傘が持つ可能性について、

法的な側面など5つの項目に分けてお話ししたいと思います。

防犯・護身に興味をお持ちの方はもちろん、

護身用ツールの導入を検討されている方も、ぜひ一度参考になさってください。

 

持っていても全く不自然ではない

これから日本は梅雨の時期を迎えますが、

折り畳み傘のようなものは、基本的にいつどこで持ち歩いていも不自然ではありません。

持っている理由を問われたとしても、

「急な雨に備えてカバンに入れてあった」と答えれば十分なうえに、

女性の場合は「日焼け対策です」という受け答えのオプションもあります。

雨の日であれば言い訳を考える必要すらありません。

 

持ち運びやすく取り出しやすい

管理人が折り畳み傘を愛用する大きな理由の一つとして、

持ち運びが容易であることが挙げられます。

折り畳み傘はその名の通り伸縮展開式でコンパクトな形状のものが多く、

小さなものであればズボンの後ろや上着の内ポケットにすら収まるほどです。

特に引っかかる場所がない限りどこからでも素早く取り出すことができ、

ファイトに発展する直前でも、またその直後においても素早い対応が可能という大きな強みもあります。

 

形態変化による多彩な使い分け

折り畳み傘の多くは伸縮展開式であり、

・カバーに収まった最小の状態

・柄の部分を伸ばした棒状の状態

・シャフトを展開した傘の状態

という3つの形態変化を持ちます。

最もコンパクトな収納状態では至近距離での防御や殴打に、

棒状に伸ばせば中距離での攻防に活用でき、

展開することで不意打ちや目くらましに使うことが可能です。

いずれも刃物のような凶器を所持した相手と対峙する場面で大きな強みとなり、

素手では極めて不利なその他の局面においても力を発揮することは言うまでもありません。

 

ナイフに近い使用感が得られる

折り畳み傘はその形状・大きさなどから明らかな通り、

ナイフに近い使用感が得られる数少ない即興武器と言えます。

ナイフディフェンスを扱う技術体系を身に着けた者にとってこれほど扱いやすい道具は無く、

ナイフを使った一連のテクニックを再現しながらも、

致命傷を負わせることなく攻撃者を制圧できるという圧倒的な強みがあります。

またナイフディフェンスを学ぶ際には、ラバーナイフの代わりとして活用することも出来ます。

 

急所攻撃に特化した形状

折り畳み傘の多くは先端の主に「石突き」などと呼ばれる部位が小さく尖っており、

樹脂又は金属で構成されているため強度も高く、

ピンポイントに急所を突くことに適していると言えます。

またグリップ部分が金属製で比較的重いものであれば、

強打することで大きなダメージを負わせることが可能であり、

こちらは首や胸、わき腹などを大雑把に狙うことに特化しています。


ナイフディフェンスとの組み合わせが強力

上に述べた通り、折り畳み傘はその形状からナイフと使用感が似通っており、

ナイフディフェンス及びナイフによる攻撃法を身に着けている場合、

更に強力な武装としての活用が期待できます。

「折り畳み傘をセルフディフェンスに応用する」というよりも、

ナイフディフェンスを折り畳み傘による自己防衛の技術体系へ応用するほうが遥かに容易なため、

危機管理能力向上のためにもまずは基礎のナイフディフェンスを学ぶことを強くお勧めします。

(ナイフディフェンスで身に着けた技術はクボタンなどへも応用が可能です)

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【器具なし】ゼロから始める腕立て伏せ・基礎トレ4種目【宅トレ】

いつも心に1台のモンスタートラックを。どうもサイコ田中です。

新型コロナウイルスの蔓延により全世界で外出自粛などの予防が励行される中、

「せっかくだから身体でも鍛えてみようか」という方も少なくないでしょう。

今回はあまり運動習慣のない方や筋トレ初心者の方に向けて、

文字通り”ゼロから始める”腕立て伏せの取り組み方についてお伝えしたいと思います。


「1回も上がらない……」でも全然OK

腕立伏せをやってみようと思っても、

「1回も出来ない……」という方も中にはいらっしゃるかもしれません。

惨めな気持ちになり、心が折れそうになるかもしれませんが、

ある程度筋トレを続けているのに懸垂が1回も上がらない人もいるように、

人により得意不得意・向き不向きはあるので気にする必要はありません。

腕立伏せのように自体重に依存するトレーニングでは、

体重やフォームにより負荷が大きく増減し、

類似カテゴリでも出来る種目と出来ない種目が出てくるのが一般的です。

(管理人は同じ腕立でも手幅を広くして行うワイドは得意ですが、逆に狭くするナロウは苦手です)

1回も出来ない人は最初から10回、20回続けることを目指すのではなく、

出来る種目から徐々に強度を増やし、最終的に正しいフォームで10回出来るようになることを目指しましょう。

では、本当に腕立伏せが1回も出来ない人が取り組むべき基礎トレーニングには、どのような種目が考えられるでしょうか。


腕立が1回も出来ない人が取り組むべき基礎トレ4種目

本当に腕立て伏せが1回も出来ない場合、

・体重が重すぎる

・フォームが不正

・基礎筋力が弱すぎる

などが考えられますが、体重超過という根本的な原因を除けば、

必要なポイントを抑えることで必ず出来るようになると考えられます。

正しいフォームを身に着けながら腕立て伏せに必要な基礎筋力を強化するメニューを紹介しますので、

まずは出来そうなことから始めていきましょう。

(しっかりウォームアップと準備運動を行ったうえで、無理せず自分のペースで取り組んでください)

 

プランク(Plank)

まず、基本的な姿勢維持に関わる体幹部分の強化とウォームアップを兼ねた、

プランクに取り組んでいきましょう。

両手を肩幅に開き、腕立て伏せのスタート姿勢を取るだけですが、

これすら難しいという方もいらっしゃるかもしれません。

プランクの体勢を30秒間維持するのが難しい場合、

10秒×3回という風に分割し、負荷を落として行ってみてください。

10秒×3回が問題なくできるようになったら今度は、

15秒×2回にしてみましょう。(最終的に30秒連続で行えることが目標です)

プランクの例。肘をついて行うプランクは強度が高いため初心者の方にはお勧めしません。

 

ウォール・プッシュアップ(Wall Push-ups)

プランクが30秒難なくこなせるようになったら、

壁に向かって腕立て伏せを行う、ウォール・プッシュアップに挑戦してみましょう。

文字通りに壁に正対し、壁に両手をついて腕立ての動きを繰り返すだけですが、

壁に対し角度をつけていく事で十分な負荷が得られます。

簡単にできる角度からスタートし、徐々に壁から遠ざかっていく事で負荷を調整でき、

肘や肩に負担をかけずに基礎筋力を強化することができます。

限界まで角度をつけたウォール・プッシュアップを20回連続で出来るようになったら、

次の種目に移りましょう。

 

スキャピュラ・プッシュアップ(Scapula Push-ups)

妙な単語が出てきましたが、Scapulaとは肩甲骨のことです。

正しいフォームで腕立て伏せを行ううえで大切なポイントの一つは、

しっかりと左右の肩甲骨を寄せる(締める)ことです。

(腕立のみならずベンチプレスにおいても当てはまることです)

スキャピュラ・プッシュアップは、文字通り肩甲骨の動きのみに着目し、

ひたすら肩甲骨を寄せる→離すという動作を繰り返すトレーニングになります。

1.両手を肩幅に開き、基本のプランク姿勢を取る

2.肘を伸ばし切ったまま、肩甲骨を寄せ胸を小さく下降させる

3.ゆっくりと肩甲骨を開きながら胸の位置を元に戻す

という動作の繰り返しですが、

しっかりと腹筋とお尻に力を入れ、背中が折れ曲がったり、

お尻を突き出したりしないよう注意が必要です。

肩甲骨の動きをイメージしにくい場合は、

一度床に四つん這いになり、ヨガで「猫のポーズ」などと呼ばれる、

背中を丸める→反るという動きを繰り返して確認してみましょう。

肩甲骨の動きを確かめながら背中や腰周りのストレッチにもなり、一石二鳥です。

「猫のポーズ」の例。肩甲骨の動きを意識しながら背中を伸ばしましょう。

 

ニー・プッシュアップ(Knee Push-ups)

床に足ではなく膝をついて行う腕立て伏せです。

「腕立伏せが1回も出来ない人はこれをやろう」という代表的な種目ですが、

見た目以上に負荷が高いため注意が必要です。

通常の腕立て伏せ同様にしっかりと腹筋・お尻に力を入れ、

可能な限り身体のラインを真っ直ぐに保って行うことが大切です。

スキャピュラ・プッシュアップで身に着けた肩甲骨の動きをしっかりとイメージし、

肩甲骨を寄せた状態を保ちながら続けることも重要なポイントです。

難しければ、動作の初めにスキャピュラ・プッシュアップの要領でしっかり肩甲骨を寄せ、

そのまま床に胸を近づけていくと上手くいきます。

ニー・プッシュアップも、連続20回を目標に取り組んでみましょう。


トレーニングを楽しむ工夫を

ニー・プッシュアップを難なくこなせるようになったら、

普通に足をつけて行う腕立て伏せも必ず出来るようになります。

ニー・プッシュアップで物足りなくなったら、どんどん挑戦してみましょう。

普通の腕立て伏せが10回出来るようになったら、

次は腹筋・背筋・スクワットなど基本的な自重種目も視野に入れていきましょう。

腕立伏せと同じように、出来そうなことから地道に続けていく事で、

今はどんなに難しいトレーニングも必ず出来るようになります。

筋トレは身体に負荷をかけ苛め抜く、いわば苦行には違いありませんが、

苦行だからこそ楽しむ姿勢が何よりも大切です。

筋トレそのものを楽しめるようになるのが一番ですが、

好きな音楽を聴きながら、トレーニング後の食事を思い浮かべながら……など、

工夫次第で苦しいだけの時間にポジティブな変化をつけることは可能です。

ウォームアップや準備運動ももちろん大事ですが、

筋トレの時間を楽しむための一工夫を忘れず、

いつも新鮮な気持ちで臨むことが、トレーニングの習慣を継続させることにも繋がってきます。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

”痛み”を与えることに特化した急所とその攻撃方法

いつも心に1頭の土佐犬を。どうもサイコ田中です。

護身術における急所攻撃というと、目や喉、水月(鳩尾)など、

場合によっては相手に想像以上のダメージを与えてしまう危険な部位が推奨されがちです。

そのような急所を狙った場合、状況によっては過剰防衛に問われるリスクが避けられず、

よほど差し迫った事態でもない限り安全とは言えません。

今回は相手に必要以上のダメージを与えず、

瞬間的に圧倒して動きを制するのに十分な”苦痛”だけを与えることに特化した急所を、

その攻撃方法と共にお伝えしたいと思います。


命に関わるダメージを与えないために

身を守るためとはいえ、もしも命に関わるようなダメージを相手に与えてしまった場合、

あなたが加害者になってしまうかもしれません。

(頭から投げ落とす、後頭部などを強く殴打する…etc)

差し迫った緊急事態において手段を選んでいる時間はありませんが、

反撃のために取った咄嗟の行動が思わぬ結果を生むことは誰にでも起こりえます。

こうした事態を避けるためにも、

・可能な限り冷静さを保つ

・相手から距離を取る

・助けを求める

といった行動が最も好ましく、

こちらから手を出すのは最後の手段と考えるべきです。

自分はもちろん相手を不必要に傷つけないためにも、

「落ち着いて対応する」「逃げられるときは逃げる」という意識を常に持っておきたいところですね。

(とはいえ「やるしかない」場面では迷わず反撃しなければやられてしまいます。覚悟を決めましょう)


とにかく”痛い”5つの急所と攻撃方法

ここからは打たれる(突かれる)ととにかく痛い5つの急所を、

その攻撃手段と共にお伝えしたいと思います。

相手に肉体的な痛みだけを与えて圧倒することができ、

命に関わるような怪我を負わせる心配がなく安全な攻撃手段となっています。

性別年齢を問わず防犯・護身に興味をお持ちの方は参考になさってください。

ここで紹介する知識及びテクニックはあくまでも身を守る目的のみに用い、

決して悪用することの無いよう注意してください。

 

親指の付け根(母指CM関節)

親指の付け根当たりに尖った大きな骨があると思いますが、

この周辺は強く圧迫することで激しい痛みが走ります。

特に相手から胸倉や襟、腕などを掴まれている場面で有効な攻撃手段として、

この辺りを狙ってペンなど鋭利なものの先端を突き立てるのは特に効果的です。

手を強く握ることで親指の付け根——母指CM関節と呼ばれる部位の周辺には強いテンションがかかり、

大きな神経がある程度圧迫された状態になります。

そこへ外から圧力を加えると激痛が生じ、掴んでいる手を離さざるを得なくなるというメカニズムです。

強く押し込むというよりも、尖ったものを勢いよく突き立てるようにするとより効果的と考えられます。

 

胸骨中央

胸の骨は固く、男性の場合分厚い胸筋に覆われているためそうそう折れたりなどはしませんが、

先端の尖ったものでピンポイントに突かれるとかなり激しい痛みが走ります。

女性や胸周りに脂肪の多い方はわかりにくいかもしれませんが、

指で押し込むだけでもまあまあ痛い部位があることが確認できます。

ペンや車のキーなどで胸の中心(鎖骨に挟まれた部分の少し下)辺りを狙って、

真っ直ぐ上から振り下ろすように突くのが最も効果的です。

もちろんパンチを打ち込んでも構いませんが、

誤って水月(鳩尾)を突いてしまった場合相手が一発で昏倒してしまう恐れがあるため注意が必要です。

(「イタイ」ではすまないダメージになる恐れがあるということです)

 

肋骨の周辺

肋骨の周りは、指先でくすぐられるとムズムズする方もいらっしゃるように、

非常にデリケートな部分です。

肋骨自体が損傷しやすく繊細なうえに、肋骨に沿って比較的大きな神経が走っているため、

先の尖ったものや細長いもので突かれると瞬間的に大きな痛みが走ります。

特に肋骨の背中に近い部分にはくすぐられるとムズムズする場所がありますが、

たとえ小さな力でもこの辺りを刺激されると、

・背中が曲がり頭が下がる

・腕などの力が抜ける

・瞬間的に呼吸が止まる

などのリアクションが見られます。

ペンはもちろんペットボトルのキャップ部分、折り畳み傘の先端などで、

やや下から上に突き上げるようにして攻撃するのが一般的です。

 

太腿の内側および外側

太腿の内側と外側には、それぞれ極めてデリケートな部位があり、

尖ったもので突かれるなどした場合、一時的に歩行困難になるほどのダメージを与えることが可能です。

どちらも膝の少し上にある神経が集中した部位を狙うのがポイントであり、

相手との体格差が大きい場面や、互いに腰を落としたつかみ合いの局面などで有効と考えられます。

空手など格闘技経験をお持ちの方であれば恐らくローキックを蹴ることになると思われますが、

蹴りの技術を持たない方の場合、傘の柄やバッグの硬い部分などを横殴りにぶつけたり、

他の急所同様にペンなどで強く突くという攻撃手段があります。

ペンを握った手で腿の内側(または外側)を突く場合、一瞬大きく屈む必要がありますが、

急所を突くと同時にタックルを決めたり、抱き着いてクリンチに持ち込むなどオプションは豊富です。

膝蹴りなどのカウンターに注意しながら、狙えそうなときは積極的に突きたい急所と言えます。

 

二の腕(上腕)の外側

二の腕(上腕)の外側中央部分には、強く打たれたり押されたりした場合、

飛び上がるほど痛い部位が存在します。

(三角筋の盛り上がっている少し下辺りが目安になります)

フルコンタクト空手経験者の方であれば、熟練者とのスパーリングでこの辺りをネチネチと攻められ、

練習が終わるころには腕が上がらなくなった、という経験をお持ちの方も少なくないでしょう。

名前のよくわからないこの急所は、管理人がペンなどを携行している際によく狙う急所であり、

その強烈な痛みにより一発で戦意喪失させた相手は数知れません。

(スミマセン少し盛りました。実際は数えるほどしかいません)

具体的な攻撃方法として、ただ単純に外から回し込むようにしてパンチを打ってもいいでしょうし、

ペンやクボタンなど先の尖ったものを持っている場合、空いているほうの手で相手の腕を払いながら、

斜め上から振り下ろすようにして突くのが最も効果的です。

(胸倉などを掴まれている場面でも、掴まれている手を掴み返していきなり突くと面白いように決まります)


毎度の如く繰り返しになりますが……

とにかくここで紹介したテクニックは護身のためだけに使い、

絶対に悪用しないでください。

大切なことなのでもう一度お伝えします。

悪用は厳禁です。身内の馴れ合い程度であっても、遊び半分に使ってはいけません。

当ブログをご覧になる方は、皆さん良識ある真面目な方ばかりと信じてはいますが、

この世の中には危険な思想を持つ人物がいることも確かです。

掲載している内容には十分責任を持ち、安全に配慮した情報のみを配信しているつもりではありますが、

どのように受け取り、利用されるのかは全て読者の方次第です。

免責事項において言及している通り、これらの記事がきっかけとなった如何なる事件・事故の類にも管理人は責任を負いかねます。

細かいテクニックを動画や画像により詳細に説明していないのは、危険な技術を安易に伝えないためでもあります。何卒ご理解ください。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。